最近の学校の様子から

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11月29日 環境委員会 通学路のごみ拾い

環境委員会では、児童の提案による活動として、月に1回程度の通学路のごみ拾いを行っています。

今日も、その活動をしながら登校してきた環境委員会児童がいました。

 

この2名に話を聞くと、一番多いごみは投げ捨てられたタバコだそうです。

これは、大人たちが気を付けなければいけないことですね。

 

11月18日 5年生 総合的な学習の時間「藍染め」

5年生が春から栽培してきた藍を使って、「藍染め」を行いました。

今年度も地域の方に外部講師をしていただき、実施することができました。

 

藍の実を取り、鍋で煮ながら染料をつくります。

 

外に出て、「染料を染み込ませる」 「乾かす」の作業を繰り返します。

 

その後、作品を見せてもらうと、見事なグラデーションができていました。

 

染める作業と並行して、種を採る作業も行いました。

実はこの作業が大切です。

去年の5年生が採った種を今年の5年生が栽培しました。

今年で8代目の種だったそうです。

そして、今年採った種は9代目として来年度の5年生へ受け継がれていきます。

 

藍の栽培や藍染めを通して、植物の循環を実感できます。同時に無駄を可能な限り省いた循環型社会のサイクルを実体験することになります。

先輩から後輩へ受け継がれていくことも、学校の中の循環モデルです。

 

通学路のごみ収集

登校してきた5年生が、袋にいっぱいのごみを見せてくれました。

通学路に落ちているごみを自主的に集めたのだそうです。

ごみの多さには自分たちで感じているところがあったようです。

特に学年等で呼びかけて実践していることではありませんが、自分たちが生活する環境をきれいに保ちたい、という子どもたちの心情が、とても伝わってきました。

9月1日 4年生「バーチャルウォーター」

渋谷教育学園渋谷高校から2名の高校生が来校し、「バーチャルウォーター」についての、出張授業をしてくださいました。

お二人は世界高校生会議の一つである「Warter is Life」というイベントの日本代表チームに選ばれている高校2年生です。彼女たちは「バーチャルウォーター」というキーワードに基づき、「日本の水循環の実態の共有や、日本における水資源の次世代の責任・責務についての自覚を促したい」ということで研究を進めているそうです。

 

 

 

「バーチャルウォーター」とは、食料を輸入している国が同様の量を自国で生産した場合、どのくらいの水が必要になるかを推定した数字だそうです。

例えば、牛肉1kgを生産するには、約20000倍の水(牛の飼育に必要な水、牛のエサを養成するための水、商品パッケージ製作の過程で必要とされる水 など、消費者が牛肉を口にするまでに使われる目に見えない水のこと)が必要だそうです。当日は、事前の課題を基に、「バーチャルウォーター」という概念を基にすると日本は他国からたくさんの水を輸入していることになることや、環境のためになることをすることが水資源の保全にもつながることをレクチャーしてくれました。

子供たちはみんなしっかりとお話を聞くことができていました。プレゼンテーションソフトを使いながら分かり易く話す素敵な高校生の姿を見て、将来の自分の姿を思い描いた子もいたかもしれません。

 

彼女たちと本校との出会いは1本のメールからでした。

環境学習に取り組んでいる様子を本校のホームページで見てくださったそうで、小学生へ発信を希望されるメールをいただきました。

その後、何度かのやり取りを行い、今回の4年生授業に至ったのです。

 

本日、素晴らしい授業を実施してくれた2名に感謝いたします。子供たちにとって、とても有意義な交流となりました。

また、事前課題にご協力をいただいた、4年生の保護者の皆様にも感謝申し上げます。

7月15日 4年生社会「水道キャラバン」

4年生は社会の学習で(主に東京都の)水道について学んでいます。

今日は、東京都水道局の出前授業として、水道キャラバンが行われました。

水道キャラバンは、水道文化や東京都水道局の取組を通じて、 子供たちが水道水に対する理解や関心を高めていくための出前授業です。 寸劇・映像・実験などを取り入れ、楽しんで学んでいける工夫がされています。

 

司会者のお二人を中心に、学習が楽しく進んでいきます。

 

メモをしっかりと残し、今後の学習につなげようとしていました。

 

※画像の転用・転載は禁止です。

7月5日 6年生「地球のエネルギーと発電について」

6年生が先週に引き続き、講師を招いた環境学習を行いました。

本日の講師は、連光寺小学校の關口 寿也 校長先生です。

本校の前校長先生でもあります。

 

