学校の様子
宮城県石巻市より、お客様がいらっしゃいました!
本日は、石巻市立石巻中学校より千葉先生が視察にいらっしゃいました。
千葉先生は、本校の特徴の一つでもある「校則のない学校」に興味を持たれ、
遠路はるばる、宮城県石巻市からいらっしゃいました。
おおぐろ中のホームページを見て、「この学校を見てみたい!」という思いを持たれたそうです。
ホームページを見る中で、「答えのない教室」にも注目され、1、3時間目は「答えのない教室」の授業を
見ていただきました。
千葉先生からは、「生徒たちの授業に向かう雰囲気がとてもいいですね。」
という、言葉があり、主体的に生徒が動く様子を見ていただくことができました。
給食後には、なぜ校則のない取り組みをしているのか、何を目指して校則をなくしているのか。
本校の学校教育目標を中心に、お話をさせていただきました。
そして、6時間目には、「人の心痛みを感じる学習」特別講話をしていただきました。
忘れてはいけない記憶。2011年3月11日、東日本大震災。
多くの人や建物に甚大な被害があり、悲しく辛い思いをしました。
その時の生々しい被災地の実際を、千葉先生に話をしていただきました。
「もしも」は「いつも」のなかにある
そして「いつも」があるのは当たり前じゃない
千葉先生の言葉は重く、私たちの心に響きました。
「あたりまえ」に感じている「いつも」は、ある日突然「いつも」ではなくなる・・・
「いつも」と感じている今を大事に生きることが大切なのかもしれません。
視察でいらっしゃたにもかかわらず、私たちにとっても大変貴重な一日になりました。
千葉先生、ありがとうございました。
ニチレイさんによる出張工場見学
本日、食品メーカーのニチレイ様、食品を卸しているマルミヤ食品様をお招きし、
2年生対象の出張工場見学を行いました。
チャーハンや今川焼、アセロラゼリーなど、普段私たちが親しんでいる冷凍食品がどのように作られているのか、
そしてどのような点に工夫が凝らされているのかを学ぶ貴重な機会でした。
今回は、「本格炒め炒飯」、「今川焼」、「カップゼリー」の3つの商品ができるまでの行程を紹介してくださいました。
「本格炒め炒飯」では、お米の値段が高騰している中、北海道産の米を毎日80トンも使用していることや、
おいしさの秘密として3段階炒め製法の行程を行っていることなど、クイズ形式の解説もあり、
みんな興味津々でお話を聞き、映像にも見入っていました。
全て機械で行っているハイテクな工場内部の様子に食い入るように見ていました。
衛生対策もしっかりされており、風でチリやホコリを飛ばすエアシャワーや、手を消毒しないと開かないドアなど、
徹底された衛生対策には驚きの声が上がりました。
また、シャッターの色にも工夫が施されていて、オレンジ色にすることで虫の混入を防ぐ役割があるそうです。
また、異物混入を防ぐためにX線で検品をしている様子や、わざと異物を流し、
機械が正常に商品を取り除く映像に驚きの声が上がっていました。
私たちが、安心して食べることができているのは、
企業様の安全対策がしっかりされているからこそなのだということを改めて感じることができました。
「今川焼」では、機械化されながらも昔ながらの鉄板を加熱して製法していることを学びました。
また、今川焼のカスタード味の一日の生産個数は32万個で縦に積むとエベレストよりも高くなることに
驚きの声が上がっていました。
「カップゼリー」では、よく給食に出る、「はちみつレモンゼリー」や、
今回紹介してくださった「アセロラゼリー」ができる工程を学びました。
大きな鍋で原液を混合しているところや、トップシールが貼られていくようすを観察しました。
3つの工場を紹介していただいたあとは、実際に今川焼、アセロラゼリーを試食させていただきました!
おいしさに笑顔が広がりました!!
