学校の様子
~議会にとどけ、私たちのこえ~
本日、流山市議会教育福祉委員会が主催『「子どもの想いを伝える会」~議会にとどけ、私たちのこえ~』が流山市議場で行われました。この会は、流山市議会、初めての取り組みで、『「こうなったらいいのにな・・」学校のこと、公園や図書館などの居場所のこと、市に関係するいろんなこと・・・あなたの意見を市議会議員へ届けてみまませんか。』を目的に主に小学校5年生から中学2年生を想定して、開催されました。おおぐろの森中学校からは生徒会役員の3名の生徒が参加させていただきました。
1年 柳瀬さんは「歩道や自転車の通る道を整備してほしい。例えば、道路側溝とコンクリートの間にできる段差のような溝をなくすなど。」
1年 岡さんは「市主催の部活動大会を令和8年度以降に廃止しないで欲しいです。私たちにとって大会は、頑張れる原動力になります。」
2年 岡村んは「学生が気軽に使える、夜間まで空いているフリースペースが欲しい。」
3人とも熱のこもった素晴らしい提案で、市議会議員の皆様も絶賛していました。そして、皆さんの提案が市議会議員皆様の心に響いたことでしょう。子どもたちの貴重な提案が市政に生かされることを心から願っています。
Thank you as always!!
おおぐろの森中学校では、本日、1年間の締めくくりとなる大掃除を行いました。4月に入学した1年生も、この1年間で大きく成長し、学校生活のリズムをしっかりとつかんできました。今回は清掃リーダーを中心に計画的に掃除に取り組み、学校へ感謝の気持ちを込めて隅々まできれいにしました。
大掃除を成功させるためには、ただ掃除をするだけでなく、どのように取り組むかを考えることが大切です。生徒たちは事前に清掃リーダーを中心に話し合い、「どの場所に汚れがたまりやすいのか」「どの掃除道具を使えば効率よくきれいにできるのか」を考えながら、計画を立てました。1年前の入学当初は、掃除のやり方も手探りだった生徒たちが、今ではスムーズに話し合いを進め、自分たちで計画を立てられるようになっています。この姿に、彼らの1年間の成長を強く感じました。
また、「大掃除は、いつもの掃除とは違う。1年間の感謝の気持ちを込めて取り組もう!」という意識を全員が共有し、掃除の準備からすでに気持ちが入っていました。
大掃除が始まると、生徒たちは自分の担当箇所へ向かい、真剣な表情で掃除を始めました。普段の掃除では見落としがちな棚の奥や窓のさん、目の届きにくい裏側や隅々にまで気を配る生徒が多くいました。
特に感心したのは、掃除を進める中で自然と助け合う姿が多く見られたことです。「先生、ここ手伝います!」「そっちはどう? 何かできることある?」と、仲間や先生に自分から声をかけ、すぐに行動できる姿がありました。単に指示を待つのではなく、自分で考えて動く。その主体性こそが、この1年間で培われた大きな力です。
まさに、「掃除をする」ことだけでなく、「より良い掃除をしよう」と考えながら行動する力が身についてきていると思います。
4月には、「ただこなすだけ」になっていた清掃が、今では「掃除を通じて感謝の気持ちを表す」「より良い環境をつくるために何ができるかを考える」といった深い意識を少しずつ持てるようになりました。その変化は、間違いなく成長の証です。
校舎はピカピカになり、生徒の表情も達成感に満ちあふれていました。自分たちの力で学校をきれいにし、次の学年への準備を整えたこの経験は、きっとこれからの学校生活にも生きてくるはずです。
新しい年度を迎える準備は万全です! この大掃除を通じて学んだことを胸に、次のステップへと力強く進んでいきましょう!
