最近の学校の様子から

カテゴリ:学校のまわりの自然

ツユクサ

大雨の梅雨が続いています。
あちらこちらにツユクサが咲いています。
万葉集では月草として読まれています。
蛍草や青草とも呼ばれます。
 
とても鮮やかな青です。黄色のおしべが目立ちます。
花びらに近いおしべは虫を寄せ付けるためのおしべです。
花粉は手前の長いおしべについていて、
虫が花びら近くのおしべに近づいたときに、体に花粉を付ける戦略です。
学校では葉の裏に多い気孔を見るのに使います。
孔辺細胞を簡単に見ることができて便利です。

クローバーの葉

芝生の敵クローバー。英名です。和名はシロツメクサ。
夏芝と同じように横に伸びるため、低く芝を刈っても生き残ります。
なおかつ、葉が芝より広いので芝より優勢に。
芝だけを育てようとすれば、人間がクローバーを排除しないと負けてしまいます。
よつ葉のクローバーは縁起がいいといわれて喜ばれますが、本校では嫌われ者です。
和名の「ツメクサ」は梱包する際に中の物を傷つけないための「詰め草」からきています。
 
クローバーの葉をハート型に描いてあることがありますが
上の写真の通り、ハート型ではありません。
真ん中に白い筋もあります。
ハート型なのはカタバミです。
同じ3枚葉でよく似ています。
 

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令和2年(2020年)4月30日 カタバミ

ガビチョウ

とても大きなよく通る澄んだ声で鳴きます。
まるで、緑の山の中に来たような錯覚をしますが、実態は
特定外来生物のガビチョウ(画眉鳥)です。
中国南部原産で、かご脱け(逃げ出した)鳥が繁殖しました。
目の周りに古代エジプトの絵のような隈があるのが特徴です。
 
プールの前に来ていました。

夏の富士山

例年だと富士山の山開きは7月1日ですが、
今年はコロナウイルス感染症拡大防止のために閉鎖するようです。
7月2日、昨日の嵐が去り、久々の梅雨の晴れ間となりました。
6月17日以来の富士山を見ることができました。
雪はまだ、少し残っています。
雪が全部なくなった富士山を見ることができるチャンスはあまりありません。
 
        7月2日                6月17日