最近の学校の様子から

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11月2日 6年生「読書へのアニマシオン」

6年生が司書教諭によるアニマシオンの授業を行いました。

アニマシオンというのは、子供たちの関心を読書に向けていく活動で、チームで協力しながら想像力や思考力を養っていくことを目的としています。

テーマや手法に関しては、たくさんあるようです。

 

6年生は国語で宮沢賢治の作品や、彼の生き方について学習を進めています。

今日のテーマは、未読の宮沢賢治作品の内容を与えられた資料から想像していくことです。

 

司書教諭から、ひもで縛られた宮沢賢治作品が紹介され、各チームに配られます。

表紙と裏表紙しか読むことはできません。同時に挿絵が配られました。

 

子供たちは、表紙・裏表紙・挿絵を手掛かりに、ストーリーを想像し、創作します。

そのための意見交換はとても盛り上がっていました。

 

想像したストーリーをチームごとに発表します。

挿絵を使って、紙芝居のような手法で発表してました。

 

発表が終わると、宮沢賢治が書いたストーリーとの出会いです。

ひもを切り、表紙をめくるときの表情は、どの子も期待に満ちていました。

 

自分たちのストーリーとの読み比べもできたようです。

11月1日 10歳までに読みたい名作

名作というと、時代や舞台となる場所が身近ではないため、手に取ることをためらってしまう人もいるかもしれません。

ただし、どの時代にも読み継がれてきたということは、たくさんの読者に支持をされてきた証拠です。

そこには、時を超えて楽しめる事柄や、これからの生き方に必要なメッセージが隠されているかもしれません。

同名のキャンペーンを多くの出版社が起こしているのも、名作のもつ力を確信しているからなのかもしれません。

 

南鶴牧小学校の図書室にも、同名のコーナーが現れました。

もう、読んだことのある本はありますか?

ご家庭の本棚の中を探すと、何冊か同名の本があるかもしれませんね。

 

あなたの今読んでいる本も、数年後に名作に数えられているかもしれません。

10月26日 6年国語 みんなで、楽しく過ごすために②

10月19日の記事で、6年生が1年生への読み聞かせを計画している授業の様子をアップしました。

 ↓  ↓  ↓ (こちらのリンクで参照できます)

https://schit.net/tama/esminamitsurumaki/blogs/blog_entries/view/42/682fa980d892dcf3f2f242b04da89eed?frame_id=35

 

今日は、その授業の続きです。

6年2組が1年2組へ読み聞かせを実施しました。

 

どんな本が1年生には相応しいのか、みんなで考え、議論もしてきました。

司書教諭へアドバイスを仰ぎに行くときもありました。

 

いよいよ実践します。

体育館に集まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年生は、いろいろな姿勢で聞いています。6年生との二人きりの世界に入り込んでいるように思えます。

6年生も、読み方を工夫します。問いかけをしながら読み進めていく姿もありました。

あっという間に終わりの時間はやって来ます。

 

 

「また、やりたい」

これは6年生の感想です。

 

時間が取れれば、ぜひやってほしい取り組みです。

今度は、もっと事前の話し合いを深められるのではないでしょうか。

10月19日 6年生国語 みんなで、楽しく過ごすために

6年間で最後の話し合い活動単元です。

テーマについて、目的や条件に応じて、計画的に話し合いをします。

テーマは、「1年生へ読み聞かせをしよう」とし、学級の児童を小グループに分けて話合いを行えるようにしました。多様な立場から出された意見を検討していき、学級全体でまとめていくこととしました。

 

1年生へ読み聞かせする本を選ぶためのポイントをグループごとに考えます。

 

いろいろなキーワードが出てきました。

 

いよいよ、本を探しに行きますが、その前に1年生が読書旬間に作成した読書カードを参照しました。

 

司書教諭から助言を受けている児童もいます。

 

探してきた本を分類したり、内容について話し合ったりします。

 

その中から1冊を各グループから紹介し、情報共有をしました。

 

今日の授業は1回目です。

今後、数回に渡り主張、理由、根拠を述べ合い、それぞれの考えの相違点、問題点、改善点などについて着目し、よりよい読み聞かせの実施に向かっていきます。

 

読み聞かせの実践が楽しみです。

9月13日 パレットリーディング

図書室前の展示が新しくなりました。

イメージする色によって、読書も進みそうです。

 

『パレットリーディング』

What color do you like?  あなたは何色が好きですか?