感謝!感謝!の雪かき
昨朝は突然の雹(ひょう)や雪、皆さんは安全に気をつけて登校できたでしょうか?歩道にもうっすらと雪が積もりましたね。そんな中、早朝から校門付近や自転車通用門付近、近隣の道路の雪かきをする教職員の姿が・・・ 生徒の皆さんが安全に登校できるよう自ら行動していただきました。感謝、感謝です。それから、皆さんも「自分の身は自分で守る」、急な天候の変化や非常変災に備えておくこと、そして自分の身を守るために考えて行動することは大切なことですね。
答えのない教室 ~全員が考える授業~
3月19日(水)に研究授業が行われました。
今回は、バンクーバー市公立高校の教員であり、『答えのない教室』の著者である梅木卓也先生を講師にお招きしました。著書によると、「授業中に思考しているのは生徒の2割にすぎず、その思考時間も全体の2割にとどまる」授業展開がとても多いと書かれいます。
この研修では、池田教諭の「答えのない教室」の授業を参観し、その後、教員も梅木先生の講義及び実際に生徒が受けるような模擬授業を体験しました。
生徒が主体的に考える時間を増やし、教師はどのように「答えのない教室」の授業を実践すべきか。
また、「生徒にとっても、教員にとっても、考えること・教えることが楽しくなる授業とは何か」を探り、授業改善につなげることも目的とし研修を行いました.。
梅木先生のノート リンク① https://note.com/takumeki/n/nd1f5c426ea0c
梅木先生のノート リンク https://note.com/takumeki/n/nbdafd2890f39
授業の様子
普段の授業とは異なり、トランプを使ってランダムに3人のグループを作り、課題に取り組みました。生徒たちはホワイトボードの前で頭を突き合わせながら問題を解き、解けたら「先生、先生!」と嬉しそうに手を挙げて報告していました。正解すると次の問題へと進み、活発に学習が進められました。
授業中、先生は常に教室を歩き回りながら、生徒たちの学びをサポートしていました。誰一人ぼんやりしている生徒はおらず、考える時間が終了した際には「もう終わり?」と残念そうな様子も見られ、時間を忘れるほど集中して取り組んでいました。友達の解説を聞いた生徒からは、「お~!」「なるほど!」という声があがり、お互いに学び合う姿が印象的でした。
教職員研修の様子
授業後の教職員研修では、実際に『答えのない教室』を体験しました。例えば、ドライアイスを水の中に入れると煙が発生します。動画を見た後、3人グループで以下の課題を考えました。
① この煙の正体は何か?
② なぜ白く見えるのか?
③ なぜ下に流れるのか?
皆さんも最後に答えを載せるので考えてみましょう!
生徒や先生が楽しく授業に取り組むためのヒントを知り、今回の研究授業を通して、生徒が主体的に思考する授業の在り方について多くの学びが得られました。今後も「考えることが楽しくなる授業」を全教科で実践し、生徒の思考力を育む授業改善に取り組んでいきます。
<解答>
① 空気中の水蒸気が一気に冷やされて小さな水滴になるため。
② 水の中でドライアイスが冷たい二酸化炭素の泡をつくり、まわりの空気を冷やし、霧が発生するため。
③ 冷たい空気は暖かい空気よりも重いため,二酸化炭素が空気よりも密度が高く,重たい気体だから。
インクルーシブ出張授業~障がいから考えるインクルーシブな社会とは~
本日、2年生全員を対象に第一生命チャレンジド様によるインクルーシブ教育についての出張授業が実施されました。
本日の授業のテーマは「 障がいとは何だろう?」です。
皆さんは障がいと聞くとどのようなことを思い浮かべるのでしょうか?
授業の中では車いすマークや盲人のための国際シンボルマーク、ヘルプマークについて説明がありました。
ヘルプマークとは、外見からはわからない援助や配慮を必要としている方々が、周囲の人に配慮を必要としていることを知らせるマークです。
障がいとは何だろうについて、街中をイメージして、お話いただきました。
普段、街中で困っている人をみたことがありますか?
