校長室

校長室から発信

うれしかった2つの話

 4日()、地域の公園などでボランティア清掃をしていただいている平和台悠悠クラブの山口様と倉橋様が学校にお見えになり、生徒たちに使用してほしいということで、クラブで作ったぞうきんをたくさん寄贈してくださいました。この後の大掃除や環境整備に大いに役立たせていただきたいと思います。ありがとうございました。

 また、現在、本校に用務員さんがいない状況となっているため、体育祭前だというのにグラウンドの雑草や花壇の手入れがままならない状態です。予定されていたPTAの除草作業も雨で中止となってしまいました。どうしようかと頭を抱えていた今日、地域から2人の方が自発的にボランティアで花壇の整備をしてくださいました。まだまだ整備しなくてはいけない場所がたくさんですが、学校としては本当にうれしいことでした。こちらにも感謝申し上げます。ありがとうございました。

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 (寄贈されたぞうきん)

2学期始業式にあたり…

 2学期がスタートしました。若干の欠席者はいたものの、45日間の夏休み中、一件の事故や問題等もなく、始業式で生徒たちの元気な顔を見られたことをうれしく思っています。

 始業式の中では、頭の中の切替スイッチをOFFからONにして、2学期最初に全校で取り組む体育祭に臨むこと、「努力は足し算・協力は掛け算」という言葉から、仲間同士が協力し合って体育祭練習に取り組めば一人ひとりの何倍もの成果が出ること、逆に一人でも手を抜くと全員の結果がゼロになってしまうこと、2学期の各学年への願いなどを話しました。生徒たちは、その後に実施した避難訓練と併せて、長期休業明けとは思えないしっかりした姿勢で参加することができました。

 避難訓練は、今回は学級がバラバラになっている清掃中に発生した地震を想定して実施しましたが、どう行動したらいいかを判断できずにとまどっている生徒も多くいて、防災教育をしっかり行う必要性を改めて実感しました。全体への話では、担当職員から訓練の重要性、また、今回ご多忙な中、ゲストティーチャーとして講話をお願いした本校地域コーディネーターの村田様より、自分の身を守るために必要な力・準備、いざという時に中学校として期待したいこと、地震以外でも起こりうる災害の恐さ等についてご指導いただきました。

 12日()は第69回体育祭です。来週、わずか一週間の練習期間で、どこまで完成させることができるか一抹の不安もありますが、「みんなの一生懸命な姿を見てもらって、地域や家族の人を笑顔にし、元気をプレゼントしよう。それが中学生が2学期最初にできる地域貢献だ」ということも話してあります。体育祭期間中、音楽やマイクを通した大声など、迷惑をおかけする場面も多々あるかと思いますが、生徒たちは自らの成長はもちろん、仲間のため、地域のため、家族のために精一杯頑張りますので、温かいご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

小中一貫教育の基本方針と施策

 昨年度に引き続き4月から布佐中、布佐小、布佐南小で話し合いを重ねている小中一貫教育ですが、8月21日()に3校の全教職員で合同研修会を行い、今後の基本方針を改めて確認し合いました。国の施策としても小中一貫教育の制度化が為されましたが、布佐中学校区の小中一貫教育は、分離型の学校として以下の方針で運営されていきます。

  1、布佐中学校区小中一貫教育の目標と共通ミッション

     『自ら学び、心豊かに支え合い、よりよい未来
      を切り拓く児童生徒の
育成』 

 

  ・小中学校での9年間、歴史と文化の溢れる布佐の地で、布佐に生きていることに対する誇りを身につけながら自己実現を図ることによって、将来にわたり布佐の新しい時代を切り拓く、地元に貢献できる人材を育成していく 

 

 2、布佐中学校区小中一貫教育がめざす理想の生徒像(15歳の姿)

  Ⅰ.主体的によりよい生活・学習のあり方を求め、思考し、的確に判断しながら行動(表現)できる生徒

  Ⅱ.互いの価値観を認め、仲間と学び合い支え合いながら、(自分ではない)誰かのために貢献できる生徒

 

