最近の学校の様子から

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6月23日 4年生理科「とじこめた空気や水」

校庭から空気鉄砲の「ポンッ」という音が聞こえてきました。

4年生が理科の学習の一環で、空気鉄砲を使って弾を遠くへ飛ばそうとしています。

 

この単元は、空気と水について、体積や圧し返す力の変化に着目して、それらと圧す力とを関係付けて調べる活動を通して、空気と水の性質についての理解を図ります。また、観察、実験などに関する技能を身に付けるとともに、主に既習の内容や生活経験を基に、根拠のある予想や仮説を発想する力や主体的に問題解決しようとする態度を育成することを目標としています。

今日は、空気や水を閉じ込めた空気鉄砲や水鉄砲を飛ばす活動を通して、違いを比較することから空気と水の問題を見いだします。

6月16日 ふたば4年 自立活動

 

 

これは何でしょうか? 分かりますか?

 

そうです、蚕の繭です。

 

成人されている方なら、一度は飼育経験があるかもしれません。

 

ふたば学級の4年生では、春から蚕の飼育を始めました。

この学習は、生き物を飼育することのみを目的としているのではありません。

幼虫の頃から飼育を始めて、繭ができ、生糸(絹)生産していく過程、そして、生糸にはせずに成虫として活動し始め生命が受け継がれていく過程。

人の生産活動との結び付きや、生き物としての成長の両面について、循環型の過程を学んでいきます。

 

6月15日 教育実習生授業実践

本校には5月の下旬から、2名の教育実習生が来ています。

それぞれが、2年生と5年生の学級を中心に4週間にわたり教師になるための実習を行いました。

今日は、4週間で積み上げてきた実習の成果を、公開授業というかたちで披露しました。

 

2年生の国語「スイミー」

 

 

5年生の算数「小数の倍」

 

授業には、本校の教員のほとんどが足を運び、真剣な眼差しを向けていました。

この後、児童下校後に「南鶴道場」として、2名を囲んだ懇談会が行われ、先輩教員たちから授業実践に対する感想や助言、将来に向けたメッセージが送られました。

6月9日 研究協議会

5年生の研究授業後に、講師の先生をお迎えして研究協議会を行いました。

講師は、昨年度に引き続き 邑上 裕子 先生です。邑上先生は国語教育学会常任理事を務めていらっしゃり、元東京都小学校国語研究会会長、元明星大学教授として教員や学生の指導にも長く携わってきた方です。

 

協議会では、授業提案に対して、よかった点、さらに工夫を要する点などが活発に議論されました。

講師の邑上先生からは、友だちとの対話、教師との対話が行われていたことへの評価とともに、「考えの書き方」や「ノートの回し読み」「伝え合い」等の交流に、具体的な観点をもたせると児童にとって学びの必然性がさらに高まるとのご指導をいただきました。

6月9日 5年生国語 たずねびと

5年生の学級で国語の研究授業を行いました。

教材は教科書に掲載されている文学教材、朽木祥さん作の「たずねびと」です。

この作品は、広島に投下された原子爆弾の犠牲になった方々の中で、ご遺族が見付かっていない方の関係者を探す地元の取組を、現代を生きる主人公の目を通して描かれています。同時に主人公が現地で様々な人に出会い、心の変容を遂げていく様が描かれています。

この単元では、人物像や物語の全体像を具体的に想像したり、表現の効果について考えたりする力を育てていきます。
人物像を具体的に想像するためには、行動や会話、様子を表す複数の叙述を結び付けて読んでいくことが大切です。物語の全体像を想像するためには、その世界の人物像を豊かに想像すること、内容面だけでなく表現面にも着目して読むことが大切です。そして、お互いの考えを伝え合う中で、自分とは異なる考えや、自分は関連させなかった叙述のつながりなどに出会うことができます。

 

今日は第8の場面を読んで、主人公「綾」の心情の変化について考え、「たずねびと」とはどんな人だったのかという、物語の全体像に関わる内容を捉える活動をしました。

物語を読み深めるために、自分で考える時間、考えを記述したノートを互いに読み合う時間、対話を通して互いの意見を伝え合う時間を設けていきました。