關口先生からは、主な発電方法を例に、それぞれが電気をつくる仕組みについて教えていただきました。

 

また、それらの仕組みには必ずメリットとデメリットがあることも紹介されました。

 

授業の終わりに子供たちからの質問や感想の発表がありました。

 

前回の村山先生のお話や、今回の關口先生のお話を参考にして、これから自分たちにできるアクションについて考えていきます。

7月4日 全校朝会

月曜日の朝は全校朝会です。

本日もリモートで行いました。

 

校長からは、熱中症対策としてマスクを外すこと、4年生のエコ活動の紹介、の2点について話がありました。

先週の梅雨明け依頼、子供たちの登校時もとても暑くなっています。そのようなときは、息苦しさを我慢するのではなく、人と距離をとってマスクを外すことについて以前から指導してきました。しかし、感染への不安とともに、「人前だと外しにくい」という気持ちから外すことに抵抗を感じる子もいるようでした。

今朝は校長から、暑さによる息苦しさを我慢しながら登校している児童への心配とともに、自分の健康を第一に考えて登下校時や体育の授業、休み時間の外遊びのときは周りを気にせず外しましょう、との話をしました。

また、4年生の自主的なエコ活動を紹介しました。

登校時に落ちているゴミを収集している4年生が6名いました。

彼らにインタビューをすると、環境の学習をしたことによって興味をもった、とのことでした。

やってみると、ごみを探す楽しさがあったり、こんなところにも落ちているのかという気付きがあったりで、とても充実しているとのことでした。

校長からは、彼らが学習したことについて自分から興味をもって活動し始めたことの素晴らしさを紹介し、昨年度の全校朝会で紹介したノーベル賞受賞者の真鍋淑郎博士のメッセージ

「今はコンピューターに振り回されている人が多い、自分の好奇心を大切にしてほしい、大きなことやってやろうと思わなくてよい。必要とされることを目的にするのではなく、自分が不思議だなと思って研究したことが将来重要な事柄になることがある」

も併せて紹介しました。

 

最後にふたば学級から、今週から本校にやってくるヤギとの接し方について発表がありました。

 

ヤギは連光寺小学校から短期間の借り受けをして、ふたば学級で飼育の学習をします。

6月28日 6年生環境学習「光害ーひかりがい」

6年生は昨年度の総合的な学習の時間で、「マイタウンプロジェクト」を企画し、地域に対して様々な提案をしながら地域の団体や居住する人々との交流も深めていきました。

今年度は「エコタウンプロジェクト 未来の街づくり」を企画し、学習を開始しています。

今後、エコ活動や環境問題等の身近な課題に対して自らアクションを起こしていくために、環境について研究している外部講師から授業を受け、見識を深めていきます。

 

本日は、アルピニストとしてもご活躍されている環境研究家の村山孝一先生をお迎えして、

環境学習「光害ーひかりがい」の授業を行いました。

 

村山先生からは何本かの動画や画像を交えて授業を進めていただきました。

私たちの住んでいる町は、夜もとても明るくなっています。

人工衛星から撮影された地球の画像を見ると、人口の多い国や都市はひと際光を放っています。

 

新宿の高層ビルから撮影された画像が紹介されました。

人の生活に光は必要です。夜間の活動もしやすくなり、防犯の役目もします。

ただし、不要な光はないだろうか。

これが6年生への最初の投げかけでした。

 

 

続いて、高尾山周辺の画像と、午前1時ごろの京王高尾山口駅周辺の画像も紹介されました。

 

高尾山口駅は終電の終わった後も明るい光を放ち続けます。

本来ならば夜は真っ暗になるべき場所が人工の照明によって光を放ち続けることによって、どんな影響があるのか。

これが次の投げかけです。

ヒントとして光合成の例が引用されました。

植物は昼に光合成をしているが、夜間は呼吸のみで酸素は発生されません。

一日中光を浴びていると、光合成のリズムが壊れてしまいます。

植物の成長への影響により、酸素濃度だけではなく、周辺の生物の生態系等々、様々な影響が考えられるようです。

 

現代の地球環境の問題にも直接つながりそうな考えも出そうです。

6年生にとって、学習をスタートさせるにあたり、思考を巡らすとてもよい時間になりました。

 

ちなみに授業は、4台の冷風機をフル稼働させ、体育館で行いました。