最近の学校の様子から

タグ:体力向上

6月12日 体力テスト

今月に入り、今年度の体力テストが行われています。

芝生校庭が使えない関係で、ソフトボール投げの実施は来週以降になりますが、進められることを学級ごとに進めています。

画像は、3年生による握力測定です。

5月22日 4年生体育 投げる、走る

6月になると、全国的に体力調査が始まります。

本校でも、来月から全学年で行う予定です。

今日は4年生が、投げたり走ったり、という運動を行っていました。

 

 

 

 

 

 

 

以前、当ホームページで運動能力のインプットとアウトプットについて言及しましたが、学校教育を通じて目指したいことは、体力調査の数値を高めることだけではなく、体つくり運動等で育まれてきた多様な動きを、様々な運動、若しくは運動遊びの場面で効果的に発揮できることだと思います。

 

学年に応じた、体力を高める意欲や目的意識をしっかりともてるようにすることも、とても大切だと感じています。

4月25日 クラス遊び

本校では休み時間に子どもたちが校庭で体を動かして遊ぶことを推進するために、様々な取組をしています。

しばちゅんたタイムは異学年で交流して遊ぶ時間、芝生の日は裸足になって全員が外で遊ぶ時間、クラス遊びは各学級で児童が企画した遊びをみんなで楽しむ時間です。

この3つの時間が毎月設定されています。

 

今日は今年度最初のクラス遊びの日です。

学級ごとに集合して、赤白帽子でチーム分けをしている様子が目立ちました。

先生たちも一緒に汗を流していると、子どもたちがとてもうれしそうです。

 

 

遊具遊びは下級生が優先です。

1年生も自然と友達と関わり合いながら遊んでいました。

4月24日 3年生 先生にチャレンジ!

今日の中休みに、唐突なイベントが始まりました。

「先生にかけっこでチャレンジ!」という企画です。

今日の参加学年は3年生、チャレンジを受けるのは3年3組の学級担任です。

この先生は、高校時代に陸上競技で全国大会に出場しているスプリンターです。

 

月曜朝会で行われた校長の呼びかけに、3年生の参加希望者がたくさん集まり、先生に挑みました。

コースは約40メートルの直線走で、先生には約10メートルのハンディが設けられています。

中休み終わりのチャイムと共にスタートの合図がありました。

画像の中で赤で囲まれているのがチャレンジを受けている先生です。

 

最後まで僅差の勝負になりましたが、ゴール寸前で先生が全員を抜き去り1位でゴールインしました。

 

同様のイベントを来週の月曜日も他の学年で行うかもしれません。

4月21日 休み時間 鬼ごっこのススメ

休み時間の校庭では、様々な遊びがされていますが、その中でも根強い人気の遊びが「鬼ごっこ」です。

体育では、低学年の学習としても例示され、「鬼遊び」という言い方がされています。

 

誰もが幼少期から親しんでいる遊びですが、追いかけたり追われたり、という楽しさ以外にも、子どもの成長に欠かせない要素が多分に含まれている遊びです。

その一つが、コーディネーション能力が向上できる、ということです。

コーディネーション能力とは1970年代に旧東ドイツで生まれた、状況に合わせて“身体の動き”や“力の加減”を調整する運動能力です。

日本の学校体育の世界でも、2000年代から各年代で頻繁に取り入れられるようになり、順天堂大学(当時)の東根明人教授らにより、小学校教員が参加する体育の研究会も多く開催されていました。

 

コーディネーションとは「調整」「一致」という意味だそうです。

コーディネーション能力は大きく以下の7つに分けられます。

①定位能力
相手や味方、ボールなどの周囲の状況と関連付けながら動きの変化を調整する能力。

②変換能力
状況が変わった時に動作を素早く切り替える能力。

③リズム能力
耳や目からの情報を動きによって表現し、イメージを現実化する能力。

④反応能力
合図を素早く察知し、適時に適切な速度で正確に反応する能力。

⑤バランス能力
空中や動作中の全身バランスや崩れた姿勢を素早く回復する能力。

⑥連結能力
身体の関節や筋肉の動きをタイミングよく無駄なく同調させる能力。

⑦識別能力
手や足、頭部の動きと視覚の関係、ボールなどの操作を精密に行う能力。

 

これらは、単純に走・跳・歩・投・泳を極めることとは違い、常に相手(道具やボールも含む)と自分との関係の中で発揮される能力です。主に、球技や格闘技で必要とされる能力ですが、運動能力以外にも人や物との関わり合いや集団に適したルールを創造しやすい遊びだからこそ社会性や思考力の向上にも役立てられる、との学説も多くみられます。

よって、鬼ごっこのことを「究極の運動遊び」と称する人もいます。

 

 

では、鬼ごっことコーディネーション能力の関係を調べていくと、鬼ごっこは上記の中で主に②、③、④、⑤、⑥の能力が向上すると言われています。

その中でも、一番伸びる能力は相手の動きを予測し見ながら、自分の動きも変化させていくこと、つまり相手の動きを見る、そして、それを認識して身体を最速で動かすという連動、反射能力です。④と⑥の能力と言えるかもしれません。

 

クラブチームやスポーツ教室等で習っているスポーツは、その競技に必要な動きを合理的な方法でインプットできるので、体力向上等にはとても有効であり、健康な身体作りにもとても役立っていると思います。

一方で、子ども同士で関わり合う「運動遊び」が減少していくと、インプットした身体能力を特定の競技以外の場面でアウトプットできなくなっていくということも十分に考えられます。

 

今後も鬼ごっこに限らず、休み時間に体を動かす子どもたちの姿を紹介していきます。

 

 

気温の上昇と共に、鉄棒チャレンジャーも増えてきました。