美しい涙
まず、はじめに、男子テニス部が、先日の個人戦において、2ペアがベスト4入りで県大会出場を決めたことに続き、今日の団体戦では優勝し、県大会に出場することが決まったことに祝意を表したい。日頃の努力が実を結び、優勝し、県大会の出場権を獲得したこと、本当におめでとうございます。春日部市の中学校の代表として、県大会でも大いに活躍してきてください。それでは他の部活動の諸君達は、どうだったかというと、結論から言えば、優勝はできませんでした。つまり、どこかの試合で負けてしまったということですね。しかし、試合に向けて一生懸命に練習したこと、そして、試合当日も最後の最後まで決してあきらめることなく自分や仲間を信じて力を尽くしたことは、君達を大きく成長させたのです。胸を張って、明日からまた学校生活をがんばっていきなさい。ただし、ここで優勝した男子テニス部を含め、言っておきたい。試合に向けて、顧問の先生がどれほどの思いを込めて君達を指導してくださったか、保護者の方がどんな気持ちで、道具やユニフォームを買ってくれたり、お弁当を作ってくれたかを考えてみてください。新人戦に向けて、君たち生徒諸君は、試合に勝つことを目標としてよくがんばってきた。しかし、飯沼中の生徒達には、それだけでなく、自分を支えてくださっている人達への感謝の気持ちを感じられる人であってほしい。今日、女子バレー部の試合を観た。結果は残念ながら、春日部中に惜しくも負けてしまった。試合後に顧問の先生方の周りに集まり、これまで、そして今日のゲームで、よくがんばったこと、課題を意識して明日からまたがんばっていこうという話を聴きながら、涙を流している生徒が何人もいた。私は、なんて美しい涙なんだろうと目頭が熱くなりました。彼女たちは、新人戦を通し、仲間と共にがんばることの素晴らしさ、顧問の先生方や保護者の方々への感謝の気持ちを持てたのだ。勝つという目標は達成できなかったが、教育としての目的は達成できたのだ。他の部の生徒達も同じであろう。今日の課題を決して忘れずに、ひと冬がんばろう!今日は飯沼中がまた1つ良い学校になった。美しい涙に感謝です。(10月6日 校長)