学校の様子
3年生と2年生 対話の会 ~一人一人の思いを引き継ごう~
3月7日(金)・3月10日(月)のHRの時間に3年生が2年生に、学校生活や進路開拓について、自分の経験したことを伝える対話会を実施しました。
各クラス1名ずつ実行委員を中心に2日間で30分の流れを進めます。
2日間とも、2年生の各班に3年生が2人ずつ入り、2年生とたくさん対話を行いました。
和やかな雰囲気の中で、3年生が語ったり2年生が質問をしたり、会話の弾んでいる様子が多くありました。
つい先日、千葉県公立高校の発表が終わったばかりで、3年生にとってホットな話題の進路開拓について、自分の思いや後悔したことも踏まえながら、学習のこと、休息の取り方など様々な話題が取り上げられていました。
また、学校生活についても、学校行事を大事にしたほうがよいこと、あっという間の1年間を最後まで楽しんで過ごしてほしいことなど、来年度の過ごし方のアドバイスが多くありました。
この日を迎えるまでに、どのような内容を話すのか、事前にたくさんメモして準備している様子が今日の姿から感じられました。下級生に対して責任を持って向き合っていたと思います。
また、2年生もタブレット等を活用して、3年生の話をたくさんメモに残していたり、たくさん質問したりする姿がありました。来年度いかに過ごすとよいのか、目前に迫った3学年への進級に向けて、真剣に耳を傾けることができていました。いよいよ最上級生となる緊張感が出てきていると感じます。
今日のラスト5分では、シェアリングを行い、各班の一人ひとりが6つのグループに散らばり、グループを組み直して元の班で3年生から聞いた内容を共有していました。2年生が自分の聞いた内容を伝え合っている様子を見ながら、その会話が広がるように3年生が2年生の会話をつなぐ役割を果たしていました。
3月も中盤に差し掛かり、いよいよ3日後には先輩方は卒業し校舎からその空気や匂いが空っぽになります。そうしたらいよいよ最上級生は今の2年生です。先日の送る会とはまた違った、先輩方の雰囲気を直接味わい、今日の対話を基に、一つでも明日からの生活に活かして頑張ってほしいと思います。
3年生は、直接話をしながら自分の思いを伝えられたでしょうか。その思いが長く長く次世代に浸透しながら、おおぐろの森中学校の文化・伝統・ブランドが進化していくことと思います。また、自分の経験や思いを次世代にわかりやすく、興味深く伝えることの難しさや奥深さを味わってもらえたでしょうか。後輩たちの意見を引き出す投げかけ、問いかけも考えてくれたのではないかと思います。自分の意図が、相手に伝わることは、とても嬉しいことです。これは、教員のやりがいや面白さと似ているものだと思います。人に伝え、納得したり、よい表情になってくれたときの嬉しさを分かち合ってもらい、いつかともに働ける日がくることを想像するのも楽しみに思います。
さて、下級生との関わりも明日の卒業式予行練習の場をともにすることで、いよいよ締めくくりとなります。ともに時間と場所を共有した後輩と、喜びも寂しさも分かち合って、お互いをリスペクトしお別れに結び付けましょう。
カウントダウン!でもまだ3日ある!
卒業式まで3日、本日、主役の3年生は卒業式の通し練習を行いました。皆さん、すっかり心も体も大きくなりましたね。もう3日しかないではなく、まだ3日もあります!仲間と共にたくさんの思い出づくりを!!
「If you can dream it, you can do it. 」
夢見ることができれば、それは実現できる。(ウォルト・ディズニー)
この名言は、夢を持つことの大切さと、夢を実現するための努力の重要性を語っています。
「Life is like riding a bicycle. To keep your balance, you must keep moving. 」
人生は自転車に乗るようなもの。バランスを保つためには、進み続けないといけない。(アルベルト・アインシュタイン)
この名言は、人生は常に変化し続けるものであり、立ち止まっていると置いていかれてしまうことを教えてくれています。
卒業アルバム制作~Only Oneのオリジナルアルバムを!~
3年生を送る会も終わり、卒業までついに1週間を切った3年生!!
本日、3年生の手元に卒業アルバムが渡されました
今年度は1,2年の学校行事やスクールライフを自分で作成します!!
事前に自分で写真を選定し自分だけのオリジナル卒業アルバムを作成しました
たくさんの思い出の写真を持参し、どう貼るかレイアウトを考え、、、
写真を丁寧に切ります!!
台紙にきれいに並べて完成です!!自分の想い出がたくさんつまったオリジナルアルバムの完成です!!
後半は一緒に過ごした友人にメッセージをもらい合ったり、友達と談笑しながら出来事を振り返ったりしました!!
途中様子を見に来てくださった校長先生を見かけて、サインをお願いする生徒が、
そして気が付いたら、サイン会のような行列ができていました!!
学校教育目標を達筆な字で書いていただきました
卒業してもおおぐろ中で目標にしていた「自律」を胸に生活してほしいと思います
大切な友、先生からの寄せ書きも含めて、
世界に一つしかないOnly One卒業アルバムですね☆★
時間が足りなかった人は来週の4日間で完成させましょう!!
ボクササイズ~人生100年時代~
本日、1年生全員を対象に体育の時間(2時間目~4時間目)でボクササイズフィットネス講習会を開催しました。
プロフェッショナルに学ぶ健康編の特別講師は株式会社TIGER 代表取締役社長 藤澤 充 様、インストラクターの服部 智子様です。藤澤様は「劇団JFKA格闘フィットネス応援団長」も務められ、格闘系のフィットネスインストラクター、フィットネス関連コンサルタント、スポーツジム施行等、数々のお仕事をされています。また、仮面ライダー(TV)にも出演されました。
藤澤様の言葉を紹介します。「内なる仮面ライダーは自分で作る事ができるのです。人それぞれがヒーローです。これをよりよく多くの社会で戦う人々や家族を支える人々、子どもたちに伝える。今の私の目標であり使命です。」
それでは、本日の授業、ボクササイズの様子をご覧ください。
体育は、すべての子どもたちが、生涯にわたって運動やスポーツに親しむのに必要な素養と健康・安全に生きていくのに必要な身体能力、知識などを身に付けることをねらいとしています。2023年の日本人の平均寿命は女性が87.14歳、男性が81.09歳だそうです。WHOが発表した2022年の世界各国の平均寿命ランキングでは1位が日本、2位がスイス、3位が大韓民国、4位がシンガポール、5位がスペインでした。日本が第1位!素晴らしいことですね。それから、皆さんは健康寿命という言葉を聞いたことがありますか?健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことをいい、日本の健康寿命(2022年)は男性が72.57歳、女性が75.45歳だそうです。生涯にわたって健康に生きることは大切ですね。健康に最適なボクササイズ、ご家庭でもいかがでしょうか!
3年生を送る会 ~届け感謝 繋げ心の襷を~
本日(3月6日(木)、3年生を送る会が行われました。
「届け感謝 繋げ心の襷を」をスローガンに、どの学年も今日に向けて一生懸命準備をしてきました。
最初は1年生の発表。「3年生の中学校生活を振り返る」をコンセプトにおおぐろの森中学校で3年生が経験した様々な行事をステージ上で再現しました。体育祭のダンス、修学旅行を題材にした劇、合唱コンクールで3年生が歌った曲のメドレーなど、盛りだくさんな内容で、3年生もこれまでの学校生活を懐かしみながら、笑顔で発表を楽しんでいました。最後は「ただ君に晴れ」の合唱を、元気いっぱいに手拍子を入れながら披露しました。
次は2年生の発表です。2年生はサイリウムを使ったパフォーマンスとダンスで、場を一気に盛り上げました。その後は応援団による演舞です。体育館に響き渡る声と、一糸乱れぬ動きは、見る人を圧倒していました。最後は「キセキ」を精一杯歌っておしまい……かと思われましたが、最後に「フレーフレー3年!」のエール!3年生の新たな出発を応援したいという2年生の気持ちがしっかり伝わったと思います。
最後は3年生の発表です。日本の昔ばなしをもとにした「ふたりのももたろう」を題材に劇を発表しました。多様性について考えさせられる内容の劇は、1・2年生の発表とはまた違った趣きで、楽しませるだけでなく、後輩に対して何かを託していこうという思いを感じました。3年生による合唱「友~旅立ちの時~」は、さすが3年生!という素晴らしい歌声が体育館に響き、先輩の大きさを改めて実感したのではないでしょうか。体育館を振り返ると、おおぐろの森中学校のシンボルであるふくろうを題材にしたモザイクアートが飾られていました。
他にも、3年生がお世話になった先生からのビデオレターや、 生徒会執行部による「くまのプーさん」を題材にした劇、三学年揃っては最後となる校歌の全校合唱など、様々な形で3年生を楽しんでもらい、気持ちよく送り出そうという、終始温かい雰囲気が流れた素敵な会になっていました。
どの学年も今日までの練習や準備に一生懸命取り組み、本番でも練習の成果を十二分に発揮することができたと思います。この1年間の成長を感じ、自分たちでこの学校を引き継いでいこうという決意と、中学校での経験を胸に新しいステージでも頑張ろうという決意が伝わってきました。
いよいよ3年生の卒業まで残り1週間となりました。最高学年として学校を引っ張ってきてくれた3年生、残りの学校生活も楽しみながら、ぜひ笑顔で卒業式を迎えてほしいと思います。
~1学年 3年生を送る会 実行委員に想いを語ってもらいました~2
1組 木下さん(実行委員長)
3年生と過ごした時間は、あっという間だったけれど、優しくしてくれたり、部活動などで引っ張ってもらうなど、さまざまな形で支えてもらったので、少しでもその恩返しができればと思い、立候補しました。明日は、3年生が劇や歌を聴いて、少しでも自分たちの思い出を振り返り、感動してもらえるように最後まで頑張りたいです。
1組 石原さん(大道具・小道具部門リーダー)
私は最初この学校に来たとき、とても不安でした。この学校のルールは?何をすればよいのか?そんな不安な気持ちから救ってくれたのは、3年生のみなさんでした。本番では、司会・進行役として場を盛り上げていければと思います。「記憶に残る」最高の3送会にしていきたいと思っています。
2組 安島さん(装飾部門リーダー)
いままで部活などでお世話になった3年生に、今回の三年生送る会でスローガンにもなった「全力」で「感動」を与えられる会にしたいです。本番だけでなく、練習の時もどうしたら三年生がより喜んでくれるのか、考えながらみんなに指示を出せるように頑張りました。私は装飾担当なので、3年生の学年フロアを、ワクワク感あふれる装飾に仕上げたので、是非、見てもらいたいです。
2組 水谷さん(装飾部門リーダー)
3年生の先輩方が卒業するまであと少しとなりました。先輩方は1年間という長いような短いような間、後輩の私たちを引っ張てくれました。私たちはその感謝を込めて、全力で3年生を送る会を創りあげてきました。明日は、3年生のみなさんに1年生の発表を楽しんでもらえるよう頑張ります。
3組 風間さん(装飾部門リーダー)
私は装飾部門なので、3年生の思い出が振りかえられる作品づくりを行いました。デザイン係の人がとても良いデザインを考えてくれたので、3年生の先輩方に「この〇〇かわいい!」とか「すごい!」と、思ってもらえると嬉しいです。この装飾では、3年生がこれまでおおぐろの森中学校で活動してきた様子がわかる写真を使うなど、様々な工夫がされているので注目して見てもらいたいです。
3組 海老根さん(劇部門リーダー)
私は、3年生の思い出を振り替えられるような3送会にしたいという想いで活動してきました。修学旅行の劇は3年生からアンケートを取って、心に残った出来事や楽しかったことをもとに作ったので、思い出を振り返えられるものになっていると思います。「そういえばそんなことあったー!!」など、感想を伝え合いながら観てもらえると嬉しいです。
4組 後藤さん(実行委員副委員長)
私は、この3年生を送る会を、先輩方がおおぐろの森中学校での3年間を振り返ってもらえるような会にしたいです。先輩方に回答してもらったアンケートをもとに作った修学旅行の劇や、ダンス賞を取った思い出深い体育祭のダンスなど、様々な役割に分かれて練習してきました。明日は、これまで成果を発揮し、3年生に懐かしみながら、楽しんでもらえる会にしたいです。
4組 福田さん(ダンス部門リーダー)
私は今までの思い出を振り返り、おおぐろの森中学校で過ごした3年間が楽しかった!!と思ってもらえるような3送会にしたいという想いで活動してきました。体育祭で踊ったダンスの練習をたくさんして、良い作品になったと思うので、本番では成功させたいです。明日は、3年生に感謝の気持ちを伝えられるように、本番がんばりたいです。
5組 古谷さん(大道具・小道具部門リーダー)
3送会で同じく発表をする2年生に比べて、3年生に対する思いは負けてしまっているかもしれません。その分3送会という行事に対しての思いは大きいつもりです。2学期から実行委員で考え、広め、形にしてきました。3年生が思い出を振り返り、おおぐろ中での3年間を楽しかったとおもってくれる3送会になるよう、最後まで1年生の3送会実行委員として、頑張っていきたいです。
5組 中武さん(大道具・小道具部門リーダー)
明日は、3年生が感動して「この学校でよかったな」、「これからの高校生活頑張ろう」と、思えるような3送会の発表にしたいです。そして、3送会実行委員だけでなく、1年生全体も1つ1つの行動に責任と、想いをもって3送会に臨んでもらいたいです。先生方に頼りきになるのではなく、自分たち1学年の力でこの会を成功させたいです。
6組 土谷さん(ダンス部門リーダー)
僕は、1年生をまとめて、最高の3送会を創りあげていきたいという想いで、活動してきました。自分は体育祭担当なので、みんなに上手にダンスを教えて本番でも輝けるように努力しました。ダンス未経験者に振り付けを教えるのは、思っていた以上に難しくて大変でしたが、フォーメーションや手足の位置などの細かい振り付けを頑張って教えたので、明日はぜひ楽しんでみてほしいです!
