飯中 Now
2年生校外学習18
生徒たちが、江戸の人々の道中姿を見学しています。とても美しい着物を着ていました。
2年生校外学習17
「そふとくりーむ」という食べ物を食べています。とっても美味しそうです。
2年生校外学習16
先生たちも、生徒と一緒に手裏剣道場で手裏剣をしました。とっても楽しんでいます。
2年生校外学習15
生徒たちは、食事後、各テーブルごとにお皿などをきれいに片付けてくれました。マナーもしっかりしています。
2年生校外学習14
日光江戸村で昼食です。鉄板で焼肉を焼いて食べています。コロナ対策で、対面にならずに、焼けるまでマスクをしています。みんな楽しく食事をしています。窓も全開で、換気も十分です。暖かい日でよかったです。
2年生校外学習13
3組の集合写真です。
2年生校外学習12
3組の集合写真です。
2年生校外学習11
2組の集合写真です。
2年生校外学習⑩
1組の集合写真です。
2年生校外学習⑨
日光江戸村に着きました。忍者さんが手指消毒をしてくれました。
1年生球技会 ~いい汗かいた!楽しかったぁ!!~
1年生は本日、球技会を行いました。青空の下でのサッカーと体育館でのバレーボールです。感心したのは、体育委員が中心となり、準備、運営を見事なまでに、てきぱきとこなしていたことです。また、リーダー達の指示にきちんと従うフォロワーシップがなされていたこと、そしてチームでねぎらいの言葉が飛び交い、楽しくプレーできたこと、また私が驚き、嬉しかったことは、1組がピンク、2組が白、3組がグリーンのマスクで色を揃えていたこと。行事が少なかった令和2年度でしたが、生徒達が自分たちのクラスに、誇りと団結意識を持つに至ったということの表れなのです。年度の終わりに、爽やかな汗をかき、楽しい思い出ができたことを嬉しく思います。(3月23日 校長)
2年生校外学習⑧
判別行動が終わって、数班が帰ってきました。帰着の報告をしてきます。
2年生校外学習⑦
日光東照宮を見学した後は、輪王寺または二荒山神社に見学に行っています。結構な距離を歩いています。
2年生校外学習⑥
日光東照宮の前で笑顔の写真撮影です。日光は少し雲がありますが、とても過ごしやすいです。生徒たちも班ごとに色々な場所を見学しています。
2年生校外学習⑤
「見ざる言わざる聞かざる」の三猿で有名な神厩(しんきゅう)の前で写真撮影です。
2年生校外学習④
日光東照宮の判別行動を開始しました。最初に鳴き龍をみんなで見学しました。音が反響して、鈴のような音が聞こえました。
2年生校外学習③
日光口のパーキングエリアで2回目のトイレ休憩をしました。空気は少しひんやりしています。予定よりは30分くらい早まっています。
2年生校外学習②
ただいま、最初のトイレ休憩を済まして、佐野インターを出発しました。バスの中ではDVDを見ています。全員、元気です。休憩中には、バスの窓を全開して、換気もしました。
2年生校外学習
これ以上ないほどの快晴の朝、2年生108名の参加予定の生徒全員が時間通りに登校し、栃木県への校外学習がスタートしました。本日は、本校教頭を引率責任者として、2学年職員(特別支援学級2学年担当を含む)、養護教諭とで引率を行います。健康・安全ファーストで行ってまいります。(3月23日 校長)
2年生校外学習①
出発式が終わり、7時に出発をしました。行ってきます。
教科の授業と給食の最終日
令和2年度の学校生活もいよいよ最後の週となりました。今週の金曜日は、修了式を行い、それぞれの学年が終わりとなります。この1年間様々な事がありました。歴史に残る新型コロナウイルスによる休校やその後の活動の制限がその最たるものでした。そんな中、飯沼中の生徒達は本当に、本当によくがんばりました。生徒のみなさんの中には、「がんばった」という実感などなく、毎日楽しく学校で授業を受け、部活動をやり、友達と楽しく過ごしたという思いの人もいるかもしれませんね。しかし、それこそがよくがんばったことなのですよ。それでいいのです。さあ、最後の一週間をどの様に過ごすかは君達次第です。本校の学校教育目標、自主実行 ~自ら学び進んで実行~この原点に立ち返り、一週間を過ごしてみましょう。今日は給食最終日です。1年間、安心、安全、美味しく、嬉しい給食を作ってくださった給食センターのみなさんに感謝しましょう。また、今日は教科としての授業の最終日となります。この1年間多くのことを学び、学力が付いたはずです。しかし、3月の学校だよりにも書きましたが、学ぶことに終わりはありません。春休みの宿題も今年からしっかりと出るはずです。4月から進級した次の学年において、学習で良いスタートを切るために、家庭学習をしっかりとやること。最後に明日は、2年生は栃木県へ校外学習、1年生は球技会が予定されています。どちらも健康・安全ファーストで楽しい行事になることを願っています。(3月22日 校長)
First one
♪ナンバーワンにならなくても…オンリーワン♪というSMAPの曲がありますね。学校教育でもよく言われています。1人1人が持っている良い個性を磨いて、この世にたった1人の存在になってほしいものです。さらに私は、これから先の社会で活躍して生きて行くために必要なこととして、次の言葉を意識して生きていけるとよいと考えています。それはFirst oneです。つまり、何かをやろうとしたら、最初の人になりなさいということ。「みんながやっているから自分もやろう」では、生き方としてはどうかと思います。もちろん時と場合に応じて、周りをよく見て、一番良い方法を遅ればせながら取り入れる事も、必要な場合もあるとは思いますが…。私が新任の教師の時、私を指導してくださった先生はよく、「早し良し、ちょうど遅し」とおっしゃっていました。「早し良し」とは、何かをやる時には、とにかく早くやり始めなさい、たとえそれが不十分な出来でも、早ければ指導を受け修正し、良いものにすることができる。あれこれ悩んでいるより早く手を付けなさいという事です。締め切りちょうどにギリギリ間に合わせるような取り組みでは遅いということ。それが「ちょうど遅し」ということです。やらなければならないことがあるときは、いやだ、いやだと先延ばしにするのではなく、何事も勉強だと思い、どんどん手をつけて進めるようにしましょう。3月中にやっておかなければならないことはありませんか…。何事もてきぱきとやることが、First oneにつながるのです。(3月19日 校長)
1、2年生保護者会 ~ありがとうございました~
本日は、午後1、2年生の保護者会を行いました。お忙しいところご来校いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。今年度が間もなく終わろうとしています。今年度は新型コロナウイルスの影響で、学校の教育活動が大きな影響を受けた年でした。国や県、市の教育委員会や学校医の指導を賜りながら、1つ1つ判断をし、なんとか年度末を迎えようとしています。ここに至るまで、色々とお思いの事もあったことと存じますが、保護者、地域の皆様のご理解とご協力のおかげでここまで来られたことに感謝を申し上げます。大変ありがとうございました。そんな1年間でしたが、生徒達はよく成長しました。授業を始め、様々な場面で、生徒のこの1年間の成長を垣間見ることができ、来年度の期待が膨らみます。今年度も残りわずかとなりましたが、最後の最後まで気を抜かずに教育活動をやり切ります。本日はご来校ありがとうございました。(3月18日 校長)
春に
春に
作詞:谷川俊太郎 作曲:木下牧子
この気持ちはなんだろう 目に見えないエネルギーの流れが 大地から足の裏を伝わって
この気持ちはなんだろう ぼくの 腹へ 胸へ そうして のどへ 声にならない さけびとなって
こみあげる この気持ちはなんだろう
枝の先のふくらんだ 新芽が心を つつく 喜びだ しかし悲しみでもある いらだちだ しかも安らぎがある
憧れだ そして怒りが かくれている 心のダムに せきとめられ よどみ 渦まき せめぎあい
いま あふれようとする
この気持ちはなんだろう あの空の あの青に 手をひたしたい まだ会ったことのない すべての人と
会ってみたい 話してみたい 明日とあさってが 一度に来るといい
地平線のかなたへと 歩きつづけたい 声にならない さけびとなって こみあげる この気持ちはなんだろう
これは合唱祭などで唄われる有名な曲で、私も学級担任をしている時代に、クラスで選び、唄った思い出深い曲です。この歌の歌詞ほど、春の新鮮でやる気や希望に満ちあふれた気持ちを表しているものは他にないだろう。今年は例年より春の到来が明らかに早い。まだ年度末で、今年度が終わったわけではないが、中学生諸君は、春のエネルギーをもらい、ワクワクし、躍動する気持ちが早くも沸き起こっているのではないだろうか。諸君のがんばろうとする前向きな気持ちに期待する。(3月17日 校長)
進級の準備をしよう
今日、校内の桜の木がついに咲き始めました。明日も暖かい予報が出ていますので、桜の開花が相当に進みます。陽射しも、空気も、風も、すべてが春ですね。さて、1、2年生の諸君、先日3年生は、それはそれは立派な姿で本校を巣立っていきました。心温まる感動の卒業式でした。次は2年生、そして1年生へとバトンが渡っていきます。今日を入れてあと9日で3学期が終わり、令和2年度の学びが修了となります。4月から2年生は3年生へと進級し、飯沼中学校の顔となります。また1年生は2年生へと進級し、今年以上に多くの事を学び、成長します。先輩を超えることができるでしょうか…。心、体、頭のすべてで進級の準備をしましょう。(3月16日 校長)
卒業した3年生諸君へ
今日から飯沼中学校は、しばらくの間、1、2年生だけで生活をします。いつものように、授業中フラフラと校内をまわっていますが、2階の廊下や教室はがらんとして静まり返っています。昇降口の3年生の場所にも靴がありません。少しさみしい気がします。校長の私がそうなのだから、3年生の先生方は、心に大きな穴がぽっかりと開いていることでしょう。3年生の諸君は、進学先の学校の入学式までは、時間にゆとりのある日々となります。31日までは本校の生徒ですから、少しだけアドバイスをすると、本をたくさん読みなさい。そして高校の教科書を予習しなさい。特に数学や英語は非常に難しくなります。その上、進むペースはかなり速くなります。もう遥か昔の話になりますが、私は数学の予習を自学自習するために、教科書ガイドを購入し、役立てていました。最後に、外に出て体を動かしてください。すべての基本は健康です。健康・安全な人生をどうか送ってくださいね。校長からの最後の授業でした。(3月16日 校長)
令和2年度 第39回卒業証書授与式
草木も喜ぶ、暖かな春の雨の佳き日に、春日部市立飯沼中学校第39回卒業証書授与式が行われました。新型コロナウイルスの影響で、式の内容もかつてのような盛大なものとはいきませんでしたが、シンプルで心温まるよい卒業式を行うことができたことに、本校職員を代表し、お礼を申し上げます。ありがとうございました。(3月13日 校長)
準備は整いました
本日午後、2年生の生徒と1年生の一部の生徒、そして本校教職員で明日の卒業式の会場をはじめとする諸準備を行いました。1、2年生の心遣いが今日も感じられました。ありがとうございました。いよいよ明日は、卒業証書授与式です。準備は整いました。
1年生学年活動 ~みんな笑顔で楽しく午後を過ごしました~
本日は、2年生の校外学習が予定されていましたが、緊急事態宣言の延期に伴い、校外学習も23日に延期となりました。2年生は給食を止めていたのですが、再度の給食の準備に必要なタイムリミットが過ぎていたため、給食なしで下校となりました。3年生は午前中、卒業式の予行を行いましたが、見事な仕上がりとなっていることに驚きました。素晴らしい卒業式が予想されます。予行に引き続き、生徒表彰を行いました。午後は1年生だけとなりました。この機を逃さず、1年生たちは、学校の敷地内の全てを活用して、班別対抗のオリエンテーリングを行いました。クイズあり、課題ありと班員たちで協力して、謎解きをし、課題をクリアしながらゴールを目指しました。春の暖かな日に、楽しい思い出となる活動ができました。(3月11日 校長)