障がいとは
地域で普通の生活が送れなかったり、ほかの人と同じように生活を行う機会が失われてしまうこと。
➡つまり生活のしづらさと考えられるそうです。
また実は生活のしづらさは障がいがある・なしにかかわらないことも教えていただきました。
(例)1妊婦の方 2高齢の方 3ベビーカーを使われている方
生活のしづらさを感じる機会は身近にあること。また、「生活のしづらさ」は周囲からはわからないこともあり、大切なことは障がいがある・なしにかかわらず
相手の立場や気持ちを想像することなのだと教えていただきました。
いくつかお互いを理解していくために大切な言葉を教えていただいたので、ご紹介いたします。
ダイバーシティー(多様性)とは
人種や性別、宗教、価値観、障がいといった様々な属性をもった人達が、組織の中で共存している状態のこと
インクルーシブの意味
全てを包み込む
インクルーシブな社会とは
皆が楽しく過ごせるようにする社会のことで、例えば、自分の好きや相手の好きを否定しない(尊重する)
様々な違いを尊重していくことで、皆が共存、共生していけることにつながることを学びました。
次に中村さんから、今までの体験談をお話いただきました。
・中学校の時には教科が苦手だったことやコミュニケーションをとるのが嫌で悩んでいたこと。
親しい友人がいたことで自分の素を出すことができたこと。
・特別支援学級に入級する時にはどうして入級するんだろう?と思ったが、学級では学習を実態に合わせて行ってくれ、つらいときには友達が励ましてくれたこと。
・自分の本当に楽しいことを見つけるのが大事だと考えていて、学校以外にも楽しい場所もあると思うので探してみてほしいこと。
・自分を尊重できるとまわりも尊重することができる。
また仕事では、社員さんにより困っている点が異なるので、相手を尊重して、仕事内容を実際に行ったり、言葉で説明するなど伝え方を考えることで関わりやすくなることにつながっていると話していただきました。
次に井上さんにお話をいただきました。井上さんは東京パラリンピック 開会式ダンサーとしてご活躍された方です。本日はブレイクダンスを目の前で披露していただきました。素晴らしいダンスを見せていただき、ありがとうございました。
最後に生徒から授業を受けての質問タイムになりました。
Q1:障がいを持つ人を駅で見かけたときにどうすれば良いですか?
A1:人によって困っていることが違うと思うので、困っている内容を聞いて、一度声をかけてみるのが良いのではないでしょうか。
Q2:自分がもし体が不自由になってしまったとき、どうやって助けを求めたら良いですか?
A2:声を出せるなら、助けてほしいと声をかけると良いと思います。何かしらの形で自分から発信することが大切だと思います。
Q3:街で困っている人を見かけたとき、勇気がいり声をかけられないことがありますが、どうすれば良いと思いますか?
A3:自分一人で動くのが難しければ、例えば輪に入って自分のできることをやれる場面があれば、勇気が出せるのではないでしょうか。
Q4:社内や個人で会社がやっている取り組みはありますか?
A4:障がいがある方は会社にたくさんいるので、接する時や仕事を行うときに、実際に伝える方法を考えてコミュニケーションを行っています。
(実際に仕事をやっている姿をみてもらう、言葉で説明する)何が伝わりやすいかは人によって異なります。
Q5:障がいを持っている人と共生していくために、中学生である私たちが何かできることはありますか?
A5:生活のしづらさがその人ごとにあるので、その人のしづらさを想像することを習慣にしていくと、相手を思いやることができるようになるのではないかと思います。
多様性を認め、誰もが支え合いながら暮らせる社会に向けて学び、皆で考えることができました。勇気がいることですが、まずは街や自身の周りに目を向け、何かできることがないか考えていきたいと思います。
本日の出張授業の様子をYoutube配信しています。
配信アドレスについては、SchITメールを御確認ください。
学校保健委員会を開催しました
令和6年度学校保健委員会を開催しました。
学校保健委員会は、学校・地域・家庭が連携して、児童生徒の健康と安全に関する諸問題を研究協議する目的で設置されます。
学校医の熊谷先生(内分泌・糖尿病 から桃内科)、学校歯科医の武田先生(ファミリー歯科医院)にも、診察の合間にご参加いただきました。
お忙しい中、いつもありがとうございます。
学校保健委員会では、令和6年度の学校保健、学校給食、体力向上についての報告と新年度の学校保健計画について協議を行いました。
昨年度の学校保健委員会で、【歯科検診断後の受診率の低さ】が挙げられていました。
よって今年度は、スキットメールでの保護者の方への連絡、検診結果のお知らせの再配付を実施し、受診率の向上に努めました。
その結果、昨年の歯科受診率41.6%から今年度 60.2% に向上しました!