6組 川﨑さん(呼びかけ部門リーダー)
1年間という短い期間でしたが、仲良くしてくださったり、様々な場面で、助けてもらったことへの感謝を伝える会にしたいです。呼びかけでは、常に後輩をまとめ上げてくれた3年生への憧れ、高校生になる3年生に向けてのエールや祝いの言葉を送り、多くの3年生を感動させられるよう、実行委員として、最後まで頑張りたいです。
1学年 3年生を送る会 ~自分たちで「想像」し「創造」することに意味がある~1
「浅草~東京スカイツリー」で、多くのことを学んだ、校外学習が終わり、1学年の生徒たちは、ここまでの期間、明日、3月6日(木)にある「3年生を送る会」に向けて、準備を進めてきました。
実行委員の12名は、2学期からこの日のために、スローガンを決め、学年の発表内容から、各部門の立ち上げ、3学期に行う準備の計画など、様々なことに取り組んできました。
「0」から何かを創りあげていく経験は初めての実行委員、、、最初は取り組み方の甘さを指摘され、どのように学年の発表を創りあげていくのか、計画を立て、実行していくか、悩む時間も多くありました。
しかし、そこで「答え」を我々、教員に求めようとするのではなく、例え多くの時間が必要になっても自ら「想像」し、その「答え」を見つけ出そうと努力する姿に、この12人の実行委員であれば、「3年生を送る会」を任せることができると感じました。
そんな1学年の3年生を送る会のスローガンは、
「全力」で「感動」を
~ 3年生の最後にふさわしい3送会 ~
実行委員の12名が、ここまで多くの時間をかけて一生懸命、「想像」し、考えた学年発表の内容を、204名の1学年全員が「全力」で「創造」し、3年生に
「感動」を届ける。
明日が、そのような素敵な3年生を送る会になることを、1学年職員一同、期待しています!!!
そして3年生を送る会が終われば、1学年もいよいよ「新2学年へ」と進級していきます。この行事を終えた後、1学年のみなさんがどのような姿に成長しているのか、とても楽しみです。
歌を歌で味わう~2年生国語の授業~
「歌」という言葉を聞くと、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。おそらく、「音楽」の歌を想像する人が多いと思います。しかし、国語の世界にも「歌」は存在しているのです。そう、「短歌」です。2年生の授業では、自分が好きな歌(J-pop)の世界観を、歌(短歌)で表すという学習活動を行いました。
最近流行している楽曲、一昔前の楽曲など、多くの楽曲が出そろいました。
そこから、自分の好きな歌詞の一節や楽曲の世界観を「五七五七七」に表していきます。
作品例は、こちら!
・君へ渡す 雪の結晶 溶けても 思い断てない 愛が届くまで(official髭男dism「subtitle」)
・頂へ 峻厳超えて 叶う場所 勇往邁進 狼の心(ゆず「栄光の架橋」)
・やりばなき 気持ちに心 動かされ 盗んだバイクで 夜の帳へ(尾崎豊「十五の夜」)
・人は呼ぶ 挫ける今日は 明日の自分 青すぎた春 奇跡を唄う(Mrs GREEN APPLE「僕のこと」)
その後、「自分の作品をよりよくするには?」という視点で教科書に掲載されている作品を分析しました。「比喩を使うと、読み手に想像させることができる」「意外とストレートな言葉も使っている」等の気付きが生まれました。
そして、学んだことを活かして、自分の作品を再検討します。「類語辞典」を使うことで、表現の幅が広がりました。出来上がった作品を集め、みんなで句会を開きました。さらに、句会で見た他の人の歌を自分なりに解釈して、歌を返す(いわゆる「返歌」)活動も行いました。
創りあげた返歌の例はこちら!
◎人は呼ぶ 挫ける今日は 明日の自分 青すぎた春 奇跡を唄う(Mrs GREEN APPLE「僕のこと」)
◎この歌に対する”返歌”↓
・幸も苦も あの日も全て 僕のこと 今日を乗り越え 明日の自分へ
・すてきな日 僕らが生きる この日々を 人々は呼ぶ それが軌跡だと
・挫けても 明日につながる 前向いて 歩いていこう この奇跡を
今回は、「創作」を通して、“言葉”にこだわる姿が見られました。みなさんも「五七五七七」の三十一音の世界に触れてみてください。
3年生「生徒企画」! ~校内オリエンテーリング~
3年生は、公立高校の受検を終え、学年内での時間割に沿って様々な活動を行っています。この活動は「卒業プログラム」と名付けられ、学年全体で協力しながら進めています。例えば、学校内の清掃を行う「環境美化活動」や、1・2年生への思いを伝える「3年生を送る会」、また学年レクや生徒企画のイベントなど、思い出作りを大切にした活動も行われています。今回は、その中でも先日行われた「生徒企画」の様子をお届けします。
1年生の時の悔しい思いを晴らすために
遡ること約2年前、今の3年生が1年生だった頃、「佐倉」へ校外学習に行きました。佐倉では、オリエンテーリングを予定していましたが、猛暑の影響で実施することができませんでした。あのときの悔しい思いを胸に、卒業を迎えることができるだろうか……?いや、できない!
しかし、今から佐原に行くことはできません…。それならば、校内でオリエンテーリングをしてしまおうじゃないか!ということで、実行委員たちの手によって「謎解きスタンプラリー」が企画されました。
謎解きスタンプラリーは、学校内の様々な場所に隠された100問の謎を探し出し、その答えを集めていくという内容でした。問題は3年生の教室だけでなく、図書室や多目的室などの特別教室、さらにはグラウンドにまで隠されていました。参加者は班ごとに分かれて、校内を駆け巡りながら問題を探していきます。
こんな問題が出題されていました。
・ 山崎翔平先生の好きなアーティストは?
A Mr.Children B さだまさし C 乃木坂46
・ 1%の可能性でスーパ-レアが当たるガチャを100回引くと、どのくらいの可能性で当たるか?
A 約43% B 約53% C 約63% D 約73%
・ 八藤後先生の朝食は?
A キムチ B 豆腐 C 納豆 D ヨーグルト
問題の内容は、教科に関するものや先生個人にまつわるユニークなものまで、多岐にわたります。班で協力し合いながら、次々と問題を解いていくことで、仲間との絆も深まりました。途中、どこに問題が隠されているのか分からず苦戦する班や、難問に立ち止まる班もありましたが、最後はみんなで笑顔を交わしながら問題をクリアし、達成感を味わいました。
最後は体育館に集合して、答え合わせ!上位3チームにはしおりと「給食の時間に好きな曲を流す権利」が与えられました。お昼の放送もみんなで楽しむことができました。
みんなで作り上げた楽しい思い出
「佐倉オリエンテーリング」の悔しさを晴らし、楽しい思い出を作ることができたこの「謎解きスタンプラリー」。生徒たちはただ問題を解くだけではなく、協力して目標を達成することで、より一層強い絆を感じることができました。3年生の卒業を前に、思い出深いイベントとなりましたね!
今回のオリエンテーリングは、生徒が企画・運営を行いました。実行委員の皆さん、素晴らしい企画をありがとうございました。このような企画ができる実行委員も、その企画を全力で楽しむことができる3年生の皆さんも、「みんな素敵だな~」としみじみ感じました。
卒業まで残すところ約1週間、卒業プログラムの様々な活動を通して、仲間との絆を深めながら卒業までの準備をしたいと思います。
答え ① A ② C ③ C
「やってみよう、が未来をつくる」
昨日(2/28)のホームページに掲載しました、おおぐもり森中学校2年生を対象に行われたミュージックアウトリーチが、本日(3/1)、明日(3/2)の両日、一般の小学生1年生から高校3年を対象におおぐろの森中学校で開催されています。その様子と主催しているじぶん未来クラブ代表の佐野様の言葉を紹介します。
NPO法人じぶん未来クラブ 代表 佐野 一郎
私は、世の中の人より比較的遅く父親になりました。
また教育のNPOの責任者として、2006年より現在まで、日本全国で子どもたちに向き合い、沢山の保護者や先生方とお付き合いしてきました。
その私から見て、現代の子どもたちには、五感を全開にして、自分の考えで挑戦して行動して失敗する機会や体験がどんどん減少しています。
先生や保護者たちが、良かれと思って、子どもたちが成功するように、傷つかないように、失敗しないよう、先回りして全力でサポートしています。これが問題です。
好奇心や悔しさ、あるいは失敗を力に飛び立つことができる「翼」を、全ての子どもたちが持っていることに気がついていません。
また、コロナもあってか、将来への不安から保守的になり、色んなことに挑戦する保護者や先生が子どもたちの周りに減っています。そんな大人たちを見て、子どもたちはどう感じるのでしょうか?
大人から見て、これからの世界は複雑で危険がいっぱいで、予測不能な大変な世界です。 そのため、子どもたちが傷つかないように、良かれと思って、さまざまなルールを決め、最新の教材を作り、学ばせ、子どもたちを無意識に型に嵌めようとしてしまいがちです。
しかし何事も頭で理解することには限界があります。
どんなに教習本を読んでも、実際に車を走らせなければ、車の運転が上手くならないように、子どもたち自身の主体的な実践の繰り返しの中でしか、生きる力は育まれないと思います。
子どもたちから見たこれからの世界はどうでしょうか?
私は変化に満ちたワクワクドキドキの世界ではないかと思うのです。
子どもたちが自ずと、やってみようと一歩踏み出し、ワクワクドキドキするような体験で溢れる毎日こそが未来をつくるのだと思います。
「やってみよう、が未来をつくる」
じぶん未来クラブの今後の基本指針をこう定めました。
子どもたちがこれからの世界を生き抜くための学びの機会を社会に届け続けていきたいと強く願っています。
Music Outreach Tour !!
今回は、2年生を対象にMusic Outreachが開催されました。
Music Outreachとは、音楽の出張授業を意味し、90年代初頭にアメリカで生まれました。キャストと参加者が歌や
ダンスのワークショップを通して、ショーを作り上げ、披露する活動です。勇気を出してさまざまな楽曲に挑戦し、
自分の殻を破ることを目的にしています。おおぐろの森中での開催は今回で3度目になります。この日を楽しみに生徒たちは待っていました。
今日はまず初めにボランティアスタッフ4名によるイントロダクションが行われました。何が始まるか、緊張して
いる様子でしたが、スタッフの方たちの、笑いを交えた自己紹介を聞いて、生徒の緊張もほぐれ、不安が和らいでい
きました。生徒とスタッフの距離がぐっと縮まりました。
午前中のワークショップでは、11カ国28人のキャストと一緒にダンスと合唱の練習をメインに行いました。
最初は恥ずかしがっていた様子でしたが、徐々に自分を表現することができるようになりました。普段の学校生活で
は見ることのできない仲間の姿を見て刺激を受け、自分の殻を破って、体全体を使って表現する生徒が増えていった
ように感じました。
合唱はパート毎にわかれて、任天堂スマッシュブラザーズのテーマとスーパーマリオのテーマ Wiiスポーツのテー
マを練習しました。聞きなじみのある曲ということもあり、体を揺らして全員で楽しく合唱をしました。午前中のワ
ークショップが終わり、教室に戻ってきた生徒は、疲れを見せながらも、満足感のある表情をしていました。
午後のワークショップでは、午前中の勢いそのままに、合唱と手話、ダンス練習を行いました。全員で盛り上がって
練習を重ねました。
そしていよいよ本番。
ダンスや合唱 手話 一体となった2年生の発表は素晴らしかったです!得意、不得意関係なく、一生懸命な姿は本
当にかっこよかったです。キャストの方のサポート「君たちならできるよ!」という励ましの言葉で勇気をもって発表することができました。1年生や保護者の皆様からも温かい歓声、拍手をいただき、大成功でした。
参加した生徒たちからは
「キャストの方が優しくて、フレンドリーでとっても楽しかったです。」
「歌は強い気持ちで丁寧に歌うことを学びました。」
「最高に気持ちよかった 楽しかったです。」
「最初は無理だなって思ったけど 最後はみんなで楽しく踊れました!」
「ダンスが得意ではなく苦手意識があったけど、今回やってみてキャストの方の笑顔にひきこまれて自然と自分も笑顔で踊ることができました。」
と充実感あふれる表情で話をしてくれました。
今回のMusic Outreachに参加させていただき、困難にぶつかったときに、
勇気をもって一歩を踏み出すことの大切さ、挑戦することの素晴らしさ
を教えていただきました。
普段の学校生活の中では、なかなか見られることのない、表情や無邪気な姿が多く見られました。今回の貴重な体験
を今後の生活でも生かしてほしいと思います。
今年度最後の評議委員会!どんな話し合いが…?
