武里西小学校

令和2年度 第2回校内授業研究会、開催!

本日、令和2年度 第2回校内授業研究会が開催されました。

昨年度から算数科の研究を行っている武里西小では、春日部市教育委員会から委嘱を受け、今年度の研究主題を「自らの考えを互いに伝え合い、よりよい自己表現ができる児童の育成~数学的な見方・考え方ができる授業の工夫~」と題して、児童の育成を図っています。

先月の3・4年生に続いての2回目となる今回も指導者として、春日部市正善小学校の窪田忍校長先生をお迎えして、2年1組と5年2組にて研究授業を行いました。

また、今回から同地区小中連携の一環として、春日部南中、武里南小からも校長先生を始めとした両校の先生方に授業を御参観頂いたほか、協議会にも御出席頂きました。

2年1組「さんかくやしかくの形をしらべよう」

今回の授業では、図形を構成する要素に着目し、三角形や四角形を分けることができるのを目標に授業が進められていきました。

直線で囲まれている形であること、辺や頂点の数など、決まりや特徴に注意しながら、今日の課題と向き合い、三角形や四角形を見つけ出し、その理由も考えていきました。

自力解決の道を探し、自分で考えたあとは、グループで考えを発表し、解決までの考えを深めました。

自分だけでは思いつかなかった理由や視点に気づき、考えを深める子もいれば、自分の考えに自信を深める子もいて、表情は様々。熱気を帯びてくる教室です。

全体での発表。

三角形や四角形を構成する要素である決まりや特徴を全体で共有し、理解を深めていきました。

今回の学習で学んだことを活用し、適応問題に取り組み、最後には授業の振り返りも行いました。

5年2組「面積の求め方を考えよう」

今回の授業では、三角形の性質に着目し、三角形の面積の求め方を平行四辺形や長方形の面積を求める方法に帰着して考え、道筋を立てて説明することを目標に授業が進められました。

前時に学習した平行四辺形の面積の求め方を復習し、教具を使いながら本日の課題である三角形の面積の求め方を予想しました。

自力解決に真剣に取り組む5年生。

頭の中では、平行四辺形や長方形、三角形がぐるぐると動き、それを立式しながら、説明の言葉が駆け巡っている表情をみせていました。

隣の席の子や前後の席の子との話し合い活動。

お互いの考えを伝え、新たな視点をアドバイスするなどして、考えを練り上げていきました。

図から式を考える子、式から図を考える子、面積や高さから考えを発表する子、様々です。

全体発表でもそれぞれの考えの発表が盛り上がり、議論に熱くなる教室。

その盛り上がりは、授業終了後も続き、自らの考えを担任に伝えにくる程だったそうです。

次回以降は、今回出てきた考えを仮の公式として立式して、本当にどんな三角形でも使えるかを確認していきます。

放課後、研究協議会が開催されました。

ワークショップ型の研究協議では、授業を参観した先生方から様々な視点や意見が述べられたあと、指導者である窪田先生から今回の授業について、解説、指導上の留意点、研究テーマとの関連についてなど、今後の算数科の授業力向上について知見を深める貴重な御指導をいただくことができました。

窪田校長先生におかれましては、自校などにおいての御多用の御公務の中、御指導いただき、ありがとうございました。

第3回の授業研究会に向けても今後とも御指導よろしくお願い致します。

また、春日部南中、武里南小の先生方におかれましても、御多用の中御出席頂き、ありがとうございました。

そして、今回の授業を行った2年1組と5年2組の先生方、授業を練り上げていった学年の先生方、御参観させていただき、ありがとうございました。

両学級の子供たちも、たくさんの先生方が参観する中での授業、よく頑張りました!!