豊中ブログ

2022年10月の記事一覧

【歴史】天平文化とこれからの時代に求められる力

本日は1年生の社会の授業を取材しました。天平(てんぴょう)文化について、タブレットPCを使って調べる授業でした。

 

【天平文化とは?】

聖武天皇(しょうむてんのう)の頃の元号「天平」をとって名付けられたもので、遣唐使を通じて唐の影響を受けた文化です。この唐がインドや西アジアとも交流があったため、結果として国際色豊かなものになったのだそうです。

 

生徒の皆さんは、それぞれ調べたことをプリントにメモをしていました。その後、発表をした生徒がいたのですが、その男子生徒の伝え方があまりにも“わかりやすすぎて記者の私の横にいたクラスメイトが「(実際に)見てきたのかな?」なんいうつぶやきをしていました。

※この“わかりやすい”というのは、教科書のような正しいのだけれど「おカタイ」言い方ではなくて、同級生にとってイメージがしやすい、わざと砕いた表現でした。こういった人の感情や理解を考慮した「説明能力」というのは、AIや機械にはまだ難しいところだと言われます。発表した本人も、とてもいきいきとした表情を見せていました。

【元号の豆知識】

元号は「平成」や「令和」など特定の年代につけられるもので、現在は天皇1人につき年号を1つ制定するような方法がとられています。しかし、それは「明治」以降のやり方で、日本の長い歴史からみれば、意外と最近始まった方法です。

それ以前は、大きな地震や皇居の火災、疫病や干ばつなど、縁起が悪いことがあったらすぐに変更するなどしていて、1年未満で改元された年号もあります。

実際、この天平文化の時代(医療も科学も未発達のため)仏教の力で伝染病や災害の不安から国家を守ろうと「東大寺」が建てられます。3年生の修学旅行で、奈良県を訪れた際にはそういったことを知った上で、東大寺の大仏を見てみると当時の人々の平和を願った想いに寄り添うことができるかもしれません。コロナ禍を過ごした私達には、より深く、そういった歴史や文化にフォーカスできる力があるのではないでしょうか。

 

【合唱祭を終えて】

【生徒の皆さんの様子】昨日の合唱祭から一夜明けて・・・

今日の1時間目の「学活」の授業では、各クラスで振り返りが行われていました。審査員の先生のコメントが紹介されたり、自分たちの発表を動画で見直したりしていました。(ステージで歌っていた生徒さんにとって、客席側からの視点で見ると様々な気づきがあったのではないでしょうか)実行委員やパートリーダーが一言スピーチをしているクラスもあり、行事を牽引したリーダーたちにクラスのメンバーから拍手が送られていました。配られた感想用紙には“燃焼度メーター”なるものがあり、自分の取り組みをパーセンテージで表現する欄がありました。取材させていただいた男子生徒さんのメーターは100%のところまで色が塗られていました!

 

【保護者の皆さまへ】

社会情勢を受けて様々な制限がある中での開催でありましたが、本当に多くの保護者の皆様にご観覧いただけましたことに感謝申し上げます。また、PTAの皆様におかれましては生徒移動時の見守り活動や、受付対応などのご支援とご協力をいただけましたことに重ねて御礼申し上げます。

下の写真は、合唱祭本番までに取り組んだ練習の軌跡が垣間見れる掲示物を写真に収めたものです。教室の横幅と同じくらいの大きさで作った手作りの歌詞カードには強弱記号が書き込まれていて、どのクラスも曲の情景を表現すべく工夫をしながら練習をした様子がうかがえます。そばで見届けていた教職員からの感謝のメッセージも届けられていました。

 

 

【おわりに…】

文化会館での開催ということで、看板の設置ステージの立ち位置がわかる“シール貼り”放送設備の確認作業などで実行委員22名と放送委員11名、美術部16名が担当教員と一緒に前日準備を行ってくれました。帰りの会終了後、電車で会場入りをして、17時半から19時ごろまで作業にあたってくれました。その活動に感謝をするとともに、今回の一大プロジェクトを作り上げた喜びや充実感を思い出して、社会人になってからもその原動力にしてくれたらと思います。役員のみなさん本当にありがとうございました。

 

【一声入魂】豊春中合唱祭

「合唱の豊春」の伝統行事、そして、私たちの誇りでもある豊春中合唱祭が、多くの保護者の方々にもご来場いただき盛大に実施されました。どのクラス、学年ともにレベルの高い感動的な合唱を披露してくれました。特に、最高学年である3年生のクラス合唱、学年合唱は心に響く素晴らしい合唱でした。ご来場くださいました保護者の皆様、受付等でご協力いただきましたPTA役員の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

【卓球&バドミントン】

2年生の体育の授業の様子を取材しました!

 

「卓球」と「バドミントン」のゲームが行われていました。

できるだけたくさんのゲームをするために、ポイント数ではなく、時間で区切ってどんどん交代していくスタイルでゲームが行われていました。今日の授業では勝つことよりもプレーを楽しむことがねらいのようで、体育館は生徒の皆さんの明るい笑顔であふれていました。

☆ローテーションに加わって一緒にプレイをしていた先生もガッツポーズして喜んでいました!

 

【“楽しい授業”を考える】

今日の体育の授業をみて気づくことがあります。座学の授業であろうが、体を動かす実技の授業であろうが、参加者が“楽しい”と感じる学習活動が大事だということです。人は、今までできなかったことができたり、わからなかったことがわかるようになったりして『できた!』『そうなんだ!』と感じた時に心が動きます。その瞬間こそ、技術が身につき、知識が頭の中に定着する瞬間でもあると思います。ふとよみがえるの過去の思い出は全て、そういった心が動いた瞬間だったりしませんか。

もちろん初めて学ぶ以上、全部がうまくいくわけではありません。時間をかけて何度もトライしてみたが、習得できないことや、内容がさっぱり理解できないこともあります。できた喜びと、できるようにする苦労の両方あるのが「勉強」です。(テレビやYou Tubeはいつまでも観ていられるのに、勉強はそうもいかないのは、まさにできるようにするのに少なからず苦労がともなうからかもしれません)

だからこそ、子どもに勉強をすすめたり、教えたりするときには、いかに勉強の楽しさを伝えられるかが問われます。今日の体育の授業は、先生も生徒のみなさんも本当に楽しそうに活動をしていました。きっと、次回の授業が待ち遠しくなっていると予想します!

ついつい『勉強しないと大変だぞ』『将来苦労しないように』と発破をかけたくなってしまうことが私自信もありますが、それだけではなく、学ぶことの楽しさや面白さをどのように伝えるかに注力したいと改めて強く思うのでした。

 

【男女入賞】市内駅伝大会

本日、市内駅伝大会が飯沼中周辺コースで行われました。7月からの練習の成果を十分に発揮して、男女共に8位入賞を果たしました。選手の皆さんお疲れさまでした。応援に駆けつけてくださいました保護者の皆様にも感謝申し上げます。