評議委員会の活動紹介
本校では、より良い学校生活のために「評議委員会」が活動しています。評議委員会では、各学年の代表と各委員会の代表が一堂に会し、生徒会目標の達成に向けて意見交換をしています。
評議委員会の様子
今回の評議委員会では、まず、前月の生徒会目標である「時間の意識高まれば全てに自律あり」に対する反省や成果について話し合いました。
1年生代表:「学級委員、班長を中心に自分たちで声をかけあったことで時間の意識が向上した。」
2年生代表:「あいさつを増やしたり、余裕を持って朝の時間を確保することを意識した。あいさつがよくなったという成果がある一方で、4時間目終了後から給食の準備を始めるまでに時間がかかってしまった。最初の5分間が課題であるため、タイマーを使って時間を可視化するなど工夫をした。」といった声があがりました。
また、広報委員と自律委員が協力しながら、最終下校時刻の呼びかけをするなど、各委員会の代表から活動の成果や今後の課題について報告があり、活発な意見交換が行われました。
これらの反省を踏まえて、今月の生徒会目標は
「PDCAを実行して次の学年のスタートダッシュをきろう」となりました。
生徒会執行部から課題を提示して行動するのではなく、各委員会がそれぞれで考えて課題を設定し、取り組むことを目指しています。
この目標を達成するために、各学年代表と各委員会代表はどんなことができるのかについて考えるなど、自律した学校生活を送れるように委員会の代表同士でコミュニケーションを取る様子も見ることができました。
今回の評議委員会は今年度最後ということもあり、これまでの学年の振り返りを行い、次年度に向けた改善点や取り組みなども考えるいいきっかけとなったと感じます。特に、「PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)」を意識した活動など委員会ごとの課題を明確にする時間となりました。
今回の話し合いをもとに、評議委員会のメンバーを中心にしてそれぞれの立場でPDCAサイクルを意識した取り組みを進めていきます。次の学年への「スタートダッシュ」を力強く切るために、今後の活動にも期待が高まります。
素敵な人間関係を育むために
早いもので、今年度も残り1ヶ月を切り、3年生は卒業まで残り11日と迫ってきました。
現在の所属している学級ともまもなくお別れとなりますが、素敵な人間関係を築くことができていますか?
本日、3・4時間目に『デートDV予防』についての特別授業に3学年が参加させていただきました。
デートDVとは、『恋人や交際相手などの親密な関係にある人から暴力を受けること』です。
主に、10~20代の中学生から大学生に起こりやすい問題であり、男性女性や異性同性関係ありません。
この特別授業は、NPO法人PeerDoと連携している長野県の松本大学の教育学部教育学科 准教授 下山惠子様をはじめ、将来教師を目指す松本大学の学生9名が講師として、授業形式で展開してくださいました。また、文京学院大学 准教授 石 暁玲 様、東京福祉大学・大学院 専任講師 濵野ゆうり 様にもご参観いただきました。
授業の内容は、以下の通りです。
<内容>
①事前に行ったアンケートをもとに、デートDVの基礎知識を学ぶ。
②・大学生によるロールプレイを通して、どのようにすれば素敵な付き合いができるのか
・デートDVの相談をされたら、友だちとしてどのように関わればよいのか
について考える。
③大学生が3年生へメッセージを伝える。
大学生の一生懸命な授業に対して、 3年生のみなさんも真剣な表情で、時には楽しく会話をしながら授業に臨んでいる姿が印象的でした。
今回の授業を受けて、3年生から感想を聞いたところ、
・嫌なことは、ハッキリと「NO!」ということが大切だと感じました。
・被害者になることも加害者になることもあるので、相手のことを考えた行動をしたいです。
・今回学んだことを活かして、困っている友達を助けたいと思いました。
・デートDVという事柄を知ることができたので、今後の人生に活かしていきたいです。
・デートDVの被害に遭った際には、一人で抱え込まず、誰かに相談したいと思いました。
などの感想が挙がりました。
デートDVの例として、身体的暴力である「叩く、殴る」、精神的暴力である「大声を上げる、人格の侮辱、束縛」、経済的暴力である「デート代を払わせる、プレゼンテントの強要」、性的暴力である「性的な行為の強要、性的な写真や動画を撮る」また、「相手の行動に制限をかける・束縛する」などがあり、双方向ではなく、一方的に行われるという点が特徴です。
今回の授業を通して、親密な関係、親しい友人や家族などに対しても礼儀を大切にすることが必要だと改めて感じました。また、自分自身を守るためにも、嫌なことや辛いことはハッキリと相手に伝えなくてはいけないと思います。
そして、どんな人に対しても、自分の言葉や行動が相手にどのような影響をもたらすのかを考えた上で、発言や実行していくことが素敵な人間関係を築くための一歩になるのではないかと思います。
このことから、SNSなどもどのように利用していかなくてはいけないのかを考えなくてみてください。
あなたのその一言や行動が、相手に良い影響をもたらすことも、悪影響をもたらすこともあります。
被害者は、一生の心の傷を負うことになるかもしれません。
素敵な人間関係を築くために、前者のような人間でありたいですね。
この機会に、自分を見つめ直すことができた人もいるのではないかと思います。
今年度もあと少しで終わります。
最後、みなさんが気持ちよく締めくくれるように、相手のことを考えた発言や行動ができると素敵ですね。また自分の考えを伝え、理解する、相手の気持ちを理解するなど、積極的にコミュニケーションをさらにとっていきたいですね。
お越しいただいた松本大学の皆様、ありがとうございました。
テストを終えて、何を得るのか
今日は1・2年生のテスト返却可能日です!
すべての教科が返却されるわけではないかもしれませんが、今回の結果はいかがでしたか?
✅ 目標を達成できた人
✅ 思った以上に良い結果が出た人
✅ もう少し頑張れたかもしれないと感じた人
✅ 準備が足りなかったと反省している人
どの結果であっても、大切なのは「振り返り、次につなげること」です。
一度は聞いたことがあると思いますが、「過程論」と「結果論」という考え方があります。
努力や工夫といった「過程」が大事なのか、それともテストの点数という「結果」がすべてなのか、考え方は人それぞれです。
確かに、テストの点数は目に見える成果であり、重要な指標の一つです。
しかし、その点数を生み出しているのは 日々の積み重ね です。
たとえ望んだ点数が取れなかったとしても、それまでの過程が無駄になることはありません。大切なのは、
「なぜこの結果になったのか?」
「次はどうすればもっと良い結果を出せるか?」
と考え、改善していくことです。
勉強は、「やらないと怒られるから」「やらなければいけないことだから」 ではなく、
「知ることが楽しいから」「学んだことが将来の役に立つから」 のような積極的な理由で取り組んでほしいと思います。
ここで大切なのは、学んだ内容が直接的に役に立つかどうかではないということです。
例えば、数学の公式や歴史の出来事そのものが将来の仕事に直結しないこともあるかもしれません。
しかし、「考えながら試行錯誤すること」「古人や偉人の考え方や行動力を知ること」「壁にぶつかったときに乗り越える経験」 これらの経験は、間違いなく将来の自分を助ける力になります。
ソクラテスという哲学者のとても有名な言葉があります。
【無知の知(不知の自覚)】
この言葉は、自分には知識がまだまだないことを知ることでより深く学び、成長することができるという意味です。
今回のテストでわからなかったこと、うまくいかなかったこと、自分の現状を理解して次のステップに進んでほしいと思います!
英検2次試験はいよいよ来週!
本日、英語検定2次試験対策が行われました。学校コーディネーターの横塚さんの働きかけのもと、大変ありがたいことに、5名のボランティアの方々がこの対策を引き受けてくださいました。そして、本校ALTのアンディ先生も協力してくださいました。お忙しい中、本当にありがとうございました!
会場では、1次試験に合格した生徒たちが、2次試験の面接対策に臨みました。ボランティアの方々の流暢な英語に圧倒されながらも、生徒たちは懸命に質問に答えていきます。一通り対策を終えると、面接の流れの確認から、出題傾向や答え方まで丁寧にじっくりと時間をかけて振り返りを行う様子から、対策している生徒たちを絶対に合格させたいというボランティアの方々の熱意や想いがものすごく伝わってきました。おおぐろ中の生徒のために、これほどまでに手厚く対策をしていただいき、大変感激いたしました。
ボランティアの方々の熱意や温かさに感謝いたします。ありがとうございました!
英検2次試験は、3/2(日)に行われます!英検を受験する生徒のみなさんが、この日対策した成果を当日発揮できることを願っています。応援しています!頑張れー、おおぐろ中生!!
けやこぶ校外学習
2月20日(木)、けやき学級、こぶし学級の生徒で、校外学習に行ってきました。
今回の校外学習の目的は、
「流山市博物館を見学し、流山市の歴史や文化に触れたり学んだりすることで自分の住む流山市の理解を深める」事です。
学校を出発して東武バスに乗車し、途中下車して、流山鉄道平和台駅に向かいました。
流山鉄道は、大正2年(1913年)に開業した鉄道です。鉄道の路線延長は6駅で5.7km、都心から一番近いローカル線と呼ばれているそうです。駅舎の券売機で切符を購入し、電車に乗車します。
流鉄の列車は赤(あかぎ号)、黄(なの花号)、黄緑(若葉号)、ピンク(さくら号)、オレンジ(流星号)の5種類があり、今回はなの花号に乗車しました。
流山駅を下車し、駅の前で記念撮影。流山市博物館に行きました。
流山市博物館は、流山市の歴史をピンポイントに展示されている施設です。
流山市立博物館は、明治時代に葛飾県庁、印旛県庁が置かれた場所で、元々は駿河の国、田中藩本多家のお屋敷があった場所にあり、図書館と建物を共有しています。
本日、常設展の展示物をご説明いただく学芸員さんにご挨拶をします。
常設展では、学芸員さんに展示物についてお話をいただきました。
写真の展示は三輪野山貝塚の様子です。
縄文時代には海水面が上昇し、流山は海辺の地でした。海岸線が現在の江戸川や荒川に沿って深く入り込んでいて、その中ほどにあったのが三輪野山貝塚だそうです。当時の縄文時代の人々にとって、非常に重要な場所であることが、発掘された土器や石器、ヒスイの装飾品などからもうかがえます。
土器の展示もご紹介いただきました。
米作りが始まったのが紀元前300年前。弥生時代は現在よりも気温が2~3度低い時代で、狩猟・採集を中心とした暮らしだけでは生活できず、稲作も行われるようになったそうです。加村台遺跡が弥生時代を代表していて、当時の土器などが発掘されました。
みりんの展示コーナーへ。
流山でみりんの醸造が始まったのが1772年。お米と米麹を焼酎に入れ、糖化・熟成の工程を経て、圧搾をすればできあがります。17世紀初頭に舟により江戸と流山が直結したこと、江戸川の水に恵まれたこと、川の流域がお米の産地だったこともあり、流山ではみりん醸造が盛んになりました。流山で造られたみりんは、従来のみりんと比較して色が淡いことから白みりんと呼ばれ、発祥の地と言われています。
流山で使われた農具の展示を見ます。
流山市域は1950年代から宅地開発が進むまで、ほとんど田畑や山林で人々の半数以上が農業で生活していたそうです。
展示物は当時の農具で木と金属で作られています。木だけだと丈夫でなく、金属のみだと重く扱いづらい。お互いの良い所を合わせて作られていると学芸員さんから教えていただきました。普段食べているお米を作るために、本当にたくさんの道具が使われていました。1970年代からは、ネギなど野菜作りが中心になっていったそうです。
流山の学校の展示です。約150年前、現在の流山小学校の前身の流山学校が開校しました。電気もない時代。現在学校にはチャイムが設置されていますが、当時は振鈴(しんれい)を鳴らす方がいて、時間を伝えてくれたそうです。真ん中の写真に写っているものが、当時流山小学校で使われていたものだそうです。
「皆さんのお家には畳のある部屋はありますか?」という学芸員さんの質問に、多くの人が「あります」と答えていました。写真は江戸川台団地の部屋を再現した展示物です。当時の家にはほとんど畳の部屋があったそうです。
「この部屋を見て、現在と昔であるものとないものは何ですか?」
「いす!」「エアコン!」「テレビも何か違うよ?」展示物を見ながら、学級の皆には様々な発見があったようでした。
その後は各自で展示物を見てまわりました。時間では見切れないほど多くの展示物があり、多くのことを皆で楽しんで学ぶことができました。
学芸員さんにお礼を言い、記念撮影。その後流山市立博物館から流山市役所内の喫茶店「アモール」へ行きました。
来年度、1年生と2年生は校外学習があります。その時の練習も兼ねて、メニューを見て、注文し、自分でお金を支払いました。皆自分で注文し、お金を支払うことができました。
また、実際に喫茶店で働いている様子を見て、接客をしている様子を見学して学びました。学校でもお茶の出し方や注文の取り方を練習していたので、実際にお店で働いている様子を見せていただき、とても勉強になる時間を過ごすことができました。
バスを待つ時間の間で、公園で体を動かして遊びました。皆で楽しい時間を過ごすことができました。
今回の校外学習に向けて、事前学習を行い、当日の役割分担を決め、しおりを読み込み準備を行いました。
当日は自分達で時間を見て行動し、声を掛け合いながら活動を行いました。校外学習が終わった後にどうだった?と聞くと、もっと準備をしておいた方が良かったと話をしてくれる生徒もいました。2年生は、昨年の校外学習の際には皆しおりを見なくても良いくらい読み込んで参加したので、思い出したことがあったようです。お互いを気遣い、共に活動を進めることができましたし、学校に帰ってきた後に仲間の良かったところを生徒に聞いてみると、お互いにたくさんの良いところがあったことを教えてくれました。スローガンで目指していた、共に楽しく学ぶことができる時間を皆で過ごすことができたと思います。「また来年行きたいね!」そんな声のあがった一日でした。
校外学習で見学、利用させていただいた施設の皆様、快く校外学習に送り出してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
図書室に本は何冊あるでしょう?
