豊中ブログ

2019年1月の記事一覧

知ってるつもり?

〇2年生のフロアには、東京ウォークのスローガンが掲げられています。来週の火曜日には、東京ウォークに関する学年生徒総会が行われると聞いています。「みんなで決めてみんなで守る」という意識が育っていることと思います。「瞬間」を「けいけん」と読むのですね。だれの考えなのでしょう、おもしろいですね。
〇3組では、国語の授業で『走れメロス』の調べ学習を行っていました。私が中学生の頃も勉強した作品ですので、おそらく家庭に帰って話題にしても、みんなで共有できるものになると思います。昔、演劇鑑賞会でメロスがずうっと体育館の中を走り回っていたという記憶がよみがえってきました。走り続けるのは辛かったろうなぁと感じたものでした。
〇4組では、家庭科の授業で調理実習の計画を立てていました。メニューは、豚肉のショウガ焼きとけんちん汁のようです。これも昔から作られてきたメニューですね。ただ、私が中学生の頃は、男子は技術、女子は家庭と、男女で別々の学習をしていたので、女子がうらやましかった記憶があります。
〇ところで、こんなふうに共通認識できるものが多い中で、時代は平成に終わりを告げようとしています。昭和生まれの私は、平成生まれの若者たちと感覚や認識のずれがあるのではないかと思うことがあります。私たち世代にとっての常識は、若い人たちにとっては非常識ということもあるはずです。わかっているようでわかっていないこと、ありませんか? たとえば公衆電話。校長室前にも一台ありますが、表示を見たら、1993年の製造となっていました。学校周辺に公衆電話がどれくらいあるかと調べてみると、豊春駅付近まで行かないとないことがわかりました。以前、朝霞市で行方不明になっていた中学生が公衆電話を使って連絡をしたおかげで救出されたという事件がありました。そのとき話題になったのが、最近の子どもたちは公衆電話のかけ方がわからないということ。実は子供だけでなく、平成生まれの人の多くは、公衆電話を使う経験が少ないということ。10円玉、100円玉、テレフォンカードしか使えないということ。受話器を外してからでないと、入れたお金が戻ってきてしまうということ。いざというときに役立つ公衆電話の使い方、もう一度確認しておきたいものですね。(校長)


☆2学年東京ウォークのスローガン


☆『走れメロス』の学習に取り組む2年生


☆調理実習の計画を立てる2年生


☆公衆電話の使い方、知っていますか?