学校の様子
~1学年 3年生を送る会 実行委員に想いを語ってもらいました~2
1組 木下さん(実行委員長)
3年生と過ごした時間は、あっという間だったけれど、優しくしてくれたり、部活動などで引っ張ってもらうなど、さまざまな形で支えてもらったので、少しでもその恩返しができればと思い、立候補しました。明日は、3年生が劇や歌を聴いて、少しでも自分たちの思い出を振り返り、感動してもらえるように最後まで頑張りたいです。
1組 石原さん(大道具・小道具部門リーダー)
私は最初この学校に来たとき、とても不安でした。この学校のルールは?何をすればよいのか?そんな不安な気持ちから救ってくれたのは、3年生のみなさんでした。本番では、司会・進行役として場を盛り上げていければと思います。「記憶に残る」最高の3送会にしていきたいと思っています。
2組 安島さん(装飾部門リーダー)
いままで部活などでお世話になった3年生に、今回の三年生送る会でスローガンにもなった「全力」で「感動」を与えられる会にしたいです。本番だけでなく、練習の時もどうしたら三年生がより喜んでくれるのか、考えながらみんなに指示を出せるように頑張りました。私は装飾担当なので、3年生の学年フロアを、ワクワク感あふれる装飾に仕上げたので、是非、見てもらいたいです。
2組 水谷さん(装飾部門リーダー)
3年生の先輩方が卒業するまであと少しとなりました。先輩方は1年間という長いような短いような間、後輩の私たちを引っ張てくれました。私たちはその感謝を込めて、全力で3年生を送る会を創りあげてきました。明日は、3年生のみなさんに1年生の発表を楽しんでもらえるよう頑張ります。
3組 風間さん(装飾部門リーダー)
私は装飾部門なので、3年生の思い出が振りかえられる作品づくりを行いました。デザイン係の人がとても良いデザインを考えてくれたので、3年生の先輩方に「この〇〇かわいい!」とか「すごい!」と、思ってもらえると嬉しいです。この装飾では、3年生がこれまでおおぐろの森中学校で活動してきた様子がわかる写真を使うなど、様々な工夫がされているので注目して見てもらいたいです。
3組 海老根さん(劇部門リーダー)
私は、3年生の思い出を振り替えられるような3送会にしたいという想いで活動してきました。修学旅行の劇は3年生からアンケートを取って、心に残った出来事や楽しかったことをもとに作ったので、思い出を振り返えられるものになっていると思います。「そういえばそんなことあったー!!」など、感想を伝え合いながら観てもらえると嬉しいです。
4組 後藤さん(実行委員副委員長)
私は、この3年生を送る会を、先輩方がおおぐろの森中学校での3年間を振り返ってもらえるような会にしたいです。先輩方に回答してもらったアンケートをもとに作った修学旅行の劇や、ダンス賞を取った思い出深い体育祭のダンスなど、様々な役割に分かれて練習してきました。明日は、これまで成果を発揮し、3年生に懐かしみながら、楽しんでもらえる会にしたいです。
4組 福田さん(ダンス部門リーダー)
私は今までの思い出を振り返り、おおぐろの森中学校で過ごした3年間が楽しかった!!と思ってもらえるような3送会にしたいという想いで活動してきました。体育祭で踊ったダンスの練習をたくさんして、良い作品になったと思うので、本番では成功させたいです。明日は、3年生に感謝の気持ちを伝えられるように、本番がんばりたいです。
5組 古谷さん(大道具・小道具部門リーダー)
3送会で同じく発表をする2年生に比べて、3年生に対する思いは負けてしまっているかもしれません。その分3送会という行事に対しての思いは大きいつもりです。2学期から実行委員で考え、広め、形にしてきました。3年生が思い出を振り返り、おおぐろ中での3年間を楽しかったとおもってくれる3送会になるよう、最後まで1年生の3送会実行委員として、頑張っていきたいです。
5組 中武さん(大道具・小道具部門リーダー)
明日は、3年生が感動して「この学校でよかったな」、「これからの高校生活頑張ろう」と、思えるような3送会の発表にしたいです。そして、3送会実行委員だけでなく、1年生全体も1つ1つの行動に責任と、想いをもって3送会に臨んでもらいたいです。先生方に頼りきになるのではなく、自分たち1学年の力でこの会を成功させたいです。
6組 土谷さん(ダンス部門リーダー)
僕は、1年生をまとめて、最高の3送会を創りあげていきたいという想いで、活動してきました。自分は体育祭担当なので、みんなに上手にダンスを教えて本番でも輝けるように努力しました。ダンス未経験者に振り付けを教えるのは、思っていた以上に難しくて大変でしたが、フォーメーションや手足の位置などの細かい振り付けを頑張って教えたので、明日はぜひ楽しんでみてほしいです!
6組 川﨑さん(呼びかけ部門リーダー)
1年間という短い期間でしたが、仲良くしてくださったり、様々な場面で、助けてもらったことへの感謝を伝える会にしたいです。呼びかけでは、常に後輩をまとめ上げてくれた3年生への憧れ、高校生になる3年生に向けてのエールや祝いの言葉を送り、多くの3年生を感動させられるよう、実行委員として、最後まで頑張りたいです。
1学年 3年生を送る会 ~自分たちで「想像」し「創造」することに意味がある~1
「浅草~東京スカイツリー」で、多くのことを学んだ、校外学習が終わり、1学年の生徒たちは、ここまでの期間、明日、3月6日(木)にある「3年生を送る会」に向けて、準備を進めてきました。
実行委員の12名は、2学期からこの日のために、スローガンを決め、学年の発表内容から、各部門の立ち上げ、3学期に行う準備の計画など、様々なことに取り組んできました。
「0」から何かを創りあげていく経験は初めての実行委員、、、最初は取り組み方の甘さを指摘され、どのように学年の発表を創りあげていくのか、計画を立て、実行していくか、悩む時間も多くありました。
しかし、そこで「答え」を我々、教員に求めようとするのではなく、例え多くの時間が必要になっても自ら「想像」し、その「答え」を見つけ出そうと努力する姿に、この12人の実行委員であれば、「3年生を送る会」を任せることができると感じました。
そんな1学年の3年生を送る会のスローガンは、
「全力」で「感動」を
~ 3年生の最後にふさわしい3送会 ~
実行委員の12名が、ここまで多くの時間をかけて一生懸命、「想像」し、考えた学年発表の内容を、204名の1学年全員が「全力」で「創造」し、3年生に
「感動」を届ける。
明日が、そのような素敵な3年生を送る会になることを、1学年職員一同、期待しています!!!