  3、目標を達成し理想の生徒像を実現するために

    9年間を一貫させた(見通した)教育課程やカリキュラムの開発を進めていきます。

    ②共通のゴール(理想の生徒像)をめざし、9年間を見通した系統性のある学習指導と授業を創造します。

    地域・保護者と一体となって(協働して)子ども達を育みます。

 

 4、具体的な施策として

     ①学力向上に向け、小学校から家庭学習の習慣化・充実を図るための発達段階に応じた取り組みを系統的に行います。

                        ↓
    家庭の理解と協力、学校と家庭との協働が鍵を握ります

     ②学力を向上させ、理想の生徒像に近づくための授業を小中学校の教職員が学び合いながら創造し、発達段階に応じて一貫して実践していきます。

     主体的な活動を生み出すための話し合い活動に、発達段階に応じて小学校から系統的に取り組んでいきます。

     ④これまで同様、小小・小中の連携活動に取り組み、子ども同士が学び合う場を設定し、実践していきます。

 ⑤発達段階に応じた学習規律や約束事の見直しと共通理解を進め、学力向上を図るための環境整備を行います。 

     ⑥地域ルームを活用したコミュニティーを構築し、学校・保護者・地域が当事者意識をもって協働する学校創り、まち創りに取り組む布佐型コミュニティー・スクールをめざします(学校支援地域本部の教育支援を小学校にも広げていきま)

 


 

広島平和記念式典・代表生徒出発

 8月5日()午前6時30分、第70回広島平和記念式典に参加する市内中学校の代表生徒24名が我孫子駅を出発しました。本校からは3年生の竹内さん(全体の総団長)を先頭に2年生の伊藤さん、藤井君、大河原君が自らの意思で参加しています。

 前日の4日には、4名の生徒が私のところへ出発の挨拶に訪れ、それぞれに今回の広島派遣に対する思いや学んできたいことについてしっかりと話してくれました。参加したいという立候補者が多数いたのですが、さすが面接等の壁を乗り越えて今日の日を迎えた生徒たちです。

 終戦から70年という節目の年、記念式典に参加する他にも、戦争について語ってくれる地元の方たちと触れ合いながら平和への思いをしっかりと実感し、12月の報告会はもちろん、帰校後の学校生活や地域での諸活動に活かしていってくれれば…と願っています。

 我孫子への帰着は7日()18時40分前後の予定です。


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 (出発時の生徒)

夏休み宿題お助け隊+補習・大成功

 8月4日()~6日()、布佐中学校区小中3校で学校支援地域本部主催の学習会、通称「宿題お助け隊+補習」を行っています。地域のみなさんの力を借り、大学生にも協力してもらい、子ども達の学力向上と夏休みの有効な過ごし方に資することができれば…と考えています。

 昨年度に続いての実施ですが、昨年度はPRの不足等もあって子ども達の参加が大変に少なく、教える側の地域の大人の方が多いという状況でしたが、今年度は布佐中職員による数学の補習とも連携し、多くの参加者を集めることができ、大変に有意義な時間を過ごすことができています。

 こんな地道な活動が次へとつながり、例えば、地域の方々の教育力を活かした放課後の補習や土日の自主的な学習へと発展するような軌跡が描ければ…とも思っています。下記と「学校支援地域本部」のページに学習の様子を掲載しますのでご覧ください。


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小中高・地域が協働するマップ作り

 8月3日()、今年で3回目となる布佐my♡プロジェクト2015「マップ作り」が実施されました。これは地域の小中高校生(布佐小・布佐南小・布佐中・我孫子東高)と職員、そして地域の方々が協働して布佐のまちについて調査し、調べたことをマップ作りを通して学び合う活動です。この営みによって、私たちは①子ども達に布佐に対する誇りと愛着をもたせ、将来にわたって布佐の地に貢献できる人材を育成する、②小中高の連携・交流をいっそう深める、③地域の方との触れ合いを通してコミュニケーション能力を育成し、社会性を身につけさせる、といったことをねらっています。そして、一昨年、第1回目は防犯、2回目は防災、そして今年度は地域の歴史と文化についてがテーマでした。

