最近の学校の様子から

タグ:言語活動

5月13日 3年生国語「春のくらし」

この学習ではでは、春の暮らしにかかわる言葉を集めたりその言葉にまつわる経験を想起して文章を書いたりすることで、児童の語彙を豊かにすることを目指します。また、集めた言葉や経験を文章化することは、伝えたいことを明確にして書く力を育てることにもつながります。

 

春を感じる言葉を学習プリントに自分で挙げていく活動から始まります。

 

教科書の挿絵から考えたり、辞典を使ったりと道筋は個に応じています。

この学習では、自分の考えをもつための道筋や方法論をなるべく限定しないことで、誰もが自分の考えをもち、この後の伝え合いなどに主体性をもって参加できるようにしました。

 

もっとイメージを広げられるように、友達との伝え合いにより情報交換をします。

最初は隣の席に座っている友達とペアで伝え合います。

 

子どもたちの中から、もっとたくさんの友達と交流して広げていきたいという希望が出されました。

 

自分の席を離れて、積極的に伝え合いをします。

 

子どもたちはたくさんの友達と交流をしたことで、春のイメージがとても広がったようです。

 

次回の授業では、たくさん集まった「春を感じる言葉」を文章に盛り込み、表現する学習を予定しています。

 

2月6日 ふたば1・2年国語「たのしかったよ ふたば1組」

この単元は2年生の教科書に提示されている「たのしかったよ2年生」を児童の実態に合わせて構成した学習です。

 

発表会をするという言語活動を通して、伝えたい話題を決め、それらについてより具体的な事柄を思い出すことができるようにします。
また、必要な事柄が決まれば、どの順で話すとよいのか、相手に伝わるように順序を決めていきます。そして、相手に伝わるよう、声の大きさ、速さ、目線について工夫をしたり、姿勢や口形、発音や発声に注意して話したりできることを目指します。

1年間の学校生活を振り返り、同じ行事や活動を体験した友達も知らない、自分だけのとっておきの思い出を発表することを通して、伝えるために必要な事柄は何なのか、どんな順序で話をしたら伝わるのか、話す時の声の大きさ、速さ、視線などはどうしたらよいかを考えます。
自分の伝えたい内容について友達に報告する楽しさや喜びを感じられるように、伝えたいという意欲や想いを強め、活動に取り組めるようにします。

ふたば1組は複式学級として運営しているので、授業を行う際は学年に準じて細かいねらいが異なります。

また、コミュニケーション力における個の実態に応じて、学習のアプローチやゴール地点が異なる場合があります。

 

授業の様子を動画で記録しておくと、後で子どもたちが自分のスピーチを見ることができます。

 

1年間の主な行事や活動を画像と共に掲示することで、スピーチの題材が選びやすくなったり、自分の伝えたい事柄をまとめやすくしたりします。

 

「話し手」と「聞き手」のポイントは、口と耳のイラストでかき分けています。

 

友達のスピーチを聞いて、質疑応答も行いました。

 

 

学習の振り返りは、タブレット端末で記録します。

書字が得意ではない児童も、抵抗なく取り組むことができます。

また、選択方式にすることで、論理的に文章を書く段階ではない学年でも、自己評価をすることができます。

12月19日 6年生国語「目的や条件に応じて、計画的に話し合おう」

この学習は、ある条件に沿った話し合い活動を通して、既習事項である話し合いに大切なことを活用していくことを目的としています。

国語科の学習指導要領解説、「第5学年及び第6学年の内容」の「2 思考,判断力,表現力等」「A 話すこと・聞くこと」に明示された話し合いの観点が4つ示されています。

〇互いの立場を明確にする

〇意図を明確にする

〇計画的に話し合う

〇考えを広げたりまとめたりする

 

今日の授業は、難破船で漂着したシナリオを読み、これから生き延びていくための諸条件に沿って必要な持ち物(生活用具)は何か、をグループで話し合います。

 

自分でしっかりと考える時間を取った後で、いよいよグループ討論に入ります。

 

全員が自分の意見を明確にしているので、話し合いはとても活発に行われました。

 

話し合いの時間が終わった後は、振り返りです。

討論内容の結論を出すのではなく、授業のねらいになっていた「グループで話し合うときに大切なことは何か考える」ことができていたか、また、大切なこととはどんなことかを振り返って自己評価につなげていきます。

