学校の様子

学校の様子

1年生 校外学習へ出発!! Part1

この冬一番の寒波が到来していますが、1年生は元気に浅草・スカイツリーに向け出発しました。

それぞれが自分で考え、寒さに負けない身支度をし、流山おおたかの森駅に集合しました。

自分たちで一生懸命考えた班別ルートに従って行動します。

お小遣いについても、「校外学習費用申請書」を作成し、自分で保護者にプレゼンし、勝ち取ってきた王冠金額で1日楽しんできます。

校外学習のスローガン

「一蓮托生 ~自律・責任・感動~」

目標を達成できるよう充実した1日してきます!

校外学習に寄せて(校長先生より)

 

 

英語ができること = ○○ 

 Have you ever heard of “soy meat”? It is meat made from soybeans. The “meat” ( 1 ) and you can buy it in Japan, too.
(1)本文中の( 1 )に入る最も適切なもの次の中から1つ選びなさい。
ア was animal meat eaten in America in the 20th century
イ that you cannot buy in Europe is fish
ウ is now becoming popular in Europe and the U.S.

 

正答は ウ です。 いかがでしたでしょうか?!

 

いきなり英語の問題で失礼しました。
今日の記事は中学3年生の「英語」について。とは言え、多くの人に最後まで読んでもらえるとありがたいです。
1・2年生ならば、少し先の未来をイメージできるかもしれませんひらめき

3年生の英語の授業では、1授業に1題、過去に出題された長文問題を扱っています。
今年度、初めて扱ったテーマは、「大豆肉 ”soy meat”」について。その文頭箇所が上記の英文でした。

 

略~ A lot of people have watched the video of the turtle on the Internet. Now people understand better about this problem. ( 1 ) Since 2000, the production of plastic has increased all over the world, but ( 2 ). 
(1)本文中の( 1 )に入る最も適切なものをア~ウから1つ選べ。
ア The world’s seas are full of plastic
イ Turtles have disappeared from the cities
ウ Every country is trying to take plastic out of the sea.
(2)本文中の( 2 )に入る最も適切なものをア~ウから1つ選べ。
ア we reuse all of our plastic waste
イ we recycle only about 20% of it
ウ we have decided to give up our easy life

2回目のテーマはこちらでした。「海のプラスチックごみ」についてです。
正答は ア と イ です。 いかがでしたでしょうか?!

 

毎授業の中で、短くて400語、多い日には800語近くの英文を読み、問題に答えています鉛筆

①According to that news, humans will be able to *hibernate(冬眠する) in the near future. It said that some researchers have been studying how to apply artificial hibernation to humans. It also said that by doing more research on hibernation, we may be able to use it in space or in the medical field.

②Plants and animals have important parts in the ecosystem. Even small insects have their own roles. Do you know that over 60% of all the known species on the earth are insects? That’s true.

③Innovation sometimes comes from simple, easy answers and improves our lives. The 2D code was invented by a Japanese man.

④Sometimes, “nudging(ナッジ理論)” is to make a small difference in the situation, but it can sometimes have a great influence on people’s actions.

①~④の全てを真剣に読まれた方、大変お疲れ様でしたお辞儀

 

これら全ては、授業で扱ったテーマの冒頭部分です。funではないかもしれませんが、interesting、あるいはsurprisingな内容ではないですか?

 

「受験英語は役に立たない」そんな極端な意見もあります。考えは様々ですが、そんなことないのにな、と感じます。
①~④の内容は、日本語で読んでも「へぇ~」となるはずです。それを英語で読めることが役に立たないことはありません。時事問題や理論、異文化理解など、幅広い知識を英語で身に付ける、一生懸命な姿が見られます了解

 

記事のタイトル「英語ができること = ○○ 」ですが、「音楽ができること」に近いかなと思います。

英語を読める は 楽譜・コードを読める
英語を聞ける は 音階や楽器を聞き分けられること
英語を書ける は 曲作りができること・コード進行を書く
英語を話せる は 楽器を弾ける

 

私は音楽に疎いですが、「英語ができる」とはこういうことなのかと。
中学校で学ぶ英語だけでは、「立派な音楽家・ミュージシャン」とは言えないかもしれません。
しかし、少しでも「楽譜・コードを読める」ってすごいですよね。完璧でなくとも「音を聞き分ける」もすごいですよね。
例えば、TVやイヤホンからベーシストが出す音に気付くのに、少年時代の私はだいぶと時間がかかりました。その音を知らなかったからです。ドラムのハイハット、ギターのカッティング等、聞こえる音がわかることは、英語を聞きとれる感覚にそっくりでした。

 

4技能全てができずとも、ネイティブレベルの英語力がなくても、英語はきっと、人生を少しずつ豊かにするはずです。
先日放送された、「御上先生 第3話」で帰国子女・倉吉さん役をした影山優佳さんの英語、3年生はきっと聞き取れたはずほくそ笑む・ニヤリ(opportunityをありがとうと言ってましたよね)

みなさんには、これからも英語学習を「頑張る」だけでなく、「楽し」んでほしいですね。

 

最後に、最近の授業で3年生が学んだ「セレンディピティ」についての文の一部を紹介します。お手数ですが、意味はご自身で調べてみてください。
Making great discoveries by accident is called serendipity. (中略) Look at the world around you in many new and different ways, and you may be able to make serendipity happen.