そして3年生を送る会が終われば、1学年もいよいよ「新2学年へ」と進級していきます。この行事を終えた後、1学年のみなさんがどのような姿に成長しているのか、とても楽しみです。
歌を歌で味わう~2年生国語の授業~
「歌」という言葉を聞くと、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。おそらく、「音楽」の歌を想像する人が多いと思います。しかし、国語の世界にも「歌」は存在しているのです。そう、「短歌」です。2年生の授業では、自分が好きな歌(J-pop)の世界観を、歌(短歌)で表すという学習活動を行いました。
最近流行している楽曲、一昔前の楽曲など、多くの楽曲が出そろいました。
そこから、自分の好きな歌詞の一節や楽曲の世界観を「五七五七七」に表していきます。
作品例は、こちら!
・君へ渡す 雪の結晶 溶けても 思い断てない 愛が届くまで(official髭男dism「subtitle」)
・頂へ 峻厳超えて 叶う場所 勇往邁進 狼の心(ゆず「栄光の架橋」)
・やりばなき 気持ちに心 動かされ 盗んだバイクで 夜の帳へ(尾崎豊「十五の夜」)
・人は呼ぶ 挫ける今日は 明日の自分 青すぎた春 奇跡を唄う(Mrs GREEN APPLE「僕のこと」)
その後、「自分の作品をよりよくするには?」という視点で教科書に掲載されている作品を分析しました。「比喩を使うと、読み手に想像させることができる」「意外とストレートな言葉も使っている」等の気付きが生まれました。
そして、学んだことを活かして、自分の作品を再検討します。「類語辞典」を使うことで、表現の幅が広がりました。出来上がった作品を集め、みんなで句会を開きました。さらに、句会で見た他の人の歌を自分なりに解釈して、歌を返す(いわゆる「返歌」)活動も行いました。
創りあげた返歌の例はこちら!
◎人は呼ぶ 挫ける今日は 明日の自分 青すぎた春 奇跡を唄う(Mrs GREEN APPLE「僕のこと」)
◎この歌に対する”返歌”↓
・幸も苦も あの日も全て 僕のこと 今日を乗り越え 明日の自分へ
・すてきな日 僕らが生きる この日々を 人々は呼ぶ それが軌跡だと
・挫けても 明日につながる 前向いて 歩いていこう この奇跡を
今回は、「創作」を通して、“言葉”にこだわる姿が見られました。みなさんも「五七五七七」の三十一音の世界に触れてみてください。
3年生「生徒企画」! ~校内オリエンテーリング~
3年生は、公立高校の受検を終え、学年内での時間割に沿って様々な活動を行っています。この活動は「卒業プログラム」と名付けられ、学年全体で協力しながら進めています。例えば、学校内の清掃を行う「環境美化活動」や、1・2年生への思いを伝える「3年生を送る会」、また学年レクや生徒企画のイベントなど、思い出作りを大切にした活動も行われています。今回は、その中でも先日行われた「生徒企画」の様子をお届けします。
1年生の時の悔しい思いを晴らすために
遡ること約2年前、今の3年生が1年生だった頃、「佐倉」へ校外学習に行きました。佐倉では、オリエンテーリングを予定していましたが、猛暑の影響で実施することができませんでした。あのときの悔しい思いを胸に、卒業を迎えることができるだろうか……?いや、できない!
しかし、今から佐原に行くことはできません…。それならば、校内でオリエンテーリングをしてしまおうじゃないか!ということで、実行委員たちの手によって「謎解きスタンプラリー」が企画されました。
謎解きスタンプラリーは、学校内の様々な場所に隠された100問の謎を探し出し、その答えを集めていくという内容でした。問題は3年生の教室だけでなく、図書室や多目的室などの特別教室、さらにはグラウンドにまで隠されていました。参加者は班ごとに分かれて、校内を駆け巡りながら問題を探していきます。
こんな問題が出題されていました。
・ 山崎翔平先生の好きなアーティストは?
A Mr.Children B さだまさし C 乃木坂46
・ 1%の可能性でスーパ-レアが当たるガチャを100回引くと、どのくらいの可能性で当たるか?
A 約43% B 約53% C 約63% D 約73%
・ 八藤後先生の朝食は?
A キムチ B 豆腐 C 納豆 D ヨーグルト
問題の内容は、教科に関するものや先生個人にまつわるユニークなものまで、多岐にわたります。班で協力し合いながら、次々と問題を解いていくことで、仲間との絆も深まりました。途中、どこに問題が隠されているのか分からず苦戦する班や、難問に立ち止まる班もありましたが、最後はみんなで笑顔を交わしながら問題をクリアし、達成感を味わいました。
最後は体育館に集合して、答え合わせ!上位3チームにはしおりと「給食の時間に好きな曲を流す権利」が与えられました。お昼の放送もみんなで楽しむことができました。
みんなで作り上げた楽しい思い出
「佐倉オリエンテーリング」の悔しさを晴らし、楽しい思い出を作ることができたこの「謎解きスタンプラリー」。生徒たちはただ問題を解くだけではなく、協力して目標を達成することで、より一層強い絆を感じることができました。3年生の卒業を前に、思い出深いイベントとなりましたね!
今回のオリエンテーリングは、生徒が企画・運営を行いました。実行委員の皆さん、素晴らしい企画をありがとうございました。このような企画ができる実行委員も、その企画を全力で楽しむことができる3年生の皆さんも、「みんな素敵だな~」としみじみ感じました。
卒業まで残すところ約1週間、卒業プログラムの様々な活動を通して、仲間との絆を深めながら卒業までの準備をしたいと思います。
答え ① A ② C ③ C
「やってみよう、が未来をつくる」
昨日(2/28)のホームページに掲載しました、おおぐもり森中学校2年生を対象に行われたミュージックアウトリーチが、本日(3/1)、明日(3/2)の両日、一般の小学生1年生から高校3年を対象におおぐろの森中学校で開催されています。その様子と主催しているじぶん未来クラブ代表の佐野様の言葉を紹介します。
NPO法人じぶん未来クラブ 代表 佐野 一郎
私は、世の中の人より比較的遅く父親になりました。
また教育のNPOの責任者として、2006年より現在まで、日本全国で子どもたちに向き合い、沢山の保護者や先生方とお付き合いしてきました。
その私から見て、現代の子どもたちには、五感を全開にして、自分の考えで挑戦して行動して失敗する機会や体験がどんどん減少しています。
先生や保護者たちが、良かれと思って、子どもたちが成功するように、傷つかないように、失敗しないよう、先回りして全力でサポートしています。これが問題です。
好奇心や悔しさ、あるいは失敗を力に飛び立つことができる「翼」を、全ての子どもたちが持っていることに気がついていません。
また、コロナもあってか、将来への不安から保守的になり、色んなことに挑戦する保護者や先生が子どもたちの周りに減っています。そんな大人たちを見て、子どもたちはどう感じるのでしょうか?