 早朝、市長・教育長・警察署長を始め、多くの来賓のみなさんをお迎えして開会行事を行った後、炎天下の中、8グループに分かれた小中高校生と地域の方でフィールドワークに出かけました。そして、それぞれのグループが立ち寄る史跡等では、地域史に精通しておられる専門家や古くから布佐にお住いの方から詳しい説明をしていただきながら勉強しました。グループ内では、小中高校生が各自の役割分担にそって活動し、地域の方にサポートしていただきながら見事なチームワークで午前中の行程を走破しました。

 午後からは、グループごとに調べたことをマップにまとめて発表し合うのですが、ここにも午前中に史跡等の説明でお世話になったみなさんにお越しいただき、さらに詳しいレポートの作成まで行うことができました。完成した地図はもちろん、子ども達の発表はどれも素晴らしい堂々としたものでした。

 わずか1日の活動ではありますが、この1日で子ども達が学んだこと、身につけたことはとてつもなく大きかったと考えます。この貴重な体験を今後の学校生活に活かすことを願うとともに、ここに至るまでに多くの関係者のみなさんのご尽力とご支援があったことに改めて深く感謝申し上げたいと思っています。

 

※活動の様子を下記にアップしますが、「生徒の活動」のページにもアップしてありますので、クリックしてご覧ください。

  
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大盛況の図書ボランティア講習会

 29日()、学力向上のための読書活動推進と授業等における積極的な図書活用を目的として、図書室の整備と生徒たちにとっての有効利用を進めるために導入する図書ボランティアの方々を対象にした講習会を開催しました。これは本校に寄せられる学校評価の中で厳しいご指摘をいただいている項目の改善を図るものでもあります。

 講習会には、図書ボランティアの力による学校図書の活用で県内でも先進校として知られている(私自身も3回視察に訪れています)野田市立福田中学校より学校支援コーディネーター4名を講師としてお招きしました。

 講習の中では、福田中の活気なかった図書室がみるみる蘇っていく様子をスライド等を使ってお話しされ、それに至るまでの数々の方策や仕掛け、ボランティアとしての役割、また実際に図書室の本を手に取って生徒が興味をもつようにする工夫などを教えていただきました。

全部で何と50名前後の地域の方々にご参加いただき、たくさんの学びと今後の布佐中学校に導入していきたい取り組みが満載の講習会であったと思っています。これを始めの一歩として、2学期からゆっくり、できることを着実に進めていきたいと思っていますので、今回、講習会に参加できなかった方も含めて積極的にご協力をお願いできれば幸いです。

※講習会の様子は以下をクリックしてご覧ください
 (学校支援地域本部のページにも掲載します)
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充実と躍進の1学期を終えて

 本日、7月17日()をもって平成27年度1学期の授業はすべて終了しました。1学期を振り返ってみると、校外学習を始めとした各学年の取り組み、生徒総会や歌声交歓会といった生徒会・学校行事の数々、学習を中心とした日常の活動、そして部活動と生徒たちは本当によく頑張り、大きな成果をあげることができました。これらの活動を通して生徒一人ひとりが得た感動的体験や成就感によって、彼らはまた一回り大きく成長できたのではないかと思います。そして、そんな生徒たちの頑張りによって、地域の中核である布佐中学校も大きく飛躍し、地域・保護者のみなさんの信頼と協力を得ることができました。生徒たちにも感謝しなくてはいけないと思っています。

 終業式ではそんな生徒たちの頑張りを讃えるとともに、岩手県で発生した中学生の自殺事件にも触れ、いじめ根絶に向けての話もしました。先に生徒からとったいじめアンケート集計の結果、本校でも残念ながら「周囲から嫌なことを言われて悩んでいる」といった回答が5人からありました。担任の教育相談や早期発見によって、いずれも解決しているということで取りあえずは安心をしていますが、その後のケアにも細心の注意を払っていきたいと思います。心に負わされた傷は他人には見えないし血も流れません。だからこそ私たち大人が、学校が常にアンテナを高くして生徒たちの人間関係を耕し、敏感になっていなくてはならないと考えます。

長いようであっという間に終わってしまった1学期。私たち職員もじっくり振り返るとともに、2学期以降の布佐中学校のますますの躍進に向けてじっくりと構想を練りながら準備を進める夏季休業にしたいと思います。そして、これからもいじめなど一切ない、本校のめざす学校像の一つである「先生も生徒も通うことが楽しく、日々を充実した気持ちで過ごせる学校(希望の登校・満足の下校)」の実現のために、職員一同力を尽くしていきますので、引き続き学校へのご支援とご協力をよろしくお願い致します。

 ※終業式から(クリックしてご覧ください)
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3年生・最後の熱い夏スタート!

