学校の様子
おおぐろハロウィンデー②(授業中)
おおぐろハロウィンデー、授業中の様子です。着ている物がいつもと違ったり、仮装していても普段どうりの授業、集中力や対話やICT活用、仲間を認め合い、微動だにせず、さすがです。考えて行動できる生徒の皆さんに感動です。
おおぐろハロウィンデー①(登校風景)
生徒会主催、おおぐろハロウィンデーのスタートです。
登校の様子をご覧ください。
おおぐろハロウィン前夜!
生徒会執行部の生徒達が企画した、おおぐろハロウィンが明日開催されます!開校4年目のおおぐろの森中学校、初の取り組みです。前日の校舎内の様子をお届けします。
生徒会執行部の皆さんが、校長室も飾ってくれました!ありがとうございました!
皆さん、仮装の準備はいいですか!
先生方の仮装もお楽しみに!
トリック・オア・トリート!
『お菓子をくれないといたずらするぞ!』
~社会科 授業研究~ 模擬選挙!N市長選挙・N市議会議員選挙
10月の授業研究で展開された授業から、今回は3年生社会科の授業の様子をお伝えします。
今回の単元は、公民的分野「現代の民主政治と社会」という内容です。
模擬選挙をテーマに活動が始まり、14日の授業研究では、「選挙演説準備~中間発表会~」が行われていました。
今回3年生が行った模擬選挙について、紹介します。
N市を流山市と仮定し、「N市の市長選挙・市議会議員選挙」を想定して行われました。
「N市調べ」ー「政策を考える」ー「政党を組む」ー「選挙演説準備(プレゼン・ポスター・広報づくり)」ー「選挙演説」ー「投票」ー「開票」ー「当選者確定」ー「振り返り」と本当の選挙活動のような取り組みです。
【今回の授業の前には…】
「流山市はどんな市なのかな?」 「流山市民が困っていることはなんだろう?」と流山市の下調べから始まりました。
Formsを使ったアンケート結果は、以下の写真のような結果となりました。
流山市のHPを見たり、住宅情報サイトや他の市との比較をChatGPTに聞いてみたり、調べ方は様々です。中学生ですが、立派な15歳。実際に育ってきた街ですから、自分たちの体験も交えながらたくさんの意見を出していました。
次は政策を考えて、政党を組んでいきます。
アンケート結果をもとにしながら、自分で調べた情報も交えて、「どういった政策が流山にとって必要か。流山市民が喜ぶ政策はどんなものだろうか?」と政策を考えていきます。
活動の中では、ネットの情報を鵜呑みにせず、正しい情報かどうかを判断する「メディアリテラシー」を学びながら、たくさん悩んでいました。
そして、自分のやりたい政策をもち、同じような意見をもつ人たちと仲間になり、政党を作っていきました。
様々な意見が、話し合いを通して1つの意見にまとまっていきました。
政党での活動は「選挙演説(党首)」「選挙ポスターづくり」「選挙公報づくり」です。
「自分たちのやりたい政策」だけでなく、「流山市民に選ばれる政策」といった面も考えながら、準備を進めていきました。
【14日の授業では…】
「選挙演説準備~中間発表会~」と題し、選挙演説に向けての進捗状況の確認が行われました。
自分たちの活動を「仕事」と称し「何%進んだか」と具体的に政党内に発表していました。
党内での中間発表が終わると、資料作成の続きです。
PowerPoint、Canvaを駆使して資料を作成しています。
当たり前のように文字・画像・色・フォント・アニメーション・画像の加工・背景をつけていく姿は、大人顔負けです。
今回の授業では、ここまででしたが、後日完成した資料をもとに選挙演説・投開票・振り返りが行われました。
模擬選挙を通して、生徒は、【立候補者の立場】・【有権者の立場】・【選挙管理委員の立場】の3つの立場を体験していきました。
授業前のアンケートでは、「政治」「選挙」と聞くと、『身近でない』、『難しいこと』という意見が多かったですが、政治参加は投票以外にもたくさんの方法があることを身をもって体験した3年生。
近年、公職選挙法が改正され18歳から選挙権をもつこととなりました。中学3年生にとっては3年後です。国民主権だからこそ、有権者の行動がとっても大切になります。
この体験を通して学んだことが、将来の糧になるといいですね。
生命(いのち)の安全教育推進事業「性教育授業・講演会」
講師にen代表 性教育アドバイザーで助産師である高野しのぶ様をお招きし、性教育授業・講演会を開催しました。
高野様は「全ての子どもが性教育を受ける社会に」という思いのもと、2019年より、横浜市の小中学生を中心に、性教育についての授業を開始されました。2024年には、もっと多くの人に性教育を広めたいと、市民病院を退職し独立。横浜から日本の性教育を変える「en」を設立し、日本各地で精力的に性教育授業を行っておられます。
発達段階に応じた配慮と理解と関心の違いのため、学年を分け内容を変えて講演をいただきました。
思春期初期である1年生は体の変化や好奇心が芽生える時期です。性に関する正しい知識を学び安心して生活できるように、性教育の基礎や他者との距離感、自他の境界線についてなどを教えていただきました。
自分の「境界線」について、実演を交えて考えました。相手との関係性により、許せる距離感が異なるもの。また、それより近づいてくる相手にははっきりと意思を伝えることを学びました。
現代では身近なSNSで気をつけなければいけないこと、犯罪に巻き込まれる可能性については、具体例を挙げて教えていただきました。
生理の正しい知識について改めて解説いただきました。生理は体が大人に近づいているサインであり、うまく付き合っていかなければいけないもの。PMS(月経前症候群)について知らない人もいれば、悩んでいる人も少なくありません。自他を思いやるために、まずはPMSの症状や自分の状態を理解し、対策や対処をしていくことで生活のしやすさは格段に変わります。
LGBTQのジェンダーと性的指向・性自認の多様性について理解することは、自分と他者を尊重する第一歩になります。からかったり否定するのではなく、相手の多様性を尊重する姿勢が大切です。
2年生は、恋愛や性的関心がより高まる発達の時期です。自他のからだを思いやり、人間関係としての性にも注目し、さらに良い関係でいられる交際についてみんなで考えました。
3年生は、卒業と同時に義務教育が終了し、自らの責任で社会の中で様々な人と関わっていくことになります。
性的行為に関するリスクやトラブル、自他を尊重、生命の責任など、行動選択に伴う様々な可能性について深く考えるきっかけをいただきました。
1~3年生の講演の最後には、生命誕生の瞬間を動画で視聴しました。
3億分の1の生命の奇跡、生命の重み、今の自分が存在する感謝を実感し、生徒たちは静かに見入っていました。
1~3年生の講演後、職員・保護者に向けてもご講演いただきました。
性は触れてはいけないタブーではなく、「自他の心と体を大切にすること」でもあります。そして、性に関するリテラシーを正しく身につけ、困ったときはすぐに相談できる環境があることが大切です。性や人間関係に向き合っていくことがこれからの子どもたちに必要なのだと改めて感じました。
本日ご講演いただきました高野様、心より感謝申し上げます。