大人から見て、これからの世界は複雑で危険がいっぱいで、予測不能な大変な世界です。 そのため、子どもたちが傷つかないように、良かれと思って、さまざまなルールを決め、最新の教材を作り、学ばせ、子どもたちを無意識に型に嵌めようとしてしまいがちです。
しかし何事も頭で理解することには限界があります。
どんなに教習本を読んでも、実際に車を走らせなければ、車の運転が上手くならないように、子どもたち自身の主体的な実践の繰り返しの中でしか、生きる力は育まれないと思います。
子どもたちから見たこれからの世界はどうでしょうか?
私は変化に満ちたワクワクドキドキの世界ではないかと思うのです。
子どもたちが自ずと、やってみようと一歩踏み出し、ワクワクドキドキするような体験で溢れる毎日こそが未来をつくるのだと思います。
「やってみよう、が未来をつくる」
じぶん未来クラブの今後の基本指針をこう定めました。
子どもたちがこれからの世界を生き抜くための学びの機会を社会に届け続けていきたいと強く願っています。
Music Outreach Tour !!
今回は、2年生を対象にMusic Outreachが開催されました。
Music Outreachとは、音楽の出張授業を意味し、90年代初頭にアメリカで生まれました。キャストと参加者が歌や
ダンスのワークショップを通して、ショーを作り上げ、披露する活動です。勇気を出してさまざまな楽曲に挑戦し、
自分の殻を破ることを目的にしています。おおぐろの森中での開催は今回で3度目になります。この日を楽しみに生徒たちは待っていました。
今日はまず初めにボランティアスタッフ4名によるイントロダクションが行われました。何が始まるか、緊張して
いる様子でしたが、スタッフの方たちの、笑いを交えた自己紹介を聞いて、生徒の緊張もほぐれ、不安が和らいでい
きました。生徒とスタッフの距離がぐっと縮まりました。
午前中のワークショップでは、11カ国28人のキャストと一緒にダンスと合唱の練習をメインに行いました。
最初は恥ずかしがっていた様子でしたが、徐々に自分を表現することができるようになりました。普段の学校生活で
は見ることのできない仲間の姿を見て刺激を受け、自分の殻を破って、体全体を使って表現する生徒が増えていった
ように感じました。
合唱はパート毎にわかれて、任天堂スマッシュブラザーズのテーマとスーパーマリオのテーマ Wiiスポーツのテー
マを練習しました。聞きなじみのある曲ということもあり、体を揺らして全員で楽しく合唱をしました。午前中のワ
ークショップが終わり、教室に戻ってきた生徒は、疲れを見せながらも、満足感のある表情をしていました。
午後のワークショップでは、午前中の勢いそのままに、合唱と手話、ダンス練習を行いました。全員で盛り上がって
練習を重ねました。
そしていよいよ本番。
ダンスや合唱 手話 一体となった2年生の発表は素晴らしかったです!得意、不得意関係なく、一生懸命な姿は本
当にかっこよかったです。キャストの方のサポート「君たちならできるよ!」という励ましの言葉で勇気をもって発表することができました。1年生や保護者の皆様からも温かい歓声、拍手をいただき、大成功でした。
参加した生徒たちからは
「キャストの方が優しくて、フレンドリーでとっても楽しかったです。」
「歌は強い気持ちで丁寧に歌うことを学びました。」
「最高に気持ちよかった 楽しかったです。」
「最初は無理だなって思ったけど 最後はみんなで楽しく踊れました!」
「ダンスが得意ではなく苦手意識があったけど、今回やってみてキャストの方の笑顔にひきこまれて自然と自分も笑顔で踊ることができました。」
と充実感あふれる表情で話をしてくれました。
今回のMusic Outreachに参加させていただき、困難にぶつかったときに、
勇気をもって一歩を踏み出すことの大切さ、挑戦することの素晴らしさ
を教えていただきました。
普段の学校生活の中では、なかなか見られることのない、表情や無邪気な姿が多く見られました。今回の貴重な体験
を今後の生活でも生かしてほしいと思います。
今年度最後の評議委員会!どんな話し合いが…?
評議委員会の活動紹介
本校では、より良い学校生活のために「評議委員会」が活動しています。評議委員会では、各学年の代表と各委員会の代表が一堂に会し、生徒会目標の達成に向けて意見交換をしています。
評議委員会の様子
今回の評議委員会では、まず、前月の生徒会目標である「時間の意識高まれば全てに自律あり」に対する反省や成果について話し合いました。
1年生代表:「学級委員、班長を中心に自分たちで声をかけあったことで時間の意識が向上した。」
2年生代表:「あいさつを増やしたり、余裕を持って朝の時間を確保することを意識した。あいさつがよくなったという成果がある一方で、4時間目終了後から給食の準備を始めるまでに時間がかかってしまった。最初の5分間が課題であるため、タイマーを使って時間を可視化するなど工夫をした。」といった声があがりました。
また、広報委員と自律委員が協力しながら、最終下校時刻の呼びかけをするなど、各委員会の代表から活動の成果や今後の課題について報告があり、活発な意見交換が行われました。
これらの反省を踏まえて、今月の生徒会目標は
「PDCAを実行して次の学年のスタートダッシュをきろう」となりました。
生徒会執行部から課題を提示して行動するのではなく、各委員会がそれぞれで考えて課題を設定し、取り組むことを目指しています。
この目標を達成するために、各学年代表と各委員会代表はどんなことができるのかについて考えるなど、自律した学校生活を送れるように委員会の代表同士でコミュニケーションを取る様子も見ることができました。
今回の評議委員会は今年度最後ということもあり、これまでの学年の振り返りを行い、次年度に向けた改善点や取り組みなども考えるいいきっかけとなったと感じます。特に、「PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善)」を意識した活動など委員会ごとの課題を明確にする時間となりました。
今回の話し合いをもとに、評議委員会のメンバーを中心にしてそれぞれの立場でPDCAサイクルを意識した取り組みを進めていきます。次の学年への「スタートダッシュ」を力強く切るために、今後の活動にも期待が高まります。
素敵な人間関係を育むために
早いもので、今年度も残り1ヶ月を切り、3年生は卒業まで残り11日と迫ってきました。
現在の所属している学級ともまもなくお別れとなりますが、素敵な人間関係を築くことができていますか?