 8日()に壮行会が行われ、いよいよ9日()の陸上部を皮切りに葛南大会の幕が切って落とされました。3年生にとってはいよいよ2年半の集大成となる暑い夏です。

 陸上部の葛南大会は降りしきる雨と季節外れの肌寒さを感じる梅雨空の中、白井市の運動公園競技場で行われました。選手たち、特に3年生はここまでの厳しい日々の練習や冬季トレーニング、仲間と支え合った毎日を思い出して全力で競技しました。結果、県総合体育大会へは2人が出場、女子走り高跳で3位(あと1㎝で県大会でした)、男子共通リレーでの3位入賞を始め数々の入賞を果たしました。また、入賞こそ逃したものの、全力を出し切った選手たちは見事に布佐中学校の先陣としての役割を務め上げてくれたと思っています。18日()から始まる他の部の葛南大会がいっそう楽しみになってきました。

 葛南陸上大会の様子と他の部活動で布佐中学校が出場する試合(初戦)の予定一覧を下記にアップします。クリックしてご覧いただくとともに、時間の許す範囲で会場での応援をよろしくお願い致します。

☆陸上大会の様子
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☆各部葛南大会初戦の予定
 平成27年度 葛南大会予定.pdf
 

学級活動の成果!1学期歌声交歓会

 7日()、体育館にて1学期歌声交歓会を実施しました。後に保護者会が控えている関係で、多くの保護者のみなさんにも聴いていただくことができました。

 1年生から3年生の全10クラスが、学年ごとではなくランダムに入り混じって発表をしたのですが、それぞれの学級・学年に独自のカラーがあり、お互いに学ぶべきものも多かったようです。

 そして、どの学級も一生懸命に練習してきたことに自信をもち、仲間を信頼して素晴らしい演奏ができたと思います。さらに、そんなお互いの学級のよさを認め合ってか、他学級の発表を聴く姿勢や態度も立派でした。最後には特設合唱団が今年度初めての発表を披露しましたが、その歌声には全員が真剣な面持ちで聴き入っていました。学級合唱は、まさに学級の今ある状況・人間関係が如実にあらわれるものであり、誤魔化しはいっさいききません。そういった意味からも、保護者のみなさんには、交歓会の歌声から今の布佐中の状況や落ち着いている姿を感じ取っていただけたのではないかと思っています。

 生徒たちには、現状に満足することなく他学級の演奏から学んだことを糧に、11月の合唱祭に向けて、学級の絆をもっと深めながら、さらに高いレベルでの合唱を創り上げてほしいと願っています。

 

※発表の様子(写真)は「生徒の活動」のページをご覧ください。

速報!バレー部市内大会優勝

 速報・バレー部市内大会優勝!5日()、葛南大会の前哨戦である市内バレーボール大会で本校バレー部が見事に優勝を果たしました。予選リーグで白山中に1セットを取られたものの、準決勝は宿敵湖北中に2-0、決勝も我孫子中に2-0という圧勝でした。特に決勝の2セット目は出だしで相手の威力あるサーブにてこずり、1-10まで点数を広げられたのですが、あせることなく、何よりも苦しい場面でも笑顔を忘れず(以前と比べて、ここにすごく成長のあとを感じます)にお互いを励まし合い、声をかけ合って、終わってみれば25-13という大逆転。応援生徒、保護者一体となって布佐中・チームバレー部の底力を十分に見せてもらいました。

 このバレー部の偉業を励みに、他の部活動も葛南大会に向けて、特に3年生は残されたわずかの時間を精一杯練習に励んでほしいと思います。また、バレー部の生徒にも、本当の勝負はこれから、目標である葛南大会の優勝と県大会出場を達成できるよう、自信をもって前進していってほしいと思います。

 応援しています。フレーフレー布佐中部活動!!

学びと充実の3日間、感動の修学旅行!