みなさんにも素敵なセレンディピティが訪れると幸いです花丸

 

3年生最後の全校委員会!その様子は・・・?

4日(火)は全校委員会がありました。今回は各委員会の様子をお伝えしていきます!

本校では、「自律」を学校目標とし、生徒一人ひとりが主体的に考え、行動できる学校づくりを目指しています。その中で、2月は「時間の意識高まれば全てに自律あり」という生徒会目標のもと、各委員会が責任を持って活動を取り組んでいます。

ボランティア委員会では、1月の活動「書き損じはがきや未使用の郵便はがきなどの寄付活動を行いました。短い期間でしたが、45枚もの書き損じはがき等を寄付することができました。ご協力ありがとうございました。
また、委員会生徒が自ら進んで責任感をもち、積極的に昇降口清掃などボランティア活動を行う姿も見られました。2月は、「花いっぱい運動を繰り広げよう」と計画しています。

給食委員会では、2月の目標を「配短食長(配膳の時間を短く、食事の時間を長く)」と決めて、一人ひとりが時間を意識して動くことができるようにしていくことが話し合われました。

このほかにも、各委員会では生徒会目標に合わせた委員会目標を達成するために、委員長を中心に、良かった点や反省点、それを改善していくための手立てなどを活発に話し合っていました。


全ての委員会で今回の全校委員会が3年生の参加が最後となります。自分たちの生活をより良くしていくために一人ひとりが考えて行動してくれました。3年生のみなさん、1・2年生を引っ張ってくれてありがとうございました。今後も3年生の立派な姿を後輩たちに示し続けてあげてください。卒業までおおぐろの森中学校をよろしくお願いします!!

研究授業保健体育科編 ~バレーボール~

 

 先日行われた研究授業で、1-1・2組女子バレーボールの授業研究を行いました。

 

 小学生の時にソフトバレーボールを経験し、中学校に上がってきてバレーボールに触れるというケースが多くありましたが、小学校時代にコロナ禍を経験した影響もあり、ソフトバレーボールを行ったと答えた生徒は学年の半数ほどでした。本来のバレーボールでの実践はバレーボール部に所属している生徒のみであり、ボールの硬さやネットの高さなど、本来の用具で取り組むことが初めての生徒が多くいました。

 

 いざ硬いバレーボールで授業を行うとなると、「硬い」「痛い」という印象があり、なかなか触ることを躊躇してしまうものですが、1・2組の生徒は、一生懸命ボールに触れていこうという気持ちがあり、とても楽しくバレーボールをしている様子が見受けられました。

 

 本時の研究授業は授業としては7回目であり、ウォーミングアップ・目標設定・タスクゲーム・正式なコートでゲーム・振り返りという流れで行われました。本校の研究主題である「ICTを活用した教育の探求~1人1台端末の効果的な活用で、楽しく学び、学びをさらに豊かに~」ということで、保健体育でもタブレット端末を活用して授業を展開しました。

 

 そして、今回の研究授業のめあては、

【ねらった場所に返球して得点を取るためには、どのようにしたらよいだろうか?】でした。

    

 

 

 

 前時までの授業では、【バレーボールの基本技能を身に付け、ラリーを続けるゲームを行う】ことをねらいとし、主にアンダーハンドパスやオーバーハンドパスなど基本技能の習得に力を入れて取り組みました。個人やペア、チームで練習を積み、動画を撮影して見合うなどの取り組みをする中で、自分の動きを客観的に見ることができ、技能の改善につなげていました。

 

 そして本時では、相手チームへただ返球するだけではなく、相手チームの空いている場所に狙いを定めてボールを返球するという、少し難しいかな、と思う内容に挑戦してみました!