ご協力ありがとうございました。来年度は、さらなる向上を目指したいと思います。
最後に学校医の先生方よりご助言をいただきました。
学校医 熊谷先生より
よりよい生活習慣を子どものうちから身に付けることが大切。バランスの良い食事を3食楽しく食べてください。
学校歯科医 武田先生より
歯科受診率向上への取り組みありがとうございます。歯は早めの治療がとても大切です。引き続き、受診率向上への取り組みをお願いします。
他にも先生方からは、生活習慣や歯の健康に関する専門的なアドバイスもいただきました。
学校保健委員会に参加していた教員も、参考になることばかりでした。
保健だよりなどでご紹介できたらと思います。
学校保健委員会を通して、おおぐろの森中学校の保健課題を共通理解することができました。
来年度も、学校・地域・家庭と一丸となって、おおぐろの森中生の健康を守っていきたいと思います。
今年度最後のオープンスクール!
本日、今年度最後のオープンスクールと保護者会が行われました。多くの保護者の皆様にご来校いただき、生徒たちの普段の授業の様子を見ていただく貴重な機会となりました。
各教室では、国語や数学など各教科で、さまざまな授業が行われました。生徒たちは、楽しみながらも真剣な表情で発表やグループ活動に積極的に取り組んでいました。
1年生国語の授業では、恋の相聞歌を作ろうというテーマのもと、一人ひとりが短歌づくりに挑戦しました。
「相聞」とは、男女、または親子、兄弟、友人などの間の恋慕あるいは親愛の情をのべた歌のことです。
―生徒たちが作った短歌―
おはようが いえる日までは 想わせて 減りゆく数字 募る恋心
夕暮れの 下校帰りに 君と会い 笑顔隠せず 恥ずかしくなる
水無月の 雨が降る日に 傘を出し 君に向かって 歩みを寄せる
2年生国語の授業では、書道を行いました。お手本を見ながら、丁寧に取り組んでいる姿を見ることができます。生徒たちからは、「1枚目が1番うまくできた!」といった声や、「バランスがうまくとれなくて難しい・・・」といった声を聞くことができました。一人ひとりが最後まで真剣に取り組む姿を見ることができました。
1年生女子の体育では、長距離走のまとめとして、駅伝を行いました。チームで協力しながらタスキをつないでいく姿を見ることができました。終わった後には、疲労感も見えましたが、チームで応援しながら最後まで走り切ったことへの達成感が感じられる表情をしていました。
1年4,6組、2年5組の数学では、「答えのない教室」という、生徒たちの「なぜそうなるのか?」を大切にする授業を行いました。タックスコレクターという生徒の思考力を高める授業を展開したので、ぜひお子様とお話してみてください!!
このほかにもいつもとはまた違う生徒たちの姿を見ることができました。
本日もお忙しい中、オープンスクール・保護者会にお越しいただきありがとうございました。
本校では、今後も生徒たちの学びを大切にし、保護者の皆様とも連携しながら、より良い教育活動を推進してまいります。ぜひ、来年度のオープンスクールにもお越しください。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
ギアス氏と相棒の旅へ
昨日に引き続き、本日は総合文化部美術コースが森の美術館にお世話になります。
原 太一 展
A Scrapbook of Journeys
~ギアス氏と相棒の旅~
原先生が会場にお越しくださるということで、部員はワクワクしながらまずは外にある顔出しパネルへ・・・
原先生、本日はよろしくお願いします!!
まずはじっくり作品と向き合います。昨日お世話になったアートコミュニケーターの清水さんも駆けつけてくださいました。
次に、原先生が作品についてコンセプトから丁寧に説明してくださいました。
ギアス氏が誕生した頃、僕も描き方を模索しているところでね。
ギアス氏は元々、肖像画の中にいたんだけど、外の世界に飛び出していったらどうなるんだろう?
色々な世界を旅して知らないことが沢山あって・・・自分を重ねて一緒に旅をする、そんなコンセプトで描き始めました。
実は、この絵を描いている時にウクライナで戦争が起こったんだ。
だからこの部分を付け加えた。
このミサイルに見える物は攻撃するものかもしれないし、脱出計画のためのものかもしれない。
見る人の想像に任せますので自由に観てくださいね。
皆さん!作家さんご本人が目の前で作品の解説をしてくださるなんて機会はめったにないことなのです!!
