武里西小学校

支援担当訪問が行われました!

本日、令和元年度 春日部市教育委員会・東部教育事務所教育支援担当・学力向上推進担当学校訪問が行われました。

武里西小学校では、今年度から『自らの考えを互いに伝え合い、よりよい自己表現ができる児童の育成~数学的な見方・考え方ができる授業の工夫~』を研究主題として算数科の研究を行っています。

支援担当訪問に伴い、東部教育事務所より教育支援担当指導主事の山本先生、春日部市教育委員会より学校教育指導課指導主事の鶴見先生、中村先生の3名を指導者としてお招きし、各学級担任・専科等の公開授業と、2年1組・4年2組での研究授業を行いました。

また、小中連携の一環で、午前中の公開授業を春日部南中、武里南小の校長先生にも御参観いただきました。

2年1組では、「4けたの数」の研究授業を行いました。

この単元では、1000までの数について、その意味や表し方を理解し、数の概念について理解を深めるとともに、数を用いる能力を一層伸ばすのが目標です。

今回の授業では、数直線を使用して、千の位(4位数)の多様な見方について考え、説明することを目標に授業を行いました。

「つかむ」の導入では、前回までの授業で学習したことを思い出すために、算数コーナーを使用しました。

子供たちも「あ、そういえばこうだったな!」と思い出した様子です。

「3800」という数直線上の数字についてどのように説明していくかについて考える2年1組の子供たち。

3000と800に分けて、たし算で考えるか、4000よりも200少ないからひき算で考えるか、1めもり100ということで、100が38このまとまりとして考えるか…子供たちは「うーん、あっ!こうだ!」と一生懸命に考えていました。

そして、お互いの考えや気づいたことを発表しました。

お互いの考えや気づきに「それもあるね~!」とフムフムな顔。

個人で考え、ペアで考えを深め、全体発表で考えを共有し合うことができました。

授業後の一枚。2年3組のみなさん、よく頑張りましたね!!

午後は、4年2組にて「小数のかけ算とわり算を考えよう」の研究授業を行いました。

この単元では、小数×整数、小数÷整数、整数÷整数で商が小数になる場合の計算の意味や計算の仕方について理解し、それらの計算ができるようにするとともに、小数の理解を深めるようにするのが目標です。

今回の授業では、小数×整数の計算の意味や計算の仕方を、既習の整数の乗法計算と関連づけて考えるのが目標です。

0.3L入りのジュースを6本買うと、全部で何Lになるかという、0.3×6の計算のしかたを考えるという課題に対して、0.1をもとにして考える、0.3Lは3dLと考える、0.3を10倍して積を1/10にするという考え方をこちらも「うーん」と一生懸命考えていました。

自力解決したそれぞれの考えをグループで発表していきます。

事前に交流の仕方をまとめたプリントを参考にしながら「質問ありますか?」など、算数科での交流の仕方で、よりよい自己表現を模索し、違った考えから共通することを見つけ、考えを深めていきました。

みんなの考えを全体でも共有することで、0.3×6の計算も0.3を整数にすれば、今までと同じように計算できることが分かりました。

4年2組の皆さんも、よく頑張りました!!

研究授業を行った先生方も御参観させていただき、ありがとうございました!

放課後は、低学年部会、高学年部会、特別支援・担任外部会に分かれての分科会が行われ、それぞれの指導者の先生から今回の公開授業について、よかったところやよりよくするための改善点などを御指導いただきました。

その後の全体会では、今回の研究授業について先生方で話し合いながら研究を深めました。

指導者の先生からは、「武里西小を訪れて感じたのは、先生方や児童の挨拶をはじめとして、様々な活動に対して活気が良く、一生懸命に取り組んでいますね。」というような御講評をいただきました。

また、算数科の研究についてや、今回の研究授業についての御指導とともに、東部教育事務所の主体的・対話的で深い学びや学力向上を目指すための取り組み春日部市教育委員会春日部メソッド(PDF)について御紹介ををいただきました。

山本先生、鶴見先生、中村先生におかれましては、日頃の御公務の御多用の中、御指導いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。