本日、3・4時間目に『デートDV予防』についての特別授業に3学年が参加させていただきました。
デートDVとは、『恋人や交際相手などの親密な関係にある人から暴力を受けること』です。
主に、10~20代の中学生から大学生に起こりやすい問題であり、男性女性や異性同性関係ありません。
この特別授業は、NPO法人PeerDoと連携している長野県の松本大学の教育学部教育学科 准教授 下山惠子様をはじめ、将来教師を目指す松本大学の学生9名が講師として、授業形式で展開してくださいました。また、文京学院大学 准教授 石 暁玲 様、東京福祉大学・大学院 専任講師 濵野ゆうり 様にもご参観いただきました。
授業の内容は、以下の通りです。
<内容>
①事前に行ったアンケートをもとに、デートDVの基礎知識を学ぶ。
②・大学生によるロールプレイを通して、どのようにすれば素敵な付き合いができるのか
・デートDVの相談をされたら、友だちとしてどのように関わればよいのか
について考える。
③大学生が3年生へメッセージを伝える。
大学生の一生懸命な授業に対して、 3年生のみなさんも真剣な表情で、時には楽しく会話をしながら授業に臨んでいる姿が印象的でした。
今回の授業を受けて、3年生から感想を聞いたところ、
・嫌なことは、ハッキリと「NO!」ということが大切だと感じました。
・被害者になることも加害者になることもあるので、相手のことを考えた行動をしたいです。
・今回学んだことを活かして、困っている友達を助けたいと思いました。
・デートDVという事柄を知ることができたので、今後の人生に活かしていきたいです。
・デートDVの被害に遭った際には、一人で抱え込まず、誰かに相談したいと思いました。
などの感想が挙がりました。
デートDVの例として、身体的暴力である「叩く、殴る」、精神的暴力である「大声を上げる、人格の侮辱、束縛」、経済的暴力である「デート代を払わせる、プレゼンテントの強要」、性的暴力である「性的な行為の強要、性的な写真や動画を撮る」また、「相手の行動に制限をかける・束縛する」などがあり、双方向ではなく、一方的に行われるという点が特徴です。
今回の授業を通して、親密な関係、親しい友人や家族などに対しても礼儀を大切にすることが必要だと改めて感じました。また、自分自身を守るためにも、嫌なことや辛いことはハッキリと相手に伝えなくてはいけないと思います。
そして、どんな人に対しても、自分の言葉や行動が相手にどのような影響をもたらすのかを考えた上で、発言や実行していくことが素敵な人間関係を築くための一歩になるのではないかと思います。
このことから、SNSなどもどのように利用していかなくてはいけないのかを考えなくてみてください。
あなたのその一言や行動が、相手に良い影響をもたらすことも、悪影響をもたらすこともあります。
被害者は、一生の心の傷を負うことになるかもしれません。
素敵な人間関係を築くために、前者のような人間でありたいですね。
この機会に、自分を見つめ直すことができた人もいるのではないかと思います。
今年度もあと少しで終わります。
最後、みなさんが気持ちよく締めくくれるように、相手のことを考えた発言や行動ができると素敵ですね。また自分の考えを伝え、理解する、相手の気持ちを理解するなど、積極的にコミュニケーションをさらにとっていきたいですね。
お越しいただいた松本大学の皆様、ありがとうございました。
テストを終えて、何を得るのか
今日は1・2年生のテスト返却可能日です!
すべての教科が返却されるわけではないかもしれませんが、今回の結果はいかがでしたか?
✅ 目標を達成できた人
✅ 思った以上に良い結果が出た人
✅ もう少し頑張れたかもしれないと感じた人
✅ 準備が足りなかったと反省している人
どの結果であっても、大切なのは「振り返り、次につなげること」です。
一度は聞いたことがあると思いますが、「過程論」と「結果論」という考え方があります。
努力や工夫といった「過程」が大事なのか、それともテストの点数という「結果」がすべてなのか、考え方は人それぞれです。
確かに、テストの点数は目に見える成果であり、重要な指標の一つです。
しかし、その点数を生み出しているのは 日々の積み重ね です。
たとえ望んだ点数が取れなかったとしても、それまでの過程が無駄になることはありません。大切なのは、
「なぜこの結果になったのか?」
「次はどうすればもっと良い結果を出せるか?」
と考え、改善していくことです。
勉強は、「やらないと怒られるから」「やらなければいけないことだから」 ではなく、
「知ることが楽しいから」「学んだことが将来の役に立つから」 のような積極的な理由で取り組んでほしいと思います。
ここで大切なのは、学んだ内容が直接的に役に立つかどうかではないということです。
例えば、数学の公式や歴史の出来事そのものが将来の仕事に直結しないこともあるかもしれません。
しかし、「考えながら試行錯誤すること」「古人や偉人の考え方や行動力を知ること」「壁にぶつかったときに乗り越える経験」 これらの経験は、間違いなく将来の自分を助ける力になります。
ソクラテスという哲学者のとても有名な言葉があります。
【無知の知(不知の自覚)】
この言葉は、自分には知識がまだまだないことを知ることでより深く学び、成長することができるという意味です。
今回のテストでわからなかったこと、うまくいかなかったこと、自分の現状を理解して次のステップに進んでほしいと思います!
英検2次試験はいよいよ来週!
本日、英語検定2次試験対策が行われました。学校コーディネーターの横塚さんの働きかけのもと、大変ありがたいことに、5名のボランティアの方々がこの対策を引き受けてくださいました。そして、本校ALTのアンディ先生も協力してくださいました。お忙しい中、本当にありがとうございました!