東日本大震災 ~あれから10年が経ちました~
平成23年3月11日午後2時46分、東北地方の太平洋沖でマグニチュード9.0の地震が起きました。地震名は東北地方太平洋沖地震、災害名を東日本大震災と言います。東北地方の太平洋側の県を中心に、被害はあまりにも大きなものでした。特に津波の被害が大きく、場所によっては、津波の高さは30m以上にも及び、建物の屋上に逃げた方々も助かることなく命を落とした方もたくさんいました(学校の屋上は、約12mくらいです)。亡くなった人や行方不明の人を合わせると1万8000人以上にのぼりました。あれから10年が経ちました。生徒諸君は3歳から5歳の年齢だったのですね。覚えている人もあまりいないのではないでしょうか…。私がその時勤めていた学校では、午後三年生を送る会を行っており、生徒全員が体育館にいました。教務主任だった私は、一人職員室で電話番をしながら仕事をしていました。突然の大きな地震で、大変驚いたのを覚えています。職員室の先生方の机の引き出しが、地震の揺れで開いたり閉じたりするほどでした。はじめの大きな揺れは1分くらいで収まったように記憶しています。すぐに、体育館に放送を入れ、校庭に生徒を避難させました。その後もしばらく、大きな揺れが2、30分の間、断続的に続いていたように記憶しています。揺れが収まり、中学生達を気をつけて下校するように指導し、職員室のテレビをつけると、目を疑うような津波の映像が流れていました。新型コロナウイルスも大変な思いをしていますが、東日本大震災も人々に与えた影響は計り知れないほどの大きなものでした。津波により家も家族も何もかもを失い、泥だらけの格好で立ちすくむ人をテレビで見た。新型コロナウイルスをも含め、命とは何か、健康・安全とは何か、学校教育とは何かを痛烈に思う。被災されたすべての方々に哀悼の意を表します。今日は全校生徒で、黙祷を捧げ、ご冥福をお祈りするとともに、命の大切さ、災害の恐ろしさ、そして地域社会に生きる者として何ができるかを考えさせる一日とします。また、飯沼中学校での3年間の教育を通し、人生でどんなに辛いことが起こっても、夢や希望を捨てずに立ち上がり、前に進むことのできる、優しさと強さを持った人間を育成することを教職員で確認する日とします。(3月11日 校長)
心
1、2年生の生徒達が、卒業する3年生に向けて、昇降口に飾りつけをしました。桜の花びらには、3年生の先輩方への感謝の気持ちと春からの高校生活へ向けてのエールが個性豊かに表現されている。もう多くは語らないが、3年生の諸君が1、2年生だった時と同じように、いやそれ以上に、後輩たちは偉大なる3年生の先輩への尊敬や憧れを抱いているに違いない。そんな後輩たちがコロナ禍でできることを考え、昇降口に飾りつけをしてくれてた。私は校長として、1、2年生のそんなささやかな、しかし懸命な気持ちや行動が嬉しく、そして愛おしく思う。また、そんな生徒達を日々指導してくれる教職員を誇りに思う。3年生の生徒諸君、1、2年生の心を受け止めよう。そして、立派に卒業していくことで後輩たちに心を残そう。(3月10日 校長)
【福祉学習】
1年生が家庭科の介護の単元の学習として、本日福祉体験学習を行いました。社会福祉協議会様から介護体験の用具をお借りして、体の不自由なお年寄りの方々が、日常生活でどんな不自由を感じているのかを体験しました。また、介護をする側の立場に立った視点でも考えさせていました。今後生きていく上で役立つ貴重な体験学習でした。(3月10日 校長)
5、6組で3年生を送る会を行いました
本校の特別支援学級(5、6組)で本日午後、3年生を送る会を行いました。5、6組からは2名の生徒が卒業予定です。この日のために準備した飾りや練習を重ねたダンス、そしてメッセージカードなど手作りの心のこもった温かな会となりました。3年生との別れは寂しいけれど、4月から新しい学校でがんばってほしいものです。4月から新2、3年生になる現1、2年生もこれから益々明るく、元気にがんばりましょうね。(3月9日 校長)
県公立高校合格発表
小雨の混じる朝、県公立高校の合格発表が行われました。本校からも82名の生徒が過日、受験をし、固唾をのんで今日を迎えたことでしょう。結果は、悲喜こもごもでした。受験とは定期テストは違い、総合得点の高い者から合格者を決め、定員に達した時点で以下不合格となります。82名もの生徒が受験するわけですから、全員が合格というわけにはいきませんでした。まず、合格した生徒諸君、おめでとう。君自身のがんばりもあったであろうが、周りで支えてくれたり、心配してくれたりした方々に感謝の気持ちを改めて持とう。そして今後の一層のがんばりをここで誓おう。次に不合格であった生徒達、残念だったね。でも大丈夫だ!顔を上げなさい。君が不安と闘い、懸命に努力したことを家族は、仲間は、先生方はちゃんとわかっている。これからの長い人生、勝つことより負けることの方がずっと多いのです。神様は乗り越えられる試練しかその人に与えません。今日の気持ち、今日の景色を決して忘れずに新たな誓いを立てよう。そして、高校受験での苦い思いを乗り越えたから今の自分があると、いつか言える日が必ず来るので、体勢を立て直し、気持ち新たに一歩を踏み出そう。合格した者も不合格であった者も大切なことは、決まった進学先で心新たにがんばることです。いつまでも浮かれているな、いつまでも落ち込んでいるな。前を向き、次の扉を開け、進む準備をしなさい。最後に、一番心配をかけ、力になってくれた保護者の方へのお礼を必ずすること。今日は、また1つ大人への階段を上りましたね。(3月8日 校長)
楽しかったぁ、いい汗かいた! 3年生、最後に良い思い出ができました
今日は、二十四節気の1つ啓蟄(けいちつ)です。啓蟄とは、虫が冬眠から目覚め、活動を始める頃という意味です。さて、3年生は午前中、球技会を行いました。実行委員の生徒達は、昨日の午後、校庭にラインを引いたり、体育館の壁に貼る対戦表などの準備を行ってくれていました。天気にも恵まれ、春の空気に包まれた校庭と体育館でサッカーとバスケットボールを行いました。笑顔と歓声、そして光る汗。来週は、月曜日に県立高校の合格発表があり、週末には卒業式が控えています。まだまだ心からの安堵感はないのかもしれません。健気にスポーツを楽しむ3年生を見ながら、心の内は、どれほど不安だろうか…、自分が3年生の担任だった時のことや、我が子の時のことなど様々な思いが交錯しました。多くの生徒にとって、人生で初めての進路選択と受験…、教師や保護者は、子供がつまずいたり、転んだりしたときは、そっと手を差しのべる準備を整え、あとは自分の力で立ち上がり、歩き出すのを見守るしかないと自分に言い聞かせました。3年生の生徒達は、本校でこれまでに学ぶべきことを全て学び終えていますので、教師は今日、何もしなくても、すべて自分たちで運営し、楽しむことができました。立派な成長をまた1つ感じました。3年生、最後に良い思い出ができましたね!(3月5日 校長)
在校生諸君へ ~送る心を考える~
いよいよ来週、3年生は慣れ親しんだ飯沼中学校を卒業していく。毎日当然のように顔を合わせていた仲間たち、学校という場で、学年、クラス、部活という絆で結ばれた人間関係もいよいよ終わり、春からは、それぞれの違う道を歩み始める。学校は誰もが安心して過ごせる、楽しく安全なところである。その居心地のよい場所を巣立っていく3年生、また新たな居心地の良さを見知らぬ環境の中で作り出して欲しい。そして、自分というものの可能性を探り、追求していくことのできる人になって欲しい。不安もあるだろうが、今までと違う自分に生まれ変われる可能性もある。改めて自分というものを見つめ直すチャンスにもなるだろう。さて、卒業式は、中学校3年間を通じて、最も意義深い行事である。入学から卒業までの3年間いや9年間の義務教育いや15年間の成長を発表する行事です。2年生は1年後、1年生は2年後の自分を想像してごらん。姿、形だけでなく、内面的にも悩みながら成長した卒業生の君がいるはずだ。みんなは、これまでにたくさんの方々に愛情深く可愛がられ、心配され、期待されてここまで成長してきたのです。これまでお世話になった方々への感謝とこれからの決意を姿で示す、それが卒業式だ。3年生にはお世話になったね。今年は新型コロナウイルスの影響で、休校があり、部活動や体育祭、合唱祭で、その存在感に圧倒される場面は少なかったのは事実です。しかし、この1年間、本校の学校教育目標である自主実行の精神に則り、自らよく学び、進んで様々な事を実行していた3年生の後ろ姿を見てきたはずだ。その意味で、たくさん面倒をみていただきましたね。本来であれば、卒業式に参加し、今度はみんなが精一杯の歌声や態度で3年生を送り出す番なのです。ありがとうございました、がんばって下さいの気持ちを込めて。卒業式は在校生から最大の「エール」を贈る場でもあるのだ。しかし、今年は昨年度に続き、それができない。こんなに残念なことはない。しかし、それでも、どんな形でもいい、ありったけの気持ちを残りの日々で送ってあげて欲しい。これは校長の私からのお願いです。そして、そういう君達であれば、必ず君達の後輩も後に続きます。よろしくお願いします。(3月4日 校長)
3年生、奉仕作業ありがとうございました、お疲れ様でした。
桃の節句
今日3月3日はいわゆる、ひな祭り。また桃の節句とも言われます。旧暦(昔のこよみ)の3月3日は今でいうと4月上旬で、桃の花が満開の時期だったので桃の節句と言いました。桃は昔から邪気をはらい、不老長寿の効果があると言われていました。また節句とは季節の変わり目で1年に5つあります。1月7日の七草、3月3日は桃の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕も節句です。5つ目は、あまり知られてはいませんが、9月9日は重陽の節句といいます。桃の節句や端午の節句は、ひな人形を飾ったり、鎧兜(よろいかぶと)を飾ったりして、昔の時代ですから、男女別々に子供の健康な成長を願う行事だったわけですが、親が子供の健やかな成長を願う気持ちは、いつの時代も変わらないものなのですね。日本の伝統的な行事を正しく理解し、受け継いでいきたいものですね。(3月3日 校長)
卒業式の練習が始まりました
春の嵐と言うのでしょうか…。今日は風雨が強く、どんよりとした空でした。しかし、そんな中でも中学生は元気でした。中学生からたくさんの元気をもらえる教員という職業は、なんて幸せなのだろうと思います。さて、3年生は今日から卒業式の練習が始まりました。今年は、新型コロナウイルスの影響で、昨年度に引き続き、在校生の参加はなし、来賓は教育委員会から1名のみ、昨年度から一歩前進して、保護者が各家庭から1名参加で式を執り行います。今日は式に向けた心構えを、校長、学年主任から、その後、服装の留意点や具体的な動きについて学年の担当から説明をし、実際に少しやってみました。私の見る限り、初めての練習にもかかわらず、3年生の生徒達は静かに集中し、よくがんばっていました。感動の卒業式を予感することができました。(3月2日 校長)
もう1つの卒業証書
いよいよ3月です。本日は県公立高校の面接試験が行われました。面接試験を受験した生徒諸君につきましては、緊張やプレッシャーで大変だったことでしょう。ここまでお疲れさまでしたね。あとは結果を待ちましょう。さて、3年生で本日登校した生徒達は、2校時にお世話になった飯沼中や地域へ感謝の気持ちを込めて、美化活動を行ってくれました。これまで不安やプレッシャーと闘ってきたのでしょうね。ここまでの諸君のがんばりに敬意を表したいと思うと同時に、嫌な顔一つせずに笑顔で美化活動をしてくれたことに頭の下がる思いがしました。春の優しい空気の下で、受験がとりあえず終わった安堵感に満ちた穏やかな表情で作業をしてくれました。3年生諸君、入試お疲れさまでした。そして美化活動をしてくれてありがとうございました。1、2年生は、3年生の後ろ姿を黙って見て学んでください。そして、先輩方を超えることが恩返しになるということを忘れずにこれから過ごしていきましょう。最後に、そんな立派で素晴らしい3年生へ、保健室の先生が特別な卒業証書を1人1人に作ってくださいました。義務教育9年間の身体の成長が一目でわかるようなもう1つの卒業証書です。宝物になると思います。多くの方々に祝福される3年生、それは諸君がこの3年間よくがんばったことの証なのです。(3月1日 校長)