 3年生は24日()~26()まで奈良・京都方面への修学旅行に行ってきました。この3日間(特に最初の2日間)、生徒たちは事前に学習して自らが追求してきた課題を検証する本物の「学びの修学旅行」を見事に実践しました。そして、私はこの修学旅行で「学びが人の行動を変える」ということを心底実感しました。

 初日、早朝5時11分の始発電車で布佐駅を出発し、東京駅に向かいました。車中、一般のお客さんに自然に席を譲る生徒たちの姿がとても微笑ましく、最高のスタートを切りました。7時20分の新幹線で一路京都駅に、ここからさっそく検証テーマごとのグループ別行動へとうつります。昨年と大きく違うのは、全生徒が学習のテーマを「日本のまほろば」である大和地方、すなわち飛鳥・斑鳩を始めとした古代史の中心から平城京が置かれた奈良市内に絞ったこと。これが生徒を歴史のロマンへと駆り立て個々の学習を深める大きな要因となったのではないかと思います。そして、それぞれの検証場所で大変にわかりやすく、生徒が学習してきたことを上手に引き出しながら様々なことを教えてくれた観光ボランティアのガイドのみなさんや各寺院の関係者のみなさん、何十回と奈良を訪れている私自身も、思わず話に引きこまれそうに、いや惹きこまれていました。生徒たちの学 びが大きく膨らんだのは、まさにこの方々の支援があったからに他なりません。1日目の学習を終え、橿原市にあるホテルに戻ってきた生徒たちは口々に「すごく楽しかった」「おもしろかった」「いい1日だった」と、こちらから聞こうとする前に笑顔で報告をしてくれました。そして、我孫子にいたら電車では東京に行くことさえ迷いそうな子ども達が、遠く離れた方向さえわからない初めての地で、時間通りに、怪我やトラブル等も一切なく自分たちの力で行動できたこと、自分たちが真剣に学んだことを一生懸命に確かめようとする気持ちが、こんなところにも波及したのだと思います。

 2日目も前日とは異なるメンバーで、探究の旅に出かけて行った生徒たちでしたが、さらに充実した面持ちで天理市にあるホテルに時間通りに笑顔で帰ってきました。夜の報告会や職員の反省会では、生徒からも先生方からもたくさんのうれしい報告を聞くことができました。この2日間を終え、生徒たちにとって本当の楽しさとは何か、修学旅行の意義とは何かを彼らの取り組みや活動の様子から改めて教えられたような気がしています。

 ここまでは素晴らしい生徒の様子ばかりを書きましたが、実は、何と言ってもまだまだ中学生、初日に京都駅から奈良方面に向かう車内、最初に薬師寺を訪れるメンバーが最後尾の車両にかたまってしまい、一般のお客さんを度外視したマナーの悪い行動が見られました。そして、この行為は夜の子ども達による実行委員会に報告をされたのですが、そこでは教員が入る余地のない白熱した議論が交わされ、リーダーたちの「何としてもこの修学旅行を成功させたい」という熱い思いが失敗した生徒たちにも伝わり、翌日の行動改善へとつながりました。

 そして最終日、京都でのクラス別行動です。朝からあいにくの大雨でじっくりと見学というわけにはいきませんでしたが、それぞれクラスで話し合って決めた場所でお土産に、写真撮影にと思い出に残る半日を過ごせたようです。最後に清水寺で全体が集合し、降りしきる雨の中、ずぶ濡れになりながら学年みんなで撮った集合写真は一生の記念品になるのではないでしょうか。

 古の都に思いを馳せた3日間、生徒たちは大いに学び、大いに楽しみ、満足感と達成感を胸に、確実に成長した姿で帰ってきました。帰りのバスの中でも「もう終わってしまうのか…」とか「帰りたくない…」という声が聞こえてきたほどです。これから3年生の生徒たちは、この感動的な成功体験を自信として今後の日常生活に、すべてにおいて「中学校生活最後」となる各行事に、そして個々の進路実現に向けて大きく羽ばたき飛躍する、私たちの期待に応えてくれるという確信を改めてもった修学旅行であったことを最後に報告させていただきます。

 