質問タイムでは、
「好きな冷凍食品は何ですか?」
「商品開発はどうやってしていますか?」
「小学生のとき調べ学習をして、業務提携している企業についての話」
「働いていて大変なことは何ですか?」
等出ましたが、一つひとつ丁寧にお答えしていただきました。
製造過程の工夫や努力を知った後で食べると、より一層美味しく感じられました。
企業がどのような視点で商品開発や製造に取り組んでいるかを知ることで、
私たち自身も新しい視点を得ることができ、生活や将来の可能性を広げるきっかけになったと思います。
これを機に、他の食品や製品についても「どんな工夫があるのかな?」と考えてみてほしいです。
ニチレイ様、マルミヤ食品様ありがとうございました!!
イカの体のつくりはどうなっているの?! ~2年理科の授業より~
2年生の理科の授業では、イカの解剖を行いました。
ヒトの体のつくりについて学んだことをもとに、イカの体のつくりと比較してみることに、、。
2週間前には、トリの心臓(ハツ)の解剖も行ったため、生徒は手慣れた様子で解剖を行っていました。
まずは、スルメイカをじっくり観察。解剖をする上でまず大切なことは、対象物を丁寧に観察することです。じっくり見ることで、外とう膜や吸盤、目のようす、足の数、体の各部位の位置など、気づくことがたくさんあります。
「柔らかいね~」 「ぷにぷにしてる!」 「吸盤になんか硬いやつがある!」
「色素胞(イカの表面にある色素を含んだ細胞)がたくさんあってちょっと気持ち悪い~」
「(色素胞は)背中の方が多い!」 「イカと目が合った気がする!!」
「漏斗は口みたい!」 「美味しそう、、!」
ところで、イカの足の数は何本かご存知でしょうか?
正解は、、8本です!!
イカは足が8本、触腕と呼ばれる腕の代わりになるものが2本あります。足と触腕それぞれに役割があるため、形も長さも全然違います!
次に、イカの口のようすを観察します。イカの口の中には丈夫なあごがあります。「カラストンビ」という、鳥のくちばしのようなものです。中々出てこないカラストンビを、工夫しながらがんばって取り出しました。
カラストンビだけでなく、口から食道まで引っ張り出した勇者も、、!!
続いて、中のようすも観察していきます。
解剖ばさみを使って、中の内臓を傷つけないように気をつけながら切っていきます。
切った外とう膜を開くと、、、
「わ~すごい!」 「なんか膨らんでるところあるよ。」 「これ、イカ墨かな?」 「これはエラだね。」
「胃に何か入ってそう、、」 「ヒトと同じ臓器もある。」 「ヒトより臓器少ないね。」 「心臓ってこれ?」
解剖図と見比べながら、どれが何の臓器なのかを探していきます。同じ臓器でも、見た目や構造が違っているので、探すのも一苦労です。
臓器が分かったところで、いくつか実験です!
①エラを切り取って過酸化水素水(オキシドール)に入れ、青くなるか観察。
※イカの血液には、酸素とくっつくと青くなるヘモシアニンが存在している。過酸化水素水に入れると、酸素と反応して青くなる。
「エラ青くなった~!」 ※右下の青い部分がエラです。
②口から色水を通して、食道~胃~直腸までのつながりを観察。
「(色水を通して)すごい、胃まで行った!!」
③胃を切り取り、胃の内容物を観察。
「小さな甲殻類っぽいのが出てきた!」 「この子、多分魚食べてるよ!!」
「何も出てこないから、お腹すいてたのかな~。」
④内臓を外とう膜からはがし、軟甲(貝殻が退化したもの)を探す。
「軟甲かっこいい!剣みたい!」 「ほしい!」 「骨みたいだね。」 「これ本当に貝殻なの?!」
⑤目の中のレンズを取り出して、新聞紙の文字が拡大されるか観察。
「すごいきれい!」 「上手に取れた!!」 「本当だ!!拡大されている!!」
1コマの授業の中で、どれだけの学びがあったでしょうか。目を輝かせながら観察する生徒のようすを見て、これからも実物を扱う機会を大切にしたいと改めて感じました。
近隣のスーパーから、50杯越えのイカを自転車のかごに入れて連れて帰ってきた甲斐がありました!
残念ながら、今年度の2年生の解剖の授業は以上となりますが、今後も、自宅で魚を調理したり、貝の料理を作ったりすることがあったら、ぜひ、プチ解剖に挑戦し、体のつくりを観察してみてほしいです!!