2月が終わります
今日は埼玉県公立高等学校の入学試験の初日でした。本校3年生82名が無事に受検をしました。このブログを読む頃は、試験は終わっていることでしょう。終わったことは気にせず、月曜日の面接(32名が受検)に備えましょう。面接については、ほとんどは事前に想定した設問集で大丈夫です。自分で考えた原稿をスラスラと表情を作って実際に言えるようにしておくことが大切です。面接を控えている諸君は、土日も最後のがんばりで面接対策をしよう。また、1、2年生の諸君は期末テスト二日目お疲れさまでした。1、2年生は3年生とは逆に、テストが終わってからの振り返りをすること、やり直しをすることこそが期末テストの意義です。その時、その時にしっかりとやるべきことをやった者は、必ず先々自分の財産となり、生きる世界や可能性が広がります。「1月は行く、2月は逃げる」とはよく言ったもので、本当にあっという間に1月、2月が終わります。3月は、1年のまとめと4月からの準備をしっかりとやっていきましょう。(2月26日 校長)
試験
試験には、行う目的がいくつかあり、試験を受ける側の対応や心構えも違ってきます。1、2年生は、今日、明日と期末テストです。何度もこのブログで言ってきましたが、定期テストは生徒や先生方が、君達がどのくらい力がついたのかを知り、それぞれの立場で今後に活かしたり、成績をつけたりすることが目的です。ですから生徒諸君は、今後に活かすことが絶対に必要なわけです。試験が返却されたら、できていなかったところを勉強し直して、できる状態にしておくことがとても大切なことなのです。一方、高校や大学の受験、入学試験は、点数の高い者から順番に、定員数を確保するために行う試験です。これは一発勝負!です。今日は千葉県の公立高校の入試二日目、明日は埼玉県の公立高校の入試日です。本校の3年生は110名中82名が受験します。一発勝負のため、しっかりやり直しをしなさいとは言えません。これまで培ってきた力を発揮できるように祈っています。今日は持ち物の準備をして、早く寝ましょう。そして、明日は肩の力を抜いて、深呼吸をして、リラックスして試験に臨みましょう。(2月25日 校長)
県公立高校入試
いよいよ今日から千葉県の公立高校の入試です。隣接地区であるため、本校からも受験する生徒がいます。明日は面接です。がんばる必要はありません。今まで蓄えてきた実力を出せばよいのです。そのためには、肩の力を抜き、深呼吸をして、リラックスして試験に臨むことが大切です。また、明日の面接も、基本笑顔で、そして、ここぞ!というところでは、相手の目を見て、目でものを言うように力強く言うことが大切です。力を発揮することができるよう陰ながら祈っています。また、埼玉県の公立高校の入試も26日(金)と3月1日(月)に控えています。スポーツの大会前と同じで、試合前だからといって、たくさん練習をし過ぎてしまうと、本番当日、筋肉痛で力を十分に発揮できなくなってしまいますよね。入試も同じで、今日からは、軽く最終調整をすればいいのです。健闘を祈ります。(2月25日 校長)
春の空気に包まれて
まだ2月だというのに、ここ数日は大変暖かく、昨日も自宅の近所を散歩していると、菜の花やスイセン、梅は咲き誇り、桜もいくつか花が開き始め、春の空気に満ちていました。生徒諸君は、春の空気と聞いて、イメージが浮かびますか。空気はまだ少し冷たいが、温かくなりかけ、生命の息吹を感じる早春の空気のことです。人々の気持ちも、新しい生活に希望を馳せる人もいれば、卒業や転勤、退職などの別れの淋しさで心が満ちる人もいます。飯沼中のみなさんはどうでしょうか。さて、今週は1、2年生が25日(木)から期末テスト、3年生は26日(金)に県公立高校学力検査が予定されています。この時期は、以前このブログにも書きましたが、三寒四温と言って、暖かい日と寒い日が半々くらいに訪れます。油断をすると風邪をひきやすい時期とも言えます。大切なテストが控えている訳ですから、健康管理も大事なテスト対策の1つなのです。最近はどの学年の生徒達を見ても、それぞれ立派な中学生だなと感心するほど、この1年間の成長を感じます。今週はテストに向けて、特にしっかりと過ごし、実力を発揮できるようにしましょう。(2月22日 校長)
お風呂の原理(再掲) ~土日はみんな勉強だ~
明日からの土日、そして23日の天皇誕生日は、飯中生は全員!勉強づけの日にしましょう。3年生は県公立高校入試の直前です、1、2年生は3学期の期末テスト直前です。部活も全員ありません。緊急事態宣言の発令期間中ですので、不要不急の外出も自粛です。よって、何事もよく考える飯中生なら、勉強を徹底的にする休日にする以外ありませんね。ここで、以前このブログで書いた、お風呂の原理をもう一度載せます。
生徒諸君の中には、家庭学習をやっても成績が上がらないんだよなぁ…と思っている者がいるかもしれませんね。ここで、私が勝手に、お風呂の原理と名付けている話があります。家での仕事分担で、お風呂を洗い、お湯をはることが自分の役割である生徒もいることでしょう。お風呂に水を入れるときのことを思い出してください。お風呂に栓をして、水を出すと溜まっていきますよね。その様子をまだかなぁ…と思って見ていると、なかなか水は溜まりませんよね。でも、その場を離れ、テレビを見ていたり、他のことをしていると、あっという間に水が溜まりますよね。今は自動で水が止まるお風呂が多いと思いますが、ひと昔前なら、水があふれてしまい、大変なことになってしまうこともありました。勉強もこれと同じなのです。昨日は1時間勉強した、今日は1時間半。成績が上がったかなぁ…と思っているうちはなかなか成績は上がりません。そうではなく、学校で習ったことを家で復習したら、ワークができた、家庭学習で教科書を読み、意味を調べて次の日の授業に臨んだら、授業がよく解った。この、解った、できたという喜びや、やりがいを、さらに、もっとやってみようというやる気に変えるのです。テストの点数や成績のことなど忘れ、解るって楽しいという気持ちを味わい、日々家庭学習を続けてみよう。しばらくすると、必ず君の成績は上がっていますよ。(2月19日 校長)
生徒諸君に問う ボランティアとは…
先日、学校評価アンケートの集計結果を保護者の皆様にお伝えする手紙を配りましたね。生徒が回答した内容の集計結果の中で、積極的にボランティアをしているという質問項目への回答が48.2%という低い結果でした。私はこの結果を見てまず思ったことは、今年は、新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止となった。例年大凧マラソンの給水所ボランティアに100名以上の生徒がボランティアとして参加しているので、今年はこの数字なのかなと…。しかし、よく考えてみてほしい。ボランティアの意味は、自由意志、自ら進んでやることです。まだまだ奉仕というイメージが強いようですが、そうではなく、自発的な意志に基づいて、人や社会に貢献することです。もう少しわかりやすく言えば、誰もが、自分でできることを自分の意志で、時には周囲とも協力しながら見返りを求めずにする行動のことです。つまり、大凧マラソンや生徒会が声をかけて行うものに参加することだけがボランティアではないということです。電車でお年寄りや身体の不自由な方に席を譲る、街で目の見えない方が困っていたら声をかけ、そっと肩や腕を差し出す、学校を休んだ友達にプリントを届けたり、明日の連絡を教えてあげたりする、クラスで誰がやるのか決まっていないことが起きたら自らやる、3年生で進路が決まった者が決まっていない級友に気を遣い、励ましたり勉強を教えてあげたりする、数え上げたらきりがありませんが、自分の意志で自分ができることをやれたのかどうかを聞いている設問なのです。飯沼中には、ボランティア精神に溢れた優しい生徒がたくさんいることを私は知っています。アンケートを再度実施することはしませんが、私は生徒たちのボランティア精神は、十分に育っていると思っています。(2月18日 校長)
1,2年生 学力テスト
今日は、1、2年生が校内独自での学力テスト実施日でした。毎年、年度当初に、国や県の学力テストが一斉に行われますが、本校では、1年間のまとめであるこの時期に1、2年生を対象に学力テストを実施しています。1校時は学活扱いで自習とし、各自で最終調整を。2校時から6校時で5教科のテストを実施いたしました。入学試験と違い、定期テストや実力テストは結果が返ってきます。なぜかと言えば、結果を活かしてほしいからです。できなかったところをしっかりとやり直しをして、満点の実力に高めて次の学習に臨んでほしいからなのです。試験はやり直しが命なのです。(2月17日 校長)
3年生諸君へ ~カウントダウンが始まりました~
今朝、校長室でいつものように窓から見える青空に映える校舎や遠くに見える富士山を見ながら、3年生はあと何日登校するのだろうと思い、カレンダーを見て確認すると、今日を入れて2月の登校日はあと8日、3月は11日目の登校日が卒業式でした。ついにカウントダウン20日を切ったか…そんな思いで各教室を回っていたら、美術室で3年2組が授業をしていて、担当の内山先生が、来週は祝日なので、今日は君達が義務教育で受ける最後の美術の授業ですとおっしゃっているところに居合わせました。これから授業時数の少ない教科からどんどん、最後の授業になってゆきます。3年生諸君には、感謝の気持ちを込めて、ぜひ楽しんで残りの授業を受けてほしいです。(2月16日 校長)
県内一斉部活動停止について
本日の帰りの会で、県内一斉、部活動の当面の中止についての文書を生徒に配布しました。1月7日に緊急事態宣言が発令され、本校では、その社会的な意義を鑑み、当面の諸活動を停止とし、約2週間動向を伺いました。この期間に、様々な方面からご指導をいただいたり、情報を収集したりして部活動の再開についての準備を進め、再開にあたっては、全体指導の後に、各部でミーティングを開き、各部の活動の特性を考え、どのような活動が危険であり、そのためにどのような活動をしていくことが大切なのかを、顧問の指導のもとに、自分たちで考えさせ、新たな出発をしました。そういった経緯があるだけに、この度の部活動の停止につきましては、教職員一同、大変残念な思いであります。しかし、現実は変えられません。受け止め方を変えましょう。連日報道されている、新規感染者の数は、数字の上では明らかに減少しています。しかし、ここで安心して気が緩んだ行動をすれば、何度でも同じことを繰り返し、また新たな波が発生します。ワクチンもこれから徐々に普及していくと思われます。ここで、様々な視点でもう一度できる事をやり切り、宣言解除後には、気を抜くことは許されませんが、学校における教育活動の活動範囲を広げ、より豊かな活動ができるようになることを期待してがんばろうではありませんか。特に2年生は、春以降の学校総合体育大会や文化部のコンクールで部活の活動を終えます。したがってこの期間、家でダラダラ過ごすか、自宅でできる事を考えてするのかで、学総の結果に大きな影響を与えることになります。さらに、期末テストを今までにないくらいがんばることもできるのです。ピンチをチャンスに変える絶好の機会だと考えて、元気出していきましょう。(2月15日 校長)
いきいき子育て 25 【 啐啄同時 】
啐啄同時(そったくどうじ)という言葉、ご存知でしょうか。意味は、何かをするのに絶好のタイミング、逃してはならない好機のことです。啐とは、鳥のひなが卵から生まれ出ようとするときに、殻の内側からくちばしでつつくこと。啄とは、そのとき親鳥が外から殻を破ること。啐啄同時とは、まさに子育てや教育において、絶妙なタイミングで、いよいよという時に、教え導く者が、教わる者に力を与え、成長を助けることだと思います。ここで、ひな(教わる者)は、自分の事だけを精一杯がんばるわけですが、一方の親鳥(教え導く者)は、子の力を信じて待ち、ここぞという時に力を与える機を逃さないように見守り続けることが必要となります。1、2年生では、学習や生活上の事で悩んだり、つまづいたりすることはよくあります。3年生は、今まさに、中学校卒業後の新たな世界を切り拓くために、卵の殻を内側から破ろうとしています。中学生の子を持つ保護者の皆様、啐啄同時という言葉の意味を本日改めて考えてみてください。本校教職員も学校の先生という立場で、啐啄同時を意識して職務にあたらせます。(2月12日 校長)