正解は、なんと16000冊です
どうですか?意外と多いですよね。
図書室に一歩足を踏み入れると、
ジャンルごとに絵本や小説、伝記、辞書、英語のマンガなどが揃えられており、
よく見ると本のPOPや、オススメコーナーの設置、ラウンジには数学の問題まで!!
本があるだけではない、普通の図書室とはちょっと違う、本校自慢の本のテーマパークです。
おおぐろの森中学校は開校3年目。当然ですが図書室も3年目です。
新しい図書室だから綺麗なのも当たり前・・・とはいきません。
この素晴らしい図書室を開校時から支えてくださっているのが、図書館司書の和田さんです。
日頃から和田さんが図書委員と協力し、工夫を凝らした図書室の運営を行っています。
そして昨日今日は、ボランティアさんの手をお借りして、
年に一度の蔵書点検が行われました。
蔵書点検とは・・・
「きちんとあるべきところにその本がそこにあるのかどうかを確かめる点検」です。
一冊、一冊バーコードで読み取り、確認をしていきます。
思い出してください、図書室の総冊数を。(倒置法)
さすがのスーパー司書和田さんも、一人では何日かかるかわからない果てしない作業です。
ここで、この方々の登場です。
そうです。地域コーディネータ―の横塚さんを筆頭に集まっていただいた、ボランティアの皆さんです!
少しでも学校の力になりたいと集まってくださり、そこには本校の図書委員の姿も!
各自がてきぱきと作業を進めていきます。
なんと初日で3分の2の作業を終え、今日を迎えています。
そしてあっという間に作業終了です!
「あたりまえ」のようにきれいに整えられている図書室の裏には、
これだけたくさんの方々の努力があるのです。
普段私たちが目にする様々な「あたりまえ」の裏にも、
同じように見えぬ努力で支えられた「あたりまえ」があるのかもしれません。
その裏側を想像し、感謝できる人でありたいですね。
和田さん、ボランティアのみなさん、御協力ありがとうございました。
小中連携の新たな一歩!中学3年生が小学生の外国語授業に参加しました!
本日、公立高校入試の第2日目ですが、すでに進路を決めた本校の中学3年生がおおぐろ小学校を訪問し、外国語の授業に参加しました。
本校開校以来初めての英語の小中学校の交流行事です!
朝おおぐろ中に集合し、最終確認する生徒たち。小学生を前に英語を話すことにやや緊張している様子。
いざ、おおぐろ小に出向いて授業に参加します!小学生に優しく迎えられ、いざ始まった授業!授業前半では、中学3年生が小学生のグループに混ざり、お互い英語で質問しながら、やり取りを行いました。
小学生たちは、中学生のお兄さん・お姉さんと一緒に学ぶことで、失敗を恐れずに楽しそうに授業に参加していました。中学生の英語に耳を傾け、本校の生徒も、笑顔で小学生に寄り添うように答えていました。時には小学生からの質問に、なんて答えようか迷った様子が見られましたが、ALTもサポートしながら、一生懸命英語で答えていました。
後半は、本校生徒がパワーポイントを使用しながら、おおぐろ中の施設や授業、行事について英語で紹介しました。
おおぐろ小の生徒たちは真剣に中学生の英語を聞きます。"There is no homework in this school."と聞いた小学生たちは声を出して驚いていました。中学3年生にとっては、これまで学んできた英語を実践しながら「相手に伝わるように話すにはどうすればよいか?」ということを一生懸命に考え、小学生に分かりやすく伝える経験は大変貴重なものとなりました。
今回の取り組みを通して、小学生は中学校への憧れを抱き、中学生は学びを伝える喜びを実感することができましたと思います。今後も、こうした交流を通して、小学生が英語に親しむ機会を増やすとともに、中学生が主体的に学び、成長できる環境をさらに充実させていきたいと考えています。
これからも、地域の学校同士が連携しながら、子どもたちの学びをより豊かにする取り組みを進めてまいります。
通過点~千葉県公立入試に臨む~
2月18日(火)、19日(水) は千葉県公立高校入試が実施されています。
今年度の入試日程は以下の通りとなっています!
1日目「学力検査(国・数・英)」、2日目「学力検査(理・社)+学校設定検査(面接・作文・自己表現など)」となっています。
※2月18日(火)は、県内の一部の地域で、交通機関の遅れによる影響が出たことで、試験の時間割が1時間遅れで実施されました。(https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r7/r7senbatu1h.html)
学力検査については、千葉県教育委員会HP(R6年7月17日)に出題方針が公表されています。(https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2024/koukou/r7houshin.html)
どの教科も「ア 学習指導要領に基づき、・・・」とあるように、中学校での学習内容が定められた学習指導要領に基づいて出題されています。例年、中学校3年間の学習内容が問われています。
今年は、こんな問題が出題されていました。
・国語(各2点) 漢字「読み」①絹、②淡い、③静寂、④謄本 「書き」①コマっている、②知恵をサズかる、③船のコウロ、④ショシ貫徹(下線部を漢字にする。)
・数学(各5点) 計算 ①15+(ー7)×3 ②(6a+10b)÷2+4a ③(x+y)²ー(x-y)²
夕方には、千葉日報などのホームページに問題等が公開されていました。
今日の夕方には、きっと理科、社会の問題等も公開されることと思います。
(https://www.chibanippo.co.jp/news/local/1397386)
入試は、卒業に向けての通過点のひとつ。
どのような人生を歩みたいか考え、中学校卒業後をどうするか一生懸命に考えてきた3年間。
高校進学を考えた生徒は、見学や体験に行き相手を知り、今日試験を受けています。
試験の中には、学力検査だけでなく、面接や作文の試験がある学校があります。
面接や作文、自己表現では、多くの学校で「志望理由」や「中学校生活での取り組み」、「将来や高校進学後の目標」、「自分の長所・得意なこと」などが問われています。(評価については各校が定めています。)
練習をする中で、適切な所作や礼法を考えて獲得し、進学する意義を自分なりにまとめていきました。
休み時間や放課後にも、色んな先生方に練習をお願いする生徒もいて、自身の目標に向けて努力する姿が素敵でした。
その中で生徒たちは、試験の為だけではない、「何か」を獲得していっています。
3年生は明日から、学年全体で卒業に向けた取り組みを進めていきます。
高校入試を経験してどんなことを感じ、学びをしたか振り返る時間を大切にしたいと思います。
千葉県公立高校入試以外にも、私立高校や高等専門学校、通信制高校、他県の公立高校を受験する生徒など様々です。
卒業後の進路が決まっている生徒は、すこし先に、卒業に向けての取り組みを始めています。
実は今日、3年生の数名がおおぐろ小に行って、外国語での交流会を実施しています。
その様子は、後ほどお知らせします!
未来を創る子どもたち!
先日、工藤勇一先生の講演会がみらいのたね応援団主催のもと、おおぐろの森中学校で開催されました。子どもたちの主体性や当事者意識を育むことの大切さやその手法をお話しいただきました。熊谷知事、井崎市長も駆けつけていただきました。工藤先生ありがとうございました。
3年生家庭科で浴衣を着ました!2年生の家庭科は、抹茶体験です。
家庭科では、3年生最後の時間に浴衣を着付ける授業を行いました。
修学旅行で、京都を浴衣で闊歩したことを思い出しながら、男子は角帯を神田結びに挑戦です。
女子は文庫結び。出来合の帯ではなく、半幅帯でしっかりと「蝶の形」に結ぶことができました。
2年生は、日本の食文化の一例として、薄茶を点てる体験を行っています。
お抹茶は、宇治芳翠園の白寿。お菓子はお近くの練り切りを用意しました。
抹茶碗や茶筅を洗い、大棗(なつめ)から茶杓で大盛り2杯の抹茶を取りました。鉄瓶はないので、やかんに柄杓ではありますが、沸騰させたお湯を柄杓で1杯、茶碗に注ぎ、華麗な手さばきで、抹茶を点(た)てることができました。
お菓子を先に食べて、お口の中を「もう、甘くて仕方ない」状態にして抹茶をいただく。
苦いと思っていた抹茶が、全然苦くないことにびっくりしていた中学2年生です。
黒文字という、お菓子を切って刺す道具も使いました。お茶会のまねごとではありますが、日本文化の一つに触れる学習です。今週も2年1組・2組で実施予定です。楽しんでもらえると、嬉しいです。
「楽学両道」 楽しみながら学ぼう!
(全ての答えは問題4の一番最後に記載します⇩⇩)
問題1 流山に人が住み始めたのは今から何万年前でしょうか?
➀1万年前 ➁2万年前 ➂3万年前
➡今の初石の近く、若葉台遺跡の地層から、当時の人が使った石器が見つかったそうです。
問題2 流山でみりんがさかんにつくられる理由として、正しいものは、次のどれでしょうか?
➀原料の米と水を手に入れやすかった ➁江戸川から船で出荷できる ➂たくさんの人が住む江戸が近い
➡みりんは「甘い酒」として、好んで飲まれ、流山の「白みりん」は江戸でも大人気でした。
問題3 流山市に、以前千葉県の県庁があった。〇か×かどちらでしょうか?
➡明治時代の初め、流山の村々は、葛飾県の一部でした。続いて葛飾県をもとにして、印旛県が誕生します。その後明治6年に千葉県になりました。
問題4 写真の道具は「火ばち」といいます。生活のどの場面で使われていたでしょうか?
➀簡単な調理 ➁暖房 ➂湯沸かし
➡木製で、中に炭をいれて使用します。
答え 問題1 ➂3万年前 問題2 ➀➁➂全て正しい
問題3 〇 問題4 ➀➁➂全て正しい
問題5 問題1から問題4までの内容を知ることができる流山市内の施設はどこでしょうか?
➡正解は、流山市立博物館です!
