2013年11月の記事一覧

寒さ対策の代償

いつも大変お世話になっております。
スキッターのベージュです。

最近寒さが厳しくなって参りました。
感染症などが流行しておりますので、皆様方も健康にご留意され、ご自愛下さるようお願い申し上げます。


これからの季節は、寒さ対策で電気式暖房機器をご使用される場合もあると思います。
職場においても電気式暖房機器が必要になることもありますので、
ご使用の際には電源系統などにもご注意頂くと良いかもしれません。

電気式暖房機器は消費電力が大きいものが多いので、電気系統によっては電力不足になり、
ブレーカーが落ちてしまうという経験をされた方も多いと思います。

このようにブレーカーが落ちて電力供給が停止した場合は、電源の容量を超えているということが明確です。

しかし、電源ケーブルにも許容範囲があり、一般的な電源ケーブルは容量を超えていても電気は流れ続けます。
一般的な電源ケーブルの容量は、接続している機器の合計で1500W程度です。

○1500Wでどのくらい供給できる??
 ・ノートパソコン1台 約50W
 ・デスクトップパソコン1台 約200W
 ・電気式ヒーター1台 約400W~1000W以上
 …などの接続している機器の合計で1500Wを超えないように接続することが必須です。

 ※レーザープリンタは、印刷すると一時的ですが1000W以上の電力が必要になりますので注意!


長期的に電源ケーブルに多大な電力を供給すると、加熱して被膜が溶けてしまいショートする可能性があります。
ショートした際に火花が飛び、火災の原因になります。
また、ショートした際に接続している機器の故障原因にもなります。


以前、1系統の電源からノートパソコンを7台と旧式のプロジェクタ1台を接続した時がありました。
電源ケーブルは1本で、1500W前後の電源を必要としていたと思われます。
その際にノートパソコンの電源が不安定になり、数十分後に何故か急に数台の無線LANが使用できなくなりました。
電源を2系統に分散して再接続したところ、正常に使えるようになったということがあります。
集中して電源を取ってしまった場合、長時間使用すると機器に異常な動作が発生することもあるようです。
(電源タップの問題かもしれませんが…)
 ※ちなみにパソコンはOSによって平均消費電力が違います XP>Vista>7

繋ぎたい電源はどこから来ているのか確認してから、電気式暖房機器の電源を取った方が適切ですね。
集中して電源を取っている系統であれば、別な経路から給電しないと容量を超えてしまうかもしれません。

寒さ対策で電気式暖房機器などを使用する際はご注意下さい。

 

以上、ベージュです。