会場では、1次試験に合格した生徒たちが、2次試験の面接対策に臨みました。ボランティアの方々の流暢な英語に圧倒されながらも、生徒たちは懸命に質問に答えていきます。一通り対策を終えると、面接の流れの確認から、出題傾向や答え方まで丁寧にじっくりと時間をかけて振り返りを行う様子から、対策している生徒たちを絶対に合格させたいというボランティアの方々の熱意や想いがものすごく伝わってきました。おおぐろ中の生徒のために、これほどまでに手厚く対策をしていただいき、大変感激いたしました。
ボランティアの方々の熱意や温かさに感謝いたします。ありがとうございました!
英検2次試験は、3/2(日)に行われます!英検を受験する生徒のみなさんが、この日対策した成果を当日発揮できることを願っています。応援しています!頑張れー、おおぐろ中生!!
けやこぶ校外学習
2月20日(木)、けやき学級、こぶし学級の生徒で、校外学習に行ってきました。
今回の校外学習の目的は、
「流山市博物館を見学し、流山市の歴史や文化に触れたり学んだりすることで自分の住む流山市の理解を深める」事です。
学校を出発して東武バスに乗車し、途中下車して、流山鉄道平和台駅に向かいました。
流山鉄道は、大正2年(1913年)に開業した鉄道です。鉄道の路線延長は6駅で5.7km、都心から一番近いローカル線と呼ばれているそうです。駅舎の券売機で切符を購入し、電車に乗車します。
流鉄の列車は赤(あかぎ号)、黄(なの花号)、黄緑(若葉号)、ピンク(さくら号)、オレンジ(流星号)の5種類があり、今回はなの花号に乗車しました。
流山駅を下車し、駅の前で記念撮影。流山市博物館に行きました。
流山市博物館は、流山市の歴史をピンポイントに展示されている施設です。
流山市立博物館は、明治時代に葛飾県庁、印旛県庁が置かれた場所で、元々は駿河の国、田中藩本多家のお屋敷があった場所にあり、図書館と建物を共有しています。
本日、常設展の展示物をご説明いただく学芸員さんにご挨拶をします。
常設展では、学芸員さんに展示物についてお話をいただきました。
写真の展示は三輪野山貝塚の様子です。
縄文時代には海水面が上昇し、流山は海辺の地でした。海岸線が現在の江戸川や荒川に沿って深く入り込んでいて、その中ほどにあったのが三輪野山貝塚だそうです。当時の縄文時代の人々にとって、非常に重要な場所であることが、発掘された土器や石器、ヒスイの装飾品などからもうかがえます。
土器の展示もご紹介いただきました。
米作りが始まったのが紀元前300年前。弥生時代は現在よりも気温が2~3度低い時代で、狩猟・採集を中心とした暮らしだけでは生活できず、稲作も行われるようになったそうです。加村台遺跡が弥生時代を代表していて、当時の土器などが発掘されました。
みりんの展示コーナーへ。
流山でみりんの醸造が始まったのが1772年。お米と米麹を焼酎に入れ、糖化・熟成の工程を経て、圧搾をすればできあがります。17世紀初頭に舟により江戸と流山が直結したこと、江戸川の水に恵まれたこと、川の流域がお米の産地だったこともあり、流山ではみりん醸造が盛んになりました。流山で造られたみりんは、従来のみりんと比較して色が淡いことから白みりんと呼ばれ、発祥の地と言われています。
流山で使われた農具の展示を見ます。
流山市域は1950年代から宅地開発が進むまで、ほとんど田畑や山林で人々の半数以上が農業で生活していたそうです。
展示物は当時の農具で木と金属で作られています。木だけだと丈夫でなく、金属のみだと重く扱いづらい。お互いの良い所を合わせて作られていると学芸員さんから教えていただきました。普段食べているお米を作るために、本当にたくさんの道具が使われていました。1970年代からは、ネギなど野菜作りが中心になっていったそうです。
流山の学校の展示です。約150年前、現在の流山小学校の前身の流山学校が開校しました。電気もない時代。現在学校にはチャイムが設置されていますが、当時は振鈴(しんれい)を鳴らす方がいて、時間を伝えてくれたそうです。真ん中の写真に写っているものが、当時流山小学校で使われていたものだそうです。
「皆さんのお家には畳のある部屋はありますか?」という学芸員さんの質問に、多くの人が「あります」と答えていました。写真は江戸川台団地の部屋を再現した展示物です。当時の家にはほとんど畳の部屋があったそうです。
「この部屋を見て、現在と昔であるものとないものは何ですか?」
「いす!」「エアコン!」「テレビも何か違うよ?」展示物を見ながら、学級の皆には様々な発見があったようでした。
その後は各自で展示物を見てまわりました。時間では見切れないほど多くの展示物があり、多くのことを皆で楽しんで学ぶことができました。
学芸員さんにお礼を言い、記念撮影。その後流山市立博物館から流山市役所内の喫茶店「アモール」へ行きました。
来年度、1年生と2年生は校外学習があります。その時の練習も兼ねて、メニューを見て、注文し、自分でお金を支払いました。皆自分で注文し、お金を支払うことができました。
また、実際に喫茶店で働いている様子を見て、接客をしている様子を見学して学びました。学校でもお茶の出し方や注文の取り方を練習していたので、実際にお店で働いている様子を見せていただき、とても勉強になる時間を過ごすことができました。
バスを待つ時間の間で、公園で体を動かして遊びました。皆で楽しい時間を過ごすことができました。
今回の校外学習に向けて、事前学習を行い、当日の役割分担を決め、しおりを読み込み準備を行いました。
当日は自分達で時間を見て行動し、声を掛け合いながら活動を行いました。校外学習が終わった後にどうだった?と聞くと、もっと準備をしておいた方が良かったと話をしてくれる生徒もいました。2年生は、昨年の校外学習の際には皆しおりを見なくても良いくらい読み込んで参加したので、思い出したことがあったようです。お互いを気遣い、共に活動を進めることができましたし、学校に帰ってきた後に仲間の良かったところを生徒に聞いてみると、お互いにたくさんの良いところがあったことを教えてくれました。スローガンで目指していた、共に楽しく学ぶことができる時間を皆で過ごすことができたと思います。「また来年行きたいね!」そんな声のあがった一日でした。
校外学習で見学、利用させていただいた施設の皆様、快く校外学習に送り出してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。
図書室に本は何冊あるでしょう?