12月18日 1年生国語「ものの名まえ」

この単元は、「日常生活の中で、自然に獲得している語句について、一つ一つのものの名前やまとめた名まえが名前があることを理解する」ことを意図しています。その中の、ものの名まえには上位語と下位語があることを理解させます。

今日の授業では「くだもの」と「花」というまとめた名まえについて、一つ一つの名まえを全員で考えることから始めました。

 

続いて、ワークシートへ6つのまとめた名まえについて、一つ一つの名まえを記述していきます。

導入部で、全員で学習しているので、一人一人の学習もスムーズに進んでいました。

 

次はクイズ大会です。

「一つ一つの名まえは、〇〇、▢▢、△△です。まとめた名まえは何でしょうか」または、「まとめた名まえは〇〇です。一つ一つの名まえは何でしょうか」

友だち同士で問題を出し合います。

 

子どもたちはとても楽しそうです。

こんな言葉遊びをしながら語彙を増やしたり、言葉に上位語と下位語があることに気付いたりしていけるのが低学年時の学習の特徴です。

12月13日 1年生国語「じどう車ずかんをつくろう」

この単元は、前単元の教材文「じどう車くらべ」に書かれていた、「しごと」と「つくり」に着目し、お気に入りのじどう車を紹介する学習です。

紹介文を書く際には、前単元で読み取った「しごと」と「つくり」の関係性が一致した説明文に仕上げていきます。

また、自分で選んだ資料から必要な情報を選び出していく力も育みます。

 

 

今日の授業は、あらかじめ選んだ資料をタブレット端末で呼び出すことから始まりました。

 

前時に学習した内容を確認してから一人一人の学習が始まります。

 

資料は子どもたちが選んでいるので、一人一人が違うじどう車を扱っていました。

資料の中の説明で、「つくり」について書かれている文に画面上で青いラインを引きます。

「つくり」に引けているか、隣同士で確認し合いました。

 

前時を思い出しながら、「つくり」が「しごと」に合っているか確認し合います。

 

友だちと交流した後は、ワークシートにしっかりとまとめました。

12月12日 3年生理科「電気の通り道」

この単元では、乾電池と豆電球などのつなぎ方と乾電池につないだ物の様子に着目して、電気を通すときと通さないときのつなぎ方を比較しながら、電気の回路について調べる活動をします。

それらについての理解を図った後で、主に差異点や共通点を基に、問題を見いだす力や主体的に問題解決しようとする態度を育成することがねらいとなります。

学習指導要領では、次のことを理解することが示されています。

ア(ア)電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方があること。
ア(イ)電気を通す物と通さない物があること。

 

今日の授業は、(イ)電気を通すものと通さないものがあること

を理解するための実験授業になります。

 

次のような回路で、?の箇所に何をつなぐと電気を通すのか。

前時に予想したことを実験で証明していきます。

 

釘、アルミ缶、スチール缶、アルミ箔、輪ゴム、ペットボトル、割りばし、はさみ、折り紙、折り紙(銀)、一円玉、十円玉、百円玉、牛乳瓶

 

実験結果をまとめると、最初は電気を「通す」「通さない」の両方に属する意見が出ました。

 

話し合いを進めていくと、このように分けられました。

 

実験と検証がとても盛り上がったおかげで、その後の考察も良い考え方が出ていました。

印象的だったのは、「〇〇さんの意見に付け足し」と、友だちの意見をしっかりと理解したうえで、自分の考えを重ね合わせてみる発表が多かったことです。

ふたば4年 国語「ごんぎつね」

この授業は、多摩市小学校教育研究会の研究授業として公開されました。

研究テーマは、授業におけるICT機器の効果的な活用法です。

 

本校のふたば学級では、令和3年度よりタブレット端末を積極的に導入しています。

本来ならば、教科書やノート、筆記用具など複数の学用品を机上で合理的に扱わなければならない状況をタブレット端末の中に電子化してしまえることや、書字等の活動に課題がある児童も、意欲を失わずに文章表現ができる状況をつくることで、通常の学級と同様の進度で学習が進められるメリットがあります。