クイズはいかがだったでしょうか?私は知らないことがあり、改めてたくさん発見がありました。流山市立博物館では流山市に関する資料が多く展示されています。
流山市に関する内容については、常設展で展示がされています。
また、特設展ではちょっと昔にタイム・トリップし、「昔の道具」展が3月16日(日)まで開催されています。入館料は無料です。皆が楽しめる内容の展示を見に、ぜひ訪れてみてください。
2月20日(木)にけやき・こぶし学級の校外学習が予定されています。
スローガンは「楽学両道」 楽しみながら学ぼう! です。流山について調べ学習を行い、皆で学んでいます。
昨年度は流山駅周辺を散策し、市内の貴重な文化について触れました。
今年度は博物館を見学し、別の角度から流山について学んでいきます。
当日の様子は後日ホームページに掲載予定ですので、ぜひご覧ください。
これからに求められる力
みなさんは社会科の学習は好きですか?この質問をすると「地理は好きだけど歴史は...」。逆に「歴史は物語みたいだけど、国の名前を覚える地理は...」などの声をよく耳にします。また、「歴史を学んでも特に役に立たない」といった言葉を聞くことがあります。たしかに、日常生活の中で歴史に触れる機会はあまりないと思います。また、覚えている単語もゆくゆくは忘れていくでしょう。
では、なぜ社会科を学習するのでしょうか?私は「社会科的な考える力を養うため」と考えております。本日は、1学年の社会科で取り組んだ、考える力を養う授業について紹介させていただきます。
Q.なぜモンゴル帝国はインドを攻めなかったのでしょうか?
13世紀のモンゴル帝国は、遊牧民という強みを生かし、多くの地域を攻め、領地を拡大していきました。しかし、インドは侵略することができませんでした。その理由について考える問題です。
(”新しい社会 歴史”.東京書籍株式会社より引用)
「歴史的な視点」からの考察です。元のフビライ=ハンは、マルコ=ポーロの「東方見聞録」から黄金の国ジパングの存在を知り、手つかずの資源を求めて日本に攻めました。そのため、インドまで手が回らなかったことが考えられます。
しかし、これはインドに「攻めなかった理由」であり、「攻められなかった理由」ではありません。「地理的な視点」を活用することで、「攻められなかった理由」に気づくことができます。「地理的な視点」を踏まえると、モンゴル帝国とインドの間にはヒマラヤ山脈が存在します。遊牧民としていくら馬の扱いに長けていたとしても、8,000メートルを超える山を越えるのは難しかったのです。
この問いに対し、生徒は、今まで学んだことを踏まえながら、クラスメイトと相談し、問題の解決に励んでいました。
生徒は、「なんで?」と言いながら、頭を突き合わせ、話し合いをしていました。「なぜ?」という疑問が解決した時、「わかった」という声がたくさん聞こえ、「できなかったことができる」学習の楽しさを感じられたと思います。クラスメイトと協力することで多くの生徒が答えにたどり着くことができました。
様々な視点から考察することで、難しい問題でも答えを導くことができます。これから先の将来、困難に直面した時、今学んでいることが解決する手段になるかもしれません。これからに生かすため、学習に励んでいってほしいと思います。
1年生浅草校外学習第2段
一昨日に続き、7日(金)に実施された1年生浅草校外学習についてお伝えします。
浅草に着いてまずびっくりしたのが海外旅行客の多さです。インバウンドの本格的な再開に向け、旅行業者が数々の外国人向けモデルツアーを企画したということもあるでしょうが、まるで海外にいるかのようでした。
校外学習のしおりには、4組の富樫さんが「なぜ、外国人が集まる観光地なのか」と題して、その理由を書いていますが、まさにその通りだと感じました。海外の方々の観光する様子を見ていたら、ただ有名な観光地だからというだけではなく、まさに日本文化を感じる場所として訪れているのだということがよくわかりました。
そんな中、生徒たちは浅草寺周辺、東京スカイツリー周辺を巡り、校外学習のテーマでもある「震災」に関する学習を行いました。
関東大震災の際、公園緑地や広場が焼け止まりとして機能したことを受け設置された震災復興公園のひとつである「隅田公園」や火災の延焼を食い止めたと言われている「浅草寺のイチョウの木」、そして着工から完成までまさに命がけの大プロジェクトであった「東京スカイツリー」など、これまでの震災の歴史やこれからの震災対策などについて多くのことを学んできました。
校外学習しおりの中で、浅草寺のイチョウの木に関しては6組の川崎さんが、東京スカイツリーに関しては1組の平野さんが調べて紹介しています。
【校外学習を終えての生徒の感想】
5組千原さん
スカイツリーで説明まで読むことはできなかったけど、支柱が何本も支え合った展望台から見たあの景色は、建設に携わった方々が支柱みたいに支え合ったからあるんだろうなあと思いました。
5組古谷さん
目に見えてわかるものではないけど、知っているか知らないかで見え方の違うことに驚いた。過去の出来事や人々の思いを知って、見て、「今」と重ねたときに、改めてわかる過去とのつながりや、テーマである「人の心の痛み」を知ることができるんだなあと思った。
3組野口さん
東京スカイツリーの中にある心柱を見て、これがすべてを支えていると思うと、とても大切な建築部分だと感じました。プロジェクトXを見たとき、地震が起きてもあきらめない心を持って建築している姿にあこがれを持ちました。浅草寺では、1本のイチョウの木を見て、これが震災に耐えたと思うと、心の深くまで人の心の痛みを間近で感じることができたように思います。
2組竹内さん
東京スカイツリーの展望台にのぼって実際にその高さを感じ、建設途中で心柱もない中、地震を受けたということを知って、建設に携わった方々が死を覚悟したというのもわかる気がしました。そんな中、スカイツリーを完成させた方々は、とても勇敢で強いと思いました。自分も何かやることを決めたときに、しっかりと努力して最後までやり切れるようになりたいです。
6組飯野さん
プロジェクトXの映像の中で見ていたスカイツリーの内部を肉眼で見ることで、建設に携わった人々の情熱を肌で感じることができた。また、多くの人が苦労を重ねて建設したことを知ると、人が努力したときの力の大きさも感じることができた。浅草も関東大震災や東日本大震災で崩れかけたことがあり、そこから立ち上がり復興してきたのだと考えると、自分が今いる場所をつくりあげることがどれだけ困難だったか身にしみて感じることができた。一見、何の変哲もない設備にも天災から人々を守ろうとする願いや努力が見つかり、先人からの思いを引き継いだ意思の固さを知ることができました。
4組後藤さん
東京スカイツリーや浅草寺、五重塔などを実際に見てまわってその構造を知ることができた。浅草寺が避難場所となった広場、かんぬきの作用を持つスカイツリーや五重塔の心柱などを見て、 地震や火災の被害が大きくならなかったのはその構造などが関係していることが分かった。そして、そこにはたくさんの費用や時間がかかっていて、命がけで作ったたくさんの人々の思いがあります。校外学習に行く前に見た動画をもとに見ると何も知らないで見るよりも、より細かく注目してみることができました。
1学年校外学習 第一弾 一蓮托生~自律・責任・感動~
2月7日(金)、おおぐろの森中学校1学年は校外学習で、浅草・スカイツリーへ出発しました。
今回は「震災」をテーマに班のメンバーと一蓮托生しながら、様々なミッションをクリアすることで、「震災」について深く知ること、そして「人の心の痛みを知ること」という課題を解決していきました。
また、班のメンバーと計画した「班別行動計画」をもとに「食」や「建築物」など日本の伝統的な文化にも触れることで、日本の良さを実感するだけではなく、社会の一員として求められる力や視点、考え方ついて学ぶことができました。
今回は生徒たちが、見たこと・知ったこと・感じたこと・新たに発見したことを紹介していきたいと思います。
ミッション~スカイツリー編~
①スカイツリーの最高到達点(天望回廊)に行き、写真を撮ろう!!
②スカイツリーから浅草寺の五重塔の写真を撮ろう!!
③スカイツリー1階に行き、634メートルものタワーを支える鉄骨や構造を見て、写真を撮ろう!!
ミッション~隅田公園編~
①震災復興公園である隅田公園に行き、もともと何があったか調べよう!!
ミッション~浅草寺編~
①神木のイチョウの木を植えた人は誰でしょう?
②雷門の大提灯の下に彫られている動物は何でしょう?
③旧五重塔の跡地を探し、写真を撮ろう!!
班のメンバーと、自分達で考え、責任ある行動が求められる校外学習を通して、歴史やその場で何があったか、そしてこれからは何が求められるのか学ぶことのできる一日となりました。今いる仲間や、周囲の人たちの想いや考えを「そうぞう」し、「自律」に向けてさらに成長していきましょう。
班や生徒それぞれの学び、エピソードがあるはずです。ご家庭でもぜひ話題にしてみてください!!
学年末に向けて、今できることを
昨日で3年生の千葉県公立高校出願が終わり、いよいよ受験も大詰めとなってまいりました。
あと少し、頑張ってください!!
そんななか、1・2年生も実力テストを終え、ほっとひと息…といいたいところですが、そうもいきません。
早くも学年末テストまで残り2週間を切ってしまいました…
日々主体的に学習に取り組む生徒たちですが、この時期は特に真剣に勉強に励む姿が見られます。
この1年の学びの集大成となるテストに向け、強い意気込みを感じます。
「3学期は本当にやることがたくさんあって忙しい。でも、できる限りのことをやって、全部なんとかしてみせる!」
そう語る生徒もおり、努力を積み重ねる中で人間力や忍耐力が育まれています。また、休み時間や放課後に質問に来る生徒も増え、学びに対する主体的な姿勢がより一層強まっています。
教員一同、全力でサポートしますので、いつでも気軽に質問に来てください!!
この1年間で、生徒たちは「考える力」を大きく伸ばしてきました。これからは 「計画性」や
「継続力」 をより意識して、「考える」を習慣化し学びを深めていくことが求められます。
アリストテレスは、次のような言葉を残しています。
「人格は繰り返す行動の総計である。それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、習慣である。」
この言葉が示すように、単発的な努力で物事を乗り越える力も必要ですが、習慣的に努力を積み重ねることで自身の実力として定着していきます。
学習だけでなく、何事にも計画をしっかり行い、それを継続して実行することが大切です。計画を立てることで目標が明確になり、日々の目標が深まります。
今の行動が未来の自分を形作ると意識し、小さな努力を習慣にしていきましょう。その一つに学習があります!!
そして3年生が卒業するまでの時間は残りわずか。先輩たちは勉強だけでなく、学校生活の過ごし方や時間の使い方、メリハリのつけ方など、多くのことを経験してきました。
1・2年生にはその姿を見て学び、少しでも多くのことを吸収してほしいと思います。
「3年生が卒業までに身に付けた力はなにか?」
「どうすれば効率よく学び、成果を出せるのか?」
そんな視点を持つことで、自分たちのこれからの過ごし方を考えるヒントが見つかるはずです。
また、学習面だけでなく、掃除や時間の使い方、学校生活全体での姿勢も大切です。掃除に真剣に取り組むこと、時間を意識して行動することは、そのまま学びの姿勢にもつながります。
日々の生活の中で、何気なく行っている行動の一つ一つが、やがて習慣となり、自分自身をつくります。だからこそ、今の自分の行動を見つめ直し、より良い習慣を身につけることを意識してみてください。
学年末テストまでの時間は限られています。
計画的に学習し、継続する力を養いながら、最高の成果を出せるように頑張りましょう!!!
無事に到着し、解散しました Part6
楽しい時間はアッという間に終わってしまいます。
スカイツリーが混んでいて、思ったとおりいかない部分がありましたが、みんなで考えた班別ルートは、無事全班がクリアすることができました。みんな満足気に帰ってきた顔が印象的です。
今日は、たくさんのお土産話ができそうですね。土日はしっかりと休養し、また月曜日からがんばりましょう
班別行動 Part5
スカイツリーの班別行動の様子です。
午後になり、雲が出てきてしまいした。
ランチタイム! Part4
今日の浅草組の昼食が送られてきました。
浅草ならではのものを自分たちで調べ、昼食を決めました。
最後のとんかつにはこんなエピソードが・・・
予約電話したときに、本当は予約ができないお店だったんです。。。 校外学習だと伝えると、電話に出てくださった方の息子さんも高校生だったらしく…なんと 特別に予約させてくれました。
その他のお店でも、校外学習だからと、サービスしてもらった班もあったようです。
温かい町「浅草」に感謝です
予約の電話をしたときから班員のみなさんは、とても感動してしまいました。 ありがとうございました。
昼食を食べ元気に班別行動へ再び出発しました。
スカイツリー到着 Part3
スカイツリーに先に行く班も無事に到着しています。
景色がすばらしく、感動しています。
すべての班が第一チェックポイント通過しました。
浅草駅に到着 Part2
浅草駅に到着しました。
風は冷たいですが、雲一つない青空の下、班別行動をスタートしています。
スカイツリーがとてもきれいに見えています。
浅草六区通りや仲見世通りをとおながら、浅草寺へ向かいます。
美味しいものを探しながら、各班歩き始めました。
1年生 校外学習へ出発!! Part1
この冬一番の寒波が到来していますが、1年生は元気に浅草・スカイツリーに向け出発しました。
それぞれが自分で考え、寒さに負けない身支度をし、流山おおたかの森駅に集合しました。
自分たちで一生懸命考えた班別ルートに従って行動します。
お小遣いについても、「校外学習費用申請書」を作成し、自分で保護者にプレゼンし、勝ち取ってきた金額で1日楽しんできます。
校外学習のスローガン
「一蓮托生 ~自律・責任・感動~」
目標を達成できるよう充実した1日してきます
英語ができること = ○○
Have you ever heard of “soy meat”? It is meat made from soybeans. The “meat” ( 1 ) and you can buy it in Japan, too.