※生徒の活動の様子(写真)は「生徒の活動」のページに掲載しますので、そちらもご覧ください。

大空・太陽学級、合同学習会参加

 16日()、大空学級と太陽学級の合同(校外)学習会が行われました。目的地は佐倉市の草笛の丘です。予報では雨が心配される天気でしたが、楽しみにしている子ども達の願いが届いたのか、晴天とはいきませんでしたが、傘をさす場面など1度もなくてすみました。

 本校の子ども達は布佐小学校・新木小学校の子ども達と一緒のバスで向かいましたが、中学校らしくリーダーシップをとってバス内レクを盛り上げることができたようです。  

現地について開会式の後、他校の子ども達と全員でレクを行いました。どの子も満面の笑みで楽しそうに、また小中関係なく一生懸命で、みんなが仲良く接している姿は本当に微笑ましかったです。

その後はミニSLに乗ったり、アスレチックをしたり、一緒に弁当やおやつを食べたりと子ども達にとっては夢のような1日が瞬く間に過ぎ去ったのではないかと思います。

残念ながら、私は午後から出張となってしまい、昼前には子ども達と別れて現地を後にしたのですが、先生方の撮った写真に写る一人ひとりの表情や溢れるような笑顔からは、満足感いっぱいの素晴らしい1日を過ごせたことが感じとれました。

 ※クリックしてご覧ください。
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躍動!バレー部県大会

 13日()、バレーボール部の県大会が館山市で行われました。既にお知らせの通り、葛南大会を制し、東葛大会第3位で予選を突破した本校生徒も、この日をめざして練習に一生懸命に練習に取り組んできました。

 遠方のため、前日泊で調整を行い、万全を期して大舞台に臨みました。初戦は大多喜中との対戦でしたが、選手は声をかけ合いながら伸び伸びとプレーできていたように思います。結果は2-0のストレートで勝利し、2回戦に進むことができました。

 昼食後、午後からの2回戦は習志野三中との対戦でした。勝ち上がり校同士の対戦ですから、当然1回戦よりもレベルアップし、お互いにミスが少なくラリーも白熱しました。。そんな中で、サーブレシーブの安定感に若干の差があったのかなと素人目には映ったのですが、残念ながら0-2で敗れてしまいました。

 試合後、悔し涙を見せている選手もいましたが、私からは「目標のベスト16には届かなかったけれど、今回、県大会で2試合できたことは大きな財産になる。県大会に出場して悔しさを味わったことで、県に出ても勝ちたいという気持ちを本気でもてるようになった。この気持で練習すれば、夏の葛南大会を乗り越える力をつけることが絶対できる」という趣旨の話をしました。選手たち、特に3年生にはあと1ヶ月後に迫った最後の葛南大会に向けて精一杯練習に励んでほしいと願っています。

 遠方にも関わらず、選手たちの応援に駆け付けてくれた保護者・家族のみなさん、様々な面でサポートしていただいた先生方、及び関係者のみなさんに改めて感謝したいと思っています。


 ※大会の様子です。クリックしてご覧ください。
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生徒の、生徒による、生徒のための総会

 11日()、午後から生徒総会が実施されました。やや蒸し暑さを感じる体育館で1時間半を超える長丁場でしたが、昨年度に増して素晴らしい生徒総会でした。

 事前に学級で資料の読み合わせをしっかりと行ってきたこともあってか、よく考えた質問や意見が積極的に発言されました。そして、何よりも提案者の説明や質問に対する答弁を集中して聴いていた生徒全員の落ち着いた雰囲気がよかったです。特に、1年生は小学校では経験したことのない生徒主導の総会、先輩たちの見事な進行ぶりにとても驚いた様子でした。

 まさに、「生徒の、生徒による、生徒のための総会」であったとお世辞抜きで褒められる大人顔負けの総会でした。生徒会からは、今年度のスローガンとして「誰もが誇りをもつ布佐中学校を創り上げよう」という提案とそのための具体的な手立て(地域貢献や学力向上実現に向けた感心させられる内容でした)が示され、可決をされています。

 このスローガンのもと、生徒全員で一丸となった「チーム布佐中」がますます学校で、地域で活躍し、生徒一人ひとりもさらに成長していくことを願っています。

 とても有意義で心地よい午後の時間を過ごせた思いです。

※生徒総会の様子です。クリックしてご覧ください。
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大成功!林間学校