タブレット端末だけが机上にあれば、思考ツール等の力を借りて、子どもたちが話し合いによる協働学習を展開できます。

今日は、「ごん」はどんなきつねなのか、どんな性格なのか、について話し合いをしました。

課題解決の手掛かりになる叙述は、教科書の本文が電子化され画面で閲覧できます。また、性格を表現するための言葉を一覧表にしたヒントカードも画面で閲覧できます。

たくさんの紙媒体を使った授業よりも、子どもたちが紛失や散逸に気を遣わずに学習できているのが印象的でした。

 

タブレット端末の操作が成熟していくことが主目的ではなく、今日か本来の目的や活動に主眼を置くための最適な学用品(学びのツール)として活用していくことを本校では今後も推進していきます。

11月1日 1年生国語「くじらぐも」

先週に続いて「くじらぐも」の授業の様子です。

今日は大きなパネルが登場し、子どもたちが実際にくじらぐもの上で登場人物になりきりました。

「動作化」を取り入れた授業です。

発する台詞はグループで考え、動作化の発表もグループごとに行いました。

 

 

みんなでやってみました。

11月1日 5年生算数「平均」

測定値の中に「0」がある場合の平均の求め方は?

AチームとBチームのサッカー試合の結果が6試合分表に表されています。

平均得点を出すときに、無得点の試合を試合数に入れるかどうか。

この課題に対して、子どもたちは主体的に考え、自然と言語活動が始まります。

 

2通りの解決方法が出されましたが、とても活発に検討を重ねていました。

 

時には席を移動して問題解決に取り組む姿もありました。

 

子どもたちの主体的な言語活動は、話し合いの時間を設けることだけではなく、考えたくなるような課題の提示による自然発生的な協働学習が生まれることが分かりました。

10月30日 ふたば5年国語「どちらを選びますか」

討論を通じて、互いの意見を聞きながら自らの考えを広げていく授業でした。

今日のテーマは、学校で食べる昼食を「給食派」と「弁当派」に分かれて、自分たちのチームの主張について考えました。

 

給食派チーム

 

弁当派チーム

 

 

同チーム内の意見共有は直接の話し合いの他に、学習アプリの共有ノート機能を活用します。

意見の書かれたカードを動かすことで、自分の立場も明確にすることができます。

10月30日 1年生国語「くじらぐも」

1年生は「くじらぐも」の作品世界に触れ、登場人物と同化しながら動きや台詞を想像しながら読んでいきます。また、動作化などを交えて想像したことを具体化していきます。

今日の授業には、大きな挿絵が登場しました。

 

挿絵に描かれた登場人物の誰がどんな言葉を発するのか、グループで伝え合います。

 

言葉を付箋紙に書き、挿絵に挿入。その後、全体の前で発表し合いました。

10月27日 6年生音楽「歌声をひびかせて心をつなげよう」

6年生が「ふるさと」を歌いました。

「ふるさと」は、故郷を思う気持ちが歌詞だけではなく、曲調にも表れているため、曲想と音楽の構造や歌詞の内容との関わりを理解しやすくなっています。

その関わりを理解することで、強弱や速さ等を視点に「ふるさと」の特徴を捉え、ふさわしい表現をすることに6年生が取り組みました。

1番の歌詞に自分たちで強弱の記号をつけたのが、前時です。

今日の授業では、2番と3番の歌詞に合う歌い方をグループごとに話し合いして工夫しました。

 

工夫の発表をしました。

 

♬志を果たして いつの日にか帰らん ・・・・・

作曲者の岡野貞一氏が、この歌詞を表現するときの気持ちに思いを馳せながら子どもたちが歌っている姿がとても輝いていました。

10月27日 3年生国語「秋のくらし」

この授業では、秋の暮らしに関わる言葉を集めたり、その言葉にまつわる経験を文章に書いたりすることで、児童の語彙を豊かにすることを目指します。
集めた言葉や経験を文章化することは、経験を想起し伝えたいことを明確にして書く力を育てることにもつながります。

また、語彙をより豊かにするために書いた文章を読み合ったり、感想を伝え合ったりという活動も取り入れています。

 

読み合う時間。

 

感想を伝える時間。感想は付箋紙に書いて伝えます。

 

 

