八木崎小学校 校長室より

違法建築物

 6月18日午前7時58分、大阪北部で震度6弱の地震が観測された。登校途中の女子児童が、地震により崩れた学校のプールの壁の下敷きになり死亡したという。映像を見たとき、やけに高いな?鉄骨は?と疑いの目で見てしまった。
 そして夜になって違法建築だったというニュースが入ってきた。建築基準法施行令では、ブロック塀の高さを「2・2メートル以下」と定めているが、倒壊した塀は高さ約3・5メートルだったという。
  1974年に設置された1・9メートルの基礎部分に、プールの目隠し代わりとして約1・6メートル分を積み上げたため、道路から見れば3.5メートルの巨大な壁となっていたのだ。この新たに積み上げた部分がそっくり崩れた状態に見える。尊い大切な命が、大人たちの怠慢によって失われてしまった。
 再度、本校の校地内を回ってみたが・・・いくつか心配な所があったので、明日来校する施設課の皆さんにご指導をお願いする予定である。