八木崎小学校 校長室より

校長室より

学校とICTフォーラム

 品川にある東京コンファレンスセンターで開催されている「学校とICTフォーラム」に参加した。2020へ向けて、教育の情報化における「現状の課題への対策」についての情報を得たいと思い出席。5本の講義やパネルディスカッションは、どれも勉強になった。その中で、「主体的、対話的で深い学びの実現に向けて」という田村 学(國學院大學教授)先生の講演が、特に勉強になった。内容がとても分かりやすく、『独立行政法人教職員支援機構』(https://www.nits.go.jp/)のホームページでも聞くことができる。
 「研修教材」→「校内研修シリーズ」中の№4,№25の動画。いずれも25,6分の動画。
ぜひ1度、ご覧ください。勉強になります。

文化財保護課の出前授業

 文化財保護課の方を招いて6年生社会科『縄文教室』を実施した。 本校の学区内(春日部高校、八幡神社)にも縄文時代等の痕跡があることを知ったり、市内で発掘された土器を分類したり、復元された土器を触ったり、国内で採石された黒曜石で段ボールを切る体験をしたりと、とても充実した学習ができた様子。本物に触れることができたので、子ども達も意欲的に学習していたようだ。
 J:comTVのインタビューに答えていた児童の表情とコメントが印象的。目を丸くして、昔の人の技術の高さに驚いたことを伝えていた。

しっかりと『土づくり』

 教室や廊下に子どもたちの作品が掲示され、担任の先生の思いを込めた学級経営が始動した。昔、学級経営は、1学期を「土づくり」2学期を「花づくり」3学期を「実づくり」に例えることがあると先輩から教わった。子どもたちの『学ぶ雰囲気』をどのようにつくるか、『安心感や信頼感のある人間関係』の醸成をどう図るか、『ルールやきまり』の確立をどうするか、など、年度当初の学級の風土づくりは、特に大切。
 子どもたちが「この学級で学んで良かった」と実感できるよう、今は「土づくり」をしっかりしたいもの。たとえ時間がかかっても学校生活や学級で必要なルールをこの4月に徹底させれば、その後が楽になる。

鉄壁のリカバリー

 いま話題の日産自動車社長で最高経営責任者であるカルロス・ゴーン氏は、いいこともたくさん言っている。その1つ、「周囲が気づく前にリカバリーしていたから誰もそれがミスや失敗だとは気づかなかった」と述べている。
 仕事には、ミスや失敗がつきもの。あって当たり前。ですから、ミスや失敗を恐れることはない。それをいかに最小限に食い止められるか、また、起こしたときに、どう対処するかが大事。復元する力がその組織に、どれだけあるかが問題だと思う。利益や効率を求める会社組織と学校は少し違うが、参考になることは多々ありそうだ。
 八木崎小は、先生方が気がついて動いてくれるので、リカバリーはバッチリだ!

教師の仕事

 新年度が始まり、連日子どもたちを迎えるために、朝早くから夜遅くまで丁寧な準備をしてくれている先生方に感謝。昨日、子どもたちは、「今年は、どんな先生に教えてもらえるのだろうか」と、期待と不安でいっぱいだと思う。その「ワクワク!ドキドキ!」する気持ちを大事にしてもらいたい。どの子も素晴らしい宝(良さ)をもっている。皆、ちがう宝物。その宝物を大きくして自信をもたせることも、私たち教師の仕事。