最近の学校の様子から

カテゴリ:学校のまわりの自然

ツユクサ

大雨の梅雨が続いています。
あちらこちらにツユクサが咲いています。
万葉集では月草として読まれています。
蛍草や青草とも呼ばれます。
 
とても鮮やかな青です。黄色のおしべが目立ちます。
花びらに近いおしべは虫を寄せ付けるためのおしべです。
花粉は手前の長いおしべについていて、
虫が花びら近くのおしべに近づいたときに、体に花粉を付ける戦略です。
学校では葉の裏に多い気孔を見るのに使います。
孔辺細胞を簡単に見ることができて便利です。

クローバーの葉

芝生の敵クローバー。英名です。和名はシロツメクサ。
夏芝と同じように横に伸びるため、低く芝を刈っても生き残ります。
なおかつ、葉が芝より広いので芝より優勢に。
芝だけを育てようとすれば、人間がクローバーを排除しないと負けてしまいます。
よつ葉のクローバーは縁起がいいといわれて喜ばれますが、本校では嫌われ者です。
和名の「ツメクサ」は梱包する際に中の物を傷つけないための「詰め草」からきています。
 
クローバーの葉をハート型に描いてあることがありますが
上の写真の通り、ハート型ではありません。
真ん中に白い筋もあります。
ハート型なのはカタバミです。
同じ3枚葉でよく似ています。
 

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ガビチョウ

とても大きなよく通る澄んだ声で鳴きます。
まるで、緑の山の中に来たような錯覚をしますが、実態は
特定外来生物のガビチョウ(画眉鳥)です。
中国南部原産で、かご脱け(逃げ出した)鳥が繁殖しました。
目の周りに古代エジプトの絵のような隈があるのが特徴です。
 
プールの前に来ていました。

夏の富士山

例年だと富士山の山開きは7月1日ですが、
今年はコロナウイルス感染症拡大防止のために閉鎖するようです。
7月2日、昨日の嵐が去り、久々の梅雨の晴れ間となりました。
6月17日以来の富士山を見ることができました。
雪はまだ、少し残っています。
雪が全部なくなった富士山を見ることができるチャンスはあまりありません。
 
        7月2日                6月17日

ナワシロイチゴの実

メタセコイア通り側のなんつる農園の駐車場側のサツキの生垣にある
ナワシロイチゴの実が熟しています。
初めて食べてみました。
 
そこそこ甘いのですが、種子の周りの実が少ないので食べごたえがありません。
やはり、ブルーベリーやブラックベリーの方がおいしい。
 
ブラックベリー(左)は熟して黒くなるまであと一息です。
ブルーベリー(右)も熟して青黒くなるまでもう少しです。
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コクワガタ

6月30日、朝、校庭にクワガタムシがひっくり返っていたと言って
3年生が見せに来てくれました。
立派な大きさのコクワガタのオスです。

カブトムシの羽化が始まる頃ですが、もう、クワガタも羽化する頃なのでしょうか。
コクワガタはノコギリクワガタと違って数年生きるので
越冬した成虫なのかもしれません。
いい拾いものでした。夏です。

シジュウカラ

6月29日の夕方に1階の図工室廊下から鳥が入り出られなくなっているとの連絡が入りました。
図工室にいたのはシジュウカラのオスでした。
鳥を近くで見ることはなかなかできないので、逃がす前に写真を撮りました。

のどや胸が白く、胸には黒いネクタイ模様があります。
肩のところは金色~緑色に輝き、とてもきれいな色です。

頭は黒く、背中は灰色です。
羽に白い一筋があります。

オカダンゴムシの赤ちゃん その2

6月29日、また、2年生がオカダンゴムシの赤ちゃんを見つけました。
今度はお腹の中に赤ちゃんをたくさん抱いているお母さんです。
この季節は赤ちゃんが生まれる季節なのですね。

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ハクセキレイ

屋上のフェンスにハクセキレイ(白鶺鴒)が留まっていたので
写真に撮ることができました。
動いていると撮るのが難しいので、鳥は困ります。

水辺が好きな鳥ですが、水辺から結構離れた場所でも見ることができます。
南鶴牧小学校にはよく来ます。芝生の上にも歩いています。
尾が長く上下に細かく動かします。
飛びながらチチッチチッと強く鳴きます。
羽ばたき飛翔と滑空を繰り返すので
競り上がって飛んでスーッと斜め下に滑空する跳び方が独特です。
顔がもっと黒いセグロセキレイやおなかが黄色いキセキレイもいますが
数が少ないので、この辺りではほとんどがハクセキレイです。

