飯沼中学校 ブログ

医療に従事するすべての皆様へ

 保護者が家庭で子供を直接指導する、先生が学校で生徒を直接指導する、これらは人と人とが直接関わるコミュニケーションです。一方、ホームページや掲示物は、基本的にコミュニケーションではなく、一方通行の行為です。作り手は、思いを込めて作成しますが、見た者、読んだ者がどう感じるかはその人次第であると考えます。さて、本校では先日、全校生徒で、あるテレビ番組を視聴しました。それは、年末年始に特集されていた、コロナ禍で医療に従事する方々に密着した、いくつかのドキュメント番組でした。感染者が激増し、次々に患者が運ばれてくる状況で、年末年始であるにもかかわらず、休みも取れないばかりか、日々休憩時間さえろくに取ることもできず、命を懸けて医療にあたる姿を、生徒達は真剣に見入っていました。視聴後に、いま、私達にできることは何か」を考え、それを実践すること、そして、医療に従事する方々への感謝の気持ちを言葉にしたメッセージカードを全校生徒で作り、春日部市医療センターへ送ることにしました。しかし、これを届けるという行為そのものが医療センターの方々の余計な負担になるのではないかという考えもありました。そこで、一方通行の行為で構わないので、とにかく送ろうという判断をしました。「取り扱いにつきましては、掲示などしていただかなくて結構です。休憩室でざっと見ていただければ幸甚です。その後処分していただいて結構です」という言葉を添えて。終わりの見えない大変なご苦労がしばらく続くと思いますが、どうかお身体ご自愛下さい。私達も一人一人ができることに努めてまいります。(1月19日 校長)

全校生徒で作ったメッセージカード 写真は1年生のもの