飯沼中学校 ブログ

歴史特別授業 ~春日部市神明貝塚を学ぶ~

 本日は、1年生の社会科、歴史の授業の一環として、教育委員会の化財保護課の先生方にお越しいただき、1校時から3校時までを使い、順番に3学級の指導をしていただきました。例年、小学校を中心に指導されているところを、無理を言って、中学校にレベルアップした内容のご指導をお願いしたところ、快く引き受けてくださりました。私もつい引き込まれ、時間を忘れて聞き入ってしまいました。印象的だったのは、みなさんの住む春日部市、庄和地区の神明貝塚、そして地元である米島東中野地区にも集落があり、たくさんの出土品があること、そして近くにあった集落でも、出土した貝の種類が違うということは、何を意味しているのかなど、話を聞くだけでなく、考えさせられる内容だったこと。また、最新の進んだ研究により、縄文時代は狩猟生活というイメージが覆され、狩猟に加え、初期の農耕生活を送っていたことも分かってきたことなども印象的でした。さらに、考古学という分野も、科学技術の進歩により、社会科の歴史分野だけではなく、広きに渡る学問の分野と絡み合い発展しているということも驚きでした。実際に貝や動物の骨、石包丁や石斧、そして土器を見て、触る生徒たちのは輝いていました。難しいことをわかりやすくご講義いただいた春日部市教育委員会の先生方には大変お世話になりました。楽しく興味深い授業をありがとうございました。(2月9日 校長)

今日の特別授業を楽しみにしていました校長室から見える風景もさわやかですこの日のために中学校版のテキストを作ってくださいました教育委員会文化財保護課の先生方ですまずはDVDの視聴6000年前は温暖化により内陸にまで海が迫っていました首都圏外郭放水路の工事により出土した貝殻 温暖化により当時の貝はこんなに大きかったそうです神明貝塚から出土した人骨出土した貝殻や動物の骨について興味津々の生徒たちこれは猪の骨出土した貝殻や動物の骨について興味津々の生徒たちでした土器やその破片についてたくさんお話を聴かせてていただきました土器やその破片についてたくさんお話を聴かせてていただきました土器やその破片についてたくさんお話を聴かせてていただきました石斧、石包丁、矢じりなど熱心にご講義いただきました石斧、石包丁、矢じりなど熱心にご講義いただきました石包丁の切れ味にびっくり!固いクルミも石器で割っていました