最近の学校の様子から

カテゴリ:学校のまわりの自然

サムライコマユバチの繭

10月28日、朝、2年生がエノコログサに付いた繭を持ってきました。
 
1cm程度の白い繭です。今まで気づいたことがなかったのですが、
インターネットでもうまく検索できません。
学校図書館司書に頼んで市立図書館から
繭ハンドブックという図鑑を取り寄せて調べてみると
どうもコマユバチの仲間であるサムライコマユバチの仲間の繭に似ています。
チョウやガの幼虫に卵を産み付ける寄生バチです。
よく、モンシロチョウの幼虫を飼っていると、
幼虫が途中で死んで中から寄生バチが出てきますが、これと同じ仲間です。

輝く富士

10月26日、昨日、千葉に水害をもたらした低気圧が去り、
1日降った雨も昨夜から上がりました。
朝、屋上から観望すると白く光り輝く富士山が見えました。
全天雲に覆われているのですが、東の低い方角は雲がありません。
東の方から晴れてきているのでしょう。
ちょうど太陽が当たる時間だったようです。
年に1回あるかどうかの感動の富士山でした。

ホシホウジャク

10月25日、朝から大雨です。
窓は開けていないのに、廊下の窓にヘリコプターのようにホバリングして
外へ出たがっている虫を見付けました。
スズメガのホウジャクの仲間です。
漢字で書くと「蜂雀」。蜂のようなスズメガ(雀蛾)ということでしょうか。
最近珍しくなったオオスカシバと同じ仲間です。
オオスカシバと違って羽は透けていません。
 
       表(背面)                裏(腹面)
生きていて動きが速いのでビニル袋に入れて写真を撮りました。
ホバリングをしているのでハチドリと間違われるそうですが
ハチドリは日本にはいません。

富士山初冠雪

10月22日に富士山が初冠雪したと発表されました。
多摩では10月21日の夜から雨でした。
10月22日は国民の祝日で屋上から富士山を観望できませんでしたが、
雨だったので見ることはできなかったと思います。
10月23日、快晴です。
屋上から雪の富士山が見えました。
 
      10月23日             10月9日
今月は、晴れの日が少なく富士山が見えたのは10月3日と9日でした。
10月13日も晴れでしたが、休日なので確認できていません。
冠雪前の富士山と冠雪後の富士山を並べました。
これから、7月上旬まで雪の富士山となります。
初冠雪の日
令和元(2019)年 10月22日
平成30(2018)年  9月26日
平成29(2017)年 10月23日
平成28(2016)年 10月26日
平成27(2015)年 10月12日
平成26(2014)年 10月16日

ヤブマメ

駐車場脇のザクロの木に沿ったサツキの植込に
薄紫色の豆の花を見つけました。
 
細いつるに花や葉が付いています。葉も豆の葉らしく3つに分かれています。
雑草と言えばそれまでですが、とてもかわいい花です。

クリの実

クリのいがくりが茶色くなって落ちています。
台風の通過ごとにたくさん落ちていたのですが
そろそろ、この頃は熟したので落ちたようです。
中をのぞいてみるとクリの種子(食べるところ)は平べったく
食べるところがありません。

たくさん実を付けすぎて栄養が行き渡らなかったのでしょう。
若い実のうちに摘果して、実の数を減らさなくてはならないようです。
売るものを作るためには農家の方がたくさんの手間をかけていることがよく分かります。
放っておくと、たくさんなりますが食べられるものはできません。

ノコンギクが咲いています

校庭と校舎の間ににあるオオムラサキ(ツツジ)の間から
野菊が顔を出して咲いています。

清楚な花です。薄く紫色がかかっている株もありますが
図鑑で調べたものより、みな白い花ばかりです。
外側の花弁は白から薄紫色まで多様なようです。
ノコンギクとヨメナはよく似ているので、ヨメナの可能性もあります。

アイとイヌタデの花が咲きました

5年生が育てているアイ(タデアイ)の花が咲きました。
 
育てているタデアイはタデの仲間です。
アイを育てている畑に雑草のイヌタデがたくさんはえています。
 
背丈も花の付き方もアイにとてもよく似ています。
違いは色です。アイは白っぽく、イヌタデは濃いピンクです。
比べてみてください。

キンモクセイが咲きました

台風19号(ハギビス)が通過した次の日。
10月13日、晴天の中でキンモクセイの香りがするのに気が付きました。
秋の季語にもなっているキンモクセイが咲き始めました。
以前、子どもの中にはトイレの香りと言う子が多くいましたが
最近は様々な芳香剤が出回っているので、
キンモクセイの香りの復権が進んでいるような気がします。
 
体育館前に咲いています。
日本にあるのはオスの木ばかりだそうです。これでは実は付きません。

ヒガンバナ


ヒガンバナが咲いています。
今年は暑く、開花が遅くなっているという情報もあります。
10月2日、東京・八王子では真夏日を記録しました。
まだ、アブラゼミの声も聞こえています。
さて、ヒガンバナですが、葉が出ていないところに花径だけが出てきます。
じつは、この後、花が咲き終わり、他の植物が枯れてくる時季に葉が出ます。
秋から春にかけて、他の草花が枯れている間に太陽の光を受けて栄養をためます。
他の植物が春になって芽吹いてくると、葉を枯らして秋まで休眠します。
なかなかの戦略家です。