3年生、中学校最後の期末テスト
本日10日(水)、そして明日の建国記念の日を挟み、12日(金)、3年生は中学校で最後となる期末テストが行われます。ここで、3年生には人生勉強の一環として話しておきたいことがあります。それは、ものごとの結果は不平等であるということ。平等であるべきは、機会の平等であり、これが保障されていれば、あとは個人でがんばるしかないのです。運動会でみんなで手をつないで一緒にゴールする幼稚園や小学校があるとも聞きますが、それは幼少時代限定の配慮であり、中学校そして中学校卒業後は、そうはいきません。今回のテストの結果も当然、1番から100番まで結果として現れます。しかし、機会の平等は保障されています。この場合の機会の平等とは、みんなに等しく1日24時間が与えられ、等しく学校で授業を受け、教科書もみな同じです。あとはみなさん一人一人がどれだけがんばるかなのです。試験の結果が悪いのは、自分の勉強が足りなかったから、分からないことをそのままにしておいたから、とことん追求しようとするかしないか、健康管理ができていなかったからなど、すべて個人の取り組みが問われます。これは今月26日に控えている、県公立高校の入試の結果も同じです。先ほど述べた運動会の例を考えれば分かりますが、結果を平等にしようとすれば、何らかの配慮した働きかけをしなければなりません。その行いは、やがて新たな不公正を生み出すことにつながります。ここまでを読むと、厳しい現実のように受け止める者もいるかもしれませんが、実はみなさんは既にこのような現実の中で生きてきています。部活動では、運動部の試合、文化部のコンクールなどはすべて、結果はなかなか思うようにはいきませんでしたよね。確かに人生で初めての進路選択において、結果の不平等は大きな痛みになるかもしれません。しかし、日本人は元々変化への適応力を持つ強い国民のはずだと考えます。明治の維新期そして戦後の復興期、阪神大震災や東日本大震災、この国はチャレンジ精神旺盛な人物たちを排出し、新しい社会を築いてきたのです。飯沼中で過ごした3年間では、日々の教育活動を通して、しなやかで強い人間を育て、自信を持って未来の社会に生徒を送り出すという合言葉で教育活動を行ってきました。生徒諸君には、寒風に立ち向かう力はあると信じています。(2月10日 校長)
歴史特別授業 ~春日部市神明貝塚を学ぶ~
本日は、1年生の社会科、歴史の授業の一環として、教育委員会の文化財保護課の先生方にお越しいただき、1校時から3校時までを使い、順番に3学級の指導をしていただきました。例年、小学校を中心に指導されているところを、無理を言って、中学校にレベルアップした内容のご指導をお願いしたところ、快く引き受けてくださりました。私もつい引き込まれ、時間を忘れて聞き入ってしまいました。印象的だったのは、みなさんの住む春日部市、庄和地区の神明貝塚、そして地元である米島や東中野地区にも集落があり、たくさんの出土品があること、そして近くにあった集落でも、出土した貝の種類が違うということは、何を意味しているのかなど、話を聞くだけでなく、考えさせられる内容だったこと。また、最新の進んだ研究により、縄文時代は狩猟生活というイメージが覆され、狩猟に加え、初期の農耕生活を送っていたことも分かってきたことなども印象的でした。さらに、考古学という分野も、科学技術の進歩により、社会科の歴史分野だけではなく、広きに渡る学問の分野と絡み合い発展しているということも驚きでした。実際に貝や動物の骨、石包丁や石斧、そして土器を見て、触る生徒たちの瞳は輝いていました。難しいことをわかりやすくご講義いただいた春日部市教育委員会の先生方には大変お世話になりました。楽しく興味深い授業をありがとうございました。(2月9日 校長)
三寒四温
三寒四温(さんかんしおん)という言葉を知っていますか。ちょうど今くらいの時期から3月上旬くらいまでの間、冬から春になりかけている時期に使う言葉です。三日寒い日が続くと、四日暖かい日が続く、寒い日と暖かい日が交互に訪れながらもだんだん暖かくなる頃を表す表現です。3年生は今日を入れて12日登校すると、翌日は、県公立高校の入学試験です。また、24日目の登校日が卒業証書授与式となります。さて、まだまだ寒い日も多いこの時期に思うことは、陽ざしの温かさ、ありがたさです。太陽は毎日、私達に明るい陽ざしを注いでくれます。優しく、温かく、そして時に熱く。私は太陽のような教師でありたいと思いますし、私は太陽のような親に育ててもらいました。太陽も親の存在も、ともすると当たり前すぎて、そのありがたさをつい忘れてしまうことも多いダメな私です。しかし、三寒四温のこの季節に太陽のぬくもりをありがたく感じ、そして同時に、自分を産み、育て、照らしてくれた太陽のような親に感謝の気持ちを抱きます。生徒諸君も、陽ざしの温かさを感じた時には、保護者の温かさやありがたさに思いを馳せる人になってください。(2月8日 校長)
人事を尽くして天命を待つ
人事を尽くして天命を待つという言葉を知っていますか。意味は、できる限りのことを精一杯やって、結果については天に任せて心を労しないという意味です。受験に限らず、大事な試合や発表会などを前にした者に言えることですが、できる限りのことをしているならば、後はもう流れに任せるほかありませんよね。結果を自分でコントロールするということはできないからです。自分ではコントロールできない結果について、あれこれ心配したり不安に思ったりしても、時間やエネルギーの無駄だとは思いませんか。だから、悩むことより、今できることに集中すること。このことが人事を尽くすということです。人事を尽くしているかどうかについては、自分自身に次のように問いかけてみてください。自分は、できるだけのことをしているだろうか…という問いかけです。この問いかけに対し、自分はできる限りのことをしている!と思えるならば、その調子で胸を張って努力を続けましょう。「まだまだ」「もう少し」と思うならば、さらにがんばれるはずです。そしてやりきった!という思いで本番に臨んでほしいと思います。人事を尽くして天命を待つ、この言葉を心に刻み、今を大切にし、苦しい時を乗り越えましょう!土日もがんばれ3年生!(2月5日 校長)
春日部市医療センターからお礼状をいただきました
先日、本校の生徒全員で、医療従事者の様子を特集した番組を視聴し、ささやかながら、春日部市の医療センターに応援メッセージを送らせていただきました。この行為に対し、昨日、医療センターの代表の方からお礼状をいただきました。校長としては、お礼状をお作りいただいたこと自体が余計な仕事を増やしてしまったと申し訳ない気持ちでいっぱいです。緊急事態宣言が1ヶ月の延長となりました。引き続き、マスク、換気、手洗い・消毒をきちんとやっていくことが、医療に従事する方々への支援や応援であることを忘れずに、過ごしていきましょう。
また、宝珠花地区にお住いの竹細工職人の三枝 英夫 様より、今年も落ちないトンボ、勝利を引き寄せ、つかみ取るカニ、そして今年の干支である牛をいただきました。地域の皆様に支えられ、応援していただけることに感謝です。(2月4日 校長)
暦の上では春になりました
今日は立春です。暦の上ではもう春です。暦の上だけではなく、日差しも、空気も春を感じますね。益々元気にがんばってこの1年を締めくくり、4月からの新しいステージに備えましょう。
さて、昨日の夕方、緊急事態宣言が1ヶ月延長になることが発表されました。これまで同様、気を引き締めて学校生活や家庭生活を送りましょう。校長は、グランドや体育館、そして校舎内の部活動を見て回りましたが、どの部もしっかりとマスクを着け、換気をして、活動の前後に手洗いと消毒を行っていました。これからもしっかりと続けましょう。(2月3日 校長)
生徒諸君に考えてもらいたいこと ~スマホの危険性~
先生方からの話を聴くと、学年、男女にかかわらず、本校にも、共通の趣味などを通じてネットで知り合った、会ったこともない人と、やりとりをしている生徒がいるようです。例えば、「○○県に住む、17歳の先輩」などです。でも、ちょっと待って!会ったこともない人ですよね!「○○県に住んでいるのは嘘なのでは…?17歳は本当なの…?男女だって分からないよ…」と言われたらどう返しますか?生徒諸君は一人一人、毎日精一杯色々なことを考えて生きていることはよくわかります。しかし、君たちの考えや生きている世界は、あまりにも狭い。世の中には悪い人がたくさんいるのが現実です。あなたのような、素直で考えの狭い中学生をだまし、危害を加えようとたくらんでいる人がたくさんいます。ニュースでは、お年寄りをだましてお金を取ったり、女子中学生をだまして乱暴したりなどのニュースが、連日たくさん報じられています。新型コロナウイルスについて、本校では、「自分の身は自分で守る!」が合言葉ですが、これは新型コロナウイルスに限ったことではありませんよ。共通の趣味でつながることは嬉しいことなのでしょう。でもね、どんなに文章で気の合うようなことを言われても、写真をSNSで見せられても、優しい言葉をかけられても、それを信じて、いい人だなんて思ってはいけないのです!全部嘘かもしれないのです!事件に巻き込まれてからでは遅いのです。どうしてもその人と今後もつながっていたいのならば、「あなたとの関係を今後も続けたいので、私の保護者と一度会ってください」と言ってごらんなさい。それで向こうが逃げてしまうのならば、それまでの人ということです。賢い人、賢い生き方をする人になりなさい。(2月3日 校長)
今日は節分、明日は立春
現代社会に生きる私たちは、便利で快適な生活を送ることができるようになりました。スーパーに行けば、一年中様々な野菜や果物が手に入ります。しかし、それゆえに、今の子供たちは、野菜や果物、魚などが本来どの季節に採れるのかを知らない者が多いのです。季節に応じた旬な食材を積極的に食したり、伝統文化の献立を作ったりすることは、とても大切なことです。今日の給食は、節分献立でした(「給食と昼休み」のページをご覧ください)。ご家庭におかれましても、どうか子供たちに食事を通して、様々なことを教え、伝えてください。今日は、恵方巻と豆でしょうか…。(2月2日 校長)
いよいよ2月です
一年で最も寒い大寒を過ぎ、今日から2月です。そして明日は節分、明後日は立春となります。しかし、まだまだ寒い日は続きますので、風邪やインフルエンザ、そして新型コロナウイルスへの感染には、十分注意をして過ごしましょう。さて、季節の変わり目になるといつも思うのは、例えばこの季節ならば、春を探すということ。みなさんは、春を見つけましたか。吹く風、暖かな日差し、日の出や日の入りの時間の変化、また梅や桜の木の枝には、つぼみが芽吹いていますが、生徒諸君は見ましたか。みなさんには、心豊かに生きる人になってほしいと常々思っています。暦よりも早く季節を感じられる人になってください。最後に今月は、26日に3年生の県立高校の入試があります。私が願うことは、合格するということではなく、生徒がこれまで努力してきたことや、その結果、身に付いた実力を試験当日に発揮できますようにということ。発揮した結果の不合格ならば、それは仕方のないこと。試験まで精いっぱいの努力を重ね、当日は健康な状態で、実力を99%でも101%でもなく、100%発揮できるように健康管理にも十分注意をして生活しましょう。(2月1日 校長)
2月全校集会 校長講話(2月1日) ←クリック
1月最終登校日