正解は、なんと16000冊です
どうですか?意外と多いですよね。
図書室に一歩足を踏み入れると、
ジャンルごとに絵本や小説、伝記、辞書、英語のマンガなどが揃えられており、
よく見ると本のPOPや、オススメコーナーの設置、ラウンジには数学の問題まで!!
本があるだけではない、普通の図書室とはちょっと違う、本校自慢の本のテーマパークです。
おおぐろの森中学校は開校3年目。当然ですが図書室も3年目です。
新しい図書室だから綺麗なのも当たり前・・・とはいきません。
この素晴らしい図書室を開校時から支えてくださっているのが、図書館司書の和田さんです。
日頃から和田さんが図書委員と協力し、工夫を凝らした図書室の運営を行っています。
そして昨日今日は、ボランティアさんの手をお借りして、
年に一度の蔵書点検が行われました。
蔵書点検とは・・・
「きちんとあるべきところにその本がそこにあるのかどうかを確かめる点検」です。
一冊、一冊バーコードで読み取り、確認をしていきます。
思い出してください、図書室の総冊数を。(倒置法)
さすがのスーパー司書和田さんも、一人では何日かかるかわからない果てしない作業です。
ここで、この方々の登場です。
そうです。地域コーディネータ―の横塚さんを筆頭に集まっていただいた、ボランティアの皆さんです!
少しでも学校の力になりたいと集まってくださり、そこには本校の図書委員の姿も!
各自がてきぱきと作業を進めていきます。
なんと初日で3分の2の作業を終え、今日を迎えています。
そしてあっという間に作業終了です!
「あたりまえ」のようにきれいに整えられている図書室の裏には、
これだけたくさんの方々の努力があるのです。
普段私たちが目にする様々な「あたりまえ」の裏にも、
同じように見えぬ努力で支えられた「あたりまえ」があるのかもしれません。
その裏側を想像し、感謝できる人でありたいですね。
和田さん、ボランティアのみなさん、御協力ありがとうございました。
小中連携の新たな一歩!中学3年生が小学生の外国語授業に参加しました!
本日、公立高校入試の第2日目ですが、すでに進路を決めた本校の中学3年生がおおぐろ小学校を訪問し、外国語の授業に参加しました。
本校開校以来初めての英語の小中学校の交流行事です!
朝おおぐろ中に集合し、最終確認する生徒たち。小学生を前に英語を話すことにやや緊張している様子。
いざ、おおぐろ小に出向いて授業に参加します!小学生に優しく迎えられ、いざ始まった授業!授業前半では、中学3年生が小学生のグループに混ざり、お互い英語で質問しながら、やり取りを行いました。
小学生たちは、中学生のお兄さん・お姉さんと一緒に学ぶことで、失敗を恐れずに楽しそうに授業に参加していました。中学生の英語に耳を傾け、本校の生徒も、笑顔で小学生に寄り添うように答えていました。時には小学生からの質問に、なんて答えようか迷った様子が見られましたが、ALTもサポートしながら、一生懸命英語で答えていました。
後半は、本校生徒がパワーポイントを使用しながら、おおぐろ中の施設や授業、行事について英語で紹介しました。
おおぐろ小の生徒たちは真剣に中学生の英語を聞きます。"There is no homework in this school."と聞いた小学生たちは声を出して驚いていました。中学3年生にとっては、これまで学んできた英語を実践しながら「相手に伝わるように話すにはどうすればよいか?」ということを一生懸命に考え、小学生に分かりやすく伝える経験は大変貴重なものとなりました。
今回の取り組みを通して、小学生は中学校への憧れを抱き、中学生は学びを伝える喜びを実感することができましたと思います。今後も、こうした交流を通して、小学生が英語に親しむ機会を増やすとともに、中学生が主体的に学び、成長できる環境をさらに充実させていきたいと考えています。
これからも、地域の学校同士が連携しながら、子どもたちの学びをより豊かにする取り組みを進めてまいります。
通過点~千葉県公立入試に臨む~
2月18日(火)、19日(水) は千葉県公立高校入試が実施されています。
今年度の入試日程は以下の通りとなっています!
1日目「学力検査(国・数・英)」、2日目「学力検査(理・社)+学校設定検査(面接・作文・自己表現など)」となっています。
※2月18日(火)は、県内の一部の地域で、交通機関の遅れによる影響が出たことで、試験の時間割が1時間遅れで実施されました。(https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/nyuushi/koukou/r7/r7senbatu1h.html)
学力検査については、千葉県教育委員会HP(R6年7月17日)に出題方針が公表されています。(https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2024/koukou/r7houshin.html)
どの教科も「ア 学習指導要領に基づき、・・・」とあるように、中学校での学習内容が定められた学習指導要領に基づいて出題されています。例年、中学校3年間の学習内容が問われています。
今年は、こんな問題が出題されていました。
・国語(各2点) 漢字「読み」①絹、②淡い、③静寂、④謄本 「書き」①コマっている、②知恵をサズかる、③船のコウロ、④ショシ貫徹(下線部を漢字にする。)
・数学(各5点) 計算 ①15+(ー7)×3 ②(6a+10b)÷2+4a ③(x+y)²ー(x-y)²
夕方には、千葉日報などのホームページに問題等が公開されていました。
今日の夕方には、きっと理科、社会の問題等も公開されることと思います。
(https://www.chibanippo.co.jp/news/local/1397386)
入試は、卒業に向けての通過点のひとつ。
どのような人生を歩みたいか考え、中学校卒業後をどうするか一生懸命に考えてきた3年間。
高校進学を考えた生徒は、見学や体験に行き相手を知り、今日試験を受けています。
試験の中には、学力検査だけでなく、面接や作文の試験がある学校があります。
面接や作文、自己表現では、多くの学校で「志望理由」や「中学校生活での取り組み」、「将来や高校進学後の目標」、「自分の長所・得意なこと」などが問われています。(評価については各校が定めています。)
練習をする中で、適切な所作や礼法を考えて獲得し、進学する意義を自分なりにまとめていきました。
休み時間や放課後にも、色んな先生方に練習をお願いする生徒もいて、自身の目標に向けて努力する姿が素敵でした。
その中で生徒たちは、試験の為だけではない、「何か」を獲得していっています。
3年生は明日から、学年全体で卒業に向けた取り組みを進めていきます。
高校入試を経験してどんなことを感じ、学びをしたか振り返る時間を大切にしたいと思います。
千葉県公立高校入試以外にも、私立高校や高等専門学校、通信制高校、他県の公立高校を受験する生徒など様々です。
卒業後の進路が決まっている生徒は、すこし先に、卒業に向けての取り組みを始めています。
実は今日、3年生の数名がおおぐろ小に行って、外国語での交流会を実施しています。
その様子は、後ほどお知らせします!