(1)本文中の( 1 )に入る最も適切なもの次の中から1つ選びなさい。
ア was animal meat eaten in America in the 20th century
イ that you cannot buy in Europe is fish
ウ is now becoming popular in Europe and the U.S.
正答は ウ です。 いかがでしたでしょうか
いきなり英語の問題で失礼しました。
今日の記事は中学3年生の「英語」について。とは言え、多くの人に最後まで読んでもらえるとありがたいです。
1・2年生ならば、少し先の未来をイメージできるかもしれません
3年生の英語の授業では、1授業に1題、過去に出題された長文問題を扱っています。
今年度、初めて扱ったテーマは、「大豆肉 ”soy meat”」について。その文頭箇所が上記の英文でした。
略~ A lot of people have watched the video of the turtle on the Internet. Now people understand better about this problem. ( 1 ) Since 2000, the production of plastic has increased all over the world, but ( 2 ).
(1)本文中の( 1 )に入る最も適切なものをア~ウから1つ選べ。
ア The world’s seas are full of plastic
イ Turtles have disappeared from the cities
ウ Every country is trying to take plastic out of the sea.
(2)本文中の( 2 )に入る最も適切なものをア~ウから1つ選べ。
ア we reuse all of our plastic waste
イ we recycle only about 20% of it
ウ we have decided to give up our easy life
2回目のテーマはこちらでした。「海のプラスチックごみ」についてです。
正答は ア と イ です。 いかがでしたでしょうか
毎授業の中で、短くて400語、多い日には800語近くの英文を読み、問題に答えています
①According to that news, humans will be able to *hibernate(冬眠する) in the near future. It said that some researchers have been studying how to apply artificial hibernation to humans. It also said that by doing more research on hibernation, we may be able to use it in space or in the medical field.
②Plants and animals have important parts in the ecosystem. Even small insects have their own roles. Do you know that over 60% of all the known species on the earth are insects? That’s true.
③Innovation sometimes comes from simple, easy answers and improves our lives. The 2D code was invented by a Japanese man.
④Sometimes, “nudging(ナッジ理論)” is to make a small difference in the situation, but it can sometimes have a great influence on people’s actions.
①~④の全てを真剣に読まれた方、大変お疲れ様でした
これら全ては、授業で扱ったテーマの冒頭部分です。funではないかもしれませんが、interesting、あるいはsurprisingな内容ではないですか?
「受験英語は役に立たない」そんな極端な意見もあります。考えは様々ですが、そんなことないのにな、と感じます。
①~④の内容は、日本語で読んでも「へぇ~」となるはずです。それを英語で読めることが役に立たないことはありません。時事問題や理論、異文化理解など、幅広い知識を英語で身に付ける、一生懸命な姿が見られます
記事のタイトル「英語ができること = ○○ 」ですが、「音楽ができること」に近いかなと思います。
英語を読める は 楽譜・コードを読める
英語を聞ける は 音階や楽器を聞き分けられること
英語を書ける は 曲作りができること・コード進行を書く
英語を話せる は 楽器を弾ける
私は音楽に疎いですが、「英語ができる」とはこういうことなのかと。
中学校で学ぶ英語だけでは、「立派な音楽家・ミュージシャン」とは言えないかもしれません。
しかし、少しでも「楽譜・コードを読める」ってすごいですよね。完璧でなくとも「音を聞き分ける」もすごいですよね。
例えば、TVやイヤホンからベーシストが出す音に気付くのに、少年時代の私はだいぶと時間がかかりました。その音を知らなかったからです。ドラムのハイハット、ギターのカッティング等、聞こえる音がわかることは、英語を聞きとれる感覚にそっくりでした。
4技能全てができずとも、ネイティブレベルの英語力がなくても、英語はきっと、人生を少しずつ豊かにするはずです。
先日放送された、「御上先生 第3話」で帰国子女・倉吉さん役をした影山優佳さんの英語、3年生はきっと聞き取れたはず(opportunityをありがとうと言ってましたよね)
みなさんには、これからも英語学習を「頑張る」だけでなく、「楽し」んでほしいですね。
最後に、最近の授業で3年生が学んだ「セレンディピティ」についての文の一部を紹介します。お手数ですが、意味はご自身で調べてみてください。
Making great discoveries by accident is called serendipity. (中略) Look at the world around you in many new and different ways, and you may be able to make serendipity happen.
みなさんにも素敵なセレンディピティが訪れると幸いです
3年生最後の全校委員会!その様子は・・・?
4日(火)は全校委員会がありました。今回は各委員会の様子をお伝えしていきます!
本校では、「自律」を学校目標とし、生徒一人ひとりが主体的に考え、行動できる学校づくりを目指しています。その中で、2月は「時間の意識高まれば全てに自律あり」という生徒会目標のもと、各委員会が責任を持って活動を取り組んでいます。
ボランティア委員会では、1月の活動「書き損じはがきや未使用の郵便はがきなどの寄付活動を行いました。短い期間でしたが、45枚もの書き損じはがき等を寄付することができました。ご協力ありがとうございました。
また、委員会生徒が自ら進んで責任感をもち、積極的に昇降口清掃などボランティア活動を行う姿も見られました。2月は、「花いっぱい運動を繰り広げよう」と計画しています。
給食委員会では、2月の目標を「配短食長(配膳の時間を短く、食事の時間を長く)」と決めて、一人ひとりが時間を意識して動くことができるようにしていくことが話し合われました。
このほかにも、各委員会では生徒会目標に合わせた委員会目標を達成するために、委員長を中心に、良かった点や反省点、それを改善していくための手立てなどを活発に話し合っていました。
全ての委員会で今回の全校委員会が3年生の参加が最後となります。自分たちの生活をより良くしていくために一人ひとりが考えて行動してくれました。3年生のみなさん、1・2年生を引っ張ってくれてありがとうございました。今後も3年生の立派な姿を後輩たちに示し続けてあげてください。卒業までおおぐろの森中学校をよろしくお願いします!!
研究授業保健体育科編 ~バレーボール~
先日行われた研究授業で、1-1・2組女子バレーボールの授業研究を行いました。
小学生の時にソフトバレーボールを経験し、中学校に上がってきてバレーボールに触れるというケースが多くありましたが、小学校時代にコロナ禍を経験した影響もあり、ソフトバレーボールを行ったと答えた生徒は学年の半数ほどでした。本来のバレーボールでの実践はバレーボール部に所属している生徒のみであり、ボールの硬さやネットの高さなど、本来の用具で取り組むことが初めての生徒が多くいました。
いざ硬いバレーボールで授業を行うとなると、「硬い」「痛い」という印象があり、なかなか触ることを躊躇してしまうものですが、1・2組の生徒は、一生懸命ボールに触れていこうという気持ちがあり、とても楽しくバレーボールをしている様子が見受けられました。
本時の研究授業は授業としては7回目であり、ウォーミングアップ・目標設定・タスクゲーム・正式なコートでゲーム・振り返りという流れで行われました。本校の研究主題である「ICTを活用した教育の探求~1人1台端末の効果的な活用で、楽しく学び、学びをさらに豊かに~」ということで、保健体育でもタブレット端末を活用して授業を展開しました。
そして、今回の研究授業のめあては、
【ねらった場所に返球して得点を取るためには、どのようにしたらよいだろうか?】でした。
前時までの授業では、【バレーボールの基本技能を身に付け、ラリーを続けるゲームを行う】ことをねらいとし、主にアンダーハンドパスやオーバーハンドパスなど基本技能の習得に力を入れて取り組みました。個人やペア、チームで練習を積み、動画を撮影して見合うなどの取り組みをする中で、自分の動きを客観的に見ることができ、技能の改善につなげていました。
そして本時では、相手チームへただ返球するだけではなく、相手チームの空いている場所に狙いを定めてボールを返球するという、少し難しいかな、と思う内容に挑戦してみました!
少し難しい内容になりますので、“体の向きは?” “ボールの高さは?”などのキーワードを挙げながら、目標を達成に向けてチームで作戦を立てます。チーム毎にオクリンクプラスに配られたカードを使用し、話し合い活動を行っています。
タスクゲームを行い、いよいよオールコートでのゲームです。
キャッチやワンバウンドを有効に活用し、ラリーを続けていきます。積極的に動く生徒が多く、チーム全体や仲間に「ナイス!」や「〇〇(名前)」、「惜しい!」など声をかけながら取り組む生徒が多かったように感じます。
ゲームの進行がスムーズで、審判の生徒や動画を撮る生徒などの行動がとても素早くできていて、日頃の授業の様子が現れていました。
ゲームが終わったら、チーム毎に振り返りを行いました。振り返りの場面では、当日のゲーム動画を見ながらあれが良かった、これが良かった、このとき私が行けたら良かったー。これ惜しかったよねーなど、チームの仲間とコミュニケーションを取る姿がたくさん見られました。
今回の授業の振り返りでは、、、
【生徒の振り返り】
・もう少しボールを高く上げられると良かった。ボールを相手コートに返すとき、体の向きを意識して取り組めた。
・前時よりパスを繋げることができた。キャッチも有効に使うことができた。
・エンドラインのところを狙ってボールを送ると相手が取りにくくなると思った。
・アンダーとオーバーを使い分けることができた。
といった内容の振り返りを行っていました。
今後もバレーボールの授業は続きます。3年間の見通しを持って、3年時には本来の形でゲームをすることができるように、今年度は基本技能の習得と、ワンバウンドやキャッチなどを使ったゲームを取り入れた授業を行いました。次時あたりからはレベルもすこしずつあげていき、本来のルールに近づけていきたいと考えています。
返球の回数も3回に近づけていったり、ワンバウンドを無くしたり、キャッチを無くしたりなど、生徒の実態に合わせてレベルアップしていきたいと思っています。
1年間を通して様々な種目に取り組んできましたが、技能の上達を目指すためには、自分自身の動きがどうなっているのかを知ることが大切になってきます。
そこで、ICTの活用が重要になってきます。
今回、谷口指導主事から「保健体育を楽しく学習するためのICTの効果的な活用方法について」ということで、お話を伺いました。
●ICTを活用し、動画や静止画を撮影することで、自分自身の動きを客観的にみることができ、根拠に基づいた修正を行うことができることから、個人やチームの仲間と対話をしながら協働的に解決することができる
●アンケート機能や多様な設問を設定することができ、授業の振り返りを充実させることで、次の授業における取組の改善に活かすことができる
●プレイだけではなく、審判など仲間の活動を援助するシーンを残すことができたり、授業内での協働する・団結する・貢献する姿を見ることができる
など、私たち自身も今まで意識していた部分からさらに深い考えを学ぶことができました。
このようにICTを効果的に使用することで、生徒自身の、上手になりたい!速くなりたい!点数をとりたい!といった意欲にもつなげることができますし、技術や技能だけではない、人の優しい部分などに触れることができると考えました。
これからも保健体育の授業において、どのように活用できるか、生徒の運動する時間を確保するために、どのような取り組みができるかなど、研修を重ねていく必要があるなと感じる1日となりました。
ご指導いただいた谷口指導主事、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。 今回の研修の中でお話しいただいた点や、頂いた資料からもう一度保健体育とICTの活用について考え、今後の授業展開に活かしていきたいと思います。
データの分析 ~数学科研究授業~
先日、行われた研究授業、数学編をお届けします。
近年、「ビッグデータ」という言葉が注目され、技術の進化によってデータ量が爆発的に増加しています。そのような時代において、データを分析し傾向を読み取り、批判的に考察して判断する力が求められています。
今回の数学の授業では、データをヒストグラムに表し、比較・分析を行う学習に取り組みました。これまでの授業では、データを度数分布表にまとめ、手描きでヒストグラムを作成するだけで授業時間がほとんど終わってしまい、データを深く分析する時間を十分に確保することが難しい状況でした。
しかし、今回はタブレットを活用し、「SGRAPA」というソフトを使用することで、短時間でヒストグラムを作成することが可能になりました。授業の最初は、ヒストグラムを作成してもグラフの特徴を読み取れず、分析に困る生徒も多く見られましたが、階級の幅を調整することでヒストグラムが読み取りやすくなり、どちらの階級設定が良いのかを考えることができました。
また、読み取った内容を友達と共有し合い、意見を伝え合うことで、多様な視点や考え方を学ぶことができました。数年前の授業では手描きでヒストグラムを作成していたため、階級の幅を変えると作業を最初からやり直す必要があり、大きな負担となっていました。それに対して、今回の授業では分析や考察の時間を十分に確保することができ、データに基づいて根拠を持って説明する生徒たちの姿がとても印象的でした。
何事においても、「なぜ」を考える姿勢は大切です。これからはAIを活用する機会がますます増えていくことでしょう。そして、AIを活用するためには数学的な力が欠かせません。
激しく変化する時代に対応できるよう、生徒だけでなく、私たち教員も日々研究を重ね、より良い授業づくりに努めていきます。
自立活動の学習 ~特別支援授業~
1月28日(火)に行われた研究授業の様子、第二弾!特別支援学級の授業をお伝えします。
皆さんは日常生活でSNSをどのように、どれくらい利用していますか?
