2021年10月の記事一覧
今日の献立は食育の日の献立で、「沖縄県の郷土料理」を紹介しました。
献立は、ごはん、牛乳、ターンム(さといものから揚げ)、クーブイリチー(昆布の炒め煮)、イナムドゥチ、シークワーサーゼリーです。
ターンムは、さといもの唐揚げ、クーブイリチーは昆布の炒め煮のことです。
沖縄の代表的な料理である「イナムドゥチ」は、「猪ムドゥチ」がなまって「イナムドゥチ」と言われるようになりました。「イナムドゥチ」の「イナ」は、「猪肉(ししにく)」のこと、「ムドゥチ」は、「もどき」という意味です。
「もどき」は模造品ということで、日本の料理名に「がんもどき」というのがありますが、そのもどきのことです。
これは、沖縄料理(琉球料理)が、いろいろな形で日本料理の影響を受けていることを物語っていることを表しています。
昔は、沖縄全島に猪がいたことから、猪を中心とした料理が食べられていました。
この「イナムドゥチ」もそうです。しかし、次第に豚肉が使われるようになりました。豚肉やしいたけ、豆腐、油揚げなどを使い、白味噌で仕上げた具だくさんの味噌汁です。「クーブイリチー」や「ターンム」も「イナムドゥチ」と同様に、お祝い事の時には、欠かせない料理として食べられています。
沖縄県の食文化から生まれた料理を、味わっていただきました。