伝え合った内容を共有しました。

10月23日 2年生国語「お手紙」

2年生の国語の授業です。

教科書に掲載されているアーノルド・ローベル作「お手紙」を教材に、音読に生かせる読み方の授業を行いました。

今日の授業は第4場面で、がまくんの「ああ」という言葉にはどんな気持ちが込められていたのかを話し合い等で読み深めていきました。

 

1人で考える時間。考えたことをメモに残していきます。

 

グループで共有する時間。

子どもたちからは、「親友と思ってくれてうれしい」「カエルくんにもお手紙を上げたくなった」「お手紙が来ると分かったうれしさ」「素敵なお手紙の内容への感動」など多くの意見が出されました。

 

今度は、話し合った内容を音読で表現します。

 

友だちの意見によって、自分の考えに変化が生じたと発表する子も何人かいました。

10月20日 4年生国語「ごんぎつね」

4年生が国語の研究授業を行いました。

教材は「ごんぎつね」で、今日の授業は読み取った内容について班ごとのテーマを選び、話し合いを通じて感じたことや考えたことを共有したり、一人一人の感じ方の違いに気付いたりすることを目標にしました。

班ごとのテーマに沿って、お互いの考えを伝え合います。

 

考えを伝え合うと、自分の意見に広がりや深まりが現れてきたようです。

 

話し合っている内容を聞いていると、物語の内容をしっかりと読み取ったうえで、叙述に沿った意見が出ているのが分かります。

 

最後の振り返りには、友だちの意見に触れて自身の考えに変化があったと表明する子が何人もいました。

9月28日 6年生国語「やまなし」「イーハトーブの夢」

この単元は、作者の生き方に触れることを通して、独特な描写を含む、作品の世界を捉える力を育てていきます。
伝記資料「イーハトーヴの夢」は、子どもたちが宮沢賢治の生き方や考え方について知る助けとなります。そこから読み取った作者・宮沢賢治の人物像を背景にして、「やまなし」の作品世界を捉えていくという構成になっています。

 

今日の6年3組の授業では、作者の独特な表現の中から深く考えてみたい言葉を挙げて、それらを共有するところから学習が始まりました。

 

その後、本時のめあて「色に着目して、二つの場面がどのように違うのか考えよう」について学習を深めていきます。

「五月」「十二月」という二つの場面が、作品中に表現されている色によって、どんな違いを想起させるのか、グループで話し合いを行いました。

 

この作品を学習すると、「クラムボン」「イサド」といった造語や、「かぷかぷ笑ったよ」「トブン」といった独創的なオノマトペなど、独特な言葉や表現が作中に多々用いられていて、子どもたちは、こうした表現に戸惑い、「よく分からない」「不思議なお話だった」という感想に留まってしまうことも珍しくありません。

但し、それらの難解な造語を読み下していくことが重要な学習内容ではありません。伝記資料「イーハトーヴの夢」を有効に活用して、作者の生き方や考えについて理解していきます。そうすると「やまなし」にも、作者の他の作品群と同様に、自然観や生命観が色濃く表れていることに気付きます。この点は「やまなし」を読み解くうえで欠かすことのできない視点です。この学び方は、5年生で学習した伝記資料「やなせたかし―アンパンマンの勇気」の既習を活かすことができます。「イーハトーヴの夢」を扱うときは、これを想起させながら、伝記の読み方を確かめ直すことができます。

7月18日 5年生国語 俳句

5年生の国語には、自分が感じたことや想像したことを基に、俳句や短歌を作る学習があります。

実際に創作した作品を互いに交流し合うことで、俳句をよんだり選んだりする視点(気持ち、様子、言葉)を広げることができ、俳句をまた作ってみたいという意欲を育てることもできます。

5年生は、夏をテーマに俳句の創作をしたようです。その中の一作を紹介します。

 

 

奇しくも今日の給食のメニューに、スイカがありました。

 

スイカの気持ちを想像しながら、いただきました。

7月7日 1年生国語 大きなかぶ

本校では、

「伝え合う力」を育てる授業づくり ~国語科を通して~

を研究テーマに、指導法の研究をしています。

今日は、1年生が 大きなかぶ という有名な絵本を教材として、音読の授業を行いました。

入学してから3か月ほどしか経っていない1年生ですが、たくさんの大人たちに囲まれても臆せず、元気な授業が行われました。

 

