季節を感じられる人に
あれほど長かった梅雨が一気に明け、猛暑が続いた夏が、遠い過去のように思えるほど、一気に涼しく、そして寒くなりました。こんな時は、体調の管理がとても重要です。夜寝るときは、一枚多く布団をかけるとか、お風呂に入ってよく温まるなど、体を冷やさない工夫を、誰に言われなくても、自分でできるようになりましょう。
私は、飯中生に、季節を告げる風よりも早く、季節の移り変わりを感じられる人になってほしいと思っています。例をあげれば、涼しくなったり、寒くなったりするよりも前に、秋を感じる感性を身に付けてほしいということ。空を見上げ、夏の雲から秋の雲になったことをいち早く感じる感性、稲刈りをしているのを見るよりも早く、たわわに実った稲穂を見て、間もなく稲刈りだな、もう秋なんだなと思う感性を身に付けてほしいということです。こういったことを感じられる人は、人と人とのつながりの中でも、色々なことに気づき、相手に気を遣うことができる、気持ちのよい人になれます。きっと誰からも好かれる人になるでしょう。(10月8日 校長)