学校の様子

学校の様子

「それっていじめ?」を考える時間 ~みんなが安心できる学校に~

5月21日(水)5時間目に、流山市教育委員会いじめ防止相談対策室 指導主事 加賀谷城幸様 をお招きし、

1年生を対象に【いじめ防止授業】を行いました。

授業では、学校生活での友達同士の関わり方やLINEのステータスメッセージなどのトラブル、

SNSでよくある場面をもとにした〇×クイズを通して、

「いじめは犯罪になるのか?」

「この場面ではいじめになるのか?」

といった身近な問いを考える時間となりました。

 生徒たちは真剣な表情で話を聞き、

「相手がどう思うかよく考えて発言する」

「第三者が見たり聞いたりしたら、なるべく早く相談する」

といった意見や感想があり、自分のこととして受け止めている様子が見られました。

本校では、

☆「いじめは絶対に許さない」という強い認識をもつこと

☆「いじめは、どの学校でも、どの子どもにも起こりうる」という危機意識をもつこと

☆「いじめられている子どもを最後まで守り抜く」という信念をもつこと

という基本姿勢のもと、未然防止や早期発見のための取り組みを進めています。

教育相談や定期的なアンケートの機会を大切にしながら、「心の天気」などのツールも活用し、

生徒のささいな変化や小さなサインも見逃さないよう心がけていきます。

こうした取り組みのもととなっているのが、本校のR7おおぐろ中いじめ防止基本方針 です。

この方針では、「いじめは絶対に許されない」という強い姿勢を示し、

生徒、保護者、地域と協力しながら、安心・安全な学校づくりをめざしていくことを定めています。


いじめについて悩んでいる人、見かけた人、話を聞いた人。どんなときも、一人で抱え込まずに、

誰かに相談することが大切です。小さなことでも誰かに話してみてください。


これからも一人ひとりの意識で「みんなが安心できる学校」をつくっていきましょう。

 

いじめ防止教職員研修

本日、流山市教育員会 いじめ防止相談対策室 加賀谷指導主事をお招きして、教職員対象にいじめ防止教職員研修を実施しました。この研修は毎年実施しており、教職員も真剣な眼差しで研修を受けています。まずはいじめのない学校づくり、いじめが起こりにくい集団とは、起きてしまった時の対応方法等、いじめ防止対策推進法やいじめ防止基本方針を基にしてご指導いただきました。今後も引き続き「いじめは絶対に許されない」という強い認識をもって、ご家庭、地域、関係機関と連携して、「いじめ防止」「いじめの早期発見」「いじめに対する措置」を適切に行ってまいります。お気づきな点、ご心配がありましたら、遠慮なくご相談ください。

加賀谷先生の熱弁が教職員一人ひとりの心に刺さりました。お忙しい中、ありがとうございました。

学び・実践する「協働」

 1年生の家庭科の授業では車椅子体験を行っています。昨日は江戸川学園おおたかの森専門学校の塩見先生を講師にお招きし、先生の実演のもと体験を実施しました。ブレーキのかけ方、方向転換など車椅子の操作方法や介助の仕方、声のかけ方などについて学びました。生徒からは

「思っている以上に扱い方が難しかった。」

「車椅子の人たちがこんなに大変な中で生活しているのは知らなかった。」

などの声がありました。身をもって車椅子を利用する人が日々の生活で感じている思いを体験したことで、今まで気づかなかったことに気づくことができ、とても良い学びになりましたね。このような学びや体験を通じて、様々な人たちと「協働」し、多様性を尊重した社会の担い手になるための力をこれからもたくさん身につけていってほしいです!

 

 授業においても、おおぐろ中生は「協働」の姿勢を忘れません。こちらは数学の授業の様子です。学年フロアの空き教室のホワイトボードを活用し、ランダムの3人グループで課題に取り組んでいます。思考力が試されるとても難解な問題にも、積極的にコミュニケーションを図り、力を合わせて挑戦しています。難しい問題を前に答えにたどり着くことができなかったグループもありましたが、見事答えを出したグループが行った解説には、「なるほど!」「わかった!」など多くの声が聞こえてきました。力を合わせ、主体的に学ぶ姿勢は、とても立派ですね。   

           

 放課後には第2回 評議委員会が行われました。評議委員会とは、生徒会執行部、各学級の学級委員、委員長、部長会長から構成されるもので、各リーダーたちが、これからのおおぐろの森中学校について話し合う、とても大事な会議です。今回は、来月開催される生徒総会に向けて、学級討論で出た意見を執行部が取りまとめ全体に共有しました。今回の評議委員会を経て、もう一度学級討議が行われます。実りある学級討議が行われることが楽しみですね!

 また、今月の目標として

「一挨一拶」(いちあいいっさつ)が執行部より提案されました。一回一回の挨拶を大切にして、明るく元気ある学校にしたいという意味が込められています。ぜひ、心ある、温かい挨拶に溢れる学校を作っていきましょう!!

         

              

「電気の生み出し方」 (答えのない教室 ver.技術)

 

皆さんがいつもしていること。そのために必要なもの。

沢山あると思いますが、その中でも「電気」について皆さんはどのくらいご存じでしょうか?

 

今回は2年生の技術・家庭科の技術分野で「発電所ではどのようにして電気を生み出しているのだろうか。」という学習課題のもと授業を行いました。

また、本校で取り組んでいる「答えのない教室」の授業内容を取り入れて行いました。

 

はじめに、「どのように電気を生み出しているのか」を個人で考えてみました。

今回は①水力発電②火力発電③風力発電についてです。皆さんはご存じでしょうか?

 

生徒たちも発電の名前を知ってはいるものの、どのような原理で発電しているのか……

一生懸命に考えていました。

 

次に、ランダムで2~3人のグループに分かれて

(1)それぞれの考えの共有

(2)その上で班の考えをまとめる

(3)合否の確認

を行いました。生徒の皆さんの発想は素晴らしいものだったのですが、なかなか正解にはたどり着きませんでした。

少し時間が経って、ある参考動画を見ました。

その動画を見た後、生徒たちの表情が一気に明るくなります!

「分かった!」「そういうことか!」「こうすればよかったんだ!」

ペンのスピードも上がり、理解した生徒が他の生徒へ伝え、続々と生徒たちの表情がまぶしくなってきました。

 

 

最後にランダムで指名した生徒が学級の前でそれぞれの発電方法・構造について解説をしました。

ここでは、担当教諭が補足をする予定だったのですが、補足がいらないほど完璧な解説をすべての生徒が行いまいた!

 

この授業を通して、私たちの生活に欠かせない「電気」がどのように生み出されいているのかを理解しつつ、ランダムなグループから生まれる発想や教え合いから生まれる協働する力など生徒たちの活動から私も学ばされることが多くありました。

何より、教員が解説せずとも生徒たちが自ら答えを求め、導く姿がまぶしかったです。

 

 今年度はすでに国語科でも行いました!

全ての教科で実施する予定なので、次の教科も楽しみにお待ちください!