各自のめあてを伝え合った後で、グループごとに音読の練習をします。

「練習」というのは、子どもたちは音読の様子を動画に撮り保護者会で発表することを目的としています。

学習の目的により、相手意識が高まり主体的な姿が現れてきます。

 

音読を進めていくと場面に応じた動きも自然と出てきました。

 

 

お互いのグループの様子を見合った後で、振り返りの内容を発表し合いました。

 

 

 

6月9日 研究協議会

5年生の研究授業後に、講師の先生をお迎えして研究協議会を行いました。

講師は、昨年度に引き続き 邑上 裕子 先生です。邑上先生は国語教育学会常任理事を務めていらっしゃり、元東京都小学校国語研究会会長、元明星大学教授として教員や学生の指導にも長く携わってきた方です。

 

協議会では、授業提案に対して、よかった点、さらに工夫を要する点などが活発に議論されました。

講師の邑上先生からは、友だちとの対話、教師との対話が行われていたことへの評価とともに、「考えの書き方」や「ノートの回し読み」「伝え合い」等の交流に、具体的な観点をもたせると児童にとって学びの必然性がさらに高まるとのご指導をいただきました。

6月9日 5年生国語 たずねびと

5年生の学級で国語の研究授業を行いました。

教材は教科書に掲載されている文学教材、朽木祥さん作の「たずねびと」です。

この作品は、広島に投下された原子爆弾の犠牲になった方々の中で、ご遺族が見付かっていない方の関係者を探す地元の取組を、現代を生きる主人公の目を通して描かれています。同時に主人公が現地で様々な人に出会い、心の変容を遂げていく様が描かれています。

この単元では、人物像や物語の全体像を具体的に想像したり、表現の効果について考えたりする力を育てていきます。
人物像を具体的に想像するためには、行動や会話、様子を表す複数の叙述を結び付けて読んでいくことが大切です。物語の全体像を想像するためには、その世界の人物像を豊かに想像すること、内容面だけでなく表現面にも着目して読むことが大切です。そして、お互いの考えを伝え合う中で、自分とは異なる考えや、自分は関連させなかった叙述のつながりなどに出会うことができます。

 

今日は第8の場面を読んで、主人公「綾」の心情の変化について考え、「たずねびと」とはどんな人だったのかという、物語の全体像に関わる内容を捉える活動をしました。

物語を読み深めるために、自分で考える時間、考えを記述したノートを互いに読み合う時間、対話を通して互いの意見を伝え合う時間を設けていきました。

 

5月8日 3年生国語「もっと知りたい、友だちのこと」

この学習は、必要なことを質問しながら聞き、自分の考えをもつことができるようになることを目指します。話を聞くためには話し手が必要となることから、併せて、伝え合うために必要な事柄を選んで話すことができるようになることも目指していきます。

質問をして話を広げるためには、話の中心を意識しながら聞き、話し手から引き出したいことを前提に質問を選ぶことが大切です。そのため、自分がした質問の内容によって、得られる情報が異なることを事前に知り、質問することを考えながら聞くことを意識付けます。同時に、友達へ質問することや対話を通して、相手を知ることの楽しさを味わえるようにしていきます。

 

今日の授業は単元の第1回目です。2年生の頃の学習を想起し、話を聞く際に大事なことをグループで挙げていきました。

 

続いて、出た意見を全体で交流しました。

 

子どもたちからは、2年生の頃の経験だけではなく、分からないことや気になることはさらに質問をして聞いていく、というこの学習の内容に沿った意見も出てきました。

4月28日 2年生国語「きょうのできごと」

2年生の国語には日記を書く学習があります。その学習から継続して定期的に日記を書く活動を長期に渡って行う事例もたくさんあります。

3年生になると、事実と感想の書き分けに気付いたり、自分でも書き分けたりという学習がありますが、2年生でも日記を通して、実際の出来事に対して自分の気持ちを添えながら書くことをしていきます。

 

今日が単元の開始なので、日記にはどんなことが書かれているか、例文から見付けました。

 

その後、実際に日記を書いてみます。ただし、自分の日記ではなく架空の設定について書きます。

シートの上には、家出をするウサギが描かれていました。

この設定の、「なぜ」について全員で考えた後で、個々に日記を書きます。

 

