校歌

・「二十四番風(にじゅうしばんのかぜ)」は、「二十四番花信風(にじゅうしばんかしんふう)」とも呼ばれます。小寒(一月五、六日ころ)から穀雨(四月二十一日ころ)までの二十四の候のそれぞれに新たな風が吹くとされています。

・1番、2番とも、「またいつか」というフレーズは卒業式など特別な時に歌うことが想定されています。

 

♪ ご鑑賞いただけます。

歌:木村 弓  ピアノ:中川俊郎

校歌『二十四番風』

校歌『二十四番風』「またいつか」あり

校歌制作者

作詞…一青窈(ひととよう)さん  

作曲…木村弓(きむらゆみ)さん  

編曲…中川俊郎(なかがわとしお)さん

 

【作詞…一青窈(ひととよう)さん】

一青窈さんは、「ハナミズキ」や「もらい泣き」などヒット曲を多数発信し、日本レコード大賞や日本有線大賞等、数々の音楽賞や新人賞を受賞し、NHK紅白歌合戦に5回出場しています。

 

【御本人からのメッセージ】

中学生になれば
生きていくことの意味を考えたり
困難や歯痒いことにぶつかるでしょう。
この学舎で乗り越え、悩んだすべてが
こどもたちの血となり肉となり
素晴らしき思い出に変わるのでしょう。
卒業してのちもこの学舎に
友と先生と自然がいつもあることを思い出してもらえて
またいつか麗しい後輩のために
経験という宝物を持ち帰ってくることをイメージしながら書きました。
歌いながらのびのびと心を育んで欲しいです。

一青窈

 

【作曲…木村弓(きむらゆみ)さん】

木村弓さんは、宮崎駿監督映画「千と千尋の神隠し」の主題歌等を作曲して歌い、日本レコード大賞金賞、日本アカデミー賞主題歌賞、他を受賞し、同監督の映画「ハウルの動く城」でも主題歌「世界の約束」を詩人の谷川俊太郎さんと共作されています。また、NHK紅白歌合戦にも特別ゲストとして出演しています。

 

【御本人からのメッセージ】

昨年に続いて今年もまた校歌を同じメンバーで共作させて頂けてうれしく思っています。去年作曲させていただいた「おおぐろの森小学校校歌」を歌ってきた児童の皆さんが、少し成長して中学生になって歌うとしたら... とイメージしながら作りました。
中学生というと、個々の人間としての価値観も定まっていく大切な時期でもあるかと思いますが、そのような時に、「おおぐろの森」の恵まれた自然環境の中で、この校歌も、生徒の皆さん一人ひとりに間違いなく備わっている素晴らしい可能性に気づき、試練をも肯定的な光の中で受けとめていくことを少しでも後押しできるものであればと願っています。

木村 弓

 

【編曲…中川俊郎(なかがわとしお)さん】

中川俊郎さんは、日本作曲家協議会常務理事、日本現代音楽協会理事、お茶の水女子大学非常勤講師等を務め、日本の現代音楽シーンを牽引しつつ、有名企業のCM曲作曲等も多数手掛けています。

 

【御本人からのメッセージ】

おおぐろの森小学校校歌に続いて、おおぐろの森中学校校歌の編曲も担当させて頂きました。
小学校で校歌を歌っていたみなさんが、少し大人になって中学校の校歌も歌って下さる、そこに別な小、中学校から来たみなさんも加わり、大きな一つの声になる! そして卒業して大人になり、人生のそれぞれの季節の色合いを纏い、ずっと歌い継がれて行くようにと願いを込めて、作りました。

中川俊郎