2020年12月の記事一覧
もうすぐクリスマス~待降節~
カトリックの暦では11月29日からキリストの誕生を待つ時期、待降節に入りました。
誰かに心を寄せ協力したり平和を祈り実行したり、または自分自身を顧み周囲の人たちに感謝をしながら清らかな心でキリストの誕生を待ち、12月25日の降誕をお祝いします。
今年は新型コロナの影響で、例年行われているようなクリスマス会を開催することができませんが、本来の待降節やクリスマスの意味を理解しながら、生徒一人一人が祈りを込めて鶴を折り、その鶴でシンボルのクリスマスツリーを制作します。
既に、クリスマスについての校内放送があり校内にはクリスマス装飾が施されました。栃木県内のどこの学校にもないクリスマスを全校生で手作りしています。
『おだいじに』の気持ちを届けています
高校2年生の山下さんは、1年ほど前、お友達のお母さまががん治療により食事がのどを通らないことを知り、食べる宝石・琥珀糖を手作りして届けたそうです。琥珀糖は、お砂糖と寒天でできたお菓子で、ゆっくり口の中で溶かしながらカロリーを摂取することができ、気持ちまで穏やかにする効果があるそうです。
山下さんは、『おだいじに』の気持ちで手作りするだけで、喜んでくれる方がいることに感動を覚え、それからがん闘病中の方やそのご家族、医療従事者のために、協力できる場で積極的に関われるよう努めているそうです。
現在は新型コロナの影響で活動を縮小していますが、以前は宇都宮市のオリオン通りに、毎月開かれる『メディアカフェ』にラッピングした琥珀糖200個を届けていました。
山下さんは、「メディアカフェに集う皆さんが、琥珀糖を口に含んだ少しの時間でも痛みや辛さから解放されれば手作りした甲斐があります。」と語ってくれました。
土曜講座(社会)
11月7日に中学1年生が、11月21日に中学2年生が「新聞切り抜きコンクールに挑戦しよう」をテーマに、社会科の土曜講座を行いました。作品の出品を予定していた東京新聞主催の「新聞切り抜き作品コンクール」が新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となってしまいましたが、新聞記事を読み感想をまとめることによって、世界の動きを把握し、できごとに対し自分の考えを持つことができました。「一人ひとり選んだ記事や考えが異なり興味深かった」「新聞をあまり読むことがなかったため、新聞を読む良い機会となった」「これからも新聞を読んで世の中のことをもっと知りたい」などの感想が多く、これからの学びに繋がる経験をすることができました。
追悼ミサ・奉仕活動
11月20日(金)に追悼ミサ・奉仕活動を行いました。
11月は、キリスト教カトリックの暦の上では「死者の月」と位置づけられています。本校では、特にこの1年間に亡くなられた方々のために追悼ミサを行っています。今年度は新型コロナウイルス感染対策として、学年ごとに会場を分け、動画でのミサを行いました。初めての形ではありましたが、ミサや神父様のお話を通し、よりよく生きることを心静かに考えることができました。
また、午後は奉仕活動を行いました。この奉仕活動は、「待降節」というクリスマスをより良く迎える準備の一貫として行っています。今年度は体育館のシート掃除や教室の床磨きとワックスがけを行いました。