 

日記が書けた後は、読み合いをして、お互いの文章について交流をしました。

 

 

読み合いの後は、友達の日記に対する感想が発表されました。

友達や家族に読んでもらったり、感想を言ってもらったりすることで、書くことや書き溜めたものを見返すことに楽しさを感じられるようになります。

 

日記を書くことを通して、身近な生活の中で自分が行ったことや見聞きした身の回りの出来事から、自分が書きたいことや伝えたいことを見出して書く力が育ちます。また、経験したことを具体的に日記に書くことで、それらを伝える表現を考えて使えるようにするとともに、言葉には経験したことを伝える働きがあることにも気付いていけます。

4月28日 1年生国語「あつまって はなそう」

1年生の国語は、読んだり書いたり、だけではありません。

もちろん平仮名の読み書きもしますが、教科書ではそれらと並行して別の学習も進めていきます。

 

この単元は、「姿勢や口形、発声や発音に注意して話すこと」〔知識及び技能〕と、「身近なことや経験したことなどから話題を決め、伝え合うために必要な事柄を選ぶこと」〔思考力、判断力、表現力等〕がねらいになっています。しかし今日は初めての授業なので、自分の聞きたいことを落とさず聞けるようにすることが重点だったようです。

また、この単元は新しい友達との出会いを大切に、自分のことを知ってもらったり、相手のことを知ったりすることのできる課題です。

 

提示されたカードから好きな動物を選び、その理由について二人一組で伝え合います。

「わたしは 〇〇がすきです。 なぜなら △△だからです」と話型を提示しました。

 

 

その後、全体で集まり、質問などをしました。

代表の子が指名して、いくつかの質問が出されました。

その質問にも、きちんと答えていました。

 

自分の知らせたいことを言葉で伝えることと、友達の言葉を最後まで興味をもって聞くことができていました。

2月9日 2年生図画工作「なんつる美術館ツアー」

今週の火曜日から体育館が「なんつる美術館」になっています。

学習発表会(展示発表)は、自分の作品を見てもらうだけではなく、鑑賞し合い、感想等を伝え合うことも大切な学習です。

本校では、子どもたちに自由に鑑賞させるだけではなく、図画工作担当がツアーコンダクター役になり、鑑賞の仕方や視点を開設する時間も設けています。

今日は2年2組がツアーにやってきました。

2年生は初めての展示発表会なので、基礎的なことからしっかりと説明します。

それぞれの作品の工夫や見どころを伝えると、鑑賞の仕方に深まりが現れていました。

 

 

このあと、本ツアーは自由行動となり、子どもたちは自分で興味をもった作品のもとへ散っていきました。

2月2日 ふたば6年自立活動「友達作りの第一歩」

今日の自立活動のめあては、「初対面の人と仲良くなる方法を考えよう」です。

ふたば学級は、もうすぐ他校の特別支援学級と交流会を行います。

また、6年生は3月に小学校を卒業し、4月から中学校で新しい友達との出会いがあります。

人との関わり合いを大切なスキルととらえ、授業を作りました。

 

子どもたちは3点のポイントについて考えました。

①外見について考える

②内面について考える

③きっかけについて考える

 

それぞれがタブレット端末に自分なりの考えを構築した後で、意見交流を行いました。

話し合いの中で、「自分が伸ばしたいスキル」について、お互いの長所や課題について指摘し合う場面がありました。

話し合いが少しずつ上手になっていることが分かります。

最後に思考ツールを活用して、意見分類をしました。

交流会が楽しみになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【PR】 

学習発表会(展示発表)もよろしくお願いいたします。  ※記事本文とは直接関係ありません。

2月2日 4年生・ふたば4年音楽「小さな勇気」

今日の音楽は、著名な合唱指揮者である栂野和子さんが作詞・作曲をした「小さな勇気」の歌詞を読み、子どもたち一人一人が歌唱に気持ちを込められるようにした授業でした。

 

歌詞を読み、友達と伝え合いをします。

 

自分なりの感想を色紙に書き、歌詞の近くに貼りました。

 

子どもたちの考えを幾つか紹介しました。

自分の今の学校生活に沿って書かれていたり、「涙が出そうになった」「心に刺さった」などがありました。

 