3学期はあっという間に過ぎていくことを表す表現として、月の頭文字をとって、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」とよく言われます。1月も今日が最終登校日、1月が行ってしまおうとしています。本校の生徒たちは、新型コロナウイルスの影響で、色々と活動の制限はありますが、1月も健気に、明るく楽しそうに学習をはじめとする学校生活を送ることができました。季節は今が一番寒いときです。健康に気をつけて、2月も元気に過ごしたいものです。特に3年生は、2月26日に県立高校の入試を控えています。健康な状態で入試当日を迎えられるよう、ご家庭におかれましてもお子様の健康管理をよろしくお願いします。 (1月29日 教頭)
2年生パフォーマンス集会行われる
新型コロナウイルスの影響で様々な学校行事が中止となった今年度、各学年では、生徒の心身の健全な成長を願い、本校教職員の創意工夫で、大小様々な取り組みを創り出し、実施してきました。本日は、2年生がパフォーマンス集会を行いました。第1部は、部活動のパフォーマンスを披露するもので、運動部、文化部共に日頃の練習の成果を披露しました。好きで毎日取り組んでいるだけに、他の部の生徒から見ると、とても高い技術や専門性を感じるもので、どの部の生徒のパフォーマンスも、「オー」という歓声と拍手に会場が包まれました。4月に新入生が見たら、“かっこいい、あこがれの先輩”になること間違いなしですね。次に第2部は、有志生徒によるパフォーマンスで、日頃、部活とは別に、個人的に取り組んでいる趣味などを披露する場でした。歌あり、ダンスあり、バンドあり、空手の演舞やバレーの踊りありと、普段学校では見ることのできない一面を見ることができ、とても新鮮なものでした。集会全体を通して感じたことは、仲間の良さを認め合う、とても優しく、温かな集団であるということです。また、先生方の指導のもとに、生徒たちが立派に運営することができるまでに成長したことを感じました。4月から本校を背負って立つ最高学年になるわけですが、大いに期待できると思ったパフォーマンス集会でした。なお、本日の生徒たちのパフォーマンスは、後日本校のホームページに動画を掲載いたしますので、楽しみにお待ちください。 (1月28日 教頭)
いよいよ部活動が再開します
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、緊急事態宣言を受け、本校では既にご説明させていただいている通り、昨日まで、部活動を停止してきました。本日は、帰りの会終了後、放送による全体指導を行い、その後、各部ごとのミーティングを行い、各部共通での注意点に加え、自分たちの部の特性などを踏まえ、改めて共通理解を図り、活動が再開されました。本校教職員もこれまで以上に気を引き締めて指導にあたりますので、ご家庭におかれましても、ご協力のほどお願いいたします。(1月27日 校長)
卒業記念樹の植樹式を行いました
昨日1月25日の放課後に、県からいただいた、3年生の卒業記念樹の植樹式を行いました。学級委員をはじめとする有志生徒達の笑顔が印象的でした。木の成長に負けずに、卒業生たちも大きく成長してほしいものです。(1月26日 校長)
埼玉県小中学校児童生徒美術展埼葛地区展
令和2年度 埼玉県小中学校児童生徒美術展 埼葛地区展に出品した本校生徒の作品です。
どの作品も、素晴らしく感心してしまうほど立派な作品です!どうぞご覧ください。
https://schit.net/kasukabe/center/page_20201105091806(入選作品)←クリック
↓↓こちらの作品も出品しました↓↓
1月最終週です
以前、3学期はあっという間に終わってしまうということを、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という表現でみなさんに伝えましたが、まさにその通りに時間は流れています。今週の学校は、1月の最終週となります。大寒が過ぎた今頃が一番寒い時期ではありますが、健康に気をつけて元気に乗り切りましょう。(1月25日 校長)
雨の私立高校入試日 ~備えはできていましたか~
現在、11時30分、今日は何のトラブルもなく、間もなく入試が終わろうとしています。3年生の先生方は、今日も朝早くから学校に待機してくださいました。試験を無事に受けられるその裏には、保護者や先生方の見える、そして見えない支えがあるということに気づき、感謝の気持ちを力に変えることのできる人になろう。義務教育をまもなく終える3年生諸君、照れくさくても家に帰ったら、そして月曜日に学校に登校したら、「お世話になりました、無事に終わりました」などの報告やお礼を言いましょう。そういうことができるようになることも、義務教育を終えるための試験のようなものなのです。
さて、今日は冷たい雨の入試日でしたが、雨の対策はできていましたか?雨の日の外出では、タオルを一枚多く持っていくとか、靴下の替えを持っていくとか、濡れたものを入れるビニール袋を持っていくとか、カイロを1つ多く持っていくなどの対策が必要です。たとえ結果的に使わなくても…。明日は雪の予報がでています。明日の受験者は準備をしましょう。
また、今日は本校を会場に、4級から準2級までの英語検定試験が行われました。資格を持つということは、将来の可能性を広げることになります。これからも様々なことに積極的にチャレンジしましょう。お疲れさまでした。(1月23日 校長)
私立高校入試集中日 ~いろいろありました~
本日は、埼玉県内の私立高校入試集中日の初日でした。朝早くから3年生の先生方は学校に出勤し、体調の悪い生徒が出た場合に高校に連絡をしたり、上履きを前日に持って帰るのを忘れた生徒が取りに来たり、電車が事故等で動いていなかったり、乗り間違えてしまったりなどあらゆるケースを想定し、待機してくれました。しかし、想定の範囲を上回る事態が複数発生し、結果的には大丈夫でしたが、冷や汗をかいてしまいました。いくつか紹介すると、単願と併願を間違えて出願していたことが、朝、高校へ行ってみたら分かったり、今日が入試なのに、本人、家族とも明日だと思っていて、高校から「来ていませんが…」と問い合わせがあり、教室に行くと本人がいたり…。ひと昔前と違い、願書を手書きして郵送するのと違い、ネット出願、受験料もネット支払いとなっているので、クリックミスをしたり、認識が浅かったりするのが原因なのだと思います。明日以降に受験をする予定の生徒諸君は、受験票をよく見て、もう一度確認をしてくださいね。それから最後に天気予報によると、24日(日)は雪の予報となっています。朝は時間に十分余裕を持って出発してください。雪の日は道路が大渋滞したり、電車が遅れたりします。困ったときは、先生方が朝から待機していますので、高校ではなく、中学校に連絡をしてください。(1月22日 校長)
部活動の再開について
過日配布した通知文のとおり、本校では、新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言の発令を受け、国民のすべてが、特に一都三県の都民・県民はさらに意識を高めて、感染拡大の防止に努めなければならないと受け止めました。学校は休校にはなりませんでしたが、従前の教育活動を行ってよい訳ではなく、特定の教科の授業内容をはじめとするリスクの高い活動は自粛する必要があります。本市においては、部活動を停止にしている学校は、本校だけですが、市教育委員会、学校医、他市町の中学校の様子をも参考に、部活動の停止を決定し、2週間様子を見ました。この2週間様々な状況を総合的に判断し、本日付けの通知文のとおり、25日から部活動を段階的に再開します。再開に至る根拠は、①発達段階にある本校生徒の様子を観察したところ、これ以上の活動の停止は、心身の健康に支障をきたす恐れがある。②感染の拡大防止策を徹底していれば、クラスターは起きない。(報道で、クラスターの起きた高校や大学の部活動は全て、換気をしていなかったり、マスクをしていなかったり、寮での生活場面などが原因である)③全校で医療従事者の特集番組を視聴し、今、自分達がしなければならないことは何かを学ばせ、部活動の再開にあたっても、顧問の指導のもとに、自分達の部の活動で気をつけなければならないことは何かを自分達で考え、確認し、それを守った活動をさせることが本当の教育である。以上の理由で、部活動を25日(月)から段階的に再開します。校長以下、本校教職員の指導力不足で、感染防止の対策を徹底できていない部があれば、命にかかわることであるため、その部は、活動を即時停止とすることも付け加えておきます。また、現在の状況下で、部活の活動に参加することが不安であると判断されるご家庭におかれましては、遠慮なさらずに担当の顧問までご連絡ください。ご家庭におかれましても、お子さまとよく話をされ、ご理解、ご協力いただきますようお願いします。(1月22日 校長)
明日からの3日間は、県内私立高校入試集中日です
明日22日(金)からの3日間は、県内私立高校の入試集中日です。本校の3年生も7割以上の生徒が受験をすると聞きました。この3日間で行われる受験のタイプは、いわゆる併願受験です。第一希望が県立高校である者が、県立がダメだった時に進学する高校を決めておくということですね。私立高校の受験料は、約1万5千円~2万円、これに加えて、合格後に県立高校の発表日まで手続きを待ってもらう"延納手続き"に約1万円~2万円ほどかかります。県立高校の受験料2,200円とは大きく金額が異なります。しかし、昔のイメージと違い、昨今は、私立高校も授業料につきましては、国や県の補助金が手厚くなってきていますので、私立=お金がたくさんかかる、ということはないようです。さて、明日から受験をする生徒諸君は、前日は準備を済ませ、早く寝ましょう。そして、すっきりと目ざめ、予定通りに出発をしましょう。試験は、がんばる必要はありません。普通に自分の力を出せばよいのです。肩の力を抜いて、深呼吸をして、試験に臨んでください。マスクをするなど、試験官の指示にはきちんと従うようにしてくださいね。それでは健闘を祈っています。(1月21日 校長)
2年生保健体育で救急時の適切な対応についての学習を行いました
本日2年生全クラスの保健体育の授業で、保健体育科の教員と養護教諭とのティームティーチングにより、救急時の電話のかけ方、救急救命、包帯法など貴重な学習を行いました。災害と同様、いつ、誰の身に起こるか、そこに遭遇するのか分からないことであるため、中学生として応急処置の仕方をきちんと学び、スキルを身に付けておくことは、社会の一員として必要なことです。2年生にとって、よい学びの機会だったと思います。(1月20日 校長)
掲示物は、もの言わぬ学習指導、生徒指導
学校には、たくさんの掲示物があります。生徒の作った作品であったり、教師から生徒への思いのこもった啓発メッセージであったり…。生徒たちは、仲間の作品を観て、称賛を送ったり、切磋琢磨したり、また、教師からの啓発メッセージを読み、心を奮い立たせたり…。それらすべては、「もの言わぬ学習指導や生徒指導」だと考えます。今日は本校の掲示物を中心に紹介します。掲示物は機に応じたものです。学校にお越しの際は、学校生活を豊かにする、彩りのある掲示物をぜひご覧になってください。(1月19日 校長)
医療に従事するすべての皆様へ
保護者が家庭で子供を直接指導する、先生が学校で生徒を直接指導する、これらは人と人とが直接関わるコミュニケーションです。一方、ホームページや掲示物は、基本的にコミュニケーションではなく、一方通行の行為です。作り手は、思いを込めて作成しますが、見た者、読んだ者がどう感じるかはその人次第であると考えます。さて、本校では先日、全校生徒で、あるテレビ番組を視聴しました。それは、年末年始に特集されていた、コロナ禍で医療に従事する方々に密着した、いくつかのドキュメント番組でした。感染者が激増し、次々に患者が運ばれてくる状況で、年末年始であるにもかかわらず、休みも取れないばかりか、日々休憩時間さえろくに取ることもできず、命を懸けて医療にあたる姿を、生徒達は真剣に見入っていました。視聴後に、「いま、私達にできることは何か」を考え、それを実践すること、そして、医療に従事する方々への感謝の気持ちを言葉にしたメッセージカードを全校生徒で作り、春日部市医療センターへ送ることにしました。しかし、これを届けるという行為そのものが医療センターの方々の余計な負担になるのではないかという考えもありました。そこで、一方通行の行為で構わないので、とにかく送ろうという判断をしました。「取り扱いにつきましては、掲示などしていただかなくて結構です。休憩室でざっと見ていただければ幸甚です。その後処分していただいて結構です」という言葉を添えて。終わりの見えない大変なご苦労がしばらく続くと思いますが、どうかお身体ご自愛下さい。私達も一人一人ができることに努めてまいります。(1月19日 校長)
