八木崎小学校 校長室より

校長室より

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 冬休み中ではあるが、今日は、ほぼ全員が出勤している。学年主任の先生方は企画委員会。その他の先生は、各教科や領域の部会を設定し、話し合いを重ねている。平成30年度に向けた準備が主な内容である。その後は、教室の整理整頓等を行い、始業式に備える。先生方に感謝。
 一方、?なこともあった。冬休み中も、学校に来た子どもたちが使えるように「なわとびジャンプ台」を設置していた。が、1枚が壊れていたのだ。厚さ21mmの新しいベニヤ板。児童が、その上で短縄の練習をしているのだが、こんな簡単に割れるものだろうか。不可解なできごとだった。

箱根駅伝に感動!

 今年の正月は、めずらしく箱根駅伝をずーっと見ていた。2日は、春日部高校出身の法政大学青木選手の活躍に歓喜。「涼真」という名前もいい。5区山登りの区間新記録をたたき出してゴールしたときは、思わず拍手。あのゴール付近は、見慣れた場所で、本校の修学旅行で宿泊するホテルのすぐ近く。
 そして3日は、なんといっても順天堂大学の10区を任された花澤賢人選手。実況アナの解説を聞いていて思わず目頭が熱くなった。華やかだった高校時代の活躍から一転、大学に入ってから苦難の連続。普通だったらあきらめたであろう怪我や病気とうまくつきあいながら練習を続け、大学生活最後の4年生で初めて箱根駅伝に参加できた。それを支えたのは、仲間の存在と「走るのが好きだから」というシンプルな理由だった。

年のはじめに

 今年も元旦に分厚い新聞が届いた。平成時代を振り返る記事やこれからの世の中を予見させる記事、そして各企業の広告が多くのページを占めていた。
 企業の広告にあったキャッチコピーをいくつか紹介したい。
・あなたの個性は、みんなの可能性だ。(集英社)
・この一瞬も、つぎの一瞬へ。(SEIKO)
・心にとまった一瞬を、心を動かす一枚に。(Canon)
・それは、いつもの毎日にやってくる、半歩先の未来(Society5.0の政府広報)
・未来のボクの、安心ってどんなの?(SECOM)
・妻へのサプライズ、もうすぐ成功です。(ヤマト運輸)
・AI、VR、IoT、5G。すごいテクノロジーで、ふつうの毎日をつくっていこう(docomo)
・世界はもういちど、ドキドキできるクルマを待っている(中略)日産がやらなくて、 ほかに誰がやる。(日産自動車)
 特に最後の日産自動車のキャッチコピーは、学校でも使えそうです。次のような気持ちでいきたいと思います。
 子どもたちは、ドキドキできる学校(授業)を待っている。八木小がやらなくて、ほかに誰がやる。(八木崎小職員一同)
 いかがでしょうか?

新しい年

 年が明けた。新しい1年が始まる。今年は「戌」年。「犬」ではない。
戌年いついて調べるが、他の干支と違って、あまりデーターがない。しいていえば、以下のような説がある。
 『「戌」には、もともと「滅(ほろぶ)」の意味がある。しかし、この「ほろぶ」は、悪い意味ではない。戌年の前の酉年は、成長してきた草木が実を結ぶという意味があり、 一つの結果が出たといえる。また、戌年の後の亥年は、滅びた後に新たな種子ができるという意味をもつ。つまり、戌年は、 新しい生命の始まりを予感させる年といえる。』と。
 こう考えると、前向きになれる。これから、ホップ!ステップ!!ジャンプ!!!するために力を蓄える年といえそうだ。
 本年も、八木崎っ子がワクワクしながら登校できるような学校になるよう色々考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

ドン、ドン、ドン

 校長室にいると、最近、「ドン、ドン、ドン・・・」というリズミカルな音が聞こえてくるようになった。
 校長室前の校庭に5台の縄跳びジャンプ台が置かれ、子どもたちが練習に励んでいるからだ。放課後になった今も、音が聞こえてくる。落とし物箱に入っていた持ち主不明の短縄をそばに置いて使えるようにしているので、子どもたちが、その縄を使って練習している。八木崎っ子の素晴らしいところは、置いてある縄がなくならないことだ。使うと元の場所にもどしてくれる。
 今、「初めて二重跳びができた!」と喜ぶ声が聞こえてきた。私にとって心地のよい音と声である。

みかん

 6月に工事をおこなった「校庭の一部芝生化工事」の際に植えた『みかんの木』に実がなっていた。最後まで残っていたのが下の写真のみかん1個。八木崎小で初めて実ったみかん。来年が楽しみである。


 欠席が多かった6年生の1クラスは、本時の欠席者6名に減少。明日は終業式。担任の気合いで、なんとかゴールできそうだ。

落とし物が増える

 職員室後ろの隅に落とし物箱がある。時々、箱の中を見に来る児童がいるが、ほとんど数は減らない。減らないどころか、増える一方であふれている。ハンカチ、ポケットティッシュ、ヘアピンが上位3つ。さらに、鉛筆、ネームペン、洋服、靴、はし、マスク、赤白帽子・・・
 名前が書いてあれば、落とし主の所にもどるのに、なぜ、記名がされていないのか。本校のルールでは、持ち物には名前を書くことになっている。靴や洋服がなくなったとき親は気づかないのか?不思議である。
 ○○均一なるお店のおかげで、品物を安く手に入れることができるようになったことも影響しているようだ。物を大切にする心を養うには、家庭や学校、地域の大人の声がけが必要である。
中でも一番は、親であることは明白である。

↑落とし物箱から出し、廊下に並べた大物の落とし物。数は増えている。???

不安的中

 連休明けの月曜日。2学期最後の週が始まった。
 朝の正門前で、6年の担任が登校する子どもたちの中から自分のクラスの児童を探している。何をしているのか尋ねると、欠席者の人数を把握しているとのこと。この担任は、先週の金曜日、急に欠席が増えたため、心配して正門前のあいさつ運動をしながら児童の登校を見守っていた。さらに、児童の登校班を把握し、一緒に来ているかどうかで欠席者のチェックをしていたのだ。感心するとともに、数が増えないことを祈った。
 朝の健康観察後、欠席が10人となっていることが判明。出席している子は、元気であるとの報告。短縮日課もはじまり、残り4日。学級閉鎖はしないで乗り切ろう!という判断とした。

あと15日

 今年もあと15日で終わる。早いもので2学期も来週の5日間を残すのみとなった。世間では、インフルエンザが流行期に入ったとニュースになっているが、八木崎っ子は、元気いっぱい。欠席も一桁であった。しかし・・・
 今週末、6年生2クラスで、病欠が増え始めた。この土日でどうなるか?月曜日が、少し心配である。あと5日間。頑張れ!八木崎っ子!

お事多さんどす

 『京都の花街では、お世話になった人たちへ今年1年のお礼と新年の挨拶を交わす、恒例の「事始め」が行われた。』というニュースが流れていた。
 「事始め」とは、1年を締めくくり、正月の準備を始める、江戸時代から続く京都の花街の伝統行事んもこと。芸妓さんや舞妓さんが、師匠を訪ね、今年1年のお礼と新年の挨拶を交わし、師匠からご祝儀の舞扇を手渡される。
 事始めが終わると、花街では年末にかけて「おことう(お事多)さんどす」と挨拶を交わすようになり、京の年末が慌ただしくなるという。「年内にやることが多くて大変ですね。お互いにがんばりましょう!」という意味を込めて挨拶を交わしているそうだ。
 教師もこの時期は忙しい。「お事多さん!」と声を掛け合いながら終業式を無事迎えたいものである