2学年キャリア学習 職業人講話
11月25日(火)5・6校時、2学年では「職業人講話会」を実施しました。
どんな職業の話を伺いたいか、生徒へアンケートを行い、その結果をもとに様々な職業の方々に御来校いただき、
講話をしていただきました。今年度は・・・
①ゲームエンジニア
②看護師
③経理・物流
④デザイナー
⑤地方公務員
⑥飲食業
⑦外資系IT
⑧客室乗務員
⑨漫画家、イラストレーター
⑩国家公務員
⑪ウェディングプランナー
⑫旅行業
⑬営業
⑭保育士
計14の職種、16名の講師の方々にご協力いただき、職業人講話実施しました!
生徒たちは3つの職業を選び、講師の方から以下のようなお話を伺いました。
・現在の職業と、中学生の頃に思い描いていた将来像
・現在の職業を選んだきっかけや理由
・そのために心がけたことや努力したこと
・現在の職業での大変さや、やりがいを感じる場面
当日の運営は、生徒が主体となって行いました。
各教室の準備、講師の方のご案内、講師紹介、司会進行、質問、そしてお礼の言葉まで、
生徒一人ひとりが役割を担い、責任をもって活動しました。
多くの生徒が活躍の場を得て、主体的に取り組む姿勢を学ぶ機会にもなりました。
今回の講話を通して、生徒たちは自分自身の将来について、より具体的に、より深く考えることができました。
実際に現場で働く方々の生の声を聞けたことは、大きな刺激となり、新鮮な学びにつながったと思われます。
今後も、生徒が自らの進路を具体的にイメージできるよう、教員一同サポートしてまいります。
ご協力いただいた講師の皆様に、心より感謝申し上げます。
来年度もぜひ、お願いいたします。
保健室について知ってほしい!
朝晩の寒さが本格的になってきました。
もうそろそろ冬が来ます。いや、もう来ているのかもしれません
季節の変わり目ということもあり、体調不良になってしまう生徒も増えています。
そこで今回は、おおぐろの森中学校の保健室をご紹介します。
まだ行ったことがない…という人もいるのではないでしょうか。
ケガや体調不良がないことが一番ですが、困ったときはいつでも保健室にきてほしい!!と思っています。
広くて素敵な保健室、ぜひ知ってください!
こちらが、おおぐろの森中の保健室です!広くて明るい!!
じつは、教室よりも広いんです…
圧迫感がないため、ゆっくりと休むことができます。
それぞれのエリアについてご紹介していきます!
まずは、休養スペースです!
ベッドに横になったり、ソファで座ったりして休養します。
現在、ベッドは3台。ただ、仕切りのカーテンはベッド5台分あるため、生徒数が増加したらベッドを増やすこともできます。
よく眠れると好評のベッドですが、ごくごく普通のお布団です。仕切りのカーテンがあるのが安心するのでしょうか…
ソファエリアには、ぬいぐるみやパズルがあって生徒に人気です!ぜひぬいぐるみにも会いに来てください!
次は、ケガをしたときの応急手当スペースです!
保健室内に製氷機もあり、捻挫や打撲のときもすぐに冷やすことができます。
使ったことのある人も多いのではないでしょうか…
緊急時、保健室は外からも出入りができます。
校庭でケガをしてしまったとき、とても便利です!
出てすぐのところに手洗い場もあるため、傷口を洗ってから来室することができます。
本当によく考えられていますね
養護教諭が不在でも、緊急時にどこに何があるかわかるように保健室の地図を入口に掲示しています。
その他にも、緊急時の対応記録用紙や、医療機関一覧も掲示し、いざというときに素早い対応が取れるよう準備しています。
校内すべての教室とつながる、校内電話もとても便利です。
緊急時に連絡をもらい、駆け付けることもあります。
「おおぐろの森中の皆さんが、大きなケガや病気なく過ごせますように!」
保健室は、毎日そう願っています。
そして保健室はケガや体調不良だけでなく、心を休める場所
でもあります。
悩みがある、聞いてほしいことがある、そんなときもぜひ保健室に来てくださいね!