阪神淡路大震災から26年
教員になって2年目の冬、朝起きて出勤の身支度をしていると比較的大きな地震がありました。埼玉県は、東日本大震災の時とは違い、さほど長い時間もかからずに地震はおさまったように記憶しています。しかし、阪神淡路地域では、想像を絶する震災が起きていたのです。当時勤務していた学校では、一日中、職員室のテレビがつけられ、橋げたの落ちた高速道路や火災の様子が映し出されていたのを記憶しています。昨日は、テレビや新聞、ネットでたくさんの特集が組まれていました。「大好きだったお婆ちゃんを連れていった神様のバカやろう」という作文を当時書いた少年が、26年後にインタビューを受けていました。また、「大好きだった優しいお兄ちゃんを失い、私は今も、心の中にいる兄と共に生きている」と語った女性の特集を読みました。戦争も、地震による災害も、新種のウィルスによる苦難も、ともすると、時間と共に記憶は薄れ、人々の心から消えていってしまいがちなものです。私達は、忘れてはならないことをしっかりと次の世代の人々に伝える義務を負っています。これまで、地震による避難訓練は、関東大震災の教訓から9月に行ってきましたが、阪神淡路大震災や東日本大震災の経験を経て、年度当初に避難訓練を行う学校が多くなりました。震災と共に、新型コロナウイルスの影響で苦労したこの時のことも決して忘れることなく、語り継がなければならないと思っています。さらに、「保健・安全教育」とは、健康的な生活の仕方や、危険を認識する知識や経験、地震などの災害に遭遇した時の処し方を学ぶことにとどまらず、そこから立ち上がる、本当の意味での「強さ」を育むことをも含むものではないかと考えます。今週も寒さに負けずにがんばりましょう。(1月18日 校長)
1月15日 感染対策 書き初め展 2年生ダンス発表会
職員室前の廊下の掲示板に、令和二年度市内書き初め展の出品作品が賞と共に掲示されています。どの作品も非常に力強い見事な作品ですね。おめでとうございます。なお、県の中央展に出品することが決まった3名の作品は、中央展が終わり、作品が戻ってきましたら改めて紹介します。
さて、ニュースによると、電車の運転士さんの宿直施設にある洗面所の蛇口から集団感染した可能性があると報じられています。大学等の運動部の寮でのクラスター発生のニュースも後を絶ちません。そこで、本校では、これまでもスクールサポートスタッフの職員が毎日定時に、水道の蛇口やトイレのレバーやスイッチ、階段の手すり等を消毒していますが、この度、さらに念には念を入れて、校舎内の水道やトイレに啓発ポスターを掲示し、アルコール消毒液をさらに多く設置するとともに、改めて生徒への指導を行いました。ご家庭におかれましても、お子さまへの繰り返しの指導をお願いします。
また、本日は2年生が時間割を調整して、5校時に合同の保健体育の授業を行い、かねてから取り組んできたダンスの発表会を行いました。自分達で曲を選び、振り付けを考え、個性豊かなダンスを披露してくれました。ダンス終了後の観衆の温かな拍手も印象的でした。本校の生徒は、体を動かすことが好きで、生涯学習にもつながる保健体育の授業を体育担当が実践していることに手前味噌ながら、嬉しく思っています。(1月15日 校長)
いきいき子育て 24 【合格のとき】
いよいよ入試がはじまりました。保護者として結果をどう受け止めるか Part.2 合格のとき…保護者が教えること
それでは、合格した子の家族はどうでしょうか?もちろん、その家族は大いに喜び合い、みんなで祝福し合ったらよいと思います。自分の昔を思い出してみても、その日は夕食を兼ねてお祝いをしてもらいました。コップにジュースを注いで、「おめでとう!」と乾杯をしました。この1年間、いや中学3年間の悲喜こもごもの事が脳裏をかすめる一瞬です。「今日の合格は、大勢の人のおかげで得られたんだよ。この喜びと感謝の気持ちを忘れずにいなさい。そして今後もより一層努力していきなさい」と。そして、担任の先生はもちろん、学年の先生、部活動などでお世話になったすべての先生方に報告とお礼の挨拶をさせて下さい。また、親戚などで心配してくれた方々にも同じです。手紙でも結構ですから、小学校の先生や保育園などでお世話になった先生方にもできるといいですね。合格のお祝いの仕方は家族によって様々だと思います。また、それぞれの特色があってこそ、家族らしいのだと思います。しかし、その喜びをお金や物で満たすのではなく、保護者と子の心で満たし合うのが大切であることは、どの家族にも共通していえることだと思います。さて、合格の喜びは、それは大きなものです。それだけに合格の喜びに有頂天になりがちでもあります。そんな子供に対して、この時こそ、「自分だけで大きくなれたのではない」ということを説教としてではなく、子供の実感として、胸に刻み込ませるかけがえのないチャンスだと思います。そして、その上で、「受験はゴールではない、スタートだ。お世話になった人達の期待に応えて、益々がんばっていきなさい」と、保護者は胸を張って子供に教えるのです。そこに合格の日の最大の意義があるのです。 (1月14日 校長)
本校部活動の当面の活動中止について
過日、緊急事態宣言が埼玉県に発令されました。本校では、感染拡大の防止と学校の教育活動の両立を考え、教職員が共通に認識する重要事項として、①生徒の命を預かっているということ、また生徒と同居する家族の命をも間接的に預かっているということ、②今年度、指導すべき学習内容をやり遂げ、次年度につなげること、③3年生の進路活動(受験)を、学校の教育活動を原因とする感染や濃厚接触者の発生により阻害することがないようにすること、④卒業証書授与式を実施し、3年生に卒業証書を授与すること、この4点を最優先事項とし、これらを妨げる可能性のあるリスクを極力避けることとします。従いまして、当面の期間、教育委員会からの通知にあります通り、授業や部活動につきまして活動を制限します。授業につきましては、市教育委員会の通知文の通りです。部活動につきましては、運動部、文化部共に、学校の教育活動の中で、最も感染リスクの高い活動であると考えます。従いまして、部活動の持つ教育的意義と緊急事態宣言の持つ社会的意義を鑑み、学校医のご指導等をも参考に、24日(日)までの活動を停止とします。また、感染源を断つことが最も大切であることから、ご家庭における毎朝の健康カードの記入・提出に加え、担任が朝の教室で、生徒の体温を実測します。このことから、緊急事態宣言発令中の部活動の朝練習は停止といたします。ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。(1月12日 校長)
いきいき子育て 23 【不合格のとき】
いよいよ入試がはじまります。保護者として結果をどう受け止めるか Part.1 不合格のとき…保護者は動揺せず温かく
私は、中学3年生の担任をこれまでに何度も経験し、教え子たちのたくさんの悲哀を見てきました。今の時代、合否結果は、郵送やネットでの発表になりましたが、当時は高校のロータリーに掲示されていて、歓声の中を逃げるように去って行く子供の心境はそれこそ痛いほどよくわかります。ここで、保護者の指導で大切なのは、思慮深い指導をしないと、失望して非行化したり、劣等感を持って何に対しても意欲を持てなくなったりするような人間になりかねません。もちろん、そうならないように、3年間の学校での様々な指導の積み重ねのなかで、本当の意味での「強さ」を育てることをも目指し、指導してきましたが、15歳の子の内面を全て知り尽くすことはできません。そこでまず大切なことは、保護者自身が動揺しないことです。私の知る例では、子供の前でやたらと愚痴をこぼしたり、「親戚や近所に合わせる顔がない」と子供をなじったりする保護者が過去にいました。また、配慮を欠く保護者は、「レベルの低い者の集まっている学校へ行くのか」と、これから我が子が入学する高校を馬鹿にしたりするという例もありました。これらの保護者は、大変な間違いをしています。子供は全力を尽くしたのだし、保護者も真剣に支援してきたのですから、喜びを共に味わう時だけいい顔をするのではなく、悲しみや辛さを味わう時もいい顔(優しくあたたかい顔)をしてやるべきです。次の構えもしてあるはずですから、「精一杯やった結果だから、いいじゃないか!これで人生の全てが決まる訳ではないのだから、元気を出しなさい。それに〇〇高校だって第一志望のところと同じだよ。そこで全力を出してがんばりなさい」と見通しを説きながら励ましてやるべきなのです。つまり、第一志望に進学できなかったことを、いつまでも引きずることが一番良くないことで、気持ちを切り替え、高校で前向きにがんばれるように励ますことが保護者や教師の務めなのです。次に大切なのは、「子供自身が恥ずかしさや気まずさでこだわりを持っている」これを一刻も早く払拭させることです。それには、学校の先生のところへ行き、「お世話になりましたが、不合格でした。でも〇〇高校へ行ってがんばります」と報告とお礼に行かせるのが一番いいのです。そうすれば、どの先生方も、「惜しかったね、君なりによくやったよ。〇〇高校も良い学校だから、そこで元気を出してがんばれ」、「ほんの少しのつまずきじゃないか、将来の目標を持っている君なら、どこへ行っても大丈夫だよ」と励ましてくれるはずです。ですから保護者は、「可哀想だから」と人目を避けるようなことをさせておいてはいけないのです。このように積極的な行動を起こさせ、自分で自分のこだわりを吹っ切らせるように仕向けていくことが大切なのです。それが子供に健全な心を回復させる最も効果的な指導といえます。そんな場面が親子の絆を一層深めていく機会になると思います。「家族は自分にとっての最大の理解者」ということを、頭ではなく、実感として感じさせるよい機会であると、プラス思考でとらえられればよいのだと思います。(1月12日 校長)
三学期スタート
本日より飯沼中学校の3学期がスタートします。冬休み中に事故もなく、今朝、生徒が元気に登校し、爽やかな挨拶を私と交わすことができたことを、大変嬉しく思います。昨日、埼玉県を含む一都三県に、緊急事態宣言が発令されましたが、今回の発令ですぐに学校が休校になるということはありません。しかしながら、これまで以上に学校及び家庭での生活の仕方に「感染拡大の防止」という視点を持たなければなりません。どうぞよろしくお願いいたします。(1月8日 校長)
1月7日
いよいよ冬休みも最終日です。明日は3学期の始業式です。飯沼中学校の生徒全員が元気に登校する姿を楽しみにしています。(1月7日 校長)
1月6日
1月5日
今日も午前中を中心に、各部がはつらつと部活動に取り組んでいました。(1月5日 校長)
学校が動き出しました
飯沼中学校では、本日から部活動を再開いたしました。各部の予定に従い、今日からいくつかの部が活動を始めた訳ですが、本校では部活動について、以下の事項を各部の顧問から共通で指導をしています。
①寒くても換気をする。文化部及び体育館を使用する部は、日常の授業よりレベルを上げ、常時、窓やドアを全開にして活動します。
②活動中は原則、マスクを着用しますが、激しい動きで呼気が荒くなる時は、マスクを一時的に外しても構わない。ただし、その際は、大声を出さない、周囲の人との距離を意識する。
③激しい活動でマスクを外していたとしても、休憩時は全員マスクを着用し、周囲の人との距離を意識するとともに、水分補給時は、人と話さない。以上を改めて、各顧問から指導するようにしました。
活動が制限され、堅苦しい思いではありますが、教育活動と感染拡大の防止との両立を図るためには仕方がありません。ご家庭におかれましても、改めてお子様への様々な面での指導をお願いします。(1月4日 校長)
令和3年がスタート!
