校長室より
ディープラーニング
囲碁は局面の数が「10の360乗」に達し、難易度がチェス、将棋をはるかに上回ることから、人間に勝つのは「あと10年はかかる」とされていた。しかし、昨年3月、韓国のプロ棋士に圧勝。ニュースや新聞の活字に「AI」の文字を毎日のように見ることとなった。
アルファ碁の圧倒的な強さの秘密は、人間の脳をまねた「ディープラーニング」と呼ばれる情報処理技術にある。過去に打たれた無数の対局の棋譜をもとに打つ手の善し悪しを自ら学習することに加え、進化したアルファ碁は、膨大な数の自己対局を重ねる「強化学習」の比率を拡大。自らの勝ち負けの経験から、判断力を磨き、勝ち方を身につけていったという。
こうしたディープラーニングは、自動車の自動運転技術の開発に欠かせない画像認識技術や、会話型AIの普及を可能にした音声認識技術の精度向上などにも大いに貢献しているそうだ。
これからも、アルファ碁の進化は続く。この技術が、我々人間の100年ライフを可能にしてくれるのかもしれない。今後の進化が楽しみだ。
名前を大切にする指導
名前は親から我が子への最初の贈り物。親の願いや想いがい~っぱい詰まった大切なもの。その背景を感じながら、我々教師は子どもたちの名前を呼ばなければならないと、常に心して校内を歩く毎日である。
今週は・・・
一方、ワクワクすることもあった。八木崎小サポーターズの話題や放課後子ども教室第1回実行委員会が開かれ今後の八木崎小の教育活動への新たな支援体制が着々と進んでいることにうれしさがこみ上げてきた。
すでに、クラブ活動への支援、休み時間の逆上がり支援なども始まった。金管バンドクラブの練習に来てくれることになった方、科学クラブやパソコンクラブの支援に来てくださる方も現れた。
漢字検定や郷土カルタ大会へ向けた事前の学習や練習を放課後子ども教室で実施してくれることもうれしい話題である。
その他にも、地域のスポーツチームやガールスカウト、大学のOB会、中央公民館、アイムジャパンなどの企業が八木崎小学校の教育活動や行事にかかわってくれることになった。子どもたちがワクワクするような活動が実現しそうである。今後の展開が楽しみだ。
信じられないニュースが・・・
仏様の指
本日の午後、PTA総会が実施された。無事、すべての案件が承認され、布川丸が船出した。
総会の際の校長あいさつの中で、5月の学校だよりで記載した「仏様の指」の話を紹介した。以下、その内容である。
大村さんにとっていちばんこわい先生から、「大村さんは、生徒に好かれているか?」と尋ねられ、「嫌われてはいないと思う」と答えたときの話です。そのこわい先生が「仏様の指」の話をしました。
『仏様がある時、道ばたに立っていらっしゃると、一人の男が荷物をいっぱい積んだ車を引いて通りかかった。そこはたいへんなぬかるみであった。車は、そのぬかるみにはまってしまって、男は懸命に引くけれども、車は動こうともしない。男は汗びっしょりになって苦しんでいる。いつまでたっても、どうしても車は抜けない。その時、仏様は、しばらく男のようすを見ていらしたが、ちょっと指でその車におふれになった。その瞬間、車はすっとぬかるみから抜けて、からからと男は引いていってしまった。』という話です。
「こういうのがほんとうの一級の教師なんだ。男はみ仏の指の力にあずかったことを永遠に知らない。自分が努力して,遂に引き得たという自信と喜びとで、その車を引いていったのだ」こういうふうにおっしゃいました。そして「生徒に慕われているということは、たいへん結構なことだ。しかし、まあいいところ、二流か三流だな」と言って、私の顔を見て、にっこりなさいました。
私は考えさせられました。日がたつにつれ、年がたつにつれて、深い感動となりました。そうして、もしその仏様のお力によってその車がひき抜けたことを男が知ったら、男は仏様にひざまずいて感謝したでしょう。けれども、それでは男の一人で生きていく力、生きぬく力は、何分の一かに減っただろうと思いました。仏様のお力によってそこを抜けることができたという喜びはありますけれども、それも幸福な思いではありますけれど、生涯一人で生きていく時の自信に満ちた、真の強さ、それにははるかに及ばなかっただろうと思う時、私は先生のおっしゃった意味が深く深く考えられるのです。
当時を思い出して、大村さんはいいます。
「私は仏さまの指のような存在でありたいと思った。だから、子どもたちが卒業して、私のことをみんな忘れても、別に構わない。子どもたちは、後ろを振り向かないで、どんどん行ってもらいたい」
大村さんは、決して見返りを求めることのない大きな愛情で、生徒たちの心に生きる力を育むことを誓ったそうです。
あたたかな言葉に触れる
今朝は、お休みをいただいて、日頃なかなか行けない医者へ薬をもらいに行ってきた。
朝バタバタしていて慌てて家を出て目的地へ。
・・・・・・・
ソファーに座り会計を待っていると、近くに高齢の方が。席を譲り立っていると、右隣の男性から
「クリーニングのタグがついていますよ」
と声を掛けられた。スーツの襟付近をさぐると、黄色い紙片が・・・
すると、その男性が、
「ぼくも、よくやるんですよ」
と。このひと言が、とてもあたたかい。
相手を思いやるこんなひと言を私も心がけたいと思うと同時に、目の前の子ども達にも、こんな言葉を使える人になって欲しいと願う。
八木崎小、すごい
その学習会に参加を希望した児童が100名を超えた。やる気満々の八木崎っ子たち。これからが楽しみだ。
なお、漢字検定は、本校を会場に実施予定。7月14日(金)と1月27日(土)の2回予定している。
これでいいの?
廊下を歩いていると、園児が廊下を全力疾走。教室では、1年生が授業中。保護者は注意する様子がない。足音をさせて繰り返し走っているので、手で×をして見せると、怪訝そうな顔で保護者のもとへ。その時、保護者の口から出た言葉が、
「おじさんに怒られるから、やめな」
?
「勉強している1年生の子どもたちに迷惑だから、やめな」ではないの?と感じるのは、私だけでしょうか。
1年生、立派です!
なんと、私が見ていたクラスは、3秒で全員が机の下へ。両手で机の脚ももっています。素晴らしい1年生です。
その後、給食室から出火したという想定で校庭への避難も実施。ハンカチを口に当て、真剣な顔で集まってきました。えらい!
気になる記事が・・・
『3月2日、CBSニュースは、携帯電話と脳腫瘍の関連性について詳述した秘密文書がカリフォルニア裁判所の命によって公開された事実を報じた。2016年、カリフォルニア大学バークレー校公衆衛生大学院の家庭・地域保健センター長ジョエル・モスコウィッツ博士が、カリフォルニア公記録法を盾にして、カリフォルニア州政府に対して訴訟を起こし、「携帯電話と健康」と題された文書が公開されたのである。(中略)その文書は、携帯電話の長期使用は脳腫瘍や他の健康問題のリスクを高める可能性があると指摘し、携帯電話の電磁波は近くの細胞と組織に影響を与えると認めていた。子どもに対する警告部分では、電磁波は子どもの脳に対しては大人の脳よりも深部に到達すると説明していた。さらに、携帯電話に対する電磁波ブロック商品が実際に機能する証拠はないとしていた。(後略)』
詳細は、「http://biz-journal.jp/2017/04/post_18726.html」へ