武里西小学校

2022年11月の記事一覧

令和2・3・4年度 春日部市教育委員会委嘱 算数科研究発表会 開催!!

11月18日(金)の本日、令和2・3・4年度 春日部市教育委員会委嘱 算数科研究発表会が開催されました。

令和元年度から新たに算数科の研究を行っている武里西小では、令和2年度から春日部市教育委員会より委嘱を受け、3年間に渡る算数科の研究の集大成を見せる発表の日です。

研究主題を「自らの考え、学び合う児童の育成~考えを伝え合い、思考力、判断力、表現力を高める授業~」と題して、様々な方策を試行錯誤しながら講じてきて、児童の育成を図ってきました。

今回の本発表では、2年1組と5年生(習熟度別学習)の研究授業と、今回の研究に辺り、御指導いただいている春日部市立正善小学校の窪田忍校長先生による「主体的・対話的で深い学びの実現に向けて」と題しての御講演も開催されました。

▶令和4年度の授業研究会 1回目 2回目(前回)

▶令和3年度の授業研究会 1回目 2回目 3回目

▶令和2年度の授業研究会 1回目 2回目 3回目

▶令和元年度の授業研究会 1回目 2回目 3回目

前研究発表会(平成29・30年度 春日部市教育委員会、埼玉県特別活動研究会委嘱 「特別活動」) 

前々研究発表会(平成27・28年度 春日部市教育委員会委嘱 第46回東部教育事務所管内(埼葛地区)小学校体育授業研究会)

午後の昼下がり、続々と市内外から来賓の皆様や先生方が御参集となりました。

2年2組 算数「九九をつくろう」

たし算や九九を総合的に活用して、ものの数の求め方をかけ算を用いて解決できるように工夫して考え、説明していくことを目指して、ペアや3人組で話し合っていきました。

タブレットを利用し、今年度から導入したベネッセの「ミライシード」の機能を使っていきました。

6月に開催したミライシードICT研修

8月に開催したミライシードICT研修第2弾

図にある箱の中のチョコレート(●)の数を色々な方法で求めていきました。

一個一個数えるのではなく、今までのたし算やかけ算などの計算方法を使って、縦や横のグループにしていき、それを式や言葉で説明していきました。

子供たちも、どのような方法が数えやすいか、色々な方法を考えては説明していきました。

「これかな!?いや、こうかな?」「こうなるね!」と子供たち同士で喧々諤々!

算数コーナーの既習事項も振り返りつつ、大画面でみんなの意見をクイズ番組の解答のように集約、可視化していきました。

それぞれの考えをみんなの前で発表し、考えを共有していきました。

様々な考えが出てきて、共通点や相違点を確認していきました。

「同じ数のまとまりを作ると、かけ算を使って求めることができる」ということが分かると、最後は、ワークシートにまとめていき、共有した考えを深めて、自分のものにしていくことができました。

 

授業が始まる直前。5年生は、習熟度別のコース学習。

移動してからもそれぞれのクラスで既習事項を確認するなど、盛り上がっていました。

武西の新挨拶スタイルで、しっかりと切り替えです。

5年生 算数「面積の求め方を考えよう」

習熟度別に、4コース4T(4人の先生)に分かれての少人数学習です。

今回は、台形の面積の求め方を平行四辺形や三角形の面積を求める方法から考え、筋道を立てて説明していきました。

 

それぞれのコースで同時にスタートしたパワーアップ問題。

図形に関する既習問題に取り組みました。

算数コーナーを利用して、今までの図形の面積の求め方を確認していきました。

子供たちは、既習事項を改めて確認することで、本時の問題を把握し、未習事項を既習事項にしていくためのスタートラインに着きます。

自力解決の時間では、補助線を引き、移動させることで、長方形、平行四辺形、三角形に分けることができることから、既習事項を思い出して、言葉や式に変換していきました。

習熟度別の利点は、子供の実態に応じた方策がより細かくやり易くなるところでもあります。

里コース①では、タブレットの利点と児童の実態を踏まえながら、考えがスムーズに出やすいように支援していきました。

グループなどで話し合う時間では、それぞれのコースとも、面積の求め方で出てきた共通点などについて話し合いました。

自力解決したものをペアやグループで話し合い、それを全体で共有していきました。

それに対して「僕ならこうする!」「私ならこう!」と様々な考えが話し合われ、練り上げられていきました。

新たな考えを知ると、みんなの目もキラキラしていきました。

そして、目はギラギラ!「自分ならこうするぞ!!」「その手があったか!!」と2年生同様、5年生も喧々諤々です。

時間いっぱい!という感じであっという間にまとめの時間です。

「分ける、動かす、補う」という方法を使うと、長方形、平行四辺形、三角形に変形ができ、面積が求められるということが分かり、それを言葉にして、まとめていきました。

 

5年生の熱意は止まりません。

授業後も下校までの短い時間の間に質問や考え方を先生に聞いて欲しいの嵐です。

そのパワーが次回以降の難しい問題にも挑戦していく力になっていきますね。

番外編。同時刻、3年生とバッタリ!の横崎前校長先生。こちらも凄い。

 

放課後、全体会が開催されました。

加藤校長先生からの挨拶。

これまでの算数科の研究について、御挨拶がありました。

来賓を代表して、春日部市教育委員会の鎌田教育長から御挨拶を戴きました。

御挨拶では、これまでの武里西小の研修を踏まえての今回の本発表、研究授業についてお話いただきました。

研究発表では、研修主任、授業研究部・調査資料部・環境整備部の3人の部長から研究の概要や取組について発表が行われました。

春日部市教育委員会学校教育部指導課の榎本指導主事から指導講評を戴きました。

研究にあたり、先生たちの熱意、組織・チームとしての力、子供たちの成長がよく感じ取れ、春日部市教育委員会が推進する「かすかべっ子、はぐくみプラン」の「伝えあい 学びあい 育ちあい 思いあいが うれしい教室 うれしい学校」を体現しているというようなお話をいただきました。

最後に、4年間に渡り御指導いただいた春日部市立正善小学校の窪田忍校長先生による「主体的・対話的で深い学びの実現に向けて」という演題の御講演が行われました。

御講演では、窪田校長先生が経験してきたことや現在の教育事情と武里西小の研究テーマ、仮設を踏まえながら、主体的・対話的で深い学びについてお話があり、今回の授業を振り返りながら、数学的な見方・考え方を実際の授業場面から考え、未習が既習になるような思考過程や学年や単元、領域を超えて問題解決に活用できることについて深みのあるお話をいただきました。

本発表に際し、歴々、春日部市立正善小学校の窪田忍校長先生を始めとした様々な先生方に御指導いただきました。

また、御来賓として、春日部市教育委員会 鎌田亨教育長を始めとして、様々な御来賓にお越しいただき、ありがとうございました。

また、市内外の各小中学校の校長先生や教頭先生、武里南小の先生方を始めとした多くの先生方に御参観いただきました。

それぞれの先生方、御来賓の皆様、御公務で御多用の中、お越しいただき、ありがとうございました。

今回の本発表を踏まえ、本年度のまとめ、これからの研究を新たに頑張っていきます。

また、本発表に際し、子供たちもよく頑張りました!!これからも頑張っていきましょう!!