未来を創る子どもたち!
先日、工藤勇一先生の講演会がみらいのたね応援団主催のもと、おおぐろの森中学校で開催されました。子どもたちの主体性や当事者意識を育むことの大切さやその手法をお話しいただきました。熊谷知事、井崎市長も駆けつけていただきました。工藤先生ありがとうございました。
3年生家庭科で浴衣を着ました!2年生の家庭科は、抹茶体験です。
家庭科では、3年生最後の時間に浴衣を着付ける授業を行いました。
修学旅行で、京都を浴衣で闊歩したことを思い出しながら、男子は角帯を神田結びに挑戦です。
女子は文庫結び。出来合の帯ではなく、半幅帯でしっかりと「蝶の形」に結ぶことができました。
2年生は、日本の食文化の一例として、薄茶を点てる体験を行っています。
お抹茶は、宇治芳翠園の白寿。お菓子はお近くの練り切りを用意しました。
抹茶碗や茶筅を洗い、大棗(なつめ)から茶杓で大盛り2杯の抹茶を取りました。鉄瓶はないので、やかんに柄杓ではありますが、沸騰させたお湯を柄杓で1杯、茶碗に注ぎ、華麗な手さばきで、抹茶を点(た)てることができました。
お菓子を先に食べて、お口の中を「もう、甘くて仕方ない」状態にして抹茶をいただく。
苦いと思っていた抹茶が、全然苦くないことにびっくりしていた中学2年生です。
黒文字という、お菓子を切って刺す道具も使いました。お茶会のまねごとではありますが、日本文化の一つに触れる学習です。今週も2年1組・2組で実施予定です。楽しんでもらえると、嬉しいです。
「楽学両道」 楽しみながら学ぼう!
(全ての答えは問題4の一番最後に記載します⇩⇩)
問題1 流山に人が住み始めたのは今から何万年前でしょうか?
➀1万年前 ➁2万年前 ➂3万年前
➡今の初石の近く、若葉台遺跡の地層から、当時の人が使った石器が見つかったそうです。
問題2 流山でみりんがさかんにつくられる理由として、正しいものは、次のどれでしょうか?
➀原料の米と水を手に入れやすかった ➁江戸川から船で出荷できる ➂たくさんの人が住む江戸が近い
➡みりんは「甘い酒」として、好んで飲まれ、流山の「白みりん」は江戸でも大人気でした。
問題3 流山市に、以前千葉県の県庁があった。〇か×かどちらでしょうか?
➡明治時代の初め、流山の村々は、葛飾県の一部でした。続いて葛飾県をもとにして、印旛県が誕生します。その後明治6年に千葉県になりました。
問題4 写真の道具は「火ばち」といいます。生活のどの場面で使われていたでしょうか?
➀簡単な調理 ➁暖房 ➂湯沸かし
➡木製で、中に炭をいれて使用します。
答え 問題1 ➂3万年前 問題2 ➀➁➂全て正しい
問題3 〇 問題4 ➀➁➂全て正しい
問題5 問題1から問題4までの内容を知ることができる流山市内の施設はどこでしょうか?
➡正解は、流山市立博物館です!
クイズはいかがだったでしょうか?私は知らないことがあり、改めてたくさん発見がありました。流山市立博物館では流山市に関する資料が多く展示されています。
流山市に関する内容については、常設展で展示がされています。
また、特設展ではちょっと昔にタイム・トリップし、「昔の道具」展が3月16日(日)まで開催されています。入館料は無料です。皆が楽しめる内容の展示を見に、ぜひ訪れてみてください。
2月20日(木)にけやき・こぶし学級の校外学習が予定されています。
スローガンは「楽学両道」 楽しみながら学ぼう! です。流山について調べ学習を行い、皆で学んでいます。
昨年度は流山駅周辺を散策し、市内の貴重な文化について触れました。
今年度は博物館を見学し、別の角度から流山について学んでいきます。
当日の様子は後日ホームページに掲載予定ですので、ぜひご覧ください。
これからに求められる力
みなさんは社会科の学習は好きですか?この質問をすると「地理は好きだけど歴史は...」。逆に「歴史は物語みたいだけど、国の名前を覚える地理は...」などの声をよく耳にします。また、「歴史を学んでも特に役に立たない」といった言葉を聞くことがあります。たしかに、日常生活の中で歴史に触れる機会はあまりないと思います。また、覚えている単語もゆくゆくは忘れていくでしょう。
では、なぜ社会科を学習するのでしょうか?私は「社会科的な考える力を養うため」と考えております。本日は、1学年の社会科で取り組んだ、考える力を養う授業について紹介させていただきます。
Q.なぜモンゴル帝国はインドを攻めなかったのでしょうか?