 

 少し難しい内容になりますので、“体の向きは?” “ボールの高さは?”などのキーワードを挙げながら、目標を達成に向けてチームで作戦を立てます。チーム毎にオクリンクプラスに配られたカードを使用し、話し合い活動を行っています。

     

   

  

 タスクゲームを行い、いよいよオールコートでのゲームです。

 

     

 

 

 キャッチやワンバウンドを有効に活用し、ラリーを続けていきます。積極的に動く生徒が多く、チーム全体や仲間に「ナイス!」や「〇〇(名前)」、「惜しい!」など声をかけながら取り組む生徒が多かったように感じます。

 

 ゲームの進行がスムーズで、審判の生徒や動画を撮る生徒などの行動がとても素早くできていて、日頃の授業の様子が現れていました。

 

 ゲームが終わったら、チーム毎に振り返りを行いました。振り返りの場面では、当日のゲーム動画を見ながらあれが良かった、これが良かった、このとき私が行けたら良かったー。これ惜しかったよねーなど、チームの仲間とコミュニケーションを取る姿がたくさん見られました。

 

 

   

 

 

 今回の授業の振り返りでは、、、

【生徒の振り返り】

・もう少しボールを高く上げられると良かった。ボールを相手コートに返すとき、体の向きを意識して取り組めた。

・前時よりパスを繋げることができた。キャッチも有効に使うことができた。

・エンドラインのところを狙ってボールを送ると相手が取りにくくなると思った。

・アンダーとオーバーを使い分けることができた。

 

といった内容の振り返りを行っていました。

 

 

 今後もバレーボールの授業は続きます。3年間の見通しを持って、3年時には本来の形でゲームをすることができるように、今年度は基本技能の習得と、ワンバウンドやキャッチなどを使ったゲームを取り入れた授業を行いました。次時あたりからはレベルもすこしずつあげていき、本来のルールに近づけていきたいと考えています。

 返球の回数も3回に近づけていったり、ワンバウンドを無くしたり、キャッチを無くしたりなど、生徒の実態に合わせてレベルアップしていきたいと思っています。

 

 

 1年間を通して様々な種目に取り組んできましたが、技能の上達を目指すためには、自分自身の動きがどうなっているのかを知ることが大切になってきます。

 

 そこで、ICTの活用が重要になってきます。

 今回、谷口指導主事から「保健体育を楽しく学習するためのICTの効果的な活用方法について」ということで、お話を伺いました。

ICTを活用し、動画や静止画を撮影することで、自分自身の動きを客観的にみることができ、根拠に基づいた修正を行うことができることから、個人やチームの仲間と対話をしながら協働的に解決することができる

アンケート機能や多様な設問を設定することができ、授業の振り返りを充実させることで、次の授業における取組の改善に活かすことができる

プレイだけではなく、審判など仲間の活動を援助するシーンを残すことができたり、授業内での協働する・団結する・貢献する姿を見ることができる

 

など、私たち自身も今まで意識していた部分からさらに深い考えを学ぶことができました。

 

 このようにICTを効果的に使用することで、生徒自身の、上手になりたい!速くなりたい!点数をとりたい!といった意欲にもつなげることができますし、技術や技能だけではない、人の優しい部分などに触れることができると考えました。

 

 これからも保健体育の授業において、どのように活用できるか、生徒の運動する時間を確保するために、どのような取り組みができるかなど、研修を重ねていく必要があるなと感じる1日となりました。

 

 ご指導いただいた谷口指導主事、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。 今回の研修の中でお話しいただいた点や、頂いた資料からもう一度保健体育とICTの活用について考え、今後の授業展開に活かしていきたいと思います。

 

データの分析 ~数学科研究授業~

先日、行われた研究授業、数学編をお届けします。
近年、「ビッグデータ」という言葉が注目され、技術の進化によってデータ量が爆発的に増加しています。そのような時代において、データを分析し傾向を読み取り、批判的に考察して判断する力が求められています。

今回の数学の授業では、データをヒストグラムに表し、比較・分析を行う学習に取り組みました。これまでの授業では、データを度数分布表にまとめ、手描きでヒストグラムを作成するだけで授業時間がほとんど終わってしまい、データを深く分析する時間を十分に確保することが難しい状況でした。

しかし、今回はタブレットを活用し、「SGRAPA」というソフトを使用することで、短時間でヒストグラムを作成することが可能になりました。授業の最初は、ヒストグラムを作成してもグラフの特徴を読み取れず、分析に困る生徒も多く見られましたが、階級の幅を調整することでヒストグラムが読み取りやすくなり、どちらの階級設定が良いのかを考えることができました。

また、読み取った内容を友達と共有し合い、意見を伝え合うことで、多様な視点や考え方を学ぶことができました。数年前の授業では手描きでヒストグラムを作成していたため、階級の幅を変えると作業を最初からやり直す必要があり、大きな負担となっていました。それに対して、今回の授業では分析や考察の時間を十分に確保することができ、データに基づいて根拠を持って説明する生徒たちの姿がとても印象的でした。

何事においても、「なぜ」を考える姿勢は大切です。これからはAIを活用する機会がますます増えていくことでしょう。そして、AIを活用するためには数学的な力が欠かせません。

激しく変化する時代に対応できるよう、生徒だけでなく、私たち教員も日々研究を重ね、より良い授業づくりに努めていきます。