飯沼中学校の生徒諸君、令和3年がスタートしました。本年も学校教育目標の「自主実行」を常に意識して、がんばっていきましょう。飯沼中学校の教職員は、みなさんのがんばりを100%応援することを約束します。みなさんも一日一日の生活をよく考えて、大切に過ごしましょう。そして、困ったことがあったり、自分の力で解決できないことがあったりしたときは、遠慮することなく、なんでも友達や先生に相談してくださいね。それでは健康に気をつけて、残りの冬休みを過ごし、8日の始業式では、やる気に満ちた君達の姿を見せてください。(1月1日 校長)
今年1年よくがんばりましたね
飯沼中学校の生徒諸君、元気に過ごしていますか。1、2年生は新型コロナウィルスの影響で、部活動のない冬休み前半となりましたが、勉強や運動を自分で決めてしっかりとやりましょう。3年生は受験勉強ですね。長い人生においては、やりたいことを我慢して、勉強に打ち込まなければならない年があります。同じ勉強をするにも、嫌だ嫌だと、ため息をつきながら勉強するのではなく、楽しみを見つけて勉強に打ち込むとよいと思います。寒い冬休み、健康に気をつけて乗り切りましょう。さて、今日で令和2年が終わります。今年1年間、生徒のみなさん、よくがんばりましたね。お疲れさまでした。明日から令和3年です。そこで、新年の誓いを立てることを冬休みの宿題とします。最後に、春日部イオンモール、未来屋書店様から本をいただいたことを先日報告しましたが、現在イオンモール内に、特設コーナーが設置されています。ステイ・ホームの今年の冬休み、本を読むことを強く勧めます。本校の図書室にも置いてありますが、早く読みたい人は、マスクをして、イオンモール未来屋書店に足を運び、本を数冊買って、この冬休みにたくさん読書をしてください。読書をして、頭を鍛え、心にエネルギーを与えましょう。それでは、良いお年をお迎えください。(12月31日 校長)
2学期が終了しました
残暑の厳しい8月21日から始まった2学期でしたが、本日、お陰様をもちまして、無事に終業式を終えることができました。保護者、地域の皆様には、今学期も大変お世話になり、ありがとうございました。大変な社会情勢ではありますが、生徒達は2学期、本当によくがんばりました。まだ3学期が残っておりますが、こんなにも印象深い年は、私の教師生活の中でも他にありません。一番がんばったのは生徒達です。そして保護者、地域の皆様のご理解、ご協力がなければ、難局と言える状況の中、本校の教育活動がここまで来ることはできませんでした。また、手前みそにはなりますが、本校教職員もよくがんばってくれました。市や県の教育委員会の先生方にも、たくさんのご指導、ご支援をいただきました。多くの方々のお力添えに感謝の気持ちでいっぱいでございます。間もなく、令和2年が終わろうとしています。厳しい情勢ではありますが、だからこそ気付かされたことや、生まれた力もたくさんありました。令和3年も全力で教育活動を行ってまいります。どうか飯沼中学校へのご理解、ご協力、ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。それではよいお年をお迎えください。(12月24日 校長)
2学期終業式 校長式辞 ←クリック
春日部イオンモール未来屋書店様より本をいただきました
春日部イオンモール未来屋書店様主催の本のアンケートに過日参加し、本日、未来屋書店様より、本校の人気トップ3になった本をいただきました。図書室に置きますので、生徒のみなさん、冬休みに読んでみてはどうでしょうか。(12月23日 校長)
いきいき子育て 22 中学生らしく2学期をまとめられました
昨日を持って2学期の給食が終了し、今日からは半日の日課となります。昨日は、12月23日から1月3日まで、部活動をはじめとする諸活動を停止するというお知らせをいたしました。これは、現在の社会情勢を鑑み、年末年始の医療崩壊のリスクを、国民一人一人が考え、感染拡大の防止に努め、命を最優先した行動をしようというものです。そうすることが医療従事者に対する何よりもの支援だと考え、本校におきましても、部活動の意義は十分認識しているところですが、国民、県民、市民の一人として、感染拡大防止の一助とするために、23日からの諸活動を停止といたしました。年末年始はご家族で、穏やかに過ごしていただきたいと思います。また、受験を控えた3年生につきましては、勉強をがんばらせると共に、健康管理につきまして、特段のご配意をお願いいたします。
2学期の成長を感じた学年集会
本日は、学年集会、学活、大掃除を行いました。各学年ともに、学年集会や学活では、生徒達の2学期の成長を強く感じる素晴らしい運営や発表を見ることができました。2学期は、新型コロナウイルスの影響で、様々な行事が中止となりましたが、生徒達は明るく元気に過ごし、本校教職員は、生徒達を思い、知恵を出し、汗を流し、創意工夫を重ねて生徒と向き合いました。3学期も引き続き、先行き不透明な社会情勢ではありますが、感染拡大防止に努めながら、精一杯教育活動を展開してまいります。明日の終業式もよろしくお願いします。(12月23日 校長)
いきいき子育て 21 親知らず、子知らず
親の心子知らず、子の心親知らず
3年生のお子さんの心の中は、「もうすぐ受験だ、がんばらなくちゃ」という気持ちと、「合格することが出来るのだろうか…」という不安な気持ちと、他にも色々な思いが入り交じり、頭の中がパニック状態になっている子もいるかもしれません。3年間の中学校生活を振り返って、ああしておけばよかった、こうしておけばよかったと反省する者もいるかもしれません。一方、親御さんの心の中では、自分の子供は可愛いし、うちの子は絶対にこの壁を乗り越えてくれると信じる気持ちと、この大事な時期になんでテレビを見ているの?友達と遊びに行くの?ゲームやってんの?ちっとも勉強しないんだから…という気持ちが入り交じり、訳もなくイライラし、ついつい厳しい言葉が飛び出すこともあるかもしれませんね。私達教師も、生徒はみんな可愛いし、何とかしてあげたい、できることならみんな合格してほしいと願っています。ここで、これから先、お家の方にお願いしたいことは、あまりガミガミものを言わずに、栄養を考えた食事を作り、お子さんの健康に気を配ってやってほしいということです。学校の役割は、3年間中学校でがんばってきたことを高校の先生にわかってもらえるよう、一生懸命に調査書や推薦書を作成することです。生徒と保護者と教師の三者が、それぞれの役割を理解して事に当たれば、厳しい壁も乗り越え、15の春を迎えることができるのではないかと考えます。クラスには色々な生徒がいます。県立一本の生徒もいれば、県立を含め4、5校受験する生徒もいます。私立を単願で受験する者もいます。県立の二次募集まで行くかもしれない者もいます。道は色々あっても、目指すゴールはみな同じです。義務教育を終え、15の春を希望に満ちて迎えることです。残された中学校生活、9ヶ年の義務教育を最高の形でまとめ上げて、有終の美を飾ってほしいものです。そのためにも冬休みをしっかり過ごすことが大切です。(12月22日 校長)
今日は2学期最後の給食、クリスマス献立でした(「給食と昼休みの部屋」もご覧ください)
2学期もいよいよ最後の週です
先日、いよいよ12月ですと言っていたのに、早いもので、2学期も最後の週となりました。色々あった2学期のまとめにつきましては、終業式の日に話す予定です。今日は、月日が経つのは早い、ということを改めてみなさんに感じてもらい、だからこそ、一日一日を大切に過ごすことがいかに大事かを考えてもらいたい。この調子でいけば、あっという間に冬休みが終わり、すぐに春になることでしょう。一日一日を大切に、よく考え、できることを精一杯やることで、迎える春も違ってくるはずです。2学期も今日を入れてあと4日。一日一日をしっかりとやり切ることが大切です。(12月21日 校長)
北風と太陽のはなし
寒波の影響で、寒い日が続いていますね。昨日は冷たい北風の吹く一日でした。そこで…、イソップ物語の中に、「北風と太陽」という話があります。ある日、北風と太陽が力比べをすることになりました。そこへたまたま、コートを着た1人の旅人が通りかかりました。そこで北風と太陽は、「あの旅人のコートを脱がせた方が勝ち」ということに決め、さっそく力比べをはじめました。最初に北風が、冷たい風を激しく旅人に吹きかけました。しかし、旅人はコートのえりを立て、しっかりとコートの前を合わせて、吹き飛ばされまいとします。北風が懸命になって力を入れれば入れるほど、旅人はコートをしっかりと押さえつけ、離しません。とうとう力つきた北風は太陽と交代しました。太陽は、暖かい日差しを優しく旅人にあてます。どんな強風にもコートを離さないでいた旅人でしたが、ポカポカと暖かい太陽の光を浴びて、身も心も温まり、ついにコートを脱いでしまいました。この北風と太陽の話は例え話です。一般的な解釈は、北風は冷たく厳しい非難や押しつけをあらわし、太陽の光は、温かい思いやりや賞賛をあらわしているということです。人を変えようと思ったとき、北風のようにピューピュー吹いても人は受け入れてくれません。また逆に、暑くてもコートを脱がないような人は、人の気持ちやアドバイスを受け入れないのでこれも良くありません。人間関係を温かく、素敵なものにするには、言う側は、相手の立場に立った温かな言葉や態度で、また言われた側は、素直な心で受け入れるようにしましょう。一週間お疲れさまでした。(12月18日 校長)
生徒諸君へ 朝活のすすめ
今日は、学校の脇にある用水路の水が凍っていました。厳しい寒さが続いています。健康に気をつけて過ごしましょう。さて、人はみな平等に1日24時間という時間を生きています。私は子供の頃から朝早く起きる人間でしたので、当時、勉強も朝にやっていました。教師になってからも、毎朝早く学校に行き、まず、職員の一員として、職員室のゴミを集め、お湯を沸かしていました。それが終わると、自分で決めた日課であった学級通信を書き、その後、部活動の朝練習でグランドに出ていました。今は、朝4時半に起き、洗濯物を干し、ごみを出して、5時半頃家を出て、6時ごろ学校に到着します。2つの新聞に目を通し、教育関係の記事があれば、職員に紹介する準備をします。それから学校のホームページの給食のページの準備をし、それが終わると、学校を出て、健康づくりも兼ねて、学区の地域を日ごとに違うコースを歩いて回り、最後に川辺小学校の交差点で立哨指導をして学校に戻ります(約1時間)。そうしていよいよ、学校が始まります。朝は、夜と違い、頭や体の疲れが取れていて、外の空気は澄み、何をするにも、とても気持ちよく、そして効率よく進みます。部活動の朝練習、3年生の朝勉強、飯中生みんなが毎朝取り組んでいる朝読書など、生徒諸君には、ぜひ、朝のちょっとした時間を活用して、何かに真剣に取り組んでみることを勧めます。「毎日のちょっと」が続けば、きっと目に見える結果となって表れますよ。(12月17日 校長)
今日は朝の特集です。
生徒諸君へ 負ける練習
負ける練習
柔道の基本は、受け身です。受け身とは、投げ飛ばされる練習です。人の前でたたきつけられる練習、人の前でころぶ練習、人の前で負ける練習です。つまり、人の前で失敗をしたり、恥をさらす練習です。自分の格好の悪さを人前でさらけ出す練習、それが受け身です。そして、長い人生には、格好良く勝つことよりも、ぶざまに負けたり、だらしなく恥をさらしたり、思い通りにいかない事の方がはるかに多いのです。そして、負け方や受け身の取り方が本当に身についた人間が、苦しみに耐え、人の胸の痛みを心から理解できる、優しく温かい人間になれるのです。格好良く見られたい。格好悪いことはしたくない、ちょうどみんなはそういう年頃ですよね。とってもよくわかります。でも、格好悪く投げ飛ばされることだってたくさんあり、その時に受け身ができないと大きなけがをしてしまいます。昔、公式戦で1度として負けることなく引退した、柔道の山下 泰裕さんは、引退するときに、「自分は幸いなことに、負けることなく引退するわけだが、これから指導者として、負ける辛さや苦しさを知らずに引退することはとても心配なことだ」というようなことをおっしゃったことがありました。たまには派手に投げ飛ばされて負けたっていいのです。その事が必ず役に立つのですから。投げられまい、投げられまいとするよりも、投げられたときに受け身をとり、すぐ体勢を立て直す。そんな人になりたいものですね。(12月16日 校長)
いきいき子育て⑳
波騒は世の常である