最後に、自分が感銘を受けた個所を立ち上がって歌いました。

 

 

 

 

 

 

 

【PR】 

学習発表会(展示発表)もよろしくお願いいたします。  ※記事本文とは直接関係ありません。

1月27日 6年生特別の教科 道徳 「ありがとうの気持ちを伝える」

本校では言語活動を中心に、伝える力を育む研究を推進していることは以前から紹介しているところです。

道徳科においても子どもたちが、考えを深め、判断し、表現する力を育くむことができるよう、言語活動の充実を目指しています。

今日の6年生の授業では、「感謝」する態度について書かれた資料を基に、自分でじっくりと考えたり、グループでそれぞれの多様な考えに触れたりすることで、協働的に議論できるようにしました。

 

今日の6年2組は考えたことや、書いたことを積極的に交流し、お互いに意見交換をし合っていました。

この力は、中学校へ進学しても発揮してほしいです。

1月27日 5年生理科「電磁石の性質」

5年生は、電流の大きさや向き、コイルの巻き数に着目して電磁石の性質を調べる学習をしています。

今日は、電磁石と通常の磁石の性質を簡単な実験により比べてみることにしました。

 

子ども同士による言語活動も活発に行われ、今日分かったことを基に、次の実験の計画まで立てていました。

1月26日 2年生国語「お手紙」

今日は2年2組が「音読劇」の練習をしていました。

音読劇の仕方として、

①大きくて分かりやすい声

②気持ちを込める

③動きを付ける

の3つの視点を確認した後で、グループで話し合いや練習をしました。

 

グループ学習では、互いにアドバイスし合う姿がたくさん見られました。

また、よい工夫をしている友達の紹介でも、具体的にどんな工夫をしていたのかを発表することができていました。

 

1月26日 ふたば4年国語「熟語の意味」

4年生は、これまでに習っている漢字を組み合わせて熟語を正しく読んだり書いたりする学習をしています。

今日の授業は、漢字の組み合わせ方を4つに分けて熟語の意味について考えました。

 

グループ分けの際には操作のできるプリントやタブレットを使います。

また、お互いに教え合う場面もたくさん見られました。

1月25日 3年生国語「つたわる言葉で表そう」

3年生も5年生と同系統の「伝えるため」の学習が配置されています。

「状況や気持ちを表す言葉を増やして、相手に伝わりやすい文章を書こう」というめあてで今日の学習を進めました。

文章に使う言葉を3つのカテゴリーに分けます。

①チームハッピー

②チームびっくり

③チームかなしい

この3つに属する言葉を教科書から拾い出し、類別した後にグループでも交流しました。

 

この時間は、相手に伝わりやすい文章を書くために、語彙を増やしたり豊かにしていく時間です。

授業の後半では、国語辞典や類義語辞典を用いて、どんな気持ちを表現したのか分かりにくい言葉を調べる活動も取り入れました。

次回は、実際に文章を書くようです。

1月24日 研究協議会

2年1組の授業について、校内の教員で研究協議会を行いました。

研究講師として、明星大学客員教授、元東京都小学校国語研究会会長の、邑上 裕子 先生が講評をしてくださいました。

邑上先生からは、2年1組の子どもたちが友達の発言をきちんと聞いていて、それに関わる内容の意見発表を次々としているので、全ての意見につながりがあった、と褒めていただきました。

確かに2年1組の子どもたちは自分の考えを発表する際に、「〇〇さんに付け加えると」「少し違うけれど」など、前の発言者の内容に関連させて発表を行っていました。

幼少の時期に見られるような、脈絡なく自分の言いたいことだけを言う、という場面はありませんでした。

 

 

 

余談になりますが、協議会の始まる前にふたば学級の子どもたちから邑上先生へ、養蜂で採取した蜂蜜をプレゼントする一幕もありました。

1月24日 2年生国語「お手紙」

本日は校内の研究授業として、2年1組が授業公開を行い、講師の先生をはじめ校内の教員が参観しました。

 