とっても貴重な経験です。
生徒一人ひとりの質問にも丁寧に耳を傾けてくださり、分かり易く解説してくださました。
「一番時間がかかった作品はどれですか?」
「思い入れのある作品はどれですか?」
思わず、私も質問。「作品のタイトルはいつ、どのタイミングでつけることが多いですか?」
「それは色々で・・・ダジャレを思いついてそれを絵にすることもありますし、ストレートに思いをぶつけることもあります。時にはひねったものを、ということもあれば、すごく考えてしまって、時間がかかることもありますね。」
なるほど。生徒は解説の一言一言に大きくうなずきながら聞き入りました。
そして、記念撮影!!
最後に卒業生と部長から、感想を伝えます。
「解説を聴くことができて楽しかったです。貴重なお時間ありがとうございました。」
「ストーリーがあって、世界に入り込めて面白かったです。進学先でも絵を学んでいきたいです。」
1・2年生からも、「家族とまた来ます!」
「違う展覧会にも行ってみたいです。」
「原先生のように油絵にも挑戦してみます!」様々な感想があがりました。
おおぐろ中の生徒のために来てくださった原太一先生、実現してくださった森の美術館の館長始めスタッフの皆様、本当に本当にありがとうございました。
忘れられない思い出になりました。
最後に、画集にサインをいただきました!
美術室に飾りたいと思います。
これでいつでもギアス氏とジョンのワクワクした旅に入り込めますね。
原先生の最新作が観られる『第101回白日会展』が、3/31(月)まで国立新美術館で開催中です。
また、11月には銀座の日動画廊で個展を開催予定とのことです。
是非、足を運んでみてください!!
プチ情報-----顔出しパネル、ギアス氏とジョンの等身大パネルだそうですよ。
森の美術館で美術の授業を行いました
昨日の卒業証書授与式。心に残る温かい式でした。三年生の皆さん、進学先でも自分らしく頑張ってください!
さて、1・2年生は今日も通常の時間割。卒業生に追いつけるよう、学びに励みましょう。
ということで・・・いつもお世話になっております『森の美術館』へ
少し前から、美術館の庭に顔出しパネルが設置されていることに気付きましたか?
どうしても気になった杉本と飯塚は森の美術館に行ってみました。
現在開催されているのは、
原 太一 展 A Scrapbook of Journeys ~ギアス氏と相棒の旅~
「え・・・物語に入り込んだみたい!!」
「これは、おおぐろ中の生徒にも紹介したい!」
いたく感動して、森館長にお願いしてみたところ、「生徒のみなさんのためなら是非!お越しください。」
と快諾いただき、今回、1年生の美術の授業を美術館で行う運びとなりました。
しかも、東京でもご活躍されているアートコミュニケーターの清水さん(「しーちゃん」と呼ばせていただきました)をお呼びくださり、当日はとても贅沢な鑑賞の時間となりました。
1-1
1-2
1-3
1-4
1-5
1-6
「今日、一緒に鑑賞してくださる清水さんこと、しーちゃんです!宜しくお願いします!」
「ここにウサギのパネルがあるよね?ウサギってローマ字で書いて、逆から読むと?」
USAGI → GIASU
「そう、ギ・ア・ス。だからこのウサギはギアスという名前だそうです。ギアス氏と愛犬ジョンの旅なのよ。」
「へー!そうなんだ!」
美術館のルールやマナーを確認し、まずは個人でじっくり作品を見る時間です。
「お気に入り、印象に残った作品を1つ決めて来てね。」
じっくり、じっくり。静かな時間が流れます・・・。
「お気に入りの作品を決められた人は戻って来てね。次はみんなで鑑賞しましょう。」
対話鑑賞の時間が始まります。
「この作品がいいなと思った人、前に出て来てください。どうしていいなと思ったのか、伝えてくれる?」
一人ひとり、自分の気持ちや印象を堂々と語ってくれました。
「いろんな色が複雑に使われていて水面にも写っている様子が綺麗で印象に残りました。」
「光の当たり方の表現が凄いと思った。晴れではなくて曇りの空気感のこっちの作品が好き。」
「これはあの作品とつながっていて、連作だけどこっちが後だと思う。」
「これはギアス氏の小さい頃で、秘密の何かを隠しているところだと思う。」
「どの作品にもギアス氏とジョンがいました。ここにいます!」「本当だ!!」
仲間の発見に感動したり、大きくうなずいたり、目をキラキラ輝かせて対話を楽しみました。
最後にタブレットで写真を撮り、記録します。
何でも、本物から学ぶことって大切です。
教科書ではできない体験をさせていただきました。
見学を終えた生徒からは、
「人生で初めて美術館に行きました!すごく良かったです!!」
「教科書では分からないような緻密な表現を知ることができました。」
「絵の具の厚みや筆遣いを観ることができて迫力を感じました。」
等々、本物から何かを感じ取ってくれたようです。
明日は総合文化部美術コースでもお邪魔させていただきます。
そして!!ご本人が美術コースの皆さんのために美術館にいらっしゃる予定です。
森美術館の館長をはじめ、スタッフの皆様、清水さん、本当にお世話になりました。
「原太一展」は3月30日(日)まで開催されています。
ご家族皆様で、ギアス氏とジョンの旅を一緒に楽しんでみてはいかがですか?
