学校の様子
”がん”と向き合う時間に 2学年がん教育講座
12月5(火)4時間目に、2年生対象のがん教育講座を開催しました。
講師には、国立がん研究センター東病院 小児腫瘍科医長 細野亜古 先生をお招きしました。
昨年度からおおぐろ中のがん教育を担当していただき、2年目になります。
細野先生は、小児腫瘍内科、腫瘍内科を担当されており、子どもから大人まで幅広いがんの治療に当たられています。
そのような先生から直接お話を聞けるなんて、本当に貴重な時間です!
まずは、”がん”というものがどのようなものなのか説明してくださいました。
がんという病気を知っている人は多いと思いますが、体の中でどのようなことが起きてがんになってしまうのか、
初めて知った人も多いのではないでしょうか。
生涯で2人に1人が、がんになってしまうそうです。
がんは決して他人ごとではなく、全員が向き合っていかなければいけない病気なのだと改めて感じました。
そこで大切になってくるのが、がんの早期発見です。
早期に発見すると、約9割が治るそうです。
中学生にはまだ早いかもしれませんが、みなさんのご家族は、がん検診を受けられているでしょうか…
ぜひ、家族で話題にしてほしいと思います。
また、細野先生が関わられた小児がん患者の子どもたちの生活、言葉を紹介してくださいました。
みなさんと同世代や、さらに小さな子どもたちが、がんと闘っています。
健康でいられること、学校に行けることが当たり前ではないというメッセージ、大切にしてほしいと思います。
2年生からは「がん検診は、いつから始めればよいか。」「一般的にどのような治療法が行われているのか。」等の質問が出ました。
生徒たちの感想を紹介します。
〇 がんは、一度かかってしまったら治すことのできない病気だと思っていたが、早期発見したら治せる可能性が高いと聞き、驚いた。
〇 検診や予防接種により、がんを回避できる可能性が高いことを知り、安心することができた。
〇 20歳になったら定期的に検診を受けるなど、予防していきたい。
〇 実際にがんと闘っている人の話を聞き、怖さを感じた。
がん教育講座をとおして、がんについて考える貴重な時間になったと思います。
ぜひ、ご家族とも話してみてください。
細野先生、お忙しい中ありがとうございました。
※がん教育講座の運営は2年生保健委員が担当しました。お疲れさまでした!
プロフェッショナルから学ぶ ~職業人講話会~(2学年キャリア教育)
12月1日(金)5・6校時、2学年では「職業人講話会」を実施しました。
本校保護者様を含む、13名の講師の方々をお招きし、各教室でお話いただきました。
各教室の「準備」から、「司会」、「講師の方々のご案内」、「お礼の言葉」など、生徒が中心となり会の進行を行いました。初めての経験で、緊張しながらの講話会となりましたが、生徒一人ひとりがおもてなしの気持ちを持って、取り組むことができました。
学校教育目標である「自律」を目指し、
① 現在の職業と、ご自身が中学生の頃思い描いていた将来の職業について
② 現在の職業を選択したきっかけや理由
③ そのために心がけたことや努力したこと
④ 現在の職業での大変なこと、やりがいを感じること 等
以上のことを、社会でご活躍されている講師の視点からお話いただきました。
各生徒は、それぞれ講師3名ずつのお話を聞くことができました。
~13名の職業人講話講師 業種一覧~
イラストレーター・漫画家、 ネッツトヨタ東都 おおたかの森店、 法律家(検察官⇒弁護士)、 宇宙開発、 映像編集・撮影、 リラクゼーションサロン La・paume、 看護師 がんサポートナース、 看護師 東京慈恵会医科大学葛飾医療センター、 物流系IT企業 経理、 外国航空会社支店勤務 総務経理、 助産師、 高校教員、 小学校教員
生徒の振り返りからは、、、
どの仕事も、自分ひとりだけの力では、全てをこなせるわけではなく、周りとの関係を上手く築きながら、「自分がよければいい」という考えではなく、「周りのために」という気持ちを忘れずに将来働きたいと思いました。
様々な職業人の方々のお話を聞き、私も人のために動いたり、人に感謝されたりするような職業に就きたいと思いました。
勉強して進路の選択肢を増やすことも大切だが、中学生の今の内から、上下関係など、人間関係づくりを身に着け、社会で通用するような自分を見つけることが必要だと思いました。
