生徒諸君へ 努力とは
みなさんは、何かに努力をしたことはありますか。それはどんなことでしょう…。定期テストや受験の直前で猛勉強することは、努力とはいいません。試合前に作戦を考え、間違えないように何度も確認することも努力とはいいません。コンクールの課題曲を何度も練習することも努力とはいいません。これから象徴的に例えますので、みなさんは自分のことに置き換えて考えてみてください。努力とは、野球部員が、毎日学校から帰った後、素振りを100回集中してやることです。しかし、努力とは、すぐに結果が出るものではありません。100回素振りをしたからといって、ヒットやホームランがすぐに打てるわけではありません。努力とは、大切な事だが、すぐには結果が出ないことをコツコツとがんばることをいいます。地味な事だが根気よく続けていると、ある日、ある時その効果が発揮され、嬉しい瞬間が訪れるのです。野球部員がこういった努力をせず、すぐにピッチャーやマシンに投げさせ、打撃練習をしたり、試合をしたりしても、当然、良い結果など出るはずはありません。飯沼中の生徒諸君、すぐに結果は出なくても、大切なことをコツコツと日々がんばれば、いつか大きな花を咲かせる日が来るのです。「努力はうそをつかない」とは、そういうことなのです。(12月11日 校長)