卒業式から1日経ち・・・・
昨日は3年生の皆さんの卒業式、温かい天候のもと、無事に行われました。
1・2年生からもyoutube配信やTeams配信をみました。と言った声を多く耳にし、それぞれ色々な思いを胸に3年生の最後の姿を目に焼き付けたことと思います。
昨日の夜、山林火災で被害を受けた岩手県大船渡市の中学校でも13日に卒業式が行われたというニュースを目にしました。被害を受けた地区の中学校は、避難を余儀なくされ、学校は臨時休校になりました。卒業を間近に控えているのにも関わらず、仲間と会えない日々。。。授業を再開する10日まで別の中学校で過ごしていたそうです。
卒業生代表の言葉に、「どんな時でも物事を前向きに捉え、感謝の気持ちを忘れずに頑張ります」という言葉がありました。皆さんもこの先、様々なことが待っていると思いますが、校長先生の式辞にもあったように、前向きに、前を向いて進んでほしいと思います。
改めまして、ご卒業おめでとうございます。
朝の登校支援、外に出て登校の様子を見守りました。あぁ、3年生もこうやって友達と仲良く話をしながら登校していたのかな?自転車を漕いで安全に登校していたのかな?教室までダッシュして頑張ってたどり着いていたのかな?など、思いを巡らせていました。
8時25分を過ぎましたが、誰もいないですね、、、。
3年生フロアを歩いていると2階のフロアを通って移動教室に行く生徒たちが、「あっもう3年生居ないんだ・・」とつぶやいて歩いていく姿が少し寂しそうな、、、そんな朝を迎えています。3年生のフロアは静かですが、それぞれの1・2年生は元気よく授業に取り組んでおり、日常と変わりなく過ごしています!
そんな別れの日から1日経った教員たちはというと・・・
教室環境を整理している先生、片付け作業を行っている先生、授業を行っている先生、そして1年間過ごした教室で思い出に浸っている先生、、、、
皆さんと教室で食べていた給食も、3学年の教員は職員室で食べています。
まだまだ慣れない生活で寂しいですが、私たちも前を向いて進んでいきたいと思います。3年生の皆さんも、新たな道に向かっていく準備も進めながら、良い時間を過ごしてほしいと思います。
1・2年生の皆さんは、このクラスで過ごす時間はあと2週間ほどしかなく、本当にあっという間です。クラスで過ごす時間、仲間や先生方と過ごす時間を大切にしてください。
24日の修了式まで、活動を全力でサポートしていきたいと思います。
さて、本日は小学校の卒業式です!
来年の新1年生、どんな仲間がこのおおぐろの森中学校に入学してくるのか、とても楽しみです。
別れと出会いのこの季節、別れを惜しみつつ次なる出会いを楽しみに、頑張って行きましょう!
3年生を送る会で貼りだした3年生のみなさんの夢は、いまでも3年生フロアに貼ったままです。オープンスクールでお越し頂いた際には、ぜひお読みください。