赤なら情熱、青なら冷静、黄なら希望というように、色にはそれぞれ

イメージがあります。

 

学校行事で言えば、

遠足では自然を感じる緑や好奇心の黄、

運動会では勝利の赤やチームワークのオレンジ。

少し先の卒業式では、切なさの青と、スタートの白。

 

7色のイメージで分けられた本の中から、そのときの気持ちに合った

本を手に取ってみませんか。

 

気持ち×色で本を選ぶ、パレット・リーディングです。

9月6日 朝の読書活動

火曜日の朝は全校が読書活動に取り組みます。

本日も、いくつかの学級には読み聞かせ担当の方々が来てくださいました。

読んでいただいた本も、学年によって様々です。

絵本や児童向け文学のほかにも、科学的分野や社会学的分野、生命について取り扱ったものなど、とても多岐にわたっています。

7月1日に当ホームページで紹介した、「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」を読んでいただいた学級もありました。(以下のリンクでそのページに飛べます)

 7月1日 本の帯Ⅱ

みなさん、ありがとうござました。

 

 

 

8月3日 図書室作業 蔵書点検

夏季休業期間に伴い、図書室を閉館している期間は職員が作業をしています。

バーコードリーダーで検本をします。

破損状態や欠本の有無なども、この期間に確認し、次の開館日に備えます。

 

すべての蔵書について点検を行うので、作業自体は多くの日数を要します。

 

 

夏休みに読書を楽しんでいる人も多いと思います。

次の開館日をお楽しみに。

8月1日 図書室開館日

今日は夏季休業中の図書館開館日でした。

夏休みの読書活動のために、本を借りに来ている子が何人もいました。

久しぶりにお友達と会い、うれしそうな声も上がっていました。

猛暑日が続いています、部屋で静かに読書をするのもよいのではないでしょうか。

 

7月12日 いのちを感じる本

図書室に「いのちを感じる本」というコーナーがありました。

どの本にも、いのちについて考えるためのメッセージが書かれています。

自分を大切にすること、生きることのすばらしさ、限りある時間について、自分が生まれたときの家族の思いなど、様々な内容があります。

かけがえのない、いのちについて読んでほしい本ばかりです。

7月1日 本の帯Ⅱ

以前、図書室前の掲示物として「本の帯」を取り上げました。

最近、「本の帯」の掲示内容がリニューアルされています。

 

 

 

 

なぜ、一か所だけ白く(実際の掲示ではなく画像処理です)囲まれているかというと、この本が図書室で読まれていたからです。

「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」という絵本です。

今日は、学校図書館司書が5年生へ読み聞かせしていました。

 

2012年にリオデジャネイロで開催された国連の「持続可能な開発会議(リオ+20)」で、ウルグアイのムヒカ大統領(当時)が行ったスピーチの内容が、そのまま絵本になっています。語句は小学校高学年でも理解できる言葉で和訳されています。

テーマや「読みたい」と思わせるポイントは、帯に書かれています。

 

環境問題について語っていらっしゃる内容ですが、人類の幸せとは何か、について考えさせてくれる内容です。

水の問題や環境破壊そのものが危機であり人類の課題なのか、それとも人々が求めている幸福について深く考える必要があるのか。

環境学習に取り組む子供たちには、一読してもらいたい絵本でした。

6月28日 読み聞かせ

今週も火曜日は読書活動の日です。

地域や保護者の方々による読み聞かせが行われる学級もあります。

 

ふたば学級では、地域の図書館で読み聞かせの活動を行っている、”おはなし しゅっぽっぽ” の方が来てくださいました。本を読む前に、手遊びを教えてくださいました。

 

保護者の皆さんによる読み聞かせも行われました。

 

皆さん、いつもありがとうございます。

6月14日 読み聞かせ

火曜日は全校読書の日です。

いくつかのクラスでは保護者による読み聞かせが行われました。

テレビや動画が日々進化している時代でも、読み聞かせという文化は衰退しません。むしろ、その重要性を説く声は年々強くなっていると思います。

読み聞かせにはどんな効果があるのか、これを議論しても答えは見つからない、というよりも多種多様な価値が混在しているため、単一な効果にたどり着くことはないと思います。

読み聞かせをすると、教育的若しくは学力向上にどんな効果があるのか。

それも諸説ありすぎて、はっきりとした回答はなかなかできませんし、実はそこまで追求するためにこの活動を推進しているわけではありません。

どちらかというと、読み手と聞き手のコミュニケーションや本との出会いなど、割と不確かな要素を重視していると言ってもよいかもしれません。

あとは、人それぞれに感じ方は多様だと思います。

 

ただ、お話を読んで聞かせてもらうことを嫌う子はほとんどいません。

大人でも、興味関心のある話を(自分のために)語ってもらえるのはうれしいと思います。そういった意味では子供と同じ(気持ち)かもしれません。

読み聞かせを専門的に推進している方に言わせると、読み聞かせをしてもらう年齢に上限は無いそうです。

「読み聞かせは〇歳まで」「〇歳からは一人で読書するべき」ということは無いのだそうです。

 

朝のスタートを保護者の皆様の読み聞かせでスタートできることに感謝しています。

子供たちは、とても楽しみにしている活動です。今後もよろしくお願いいたします。

本の帯

図書室前に、新しい掲示物が登場しました。

本に巻かれている帯を題材にしたポスターです。

 

本の魅力を最大限アピールするためにカバーの上から巻く紙のことを「帯」といいます。

本の紹介やキャッチコピー、宣伝文句が記載されており、帯で読者の興味を引きつける役割があります。

全国の書店員や著名人の推薦文が入れられることが多く、帯の宣伝文句がきっかけでベストセラーになったりする場合もあるほどです。

国語の学習でも、「本の帯」をつくる内容が設けられていて、読書活動の推進にもよい影響があります。

 

 

ちなみに、帯は日本独自の文化で、海外の本には、基本的に帯は付いていないそうです。