最近の学校の様子から

カテゴリ:学校のまわりの自然

ヤモリ

9月16日に職員室で小さな子どものヤモリを見つけました
ヤモリやカナヘビ、トカゲは子どもたちに大人気です。
家の虫を食べて家を守るので「家守」。トカゲと同じ爬(は)虫類です。
名前を混同しやすいイモリは井戸を守る「井守」。こちらはカエルと同じ両生類です。
地上にいるのがヤモリ、水にいるのがイモリです。
 
つぶらな目がとてもかわいい。

ホウセンカの実

3年生が育てているホウセンカも花が終わりに近づき実が大きくなってきました。

上の写真は7月13日に撮ったものです。
それが、最近はこのようになっています。
 
ラグビーボール型の実の中には直径1mm程度の固く茶色い種子がたくさん入っています。
種子が熟す前は実を触っても何も変化は起きませんが
種子が熟すと実を触ったときに実が破裂します。
実の内側がばねのように勢いよくひっくり返るのです。
その力を利用して、種子を遠くに飛び散らせます。

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ヒマワリの実

3年生が育てているヒマワリの花が咲き終わり、花の部分が下を向いています。
花の跡にはたくさんの種がついています。花の外側から内側にらせん状に花が咲いていくので
種も外側から順に熟していきます。
カワラヒワという鳥はヒマワリの種が大好きです。
軽い体重を利用して花の跡に止まり、逆さになって種をついばみます。
ですから、熟した種はどんどん食べられてしまいます。


 
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キジバト

キジバトが近くにいて写真に撮ることができました。
羽根がキジのようなきれいな模様なのでキジバトと呼ばれます。
別名ヤマバトといい、多摩市の鳥です。

ハトはいつもつがいで行動します。
この2羽もつがいなのでしょう。オスとメスは模様や大きさが同じなので区別がつきません。
首にきれいな水色と黒の縞模様があります。

キョウチクトウ

プール西側のキョウチクトウの花が咲いています。
キョウチクトウは夏の初めから終わりまで、夏の間長く花を咲かせますが
去年、強く剪定(せんてい)したため、今年の夏は花が咲かないのかなと思っていました。
でも、この時期になってやっと花を咲かせました。
インド原産で江戸時代に渡来しました。この花はピンクの八重咲です。
他に八重でないもの、白やピンクの花もあります。
 
すべての部位に強い毒があるので注意が必要です。
人間だけでなく家畜に食べさせてもいけません。
葉が茎に付く付き方には互い違いに付く互生、2枚が向かい合って付く対生が多いのですが
キョウチクトウは3枚以上の葉が同じ位置から葉が出る輪生です。

3枚ずつ出ているのが分かります。

ハラビロカマキリ

夏も終わりに近づき、カマキリが大きくなって、成虫がよく見られるようになりました。
昨日は休み時間の帰りに、子どもが得意げにチョウセンカマキリを持って
昇降口を上がっていくのを見ました。
カマキリを見付けて捕まえることは勲章をもらったような誇らしさです。
9月1日の朝、昇降口にカマキリがいると教えてくれる子どもがいました。
自分で捕まえるのが怖かったのか、虫には興味がなかったのか・・・
行ってみるとハラビロカマキリのメスがいました。
理科で虫を学習する3年生の教室へ持っていって学級担任に渡しました。

アゲハ

朝、アゲハ(ナミアゲハ)が羽を広げて葉の上に止まっていました。
こちらが動くと少し飛ぶのですが、また、すぐに葉に止まりたがります。

花の上ではないので蜜を吸うために止まったわけではないようです。
羽を広げて止まるのも普段見るアゲハの止まり方と違います。
朝、まだ早い時間であることや、ぎこちない飛び方だったこととも合わせて考えると
きっと、太陽の日を浴びて体を温めるために止まっていたのでしょう。
昆虫は変温動物なので、周りの環境によって体温が変わります。
体温が高くならないと、動くことや飛ぶことができません。
少し朝の気温が下がってきたのでしょうか。芝生にも朝露が降りています。
まだ、暑くて寝苦しい夜が続いていますが・・・。

オクラの花

2年生の畑となんつる農園にオクラの花が咲いています。
次から次へと花が咲いてオクラがなります。
オクラは英語です。アオイの仲間なので、タチアオイやフヨウ、ハイビスカスと
花のつくりが似ています。
淡い黄色で大きく、とてもきれいな花です。
 
実が大きくなるスピードがとても速く、1日1日にょきにょきと伸びていきます。
毎日見張っていないと、すぐに大きくなりすぎて筋張ってしまっておいしく食べられません。
1、2、3の順番のように実が伸びていきます。

パンバスグラスがきれいです

図工室前のパンバスグラスがとてもきれいです。
南米のラプラタ川沿いの大草原パンパ原産の帰化植物です。
和名はシロガネヨシ。シロガネとは銀のこと。穂が銀色に輝いています。
  

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コスズメ 追記

8月5日、1年生の男の子が大きないもむしを見付けて何の幼虫なのかと聞きに来ました。
大人の指ほどの太い幼虫です。これだけ大きいのはスズメガの仲間なので
スズメガの幼虫を検索しました。
模様が一致したのは「コスズメ」です。

旗が立っているのもスズメガの目印ですが、
「子どもが口からうんこを出した」と言ったので、幼虫を見てみると、
目立つ旗のある方が頭だと勘違いしたようです。
幼虫はもしも襲われたときに致命傷にならないよう、
お尻の方に目立つ旗を立てたのでしょう。
頭の方には丸い目玉模様があります。
目玉模様は鳥が嫌うそうですが、この位置にあるのも、
もしも襲われたときに頭を守るためかもしれません。
頭は矢印の部分です。

追記1
家に持ち帰った男の子が、8月6日に色が茶色くなってきて
糸をはいていると報告してくれました。
もうすぐ、さなぎになるようです。

追記2
8月27日、持ち帰った1年生がさなぎが羽化したことを報告しに来てくれました。

6年生のお兄さんは、夏休みの自由研究として
コスズメの蛹化・羽化について報告してくれました。