13世紀のモンゴル帝国は、遊牧民という強みを生かし、多くの地域を攻め、領地を拡大していきました。しかし、インドは侵略することができませんでした。その理由について考える問題です。
(”新しい社会 歴史”.東京書籍株式会社より引用)
「歴史的な視点」からの考察です。元のフビライ=ハンは、マルコ=ポーロの「東方見聞録」から黄金の国ジパングの存在を知り、手つかずの資源を求めて日本に攻めました。そのため、インドまで手が回らなかったことが考えられます。
しかし、これはインドに「攻めなかった理由」であり、「攻められなかった理由」ではありません。「地理的な視点」を活用することで、「攻められなかった理由」に気づくことができます。「地理的な視点」を踏まえると、モンゴル帝国とインドの間にはヒマラヤ山脈が存在します。遊牧民としていくら馬の扱いに長けていたとしても、8,000メートルを超える山を越えるのは難しかったのです。
この問いに対し、生徒は、今まで学んだことを踏まえながら、クラスメイトと相談し、問題の解決に励んでいました。
生徒は、「なんで?」と言いながら、頭を突き合わせ、話し合いをしていました。「なぜ?」という疑問が解決した時、「わかった」という声がたくさん聞こえ、「できなかったことができる」学習の楽しさを感じられたと思います。クラスメイトと協力することで多くの生徒が答えにたどり着くことができました。
様々な視点から考察することで、難しい問題でも答えを導くことができます。これから先の将来、困難に直面した時、今学んでいることが解決する手段になるかもしれません。これからに生かすため、学習に励んでいってほしいと思います。
1年生浅草校外学習第2段
一昨日に続き、7日(金)に実施された1年生浅草校外学習についてお伝えします。
浅草に着いてまずびっくりしたのが海外旅行客の多さです。インバウンドの本格的な再開に向け、旅行業者が数々の外国人向けモデルツアーを企画したということもあるでしょうが、まるで海外にいるかのようでした。
校外学習のしおりには、4組の富樫さんが「なぜ、外国人が集まる観光地なのか」と題して、その理由を書いていますが、まさにその通りだと感じました。海外の方々の観光する様子を見ていたら、ただ有名な観光地だからというだけではなく、まさに日本文化を感じる場所として訪れているのだということがよくわかりました。
そんな中、生徒たちは浅草寺周辺、東京スカイツリー周辺を巡り、校外学習のテーマでもある「震災」に関する学習を行いました。
関東大震災の際、公園緑地や広場が焼け止まりとして機能したことを受け設置された震災復興公園のひとつである「隅田公園」や火災の延焼を食い止めたと言われている「浅草寺のイチョウの木」、そして着工から完成までまさに命がけの大プロジェクトであった「東京スカイツリー」など、これまでの震災の歴史やこれからの震災対策などについて多くのことを学んできました。
校外学習しおりの中で、浅草寺のイチョウの木に関しては6組の川崎さんが、東京スカイツリーに関しては1組の平野さんが調べて紹介しています。
【校外学習を終えての生徒の感想】
5組千原さん
スカイツリーで説明まで読むことはできなかったけど、支柱が何本も支え合った展望台から見たあの景色は、建設に携わった方々が支柱みたいに支え合ったからあるんだろうなあと思いました。
5組古谷さん
目に見えてわかるものではないけど、知っているか知らないかで見え方の違うことに驚いた。過去の出来事や人々の思いを知って、見て、「今」と重ねたときに、改めてわかる過去とのつながりや、テーマである「人の心の痛み」を知ることができるんだなあと思った。
3組野口さん
東京スカイツリーの中にある心柱を見て、これがすべてを支えていると思うと、とても大切な建築部分だと感じました。プロジェクトXを見たとき、地震が起きてもあきらめない心を持って建築している姿にあこがれを持ちました。浅草寺では、1本のイチョウの木を見て、これが震災に耐えたと思うと、心の深くまで人の心の痛みを間近で感じることができたように思います。
2組竹内さん
東京スカイツリーの展望台にのぼって実際にその高さを感じ、建設途中で心柱もない中、地震を受けたということを知って、建設に携わった方々が死を覚悟したというのもわかる気がしました。そんな中、スカイツリーを完成させた方々は、とても勇敢で強いと思いました。自分も何かやることを決めたときに、しっかりと努力して最後までやり切れるようになりたいです。
6組飯野さん
プロジェクトXの映像の中で見ていたスカイツリーの内部を肉眼で見ることで、建設に携わった人々の情熱を肌で感じることができた。また、多くの人が苦労を重ねて建設したことを知ると、人が努力したときの力の大きさも感じることができた。浅草も関東大震災や東日本大震災で崩れかけたことがあり、そこから立ち上がり復興してきたのだと考えると、自分が今いる場所をつくりあげることがどれだけ困難だったか身にしみて感じることができた。一見、何の変哲もない設備にも天災から人々を守ろうとする願いや努力が見つかり、先人からの思いを引き継いだ意思の固さを知ることができました。
4組後藤さん
東京スカイツリーや浅草寺、五重塔などを実際に見てまわってその構造を知ることができた。浅草寺が避難場所となった広場、かんぬきの作用を持つスカイツリーや五重塔の心柱などを見て、 地震や火災の被害が大きくならなかったのはその構造などが関係していることが分かった。そして、そこにはたくさんの費用や時間がかかっていて、命がけで作ったたくさんの人々の思いがあります。校外学習に行く前に見た動画をもとに見ると何も知らないで見るよりも、より細かく注目してみることができました。
1学年校外学習 第一弾 一蓮托生~自律・責任・感動~
2月7日(金)、おおぐろの森中学校1学年は校外学習で、浅草・スカイツリーへ出発しました。
今回は「震災」をテーマに班のメンバーと一蓮托生しながら、様々なミッションをクリアすることで、「震災」について深く知ること、そして「人の心の痛みを知ること」という課題を解決していきました。
また、班のメンバーと計画した「班別行動計画」をもとに「食」や「建築物」など日本の伝統的な文化にも触れることで、日本の良さを実感するだけではなく、社会の一員として求められる力や視点、考え方ついて学ぶことができました。
今回は生徒たちが、見たこと・知ったこと・感じたこと・新たに発見したことを紹介していきたいと思います。
ミッション~スカイツリー編~
①スカイツリーの最高到達点(天望回廊)に行き、写真を撮ろう!!
②スカイツリーから浅草寺の五重塔の写真を撮ろう!!
③スカイツリー1階に行き、634メートルものタワーを支える鉄骨や構造を見て、写真を撮ろう!!
ミッション~隅田公園編~
①震災復興公園である隅田公園に行き、もともと何があったか調べよう!!
ミッション~浅草寺編~
①神木のイチョウの木を植えた人は誰でしょう?
②雷門の大提灯の下に彫られている動物は何でしょう?
③旧五重塔の跡地を探し、写真を撮ろう!!
班のメンバーと、自分達で考え、責任ある行動が求められる校外学習を通して、歴史やその場で何があったか、そしてこれからは何が求められるのか学ぶことのできる一日となりました。今いる仲間や、周囲の人たちの想いや考えを「そうぞう」し、「自律」に向けてさらに成長していきましょう。
班や生徒それぞれの学び、エピソードがあるはずです。ご家庭でもぜひ話題にしてみてください!!