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8月31日(水)その3団長の目から海外派遣を6

<団長の目から海外派遣を振り返る6> 今日は、海外派遣で出会ったたくさんのFIJI(フィジー)人の気質についてお話します。

〇FIJI人の気質、特徴などについて・・・・・・引率した町ALTのレオーネ先生のふるさとは、FIJI共和国の首都スバ市のあるビチレブ島の南、バツレレ島です。 ビチレブ島からバツレブ島まで、船で約4時間かかるそうです。
レオーネ先生と6日間、一緒に行動させていただき、FIJI人の面白い、驚くべき性格や気質が分かりました。
1 FIJI人は子だくさん・・・レオーネ先生も含めて、FIJI人は子だくさんで10名以上います。新政府の政策で、病院の治療費は無料。出産費用も無料です。小学校から大学まで授業料も無料ということで、FIJIでは、多くの子どもが育てられる環境があります。

2 FIJI人はFIJI語が話せる人は皆、兄弟?!・・・NADI(ナンディ)空港に到着して、最初に驚いたのは、誰でも誰にでも「BULA(ブラ)」(こんにちは)が飛び交います。
レオーネ先生の話では、「FIJI語が話せる人は、皆、兄弟姉妹です。」と言っていました。レオーネ先生は、市内で会う人、会う人、「BULA、BULA」と挨拶をしながら、親しげに話をします。「レオーネ先生、親戚ですか?」と尋ねると、「いいえ。」「でも、FIJI人はみんな親戚です」と応えます。 
環境プログラムの修了証を頂いたマナ島の「Mana Island Resort &Spa」 で働いているの日本人の「CHIKAKO」さんの話では、「FIJIでは、従兄弟まで兄弟姉妹なんですよ」と言っていました。 
また、レオーネ先生のふるさと「バツレレ島」では、島の人は「皆、親戚」という考え方があるようです。 FIJIのは、昔の日本の「村」意識や江戸時代長屋の「向こう三軒両隣」の意識が強く残っている気質が残っているようです。

3 毎日、たくさん食べて楽しく生きる・・・FIJI人を見ていると、失礼ですが5人に3人ぐらいが体格がよくお腹周りが太い人が多いように感じました。 レオーネ先生は、FIJI人は「たくさん食べて、夜はカバを飲み、眠る」と、言っていました。 毎日、成人病など気にせずに、楽しくたくさん食べて一生を終えると言うような考え方がFIJI人もはあるように感じました。 

4 笑顔は世界一・・・「FIJI人の笑顔は世界一」と言われます。 FIJIの笑顔は、「Big Smile」と言われるくらい、こころの底から顔いっぱいにうれしさを表します。 日本人には、真似のできないSmileでした。
 
5 バイリンガル(Bilingual)なFIJI人・・・イギリスの植民地になっていたFIJIですが、このために主要言語が英語とFIJI語とインド語の3言語です。 小学校から、小・中学校では教科担任は英語で授業し、インド語を第二言語で学びます。 休み時間は、友達とはFIJI語です。 Bilingualな人間に教育することで、FIJI人は、アメリカや西欧、日本を含む東南アジアに留学するとか職業を見つけて、世界で活躍しています。  
     

8月30日(火)その3 団長の目から海外派遣を5

<団長の目から町中学生海外派遣事業を5> 今日は、団員が訪問したFIJI共和国について話をします。
〇FIJI共和国、ご存じですか?・・・・・・FIJI共和国は、南太平洋諸島の中のひとつの国です。
1966年に出版された森村 桂の旅行記「天国にいちばん近い島」で、南太平洋のニューカレドニア(FIJIの隣の島)が紹介されました。その後、森村桂の作品を原作に1968年、映画「天国に一番近い島」が放映されました。主役が原田知世でした。この頃から、日本人を含めた外国人観光客が、南太平洋の島々に訪れるようになりました。 現在、年間60万人以上の外国人が観光に訪れています。 
***私の知り合い2人は、20年以上前に、新婚旅行先は「FIJI」でした。
      

〇FIJIの歴史・・・・・・南太平洋の島々の中でも、最も古くから人が入居した島の一つでした。1800年代には、部族間の争いが続きます。1874年、FIJIは英国の植民地になります。この時、特産の「サトウキビ」労働のために約6万人のインド人が入植します。 インド人の入植で、現在はFIJI総人口の約5割が「FIJI人」。約4割が「インド人」。その他アジア系など「1割」が住んでいます。 
1987年以降、相次ぐ「クーデター」が起こり、1997年「新憲法」公布。2007年に新政府が出来上がりました。 

8月29日(月)その4 団長の目から町中学生海外派遣を

<団長の目から町中学生海外派遣事業を振り返る2>今日から、1学期後半がスタートしました。引率の小林先生は熱も下がり出勤してきました。参加団員生徒の一人が疲れからか、お休みです。 私は、28日(土)、29日(日)の2日間、団長の気疲れでしょうか終日、ぐうたら(でれでれ)していたので、今日は少しは元気が出ました。

