八木崎小学校 校長室より

2017年5月の記事一覧

信じられないニュースが・・・

5月14日午後3時ごろ、大阪府和泉市にある11階建ての集合住宅の敷地内で、近所の住人がボウリングの球1個が落ちているのを見つけ、110番通報した。球は一部が破損した状態で、通報した住民は直前に衝撃音を聞いていたということ。警察は、何者かが上の階から球を投げ落としたとみて捜査していたが、防犯カメラの映像などから小学生3人が浮上したとのこと。近く殺人未遂の非行内容で児童相談所に書類送致する方針。高い所から物を落とすとどうなるのか?下に人がいたらと考えないのか?信じられない行動をする小学生の事件である。

仏様の指

本日の午後、PTA総会が実施された。無事、すべての案件が承認され、布川丸が船出した。
総会の際の校長あいさつの中で、5月の学校だよりで記載した「仏様の指」の話を紹介した。以下、その内容である。
 
大村さんにとっていちばんこわい先生から、「大村さんは、生徒に好かれているか?」と尋ねられ、「嫌われてはいないと思う」と答えたときの話です。そのこわい先生が「仏様の指」の話をしました。
『仏様がある時、道ばたに立っていらっしゃると、一人の男が荷物をいっぱい積んだ車を引いて通りかかった。そこはたいへんなぬかるみであった。車は、そのぬかるみにはまってしまって、男は懸命に引くけれども、車は動こうともしない。男は汗びっしょりになって苦しんでいる。いつまでたっても、どうしても車は抜けない。その時、仏様は、しばらく男のようすを見ていらしたが、ちょっと指でその車におふれになった。その瞬間、車はすっとぬかるみから抜けて、からからと男は引いていってしまった。』という話です。
「こういうのがほんとうの一級の教師なんだ。男はみ仏の指の力にあずかったことを永遠に知らない。自分が努力して,遂に引き得たという自信と喜びとで、その車を引いていったのだ」こういうふうにおっしゃいました。そして「生徒に慕われているということは、たいへん結構なことだ。しかし、まあいいところ、二流か三流だな」と言って、私の顔を見て、にっこりなさいました。
私は考えさせられました。日がたつにつれ、年がたつにつれて、深い感動となりました。そうして、もしその仏様のお力によってその車がひき抜けたことを男が知ったら、男は仏様にひざまずいて感謝したでしょう。けれども、それでは男の一人で生きていく力、生きぬく力は、何分の一かに減っただろうと思いました。仏様のお力によってそこを抜けることができたという喜びはありますけれども、それも幸福な思いではありますけれど、生涯一人で生きていく時の自信に満ちた、真の強さ、それにははるかに及ばなかっただろうと思う時、私は先生のおっしゃった意味が深く深く考えられるのです。
 当時を思い出して、大村さんはいいます。
「私は仏さまの指のような存在でありたいと思った。だから、子どもたちが卒業して、私のことをみんな忘れても、別に構わない。子どもたちは、後ろを振り向かないで、どんどん行ってもらいたい」
 大村さんは、決して見返りを求めることのない大きな愛情で、生徒たちの心に生きる力を育むことを誓ったそうです。

あたたかな言葉に触れる

本日は、八木崎小学校の開校記念日。46回目の誕生日。
今朝は、お休みをいただいて、日頃なかなか行けない医者へ薬をもらいに行ってきた。
朝バタバタしていて慌てて家を出て目的地へ。
・・・・・・・
ソファーに座り会計を待っていると、近くに高齢の方が。席を譲り立っていると、右隣の男性から
「クリーニングのタグがついていますよ」
と声を掛けられた。スーツの襟付近をさぐると、黄色い紙片が・・・
すると、その男性が、
「ぼくも、よくやるんですよ」
と。このひと言が、とてもあたたかい。
相手を思いやるこんなひと言を私も心がけたいと思うと同時に、目の前の子ども達にも、こんな言葉を使える人になって欲しいと願う。

八木崎小、すごい

今日は、放課後子ども教室の申込日。今年度の放課後子ども教室は、ひと味違う。イベント的なものより「実」をとろうと工夫した。『漢字検定受検』や『春日部郷土かるた大会出場』という目標を立て、それに向けた勉強会や練習を組み込んだ。
その学習会に参加を希望した児童が100名を超えた。やる気満々の八木崎っ子たち。これからが楽しみだ。
なお、漢字検定は、本校を会場に実施予定。7月14日(金)と1月27日(土)の2回予定している。