話を聞くことができた職業人の方々の分野は異なりましたが、どの方々も「人のため」に仕事をしていました。また、仲間との連携も大切にしていました。
「新しいことが何かできるかも」という期待をし、ポジティブに捉えることが大切だと知りました。自分が好きなことを仕事にすることで、やりがいが生まれることが分かりました。
航空会社では、たくさんの役割を担っている方々が乗客の安全のために、一生懸命働いていることを知り、私も「縁の下の力持ち」のような存在になれるよう日々努力していきたいと思いました。
など、今回の講話会に参加したことで、自分自身の将来について、より具体的に、より深く考える機会となりました。
我々教員が何十回と行う日々の授業より、今回、講師の方々に御講話いただいた90分間の時間は2学年の生徒にとって、何にも変えることができない、かけがえのない学びとなりました。
2学年のキャリア教育では、最終的に、「自分たちの手で、今の流山(世の中)に必要な会社を作る」ことを目標としています。どのようなサービスや商品をどのように提供し、どの消費者の需要を満たし、どういう流山(世の中)にしていきたいのか。商品やグループとしての思いを企画していく予定です。
今回いただいたお話を、我々、教員も今後のキャリア教育に活かしていきたいと思います。お越しくださった講師の皆様、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
記憶に残る学校図書館
図書館と言われるとどのようなイメージが浮かぶでしょうか?
静か、暗い、まじめな人が行くところ・・・そんなイメージ、持っていませんか?
学生時代、図書室で過ごした記憶はありますか?
私は正直なところ、全く記憶にありません・・・
でも、安心してください。おおぐろの森中学校の図書室はそんなイメージとはかけ離れた、記憶に残る図書館です!
明るく開放感のある図書館には、勉強もできる読書ラウンジが併設され、休み時間には、多くの生徒が本を借りに、勉強をしにとさまざまな目的で図書室を訪れます。
そんな、本校の図書館がこの度優秀学校図書館に認定されました!!
優秀学校図書館は、環境が整備されているか、授業で活用されているかなど様々な観点から審査されます。
今日は、おおぐろの森中学校の図書館の様子を少しだけご紹介します。
休み時間も多くの生徒が訪れます。
図書館の本は、十進分類法に基づき整理されており、探しやすくなっています!
4月には学校図書館司書の和田さんにオリエンテーションを行ってもらい、生徒たちも図書室の使い方はバッチリです!
授業でも図書館が大活躍です!
教室でも、図書館から本を借りて授業に活用しています!
ICTと図書のハイブリットで、より効果的な学習につながりますね!
どうですか?みなさんもおおぐろの森中学校の図書館に行ってみたくなったのではないでしょうか?
わが校が誇る図書館へぜひ足を運んでみてください!
夢を与える鈴木選手、陸上部と練習編!
11月30日に鈴木塁人選手がおおぐろの森中学校で講演会を行いました。
詳しい様子は昨日のHPをご覧ください。
今回は陸上部と夢の練習編です!
鈴木選手とウォーミングアップを行い、体をほぐすための体操や1000m走、ストレッチ等を行いました。
肩甲骨を動かす体操では普段使う機会が少ないため、何回か繰り返すうちに疲れてしまう生徒がいました。疲れるということは普段から使えていないということであり、肩甲骨を動かすと体が前に進むとアドバイスをいただきました。
1000m走では陸上部+陸上部顧問の小曽根教諭とアンディーALTで勝負しました。(小曽根教諭は、400mで離脱していました…)
後半の走りは圧巻です…後ろをグイグイと引き離していました。鈴木選手の走りを見て生徒も感動していました!
1000mを3分で走っていました
終了後はみんなでストレッチを行い、体のケアについて学びました。ストレッチは30秒程度でOK。時間が長くても、伸ばしすぎてもNGとのことでした。
質問コーナーもあり、腕振りが気になる、朝練習どうすれば良い?など生徒が気になる質問に鈴木選手の考えを話していただきました。
最後はサイン会も行われ、自分の持っているファイルやパーカー等にサインをしていただきました!
