春に
春に
作詞:谷川俊太郎 作曲:木下牧子
この気持ちはなんだろう 目に見えないエネルギーの流れが 大地から足の裏を伝わって
この気持ちはなんだろう ぼくの 腹へ 胸へ そうして のどへ 声にならない さけびとなって
こみあげる この気持ちはなんだろう
枝の先のふくらんだ 新芽が心を つつく 喜びだ しかし悲しみでもある いらだちだ しかも安らぎがある
憧れだ そして怒りが かくれている 心のダムに せきとめられ よどみ 渦まき せめぎあい
いま あふれようとする
この気持ちはなんだろう あの空の あの青に 手をひたしたい まだ会ったことのない すべての人と
会ってみたい 話してみたい 明日とあさってが 一度に来るといい
地平線のかなたへと 歩きつづけたい 声にならない さけびとなって こみあげる この気持ちはなんだろう
これは合唱祭などで唄われる有名な曲で、私も学級担任をしている時代に、クラスで選び、唄った思い出深い曲です。この歌の歌詞ほど、春の新鮮でやる気や希望に満ちあふれた気持ちを表しているものは他にないだろう。今年は例年より春の到来が明らかに早い。まだ年度末で、今年度が終わったわけではないが、中学生諸君は、春のエネルギーをもらい、ワクワクし、躍動する気持ちが早くも沸き起こっているのではないだろうか。諸君のがんばろうとする前向きな気持ちに期待する。(3月17日 校長)