吉川英治の小説の傑作「宮本武蔵」の最後に、次のような文があります。「波騒(なみざい)は世の常である。波にまかせて、泳ぎ上手に雑魚は歌い、雑魚は踊る。されど誰が知ろう、百尺下の水の心を。水の深さを」佐々木小次郎との巌流島の決戦で終局を迎えた後に続くこの作者のメッセージは、混乱の極みにある今の時代にも通じるのではないかと思います。私が解釈するに、国や社会も、個人の人生にしても、いい時もあれば、悪い時もある。「波騒は世の常である」とはまさにこのこと。その際、多くの人は、その時々の浮き沈みに一喜一憂するが、悠然たる底の水の流れを知れば、落ち着いて行動できるはずだ、ということです。新型コロナウイルスの影響で、国がまた動きを示しました。学校教育もどうなっていくのかまったく先行き不透明です。しかし、私は困難な事態に直面した時、「すべてが人生勉強」と思うようにしています。そうしてよく考え、よく情報を収集し、勇気を持って事にあたれば、自然に打開策は見えてくると考えています。今年度様々な行事が中止となりましたが、本校教職員の知恵と汗、創意工夫で代替行事を行い、例年と同じかそれ以上の教育効果を発揮できたと考えています。3年生の進路についても、親や教師は人生の先輩として、大きく構えて指導にあたりたいものです。(12月15日 校長)
見える学力、見えない学力
見える学力、見えない学力
現在進行形の表現ができるようになった。因数分解の計算が解けるようになった。シャトルランで目標を達成することができた。これらは、すべて見える学力です。授業でやっていることであり、テストで確かめられること。手のひらの裏側には手の甲があるように、見える学力の裏側には見えない学力というものがあります。「ありがとう」、「ごめんなさい」と素直に言える。ゴミが落ちていたら拾う。元気に「おはよう」って声がかけられる。「わー、花がきれい」と感じる心など、これらは見えない学力です。人の優しさや思いやり、ボランティア精神、心のたくましさ…こういったものは机の上ではなかなか身に付かない見えない学力です。机の上の勉強も大切です。またその土台となる人間の芯である、見えない学力も大切です。大切なものを見失わないようにしないといけませんね… (12月14日 校長)
生徒諸君へ 努力とは
みなさんは、何かに努力をしたことはありますか。それはどんなことでしょう…。定期テストや受験の直前で猛勉強することは、努力とはいいません。試合前に作戦を考え、間違えないように何度も確認することも努力とはいいません。コンクールの課題曲を何度も練習することも努力とはいいません。これから象徴的に例えますので、みなさんは自分のことに置き換えて考えてみてください。努力とは、野球部員が、毎日学校から帰った後、素振りを100回集中してやることです。しかし、努力とは、すぐに結果が出るものではありません。100回素振りをしたからといって、ヒットやホームランがすぐに打てるわけではありません。努力とは、大切な事だが、すぐには結果が出ないことをコツコツとがんばることをいいます。地味な事だが根気よく続けていると、ある日、ある時その効果が発揮され、嬉しい瞬間が訪れるのです。野球部員がこういった努力をせず、すぐにピッチャーやマシンに投げさせ、打撃練習をしたり、試合をしたりしても、当然、良い結果など出るはずはありません。飯沼中の生徒諸君、すぐに結果は出なくても、大切なことをコツコツと日々がんばれば、いつか大きな花を咲かせる日が来るのです。「努力はうそをつかない」とは、そういうことなのです。(12月11日 校長)
いきいき子育て⑲ 愛嬌
愛嬌のある子に育てる
人は、いくら能力があっても、学歴があっても、人間関係がうまく行かなければ、世の中を渡っていくことはできません。人に好かれる、感じのいい人に育てることは、その子のためになると思います。感じがいいとは、愛嬌のある人と言ってもいいでしょう。愛嬌というのは、自分の欠点を認めて、さらけ出すことができる態度のことです。人間関係の中で、好感を持たれるのは、カッコ良い人よりも、愛嬌のある人です。なぜ、お笑い芸人がモテるのか考えてみて下さい。彼らは自分の欠点を丸出しにしているのです。それこそが、愛嬌の本質でしょう。「人間はいっぱい欠点があるんだよ、失敗もするんだよ」ということを親が進んで見せた方がいいと思います。大人がいいところばかりを見せようとしていると、子供は失敗を恐れてしまいます。「人間っていうのは欠点があっちゃいけないんだ」と思い込んでしまいます。そうなると今度は他人の欠点にも厳しい人間になってしまいます。失敗や欠点があってもいいんだと子供に分からせるには、失敗したときのほめ方が大切だと思います。「失敗してもくじけなかった」「失敗したけど態度が良かった」と評価してやるのです。逆に成功したときにも、態度によっては叱った方がいい時もあります。例えば何かの勝負で自分の子が勝って、敗者に対して勝ち誇ったような態度を見せたら、「敗者の気持ちを考える」ということをきちんと教えるべきでしょう。親は「成功か失敗か」だけを評価の対象とせず、感謝の気持ちをはじめ、成功や失敗をどう受けとめるかを教えるべきだと思います。(12月10日 校長)
いきいき子育て⑱ 校長面接を通して
泥くさい人間関係
3年生との校長面接も今週でほぼ終わりになります。何人かの生徒に、「あなたの通っている中学校はどんな学校ですか」、「担任の先生はどんな先生ですか」などの質問をすると、ほぼ決まって、「自然豊かで、自主実行のもとに、生徒がみな仲良く楽しく生活している学校です」、「先生方同士の仲が良い学校」、「先生と生徒の距離がとても良い感じで、何でも相談に乗ってくれる」という答えが返ってきます。校長として、とても嬉しく思います。担任の先生は、みな若い先生ですが、とても生徒達のことをよく考え、安心してクラスを任せられる教師達です。学級では、「私はたくさん失敗を繰り返しながら、こうやって生きてきた」、「いまこういった苦労を抱えながら人生を生きている」「大人っていいものだよ」「家庭学習、やらなきゃいけないのはよくわかっている、でもできないんだよねぇ。私も昔そうだった。でも自分を成長させるためには、どうやって時間を捻出する?弱い心に打ち勝つ?」「あなたが学校でいじめられていることを知ったら、ましてや、自殺なんかしたら、あなたを愛してくれている周りの人達はどう思うかな?誰にでもその人を愛している人が周りにたくさんいる。だからいじめなんかしちゃいけないんだ、自殺なんかしちゃいけないんだ」etc。こういった人の弱さや時には醜さを隠さずにさらけ出し、それでも清く、より良く生きることへの努力を怠らない姿勢を見せ、一人一人の生徒達と向き合い、まさに泥くさい学級経営をしてくれています。それが校長面接での生徒達の言葉となっているのです。また、「家族を尊敬している」と答える生徒もたくさんいます。きれいな洋服を着ることも、行儀よく振る舞うことも、平均値と比べて勉強ができることも大切ですが、それ以上に、困っている人、淋しそうにしている人がいることに気付き、優しい声をかけてあげる感性や、ありのままの自分を受け入れ、頑張ろうとする気高い心、困難にぶつかってもやり遂げる強さ、自分の力では解決できないことを認め、助けを求めることのできる強さ、こういったことを保護者の皆様が身を持って、後ろ姿で子供に範を示しているからこその子供からの尊敬なのだと思います。飯沼中学校、いい学校です。(12月9日 校長)
いきいき子育て⑰ 道草
道草によってこそ「道の味」がわかる
私は夫婦で教員をしているため、一人息子は、もう15年も前になりますが、当時、毎日学校のそばにある学童保育に通っていました。ある日、学校から学童に向かう下校班で、みんなで学童の近くにあるクリーニング屋さんに立ち寄っているんだということを聞きました。「そこで何をするの?」と聞くと、「ただ立ってクリーニング屋さんが、たくさんの服にアイロンをかけているのを見ている」とのこと。「たくさん洋服がありますねって言うんだ」と。「道草をするんだぁ、お店の人の迷惑にならないようにね」という会話があった。それからわずか数日後、学童の先生がその光景を見ていたらしく、「寄り道しないで来なさい」と言われたと言っていた。「そうかぁ…」としか言わなかったが、子供にとって寄り道、道草ほど楽しいものはない。自分が小学生の時も、きれいな石や落ち葉を見つけると、拾って友人と比べっこをしたり、ありの巣を見つけて観察をしたり、「近道」とばかりに家と家の間をすり抜けるような道を開拓したり、田んぼのあぜ道を通り、用水やドブを走り幅跳びのように跳んでみたり、まったくスリル満点のおもしろさがありました。今から考えると、このような道草によってこそ、子供は無意識ではあるが、「道」の味を満喫し、季節を感じていたのだと思います。道草をせずにまっすぐ家に帰る子もいた。勉強して真面目に時間を過ごしたのでしょう。立派なことです。しかし、道の味を知ることはなかったでしょう…。前置きが長くなりましたが、人生にも道草があります。例えば怪我をして、部活動や体育の活動が出来ない、これは人生の道草。大学受験に不合格になり浪人する、就職試験に不合格になり翌年まで勉強する…。これらも人生の道草です。人に遅れを取ることの悔しさや、誰もが出来ることを出来ない辛さなどを味わうことで、弱い人や苦しんでいる人の気持ちがよくわかるようになるはずです。私は大学入試でも教員採用試験でも道草をしてきました。「道草もまた人生の肥やし」、夏目漱石の「道草」を久しぶりに読んで改めてそう思いました。お子さんの道草をどう考えますか… (12月8日 校長)
地域に飯中生の元気を届けます 第2弾
先日ご報告いたしました、特別養護老人ホームしょうぶ苑様にての展示に続き、本日から12月18日(金)まで、春日部市役所の庄和総合支所1階ロビーに、飯沼中学校の生徒達が、美術の時間に作った作品が展示してあります。日頃お世話になっている地域の皆様へ、感謝の気持ちを込めて作品を展示しました。どうぞご覧ください。また、本校の生徒、保護者の皆様もどうぞ足をお運びになり、ご覧になってください。(12月7日 校長)
いきいき子育て⑯ ~親は子供にとってのモデル~
子は親の言うようには育たない。親のするように育つ。親や教師は子供のモデルです
ゴミはゴミ箱へ、みんなで使う物は大切に扱う、お年寄りや身体の不自由な方に席を譲るなどということは、暮らしの中でごく基本的なこととして、自然に行われるべき事のように思われます。ところが、街の人々の姿を見ると、大人たちがこうした基本的なことが身についていない振る舞い方をよくしているのです。それを見ている子供達が同じ振る舞いをするのは当然でしょう。こうしたことは、家庭で親たちがモデルを示せば、自然と身についていくもののはずなのに…。しつけの話をすると、「うちはもう遅い」と思われる方もいるかもしれません。確かに基本的なことは、早いうちに教えておいた方が良いに越したことはありません。しかし、15歳までならば遅すぎるということはありません。人間の成長は常に可逆的です。つまり、いつでも成長できるのです。あまり難しいことは考えず、まずは自分自身が人として、子供に恥ない行いをすることが大切です。親や教師は、子供にとって最も身近なモデルなのですから。(12月7日 校長)
いきいき子育て⑮ 土曜授業も最終日
子供の良いところを増やしていきましょう
今年度当初、新型コロナウイルスの影響で全国一斉休校があったため、授業時数を確保するために、どの学校でも工夫に工夫を重ねてきました。土曜授業や夏休みの短縮もその1つです。今日は、その土曜授業の最終日。これまでのご協力ありがとうございました。さて、子供にとって大切なのは、自信と、自分を大切にすることです。自己肯定感、自己有用感などといいます。それは植物の根のようなもので、深く、広く張るほど大きく実りをもたらします。表面的なことにとらわれることなく、その子が大きく育つことを信じて、心に豊かな水や栄養を与えましょう。その水や栄養となるのが、子供の良いところを見いだし、ほめることです。叱るべきときは叱り、ほめるべきときはほめる。また親の思い通りの方向や、やり方で子供が行動しなかったとしても、その子なりの工夫や考えは守り、認めることも大切です。発達に応じて、子供に任せる部分を次第に増やしていくことで、子供は自らの成長を実感し、自信を持つことができるのです。(12月5日 校長)
いきいき子育て⑭
親として子供を評価する視点
2学期の期末テストが返却されたと思います。国語科では、書き初めも行われています。ここで、テストで何点とれたか、どんな賞を取れたかなど、平均値や他の子供との比較に目を奪われ子供を評価することは、子供たち一人一人の成長や個性の伸長のためによくありません。そういう親のもとでは、子供まで相対的な順位ばかりを気にするようになったり、幸せや充実感を人との比較に終始したり、結果に対し、自信を失ったりしがちです。親は、人との比較をすることで子供を評価するのではなく、どんなときも子供の成長を信じ、取り組みを評価するようにし、すぐに結果が出なくても、焦らず、ゆとりを持って育てたいものです。(12月4日 校長)