短い時間でしたが、生徒にとって心に残るイベントになったと思います。おおぐろの森中学校陸上部の活躍も鈴木選手に届けられるよう、これからの練習を頑張って取り組んでいきたいと思います。
鈴木選手、本当にありがとうございました!!
鈴木塁人選手来たる!
おおぐろの森中学校のキャリア教育、人間学にも位置づけされている『プロフェッショナルに学ぶ』を開催しました。
今回の講師は、 SGホールディングス陸上競技部 鈴木塁人選手 です。
鈴木塁人選手は千葉県柏市出身であり、流通経済大学付属柏高等学校、青山学院大学総合文化政策学部総合文化政策学科卒業しています。現在は、SGホールディングス陸上競技部所属しています。大学4年時は駅伝部主将を務め、第96回箱根駅伝では3区を担当、東京国際大学のイェゴン・ヴィンセントに先頭を明け渡したものの、従来の区間記録にあと6秒と迫る好タイムを記録しました。チームの往路優勝・総合優勝に貢献しました。大学卒業後はSGホールディングスに所属し、関西実業団駅伝では2020年・2021年と2年連続で6区区間賞・区間新記録を樹立しています。本日は駅伝をとおして考えることや思いについて御講演いただきました。
青山学院大学駅伝部で行われていた ☆目標管理ミーティング☆ について説明していただきました。
数人のグループで具体的な目標を立て、さらにそれを数値化することで自己実現を目指します。
高すぎる目標➡できない、自信をなくす 低い目標➡力がつかない
少し手を伸ばしたら届くくらいの目標をたてることが重要であり、成功体験を積み重ねることが重要であると話してくださいました。また、鈴木選手は「中学生だったら・・・」とテストの目標得点を例に挙げ、生徒が今すぐ使える方法を紹介してくださいました。
続けることで自己理解が深まり、目標の達成や自己実現のために、自身の思考や感情・行動を管理することができるようになります。まさに学校教育目標である 『自律』 についてのお話をしていただきました。
「子どものころは監督の教えのもと、練習を頑張っていればよかったかもしれない」現在も現役ランナーとして、また教え、伝える立場や仕事として活躍される鈴木塁人選手は自ら練習メニューを考え「今、いかによいパフォーマンスができるか」ということを常に念頭におきながら厳しく自己管理をする毎日だそうです。
☆質問コーナー☆
お待ちかねの質問コーナーです。本日も挙手が止まらず、進行の生徒会役員も誰を指名しようかと終始迷っていました。
・緊張しづらくなるためには?
→普段から結果を出そうとすること。練習を積んでこれだけやってきたと自信を持つこと。また場数を踏むことも大事。
・怪我をしたときの心の持ちようは?
→モチベーションをあげるためにおいしいご飯を食べに行く。沈まずにポジティブに考えること。治ったら2倍練習する。
・走ることが苦手です どうすれば良いですか?
→急に速くはならないし、苦手な人は多いと思う。ウォーキングや基礎体力作りからコツコツ行うことが大切です。
そしてプライベートに関わる質問にも「そういうの待ってました~!」と快くお話いただき、会場がわきました。
実業団選手として長く競技を続けたいと語られた鈴木塁人選手。これからのさらなる御活躍を心よりお祈りしています。本日の御講演ありがとうございました。
放課後は本校の陸上競技部の練習を見てくださいました。その様子は後日ホームページに掲載しますのでお楽しみに!
本日の御講演に際し、J:COMと流山市秘書広報課の方が取材にいらっしゃいました。取材した様子は後日放送、配信されます。たくさんの生徒がインタビューを受け、その受け答えの様子や語る内容に報道関係者が大変関心されていました。
2024年1月1日、新春恒例のニューイヤー駅伝(第68回全日本実業団対抗駅伝競走大会)が開催され、鈴木塁人選手が出場されます。 群馬県庁を午前9時15分にスタートし、フィニッシュ地点でもある群馬県庁を目指し、前橋市、高崎市、玉村町、伊勢崎市、太田市、みどり市、桐生市を走り抜けます。テレビでも放送されますので、御講演いただいた御礼の気持ちを込めて、皆さんで応援しましょう。