今日は第4場面を音読し、がまくんやかえるくんの様子を読み取り、その時の気持ちを考えます。

また、読み取ったことを振り返り、がまくんとかえるくんの気持ちを考え、役割を分けて音読をします。

登場人物の2名(匹)の気持ちを考え、全体や小グループで意見を交換し合いました。

1月17日 4年生算数「小数のかけ算とわり算を考えよう」

4年生は今日から小数のかけ算が始まりました。

第1回目の授業です。

問題から使う計算がかけ算に決定しました。

式が0.3×6になり、その計算の仕方を子どもたちが考えます。

 

 

自力で考えた方法について、友達と交流しました。

 

3通りの考え方が発表されました。

足し算に置き換える方法や0.1が何個分で考える方法、10倍して整数に置き換える方法が発表されました。

1月16日 3年生算数「▢を使って場面を式に表そう」

2年生では足し算や引き算の理解を深めるために、未知数に▢などの記号を用いることがありました。

3年生では、問題場面について、解決するために▢などの記号を使った未知数を用いることを自ら選択し、問題解決の学習に取り組んでいきます。

 

①本が38冊あります ②何冊か買い足しました ③?

 

子どもたちは自力解決の時間に考えた式を伝えあいます。

 

③に数値が入りました。

 

そうすると、未知数に▢などの記号を用いることのよさに気付き、その後、̻▢を求める計算へと発展していきました。

1月16日 6年生国語「大切にしたい言葉」

6年生は国語の学習で、座右の銘を伝える取り組みをしています。

学習の仕方は、自分で書く、交流する、を繰り返しながら、最終的には800字程度の意見文に仕上げます。

本単元では、伝えたいことを明確にし、自分の考えが伝わるように書き表し方を工夫する力を育てていきます。

 

まずは文献や話し合いにより、自分にとっての座右の銘を考えます。

 

お互いに発表をし合いながら、感想を交流し合います。

具体的で分かりやすい、などの感想が述べられていました。

1月16日 1年生算数「なんじなんぷん」

1年生は時計を使った学習をしています。

長針と短針のはたらきに気付きながら、それぞれの針が示す数と、時刻を表す数との対応を理解し、時計を読むことができるようにします。

短針は「時間」、長針は「分」です。時間を表す数字のあいだにある4つの目盛りの読み方も学びました。

1月13日 3年生 理科「じしゃくのふしぎ」

3年生は磁石の性質を調べる学習に取り組んでいます。

今日の学習問題は、「どのようなものがじしゃくに引きつけられるだろうか」でした。

問題に対して、予想をします。

全員一致の予想は少なく、予想が二分されたものが大半を占めました。

予想には、根拠が必ず添えられますが、既習事項の電気を通す性質(豆電球を光らせる実験)から予想を立てる子がいました。

 

 

予想について、グループごとに実験です。

 

 

予想の結果が出ました。

予想を二分していたものが、どちらかに動いたようです。

 

予想から考えたことが、たくさん発表されました。

 

電気の通る素材とは少し違うことにも気付いていました。

 

考察したことをもとに、今日の問題について明らかになったことをまとめました。

 

今日の授業を通して、磁石の性質について更に深めていきます。

次回は、磁石の引き付ける力について、鉄との距離をもとに考えていく予定です。

実験結果が数値で表された際に、どのように比較して考察や問題に対するまとめにつなげていくかも学習していきます。

1月13日 ふたば1・2年生 自立活動「インタビュー名人になろう」

ふたば1・2年生の自立活動は、国語の単元と関連した教材で行いました。

学習のポイントを

①相手を見る

②最後まで聞く

③聞く(話す)ときの姿勢

④あいづち

の4点に絞り、冬休みの経験についてインタビューをし合います。

 

教員が出演するインタビュー動画の視聴に続き、子どもたちのインタビュー活動が始まりました。

動画を見て見通しが立つと、「しつもんする人」「こたえる人」への立候補が相次ぎました。

インタビュー形態は、

①「こたえる人」1名に対して、全員が「しつもんする人」になる記者会見のような方法

②「こたえる人」「しつもんする人」がそれぞれ1名のペアによる方法

の2パターンがあり、自分で選びました。

 

”公園に行った”という回答に対して、”どこの公園ですか” ”そこで何をして遊びましたか” ”誰と行きましたか” ”他にはどんなところへ行きましたか” など、関連する質問が次々と出され、全員が言語によるやり取りを活発に行うことができました。