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7月4日(月)その2 子育て・親育ちの眼「思春期の子どもに」

<子育て・親育ちの眼「思春期の子どもにもう一人、重要な存在とは?」> 中学生の時期になると、同性の親が子育てや人生、恋愛相談などを分任するのが基本です。 女の子は、母親と、親対子どもの関係ではなく、「大人同士のつきあい」ができてくると、先の見えない思春期でも、うまく乗り切れるようです。 
逆に、男子はリードを母親から父親に交代することを、お子さんの前で宣言してください。「これからは、頼みやお願い事は、お父さんに話しなさい。」 「お母さんは、話は聞くけど、最終結論はお父さんに言ってもらいますね。」と筋をとおしてください。 

〇そしてもう一つ、「外の師匠(先生)」を持たせること・・・・・・思春期の子どもを、より良い方向に向かわせるもう一つのカギは「外の師匠(先生)」を持たせることです。
親以外に、子どもの心や精神面や体、技能(量)を向上させる年上の人物がいると、好循環になります。
たとえば、習っている剣道や柔道の先生。 スポーツ教室やクラブの先生。ピアノや茶道、習字の先生。学習塾の先生など、一本筋の通ったことや人生観を教えてくれることで、子どもが親とは違った人生観を重ねていきます。 
******私には、人生の「師」となる人物は、中学2年の担任かな、と思っています。男子バスケットボール部の顧問で、授業や生徒指導では非常に厳しかった先生ですが、この一年間で、私の成績が何故か、150番から50番、50番から10番へと「100番上昇」させていただきました。 
」 

7月3日(日)その2 子育て・親育ちの眼「子どもを変える」

<子育て・親育ちの眼「子どもを変えようとするなら・・・・・・」> 「中学生の時期の子どもをよく変えようとする方法を教えてください。」と、よく聞かれます。 さて、勉強しない子が明日から勉強するようになる「特効薬」があれば、「ベストセラーの薬」になることでしょう・・・。 

〇子どもを変えるにはどうしたらよいのか?・・・・・・この時期の子どもに、無理矢理「勉強をしろ!」と言っても、お子さんは「はい!」とは返事しないと思います。 強制的に言い続けると、反発して、「親子の絆」が切れてしまうこともあります。
では、どうすればよいのでしょうか? 
対応の1つは、お子さんを「励ます」こと。 励ますことば掛けを日々、続けてください。
2つめは、親自身が人生を楽しんでください。 子どもを変えようとせず、親が物の見方や行動、毎日の習慣を変えていくことをおすすめします。 お子さんを勉強させようとする前に、親が何か勉強をはじめてください。お子さんは、親の姿から何かを感じ手本となることでしょう。
例えば、1毎日、30分読書をする  2資格取得のための勉強をする  3趣味をはじめる  4健康になるためにフィットネスジムに通う  5美しくなるための勉強をはじめる  6料理教室に通う  7カルチャーセンターに通う など、親自身が楽しみHappinessを感じながら勉強している姿をお子さんに見せることです。 
******勉強する = 楽しい・Happinessになる = 幸せな人生になっていくという親の姿を見ることで、お子さんが動き始めるかもしれません!   参考文献 菜花 俊「不登校から抜け出すたった1つの方法」青春出版社 2014年 p118~120参照

7月3日(日)晴れ その1 今週の行事予定表

<今週の行事予定表> 今日は、夏の太陽が顔を出し、今年、高根沢町での最高気温を記録したと思います。 15時24分には、県南地区で「光化学スモッグ注意報」が出ました。
今週の行事予定をお知らせします。
3日(日)

4日(月) 生徒会専門委員会  漢字練習(~14日)  部活動終了18時30分・18時45分下校  月曜①②③④⑤⑥

5日(火) あいさつ運動(~8日)  大田原高校職員来校(17時)  部活動終了18時30分・18時45分下校  火曜①②③④⑤⑥

6日(水) 総合的な学習の時間「My Dream プロジェクト」(⑤⑥校時)  夏季休業前PTA  木曜①②③④・総合・総合 

7日(木) 水曜①②③④⑤  部活動終了18時30分・18時45分下校  

8日(金) 現職教育  にじいろ保育園訪問(2年2組 ③④)  県春季水泳大会(小山・県立温水プール)  部活動終了18時30分・18時45分下校   金曜①②③④⑤⑥

9日(土) 県春季水泳大会(2日目 県立温水プール)  文星杯スフとボール大会(柳田緑地グランド)  県通信陸上競技大会(県総合グランド)   

7月2日(土)その1 子育て・親育ちの眼「過去ではなく・・・」

<子育て・親育ちの眼「過去ではなく、これからを考えて」>最近、「アドラー心理学」が注目を集めています。 私もカウンセラーの一人ですが、深く「アドラー心理学」については学んでいませんので、基本的な考え方を書かせていただきます。
〇アドラーの考え方・・・・・・たとえば、試験やテストの成績が悪かったりすると、子どもはその原因を親のせいにしたり、友人、部活のせいにしたりと、自分以外のところに失敗の原因を探ろうとします。
親が、テスト前にうるさいことを言ったことが原因だと考えると、子どもは少しの間、親とは口をきかないなどと考えます。ここで、考えることはテスト前、親に「勉強しなさい」などと言わせてしまった自分への反省も感じます。
「よし、明日からは授業を集中して参加しよう」「スマホに割く時間を短くして勉強しよう」など、成績向上とその後の自分の満足感を得ることを目的にすればよいのです。これをアドラーは「作られた世界への意味づけ」と言います。
できない原因を探るのではなく、次の一歩へつながるような「生きる目的」をもつことが重要です。
アドラーは、過去ではなく、これからを考えて現在を生きる姿勢に目を向けています。私もこの考え方に、同感するものがあります。  参考文献 「月刊プリンシプル」学事出版 p90から引用

6月30日(木)その2 子育て・親育ちの眼「為せば成る・・・」

<子育て・親育ちの眼「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成さぬは人の為さぬなりけり」>この和歌の作者は、ご存じでしょうか? この和歌の作者は、米沢藩主の上杉鷹山(うえすぎ ようざん)です。
〇上杉 鷹山とは・・・・・・上杉鷹山は、15万石、米沢藩の養子になり、財政破綻寸前の藩を優秀な政治手腕で藩を持ち直した人物です。 寛政の改革で有名な松平定信は、上杉鷹山を「三百諸侯第一の賢君」と高く評価しました。
鷹山の政治改革の一つは、自分の生活を質素にし、自分を助ける「自助」、地域が互いに助け合う「互助」、藩が援助する「扶助」の「三助」を推進しました。 鷹山は、年貢を三年間免除し、農具や肥料農民に配布し荒れ地を開墾させました。鷹山は、55年間の政治改革の基本は、「人民のための政治」でした
******この鷹山の書いた和歌「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」の意味は、「できると思えばできる。 やろうという気持ちで何事にもぶつかれ。できないと嘆くのは、自分がやらないからである。」という意味です。 ちょっと弱気になっている生徒に、是非読んでほしい鷹山の和歌でした。