2019年2月の記事一覧
本日の給食
今日の給食の献立は
●地粉うどん
●カレー南蛮
●じゃこ天
●おひたし
●牛乳 です。
今日は、愛媛県の郷土料理「じゃこ天」について、お話しします。
じゃこ天は、愛媛県の近海でとれた新鮮な小魚を、骨ごと皮付きのまますり身にして油で揚げた魚肉の練り製品です。
愛媛県は、四国の北西側に位置し、北側は瀬戸内海に、南西部側は宇和海に面し海の幸が豊富にとれるところです。愛媛県は、東予・中予・南予の三つの地域に分けられています。
南予の宇和島では、昔から魚のすり身の揚げ物を「天ぷら」といい、じゃこ天のように骨や皮ごと入ったものを「皮天ぷら」と呼んでいます。この皮天ぷらのおいしさが注目されるようになった頃、雑魚と呼ばれる小魚で作ることから、「雑魚天」と名付けられ、それが変化してじゃこ天といわれるようになったようです。また、原料であるホタルジャコに由来して、じゃこ天と呼ばれるようになったという説もあります。
そのまま食べたり、おでん・鍋物などの具材としても使われ、南予地方では日々の食卓に欠かせないものとなっているようです。また、愛媛県では多くの店で売られていて、各店舗ごとで風味に特徴があります。
今日の給食では、魚のすり身に、ごぼう・にんじん・白ごまを加え、歯ごたえが楽しめるようにしました。ひとつひとつ手作りしたじゃこ天です。よく味わって残さずいただきましょう。