最近の学校の様子から

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12月12日 3年生理科「電気の通り道」

この単元では、乾電池と豆電球などのつなぎ方と乾電池につないだ物の様子に着目して、電気を通すときと通さないときのつなぎ方を比較しながら、電気の回路について調べる活動をします。

それらについての理解を図った後で、主に差異点や共通点を基に、問題を見いだす力や主体的に問題解決しようとする態度を育成することがねらいとなります。

学習指導要領では、次のことを理解することが示されています。

ア(ア)電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方があること。
ア(イ)電気を通す物と通さない物があること。

 

今日の授業は、(イ)電気を通すものと通さないものがあること

を理解するための実験授業になります。

 

次のような回路で、?の箇所に何をつなぐと電気を通すのか。

前時に予想したことを実験で証明していきます。

 

釘、アルミ缶、スチール缶、アルミ箔、輪ゴム、ペットボトル、割りばし、はさみ、折り紙、折り紙(銀)、一円玉、十円玉、百円玉、牛乳瓶

 

実験結果をまとめると、最初は電気を「通す」「通さない」の両方に属する意見が出ました。

 

話し合いを進めていくと、このように分けられました。

 

実験と検証がとても盛り上がったおかげで、その後の考察も良い考え方が出ていました。

印象的だったのは、「〇〇さんの意見に付け足し」と、友だちの意見をしっかりと理解したうえで、自分の考えを重ね合わせてみる発表が多かったことです。

ふたば4年 国語「ごんぎつね」

この授業は、多摩市小学校教育研究会の研究授業として公開されました。

研究テーマは、授業におけるICT機器の効果的な活用法です。

 

本校のふたば学級では、令和3年度よりタブレット端末を積極的に導入しています。

本来ならば、教科書やノート、筆記用具など複数の学用品を机上で合理的に扱わなければならない状況をタブレット端末の中に電子化してしまえることや、書字等の活動に課題がある児童も、意欲を失わずに文章表現ができる状況をつくることで、通常の学級と同様の進度で学習が進められるメリットがあります。

タブレット端末だけが机上にあれば、思考ツール等の力を借りて、子どもたちが話し合いによる協働学習を展開できます。

今日は、「ごん」はどんなきつねなのか、どんな性格なのか、について話し合いをしました。

課題解決の手掛かりになる叙述は、教科書の本文が電子化され画面で閲覧できます。また、性格を表現するための言葉を一覧表にしたヒントカードも画面で閲覧できます。

たくさんの紙媒体を使った授業よりも、子どもたちが紛失や散逸に気を遣わずに学習できているのが印象的でした。

 

タブレット端末の操作が成熟していくことが主目的ではなく、今日か本来の目的や活動に主眼を置くための最適な学用品(学びのツール)として活用していくことを本校では今後も推進していきます。

11月1日 1年生国語「くじらぐも」

先週に続いて「くじらぐも」の授業の様子です。

今日は大きなパネルが登場し、子どもたちが実際にくじらぐもの上で登場人物になりきりました。

「動作化」を取り入れた授業です。

発する台詞はグループで考え、動作化の発表もグループごとに行いました。

 

 

みんなでやってみました。

11月1日 5年生算数「平均」

測定値の中に「0」がある場合の平均の求め方は?

AチームとBチームのサッカー試合の結果が6試合分表に表されています。

平均得点を出すときに、無得点の試合を試合数に入れるかどうか。

この課題に対して、子どもたちは主体的に考え、自然と言語活動が始まります。

 

2通りの解決方法が出されましたが、とても活発に検討を重ねていました。

 

時には席を移動して問題解決に取り組む姿もありました。

 

子どもたちの主体的な言語活動は、話し合いの時間を設けることだけではなく、考えたくなるような課題の提示による自然発生的な協働学習が生まれることが分かりました。

10月30日 ふたば5年国語「どちらを選びますか」

討論を通じて、互いの意見を聞きながら自らの考えを広げていく授業でした。

今日のテーマは、学校で食べる昼食を「給食派」と「弁当派」に分かれて、自分たちのチームの主張について考えました。

 

給食派チーム

 

弁当派チーム

 

 

同チーム内の意見共有は直接の話し合いの他に、学習アプリの共有ノート機能を活用します。

意見の書かれたカードを動かすことで、自分の立場も明確にすることができます。