〇成田空港から旅立ち、フィジー共和国へ向かいました・・・・・・バスは10時30分前に、成田空港北ウイングに到着しました。 東関東道から成田空港へ高速道路がつながり、以前の首都高のような渋滞もなく時間どおりに到着、ありがたく感じました。
港内の搭乗券カウンターまで、小堀教育長さんと戸井田生涯学習課長さん、今平社教主事が一緒にバスに同乗し見送りをしてくださいました。
***私は2つの他の市で3回海外派遣で引率しまたが、教育長が自ら成田空港までお見送りいただいたのは、はじめてでした。
さて、問題です。日本からフィジー共和国までの距離はどのくらいだと思いますか? 答え1 約5000km   2 約8000km   3 約10,000km  正答は「2 約8000kmです。
飛行時間としては、9時間から11時間でが、数年前から採算面で日本からフィジーへの直送便がなくなってしまいました。 そこで、韓国のハブ空港である仁川(インチョン)空港で、コーリア・エアラインを乗り継いでフィジーに向かいました。
ただし、ここでまた問題です。成田から仁川まで約2時間30分、乗り換え時間が約2時間30分。仁川(19時25分発)からフィジーのNADI(ナンディ)空港到着(朝の8時20分 日本時間では5時20分)まで、約10時間30分かかりました。
           
***行きの飛行機に乗っている総時間は約13時間。 椅子に座ったままで、仁川空港を飛び立ち「ゴーゴー・・・」と連続する大きなジェット音を聞きながら、団員生徒たちや引率職員は、寝つけないままの機中泊で海外派遣2日目を迎えました。引率したフィジー出身のレオーネ先生は、「来年、日本からフィジーへの直送便が計画されています」と言っていました。
***以前の海外派遣の教訓で、「搭乗」「検閲」「出国」手続きまで、「パスポート」保持の確認を何回も行いました。「パスポートは外国では、自分を証明する唯一の証明書だよ。命の次に大切なものだよ。」などと、何回も言いながら、どの生徒もトラブルなく出国、フィジー共和国に入国することができました。 
***次回の団員生徒は、椅子に座って寝る経験を海外派遣の前に家で1回、2回体験しておくことが必要だなと感じました。

8月28日(日)その2 団長の目から海外派遣を1

<団長の目から町中学生海外派遣事業を振り返る1>平成28年8月21日(日)から26日(金)までの4泊6日の「町中学生海外派遣事業」(以下、海外派遣と言う)が実施されました。
団員として参加した町内在住の20名の生徒及び引率者が、全員、大きな事故や病気、けがもなく帰町できたことを心から嬉しく感じております。
北中のホームページのブログを使いながら、団長の目から見たエピソードなども加えながら海外派遣のようすを振振り返ってみたいと思います。 団員生徒やその保護者以外にも、現在1年生やその保護者の皆様にもご覧いただけると幸いです。

〇団員選考試験・・・・・・今年度は募集人員を大幅に超える36名から、選考試験(作文、面接、簡単な英会話)を経て、20名が決定しました。 私見が入らない配慮から、私や阿久津中の校長は選考試験には加わりません。 どうしても、当落が出てしまうので、「落選」の生徒にはかわいそうになってしまいました。
***次年度、期待することとして、チャレンジ心旺盛な男子たちの応募が増えてほしいです。 

〇3回の事前研修会・・・・・・7月末から2回の土曜日と山の日の午後(13時から17時まで)に、3回の事前研修がありました。 この3回の事前研修に親子で参加することになります。 団員生徒は、海外派遣の6日間と事前研修の3日間を会わせた「9日間」が研修の時間となります。 
3回の事前研修会の中で、旅行の心得や準備品の確認、英会話・フィジー語の学習、だ出し物の練習、交流時のプレゼントや品物の作成などを行っていきます。団員の保護者は、生徒の送迎と同時に、海外派遣(旅行)に関する内容の話を聞いていただきます。都合で事前研修に参加できない場合は、後日、生涯学習課に来校していただき、研修内容を聞いて確認していただきました。 
私の目からは、この3回の事前研修で、他校生徒同士の人間関係ができていったように感じました。
       
***引率する2名の先生と私、そしてレオーレ先生、菊地補佐も、都合をつけて3回の研修会に参加しました。どの引率者も 8月21日からの海外派遣に向けて「休めない研修会」と受け止めて、プレッシャーがかかる3回の事前研修会でした。
***今回は、出し物として「よさこいソーラン」を練習し、交流したサンベト・ディスクリクト・スクールで力強く踊ってきました。     

7月17日(日)その2 校長室コラム「町中学生海外派遣・・・」

<校長室コラム「町中学生海外派遣事業 団員等決定しました」> 先週末の15日(金)、16時から町改善センターで「町中学生派遣事業実施委員会」が開催されました。この中に、8月21日(日)から実施される派遣団員等が決定されましたので報告いたします。
なお、団員の氏名を掲載する関係で、「グループスペース」内の「北高根沢中学校(ブログ・保護)」にアップしますので、保護者の皆さんは「ログイン」をクリックしログインID「guest」、パスワードを入力してご覧ください。