メダカが繁殖しています

今年はプールが中止になり、夏の間も消毒しない水を貯めています。
南鶴牧小学校のプールは防火水槽に指定されているので水を抜くことはできません。
夏に水をためておくとカ(蚊)が発生します。
そこで、カの幼虫であるボウフラを食べてもらうために、プールにメダカを放しました。
日がよく当たって暖かいためなのか、居心地がいいらしく大繁殖しています。
写真では見えにくいかもしれませんが小さな子メダカがたくさんいます。
画像を拡大して見ることができる方は拡大してみてください。

夏にメダカすくい大会でも開こうかと話しています。

モズ

モズが屋上のアンテナでキョッキョッと強い警戒音を発していました。
秋はモズの高鳴きといって、縄張りづくりのためによく鳴いて目立ちます。
縄張りづくりでない夏の間も鳴くことがあります。
 
モズは肉食で昆虫やトカゲなどの小動物を食べます。
肉食の特徴であるかぎ状のくちばしをもっています。
尾は長く、上下にビンビンと細かく揺らします。

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オトシブミ

クリの花が咲いていた時にクリの木に
オトシブミのゆりかご(揺籃・ようらん)を見つけました。
オトシブミはゾウムシに近い仲間です。
葉の中に卵を産み付けて葉を巻きます。
生まれた幼虫はゆりかごになっている葉を食べて育ちます。
「落とし文(落とした手紙)」と言われるように、
木についたままにせずに、木の下に落とす種類や
葉全体でなく、葉の一部分だけを巻く種類もあります。
チョッキリの仲間も揺籃をつくります。

ムクドリの大群

ムクドリの大群が飛来しています。
300羽以上でしょうか。数えきれません。

プール南側のヤマモモの実が熟していて、食べ放題のレストラン状況なので
それを目指して集まっているのでしょうか。
それにしてもすごい数です。
芝刈りが終わったら、すぐに集結していました。

タデアイ6月

6月15日、藍染めに使うタデアイの種をまいてから2か月がたちました。
 
5年生が総合的な学習の時間を使って学習します。
順調に育っています。プランターで育てているものも元気です。
これ位育てば、そろそろ生葉染めもできます。
とてもきれいな水色、薄い藍色である浅葱(あさぎ)色に染まります。

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ヤマモモが色付きました

6月12日、ヤマモモの実が色付き始めました。
濃いえんじ色になった実は甘くなっています。
おいしくいただきました。
 

1年生が生活科で、春~夏にかけてのネイチャービンゴで
赤い実のヤマモモを見つけていました。

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カルガモの親子

大松台小学校の前をカルガモの親子が歩いていたそうです。
何と14羽もいます。よくもこんなにたくさん育ったものです。

多摩中央公園の方に向かったようです。
情報ありがとうございました。

学校のカルガモ(マガモとの雑種のマルガモもいます。)は
まだ、2羽でプールを泳いているところを見ると
子育てには失敗したのかもしれません。

オカダンゴムシの赤ちゃん

2年生がオカダンゴムシの赤ちゃんを見せに来ました。
図鑑では見たことがありますが実物を見るのは初めてです。
真っ白で目がかわいい。
よく見つけました。
2年生の発見はオカダンゴムシの脱皮に続く快挙です。



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ブタナ

6月8日、ふたば学級の2年生が校地内で見つけた花を持ってきました。
タンポポに似ているのだけれど・・・と持ってきたのはブタナでした。
タンポポに似ているけど、どうも違う。
共通性と差異性をとらえる比較する力は一番大切な能力です。
 
タンポポと似た花の作りで、色も黄色です。
綿毛ができるのもよく似ています。
別名タンポポモドキと呼ばれる通りです。
子どもたちの観察眼は正確でした。

外来種です。花茎が長く、よくしなるので刈払機で刈ろうとしても
なかなか花茎を切ることができないので厄介ですが、
タンポポと同じように若い葉は食用に、根はコーヒーの代用品になるようです。

ツバメ

ツバメが飛んでいます。
昨年も学校で営巣しました。校舎の4階の南側の軒です。
今年も昨年使った巣に近づいていますが、まだ、抱卵している様子はありません。
ツバメは飛んでいることが多く写真に撮ることが難しい。
電線でもあればとまるのでしょうが学校にはないのでなかなかとまってくれません。
4月2日には学校の周りを飛び始めていましたが
やっと豆粒のような写真を撮ることができました。