気軽に相手と通話やメッセージを送りあえたり、情報共有ができたり、とても便利なツールですよね!
一方で、顔が見えない分トラブルが起こりやすいツールになる可能性もあります。
どのような発信がトラブルに発展するのだろうか・・・?
ということで、今回は「SNSでよりよいコミュニケーションをとれるようになろう」というシリーズの中から、
『SNSのコミュニケーションを考える』の授業がこぶし学級で展開されました。
授業者は石田先生です。
Teams でチャットやスタンプが送りあえること、知ってるよね?
「今の気分を絵文字で表すと?」
「あなたはどちら派? ------たけのこの里vsきのこの山」
順調に和やかな雰囲気で進んでいきます。
「では、今からゲームのチャット機能を使った場面を想定して先生たちがロールプレイを行います。なぜトラブルになったか考えよう。」
「次はこんなやりとりです。これはなぜトラブルになったのかな。」
トラブルになった原因や、なぜ気持ちが伝わらなかったか、1つ1つの事例を検証していきます。
「自分だったら、どんな言葉を送る?」
本時の目標は、自分事として捉えること。
そして、他者との誤解や認識の違いに気付き、受け取る側の気持ちに配慮したコミュニケーションの仕方について理解を深めることです。
これは、大人でも難しいことです。顔が見えない相手には、尚更、言葉選びや表現方法を考えて対応する必要があります。
授業のまとめ・振り返りでは、
・自分の意思を伝えることが大事。
・相手にとって誤解がないようにしたい。
・信頼が大事。
・相手を思いやることが必要。
・自分にとって安心できることが大切。
生徒それぞれの意見が共有されました。とっても素敵な気付きですね!
自立活動の授業では、学習や生活上の困難を改善・克服するために必要な知識や技能を学んでいきます。
本校の教育目標でもある『自律』に向けて、皆さんもこの機会に、SNSの使い方について振り返ってみませんか。
ご指導いただいた田村指導主事、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。
今回の研究の成果を活かし、引き続きよりよい授業に繋がるよう日々、研鑽して参ります。
鎌倉仏教って? みんなだったらどう広める!?~研究授業社会科編~
今回は、先日行われた授業研究において、社会科の研究の報告をします。
1年4組で鈴木教諭による授業研究が行われました。
1年生の社会科の中では、歴史分野で鎌倉時代の特色について学習します。
その中でも、今回の大きいテーマは『鎌倉時代の文化には、どのような特色があるのだろう。』でした。
鎌倉時代の文化というと、仏教の6つの宗派が広がったことがよく取り上げられます。
では、その宗派の名前と宗祖はだれか・・・?と問われ、「浄土宗で法然」、「浄土真宗で親鸞」・・・など、社会科の暗記項目の代表格のようなイメージを持っている人も多いかもしれません。
そんな仏教が武士や民衆に広がり始めた鎌倉時代。
とくに今回はその鎌倉時代の六大仏教に焦点をあて、平安時代のころの仏教と比べながら、鎌倉時代の特色に迫り、なおかつ、その特色を深く考えるために、『みんながもし鎌倉時代にいたら、どんな考えや方法で仏教を広めていくのか。』という課題を設定しました。そして歴史的知識を活用し、ICTと楽しさを掛け合わせながら活動できることをテーマとしました。 文化的知識を身に付けること、そして社会科で大切な見方・考え方の『多面的・多角的に考察する』という視点を育むことが目標の一つです。
さて、授業の様子です。
まず、平安時代と鎌倉時代の仏教の特色を比べています。
鎌倉時代に作られた仏像は・・・ICTツールで「オクリンクプラス」のワード集計でみんなの考えを共有しています。みんなの書いたカードも、そのまま共有し見合っています。
「派手」「強い」「座っている」・・・などの多くの意見が見られます。みんなの意見や頻度が、直感的に視覚で分かってきますね。学びが深まりやすそうです。
次に、「鎌倉時代に合った宗教について考えてみる」という課題です。自分だったらどんな方法で布教するのか、協働的に考え、その時代に出てくる様々な立場を想像したり、班の仲間の視点を教え合ったりすることで、力を伸ばしていきます。
ここでは、もう一度オクリンクプラスを使用し、次の時間も合わせて、班内で対話しながら練り上げていきます。実在した宗派の知識を踏まえながら、もしその時代にいたら、どんな人にどんな内容で布教を行っていったら、当時の宗教の目的につながっていくのかな・・・
協働活動の様子です。
「幸せ願望宗」 ・・・農民をターゲットに幸せを唱える
「走供身給上宗」・・・仏へのお供え物を持って走り、その距離分の身分が上がる
「祭宗」・・・定期的に祭りを開く。楽しさで苦しさを忘れ、武士から農民に伝播していく などなど
その時代の社会背景を踏まえ、三者三様の個性的な宗派を楽しみながら考えている様子が見られます。
知識を活用して何かを作り上げるような「正解のない課題」、面白いですね。
考えていると、その時代の匂いや色が見えてきて興味深く、またその社会についての理解が自然と深まります。また、歴史に“IF”はありませんが、もし自分がその時代にいたことを仮定して考えることは、様々な視点から考え、できごとや事実を公平に図る見方、そして歴史への興味関心につながり、生きる糧となっていくように思います。
授業を参観していただいた桐生指導主事からは「学びの楽しさは、学習について自分で考え決定できるところに表れること」、「その幅を広げると生徒の主体性を伸ばせる余地がさらにでてくること」、「自分たちで考えた仏教の布教で、『誰を対象に考えたのか。』という見方が大切になること」などの多くのご助言をいただきました。 “正解”ではなく、“答えのない問い”に向けて自分で考えていく課題を追究していくことに今後の示唆をいただきました。
ご指導いただいた講師の桐生指導主事、ご指導に心より感謝いたします。
また、学習テーマを受けて積極的に取組んでくれた1年4組のみなさん、ありがとうございました。
今回の研究の成果をさらに活かし、引き続き授業を研鑽していきたいと思います。
生涯設計のススメ~ライフサイクルゲームⅢ~
本日、第一生命様を講師としてお招きし、家庭科の授業で2年生全てのクラスを対象にライフサイクルゲームⅢを行いました。
ライフサイクルゲームⅢとは、主として中学生、高校生、大学生、新入社員などを対象とし、すごろく形式のゲームを楽しみながら、人生のさまざまなリスクとそれらに対する必要な知識や備え、消費者として知っておくべき消費者被害とその対策等を学ぶことを目的とした消費者教育教材です。
カードの一部を紹介します。
①相談カード
「相談カード」の目的
・消費者被害にあってしまった場合には、一人で抱え込まず、弁護士や消費者センターなどに相談して解決を図ってもらえることを学びます。
・一方で、相談しても、相手方が行方不明の場合や自分自身にも不注意があった場合などには、被害回復が必ずしも図れるものではないこと、消費者被害にあわないように日頃からの心がけが必要であることを学びます。
②ボーナスチャンスカード
「ボーナスチャンスカード」の目的
・消費者として知っておくべき、法律、契約、消費者被害対応、環境、衣食住、金融経済、生命保険などに関する知識をクイズ形式で学びます。
・このカードを引いたプレーヤーが、クイズ、正解および解説を声に出して読み上げることで、他のプレーヤーもカードに記載されている知識を学びます。
それでは、ライフサイクルゲームⅢを通して楽しく学んでいる生徒達の様子をどうぞ!
おおぐろ中の健康を守りたい!part2
1月も下旬を迎え、もうすぐ2月に入ります。
まだまだ寒い日が続いている今日この頃…
おおぐろの森中学校保健委員会は、静かに、でも確実にみなさんの健康を守っています。
授業中、教室の窓がいつも少し開いているのは知っていますか?
このように、前と後ろの窓が少し開いています。
寒いのになんで!?と思う人もいるかもしれませんが、とても大切なことなのです。
保健委員会では、12月から「おおぐろの森中健康大作戦!」として、感染症対策の取り組みを行っています。
前回は、加湿器についてお伝えしましたので、今回は換気活動について紹介したいと思います!
まず、なぜ換気をするのかというと、
・空気中のウイルスを外に追い出す
・空気中の二酸化炭素濃度を下げる
この二点が大きな理由です。
「ウイルスを追い出す」というのは、イメージができると思いますが、
「二酸化炭素濃度を下げる」というのはどういうことなのでしょうか。
空気中の二酸化炭素濃度が高くなると、頭がぼーっとしたり、頭痛を引き起こしたりすることがあります。
インフルエンザなどの感染症対策はもちろん、授業に取り組む環境を整えることにもつながります。
よって、定期的に外から酸素を取り込むことが大切なんです。
おおぐろ中の教室には、このような機器が設置してあります。
この機器は、空気中の二酸化炭素濃度を測ることができます。
学校環境衛生における適正値は、1500ppm以下とされています。
窓を閉め切った状態だと、あっという間に適正値を超えてしまいます。
そこで保健委員会では、常時教室の窓を開ける取り組みを行っています。
目安はこぶし1つ分です。
これだけでも十分に空気を循環させることができます。
先日行われた学校環境検査では、2年生の教室の空気検査を実施しました。
授業開始前に窓を全開にし、十分に換気をした状態から授業をスタートしました。
授業開始時は、680ppm
授業開始15分後は、810ppm
授業開始40分後は、790ppm でした。
英語の授業で生徒同士が話す機会も多かったのですが、換気の効果で数値が大きく上がっていないのがわかります。
換気をしてくれる保健委員のみなさん
いつもありがとうございます!!
感染症対策のためにも、快適な空間で授業を受けるためにも換気はとても重要です。
今後も換気活動に協力をお願いします。
3年経っても人気者!
本日(1月29日(水))に、愛知県豊川市より市議会議員7名の方が来校してくださいました。
愛知県豊川市は、日本三大稲荷のひとつに数えられ、商売繁盛のご利益で全国的に知られる「豊川稲荷」があるところです。曹洞宗の寺院で正式には「妙厳寺」といい、約580年前の室町時代(1441年)に創建されて以来、織田信長公、豊臣秀吉公、徳川家康公などの武将や、渡辺崋山など文人たちからの信仰を集めてきました。その鎮守『豊川吒枳尼真天(だきにしんてん)』(通称豊川稲荷)は江戸時代には庶民の間で商売繁盛や家内安全、福徳開運の善神として全国に信仰が広がり、現在も年間およそ500万人もの参拝客が訪れるそうです。
今日は、おおぐろの森中学校の新校舎について、おおぐろの森中学校の教育内容についてぜひ見学がしたいといらっしゃました。
・学習に取り組みやすい環境づくりについて
・生徒数の変化について考慮した校舎環境、整備について
・体育館の空調設備計画について
・避難所としての考え方について 等の質問をしていただきました。
前川校長よりおおぐろの森中学校の「自律」教育について紹介しました。
生徒の皆さんの授業態度や休み時間の様子をみて、大変驚いていました。
自分で考え、生活し、落ち着いた環境の中で学習している姿が素晴らしいとお褒めの言葉をたくさんいただきました。
また、施設面については、流山市教育委員会学校施設の方々が、説明しました。
3年経ってもまだまだ人気のおおぐろの森中学校
これからも生徒のみなさんの頑張っている姿をたくさん見ていただきたいと思います!!
流山をPRする和菓子を開発しよう!
3年生が美術の時間に制作した和菓子が流山市役所ロビーに展示されています。
始まりは和菓子司 藤屋 様によるプロフェッショナル講演会・・・。
和菓子作りの実演を目の前でみた生徒たちは、修学旅行の京都で日本の文化を肌で感じ、伝統について学びました。
「流山の特産物って何だろう?」「流山の歴史って何だろう?」
様々な視点で考え、樹脂粘土による和菓子作りを試作し、班会議を行い、試行錯誤してきた半年間。
このたび、完成した和菓子作品を市役所に展示させていただくことになりました。
生徒たちの感性やアイデアが詰まった素敵な和菓子を是非、ご覧ください。
本物と間違えて食べないように・・・?
※各クラスからの代表作品となります。
1月28日(火)~1月31日(金)15時まで 流山市役所ロビー
大人になってもまだまだ・・・ 先生も勉強します!
3年生の皆さんは受験の最中
本当に、心から応援しています。頑張ってください!
勉強するのは子どもだけ?社会人になれば勉強はしなくてもいい???
そんな訳ありません。
もちろん先生も勉強しています!
本日は、佐々木 淳也指導主事 桐生 貴博指導主事
谷口 祐樹指導主事 田村 梨紗指導主事をお招きして3学期の校内研究授業を行いました。
本日は4つの教科で行いました。
まずは数学! 福田教諭がアクティブラーニングルームで行いました。
特別教室の性質をふんだんに使用していました!
「データをどのように表すのか・・・」
いや、非常に気になりますね・・・・・・。
次に、社会! 鈴木教諭がICTを使って何かしていますね・・・?
ICTを使って、テキストマイキングをしていますね!
この後に、各班でそれぞれ当時の社会情勢を踏まえて「宗教」「宗派」を考えていました。
次の授業で発表があるようです。どのような発表になるのか楽しみですね!
次は保健体育! 黒岩教諭が体育館で何かをしていますね?
バレーでしたね!
生徒たちも一生懸命にボールを追っかけていました!
東洋の魔女を目指して頑張ってほしいと思います!
最後に、石田教諭がこぶし学級で授業を行っていました。
SNSにおけるコミュニケーションについての授業でした。
Teamsのチャット機能を使用して、言葉だけで伝える、絵文字で伝えるなど様々なコミュニケーションを実践して「良いコミュニケーションをとるために必要なこと」について考えていました!
これは非常に興味深いですね。大人でもなかなか難しいのではないでしょうか・・・。
授業が終われば終了。
では、ありません。皆さんが下校した後、本日の授業についての協議が行われました。
これからも皆さんが楽しく学ぶことができる授業を展開するために勉強を続けます!
それぞれの教科の詳細については今後のホームページで投稿します!
お楽しみに!
すべては、こどもたちのために 改善!継続!チャレンジ!
本日は、本校の「学校関係者評価委員会」が開催されました。
そもそも、「学校関係者評価委員会」とは何でしょうか?みなさんはご存じですか?
実は、法律に定められていることなんです。
学校教育法第42条は、文部科学大臣の定めるところにより当該小学校の教育活動その他の学校運営の状況について評価を行い、その結果に基づき学校運営の改善を図るため必要な措置を講ずることにより、その教育水準の向上に努めなければならない。 学校教育法第43条は、当該学校に関する保護者及び地域住民その他の関係者の理解を深めるとともに、これらの者との連携及び協力の推進に資するため、当該学校の教育活動その他の学校運営の状況に関する情報を積極的に提供するものとする。 上記の学校教育法第42条の規定を受けて、学校教育法施行規則を平成19年10月に改正し、 ・自己評価の実施・公表(第66条) |
そう!!!
つまり、「学校評価委員会」は『学校の教育活動の観察や意見交換を通じて、自己評価の結果について評価することを基本として行われ、学校運営の改善及び継続を図る上で不可欠なものとして位置づけらています。』ということです!
・保護者や地域と学校が、お互いに理解を深めるため。
・学校の自己評価の客観性・透明性を高めるため。
・学校だけでなく、保護者や地域が一緒になって教育活動に参加するため。
・評価に基づき、PDCAサイクルで学校運営の改善や継続を図るため。
に存在しています。
ここで、「おおぐろの森中学校の学校教育目標(学校の思い)を知っていますか?」
と問いに対して、どれほどの人が「自律」だと答えられるでしょうか?
なんと……
生徒・保護者を合わせて、ほぼ100%の認知度となっていることがわかりました。(アンケート結果より)
これって、本当にすごいことなのです!!!
目指すべきゴールを皆が知っていて、共有できていることは、おおぐろの森中の強みです。
本校に在籍する一人ひとりの生徒のために、「自律」という目標に向けた同じベクトルで、力を合わせていきたい。ということになります。
その上で、授業や行事を参観していただき、本校の教育活動への御意見や感想をいただけることは、さらにおおぐろの森中学校の躍進へとつながることと思っています。
今後も、多くの人と関わり合うおおぐろの森中学校でありたいと思います。
本日の関係者評価の内容や学校評価アンケートの結果については、後日ホームページでお知らせします。
これからも、よろしくお願いいたします。
ようこそ!おおぐろの森中学校へ!
本日は、「おおぐろの森中学校 第4章」の仲間となる、新入生・保護者の方へ向けてのオープンスクール&保護者会が行われました。
授業では、いつもより少しお兄さん、お姉さんな気がする生徒の様子が見られ「みんな、先輩になっていくんだな~。」なんて成長を感じました。
休み時間の様子は、いつも通りの笑顔で安心したところです!
もちろん、おおぐろ中の授業は今日も健在!!!
ICTを活用し、楽しく、真剣に学びに向かう姿を新入生や保護者の方に見ていただけたと思います。
教室に飾ってある「絵馬」に関しても興味深く観てくださる方がいらっしゃって、嬉しかったです。
実はこの「絵馬」、総合文化部2年生の前田さんがデザインしてくれました!
授業のあとは体育館にて、生徒会による「おおぐろ中紹介」がありました。
緊張していたとは思いますが、おおぐろ中の魅力をわかりやすく伝えてくれたと思います!
在校生の皆さんも、何年か前に中学校入学を経験しています。どんな気持ちでしたか?
不安と心配と緊張と楽しみと期待と……いろんな気持ちが混ざっていたのではないでしょうか。
「勉強ついていけるかな?」
「友達はできるかな?」
「先生が怖かったらどうしよう」
……そんな気持ちを持って4月に入ってくる新入生です。
先輩として、温かく迎えたいですね!
新入生のみなさん!4月にお会いできるのを楽しみにしています!!!
おおぐろパーカー愛用しています。
市長表彰授与式が開催されました
1月21日、流山市文化会館大ホールで市長表彰授与式が開催されました。
市長表彰は、県・関東・全国・国レベルにおける各種大会・展覧会等において、最高賞ならびにそれに準ずる成績を収めた児童生徒を市長が表彰することによって、表彰者をはじめその他の市内小中学校児童生徒に対して励みを与え、市内教育の一層発展を期するものです。
今年度は、おおぐろの森中学校からの6名が受賞されました。
1年 | 阿部さん | 第47回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール |
中学校1年生の部 第1位 |
1年 | 中田さん | 第22回国際バレエコンクール ジャパングランプリ2024 |
ジュニアBI 第2位 |
2年 | 小森さん | 第70回全日本中学校通信陸上大会 千葉県大会 |
共通女子1500m 第1位 |
3年 | 金森さん | 2024年 全国あんざんコンクール |
中学校3年生の部 第6位 |
3年 | 青山さん | 第27回 関東ボーイズリーグ大会 |
中学部 準優勝 |
3年 | 宮垣さん | 第27回 関東ボーイズリーグ大会 |
中学部 準優勝 |
授与式には、個人種目の4名がおおぐろの森中学校から参加しました。
井崎流山市長、吉田教育長より代表者の児童生徒に賞状と記念品が授与されました。
井崎市長から受賞者に向けて、「大きな夢と高い目標を設定して、挑戦し続けてほしい。今までの活動に自信をもち、これからのどんな困難にも立ち向かい、乗り越えてほしい。」とお言葉がありました。
授与式後には、吉田教育長と記念撮影を行いました。
これからのさらなる活躍を期待しています!!
四千頭身 都築様 講演会 ~プロフェッショナルに学ぶ~
1月23日(木)プロフェッショナルに学ぶとして、お笑い芸人四千頭身のメンバー都築様に御講演いただきました。都築様は芸人活動だけではなく、アパレルブランドやラジオなど多方面で活躍する中、子ども食堂でのボランティア活動などにも精力的に活動しています。
講演会の前に給食を3年5組で一緒に食べていただきました。お笑いの話や給食の話、受験の話など軽快に話をしてくださいました。
講演の中で、小学生のころから芸人になりたくて、三輪車に旗をつけて地元を走り回っていたという幼少期の話や、どうやって四千頭身のトリオを組んだのかという高校を卒業してから入所した養成所の話など。芸人になってからのロケで苦手を克服した話など、笑いも混ぜユーモアあふれる会話で惹きつけました。
その中で一番、感銘を受けたことは、
「物事を意識的に感じる」
無関心ではなく、好きとか嫌いとかとにかく物事に意識的に感じると何か変化が起きることがあるということです。都築様も苦手なキノコと番組でひたすら向き合ったら気が付いたら食べられるようになっていた。
普段の当たり前に感じていることを、意識することで見える世界が変わってくると思います。
最後の質問にも1年生を中心に多くの手が上がり、人気の高さが見られました。
質疑応答にも真摯に対応してくださいました、ありがとうございました。
都築様お忙しいなか御講演いただきありがとうございました!!
これからもテレビやライブでの活躍を応援しています!!
またまたポスター表彰です!
明るい選挙啓発ポスターで、1年生の平畠さん、2年生の伊藤さんがそれぞれの賞を受賞しました。
2年生 伊藤さん 県優良賞
1年生 平畠さん 県佳作 おめでとうございます!!
二人は2月に表彰式に出席し、作品は市ホームページ掲載後、流山市役所に展示される予定です。
是非、皆さま足を運んでいただければと思います。
☆2月17日(月)~27日(木)8:30~17時15分
☆流山市役所第一庁舎ロビー
3月には作品が返ってきます。美術室前の廊下に掲示しますので、ご覧ください!
ポスター表彰です!
国土緑化運動ポスター原画コンクールにおいて、2年生の伊藤さんが千葉県教育長賞を受賞しました!
これは千葉県の中で2位という輝かしい結果です!!おめでとうございます。
12月には、ホテルポートプラザちばで表彰式が行われました。
『記憶』という題名の、この絵に込めた思いを聞いてみたところ、
「大事に人の手で植林された記憶が木の中にあるイメージで描きました。」とのことでした。
皆さんはこのポスターから、どのような印象を受けますか?
ポスターは一瞬で人の心を掴まなければ、立ち止まって見てもらえない性質を併せ持っています。
なおかつ、このポスターには訴えたい言葉や文章がどこにもありませんね。
足を止めてポスターを観てもらう・・・そう、一瞬で伝えたいことを画面に描くことは、実は膨大な思考や技術が必要なのです!
伊藤さんの構成力、画力にただただ、驚きです!
答えのない教室 ~理科編~
今年度、本校では1学年の数学で「答えのない教室」を実施しています。「答えを出すこと」ではなく、みんなで意見を出し合い、様々な考え方を試すことがゴールの授業。楽しくて新しい発見がいっぱいです!
そして今日は、
株式会社 新評論 代表取締役
武市 一幸 様
をお招きして、2学年の理科の授業でも「答えのない教室」を行いました!
授業のスタートはドキドキの トランプくじ!くじで決まった番号の席に座り、毎回違うメンバーと班を組んで活動します。「誰とでも協力できる力」を育てるチャンスです!班のメンバーと一緒に、理科ならではの実験道具や身近な物質を使って、さまざまな Mission に挑戦しました。
Missionは、難易度別の課題にポイントが付いています。どうしても解けないときは、獲得ポイントを削ってヒントをGETする作戦も!最終的にポイントをたくさん集めたのは、どのグループでしょうか?
「こうしたらどうなる?」「こっちを試してみよう!」とみんなの頭はフル回転!磁石をもっと強力なものに変える工夫をしたり、「これを使わせてください!」と積極的に交渉する班もありました。すごい発想力です!
全てのMissionをクリアできなかった班もありましたが、 「どうやったらできる?」を考え、試してみることが何よりも大切だということを感じられる1時間でした。
以下は生徒の振り返りです。
・今まで学習したことを今回の授業に生かすことができてとてもよかった!電磁誘導がここに生かされると思っていなかったので、とても驚いた。
・とても考えた。1円玉を動かすのを最も考えた。水に浮かせると動いたのがびっくりで、家でやってみたい!
・クリップはもともと磁力がないけど、磁力のあるものと近づけると磁力が移るのが面白かった!
・1円玉はアルミニウムだから磁石にはくっつかないけど、動かす手段はたくさんあるらしいから、もっと考えてみて試したい!
次回もみなさんのユニークなアイディアに期待しています!
どんな面白い方法が生まれるのか、楽しみですね!