 4日()~6日()、2年生は林間学校に行ってきました。福島県裏磐梯を中心に、自分たちが総合学習で学んできた自然について検証したり、現地の方たちとの触れ合いを通して、学校では決して得ることのできない貴重な学びを手にするための旅です。

 初日、現地についたときには激しい雨と風、10℃前後の寒さ、バスの中で早目の昼食をとりながら、この先どうなることかと心配しましたが、いくつかのコース変更は余儀なくされたものの、雨はおかげさまで小休止、現地ネイチャーガイドさんたちの案内によって素晴らしい自然観察体験ができました。ガイドさんの説明を一言一句漏らさずに聴こうとしている生徒たちの真剣な表情が印象的でした。

 宿舎についてからは飯盒炊飯です。時間的な厳しさはありましたが、逆にその分だけ全生徒が一人残らず作業に没頭し、見事な各学級・各班の協力態勢を見ることができました。その後の入浴やリーダー会でも生徒たちは臨機応変に動き、無事1日目を終了しました。

 反省会では様々な課題や問題点が発言されましたが、私からは「集団でただ山歩きしているだけの学校もある中で、君たちの林間はしっかりとした目的をもったレベルの高いものだ。レベルが高ければ当然課題も多くある。初日よりも2日目、2日目よりも3日目にどんどんよくなっていく林間にしよう」という話をしました。

 2日目は前日とは違ったメンバー・コースでの学習です。生徒たちはコースを回りながらガイドさんに積極的に質問したり、自分たちが学習したこと以外の新しい発見をしようと真剣な眼差しで山歩きをしました。ガイドさんから教えてもらった植物を自分でも見つけたり、不思議な虫を見つけてガイドさんに報告するなど、昨日以上に自然観察を楽しんで感動的な体験をすることができました。

 2日目の夜はキャンプファイヤーでしたか、担当者の見事な企画もあって、学級の発表やフォークダンス・歌と本当に学級・学年が団結して最高の時間を過ごし、一生の思い出をつくることができたようです。

 3日目は班ごとに地元の農家にお世話になり、農業体験をしながら現地の方と触れ合います。今まで経験したことのない作業に戸惑っている様子もありましたが、農家の方たちに丁寧に教えていただき、楽しそうに仕事に励んでいました。畜産農家ではトラクターの運転まで体験させていただき、たくさんの笑顔が見られた3日目だったと思います。それぞれの農家で収穫した新鮮な野菜は、お昼ご飯のおかずとして出され、なかなか味わうことのできないとれたてのみずみずしい野菜や現地の特産物などに舌鼓をうっていました。

 最後の閉校式では、実行委員全員からしっかりとこの林間学校の成果と課題が述べられました。学年集団のよさや具体的に一人ひとりが頑張っていたことについても話があり、リーダーとして成長した姿が感じられました。このように「団結力を深める」という林間学校の目標を達成した2年生の生徒たち、この後、この経験を糧にした学校生活での活躍や次の修学旅行に向けての頑張りを楽しみに、また期待して見守っていきたいと思います。

 

※林間学校の様子(写真)は「生徒の活動」のページをご覧ください。

市内陸上大会での頑張り

 28日()、第52回我孫子市中学校陸上競技大会が行われました。これは陸上部の大会ということではなく、東葛駅伝大会と同じで学校全体で代表選手を選出し、学校をあげて応援を含めた取り組みをしていくものです。

 このような大会であるため、いつも書いていますが、生徒数が圧倒的に少ない本校はエントリーする選手の人数も含め、高い得点をあげることが難しい面があります。そんな状況ではありますが、選手たちはこの1か月間、多くの先生方や学級の仲間の支援を受けて本当によく練習に励んで力をつけてきました。私からは「練習10で本番8というのが定説だけど、今日の試合でそれを10以上にするか、8のままか、それともそれ以下になってしまうのか。他校と競うことも大事だけれど、まずは自分自身に挑戦してほしい」という話をしました。

 そして、試合ですべての選手たちは自分のためだけではなく、「チーム布佐」のために全力を尽くして頑張りました。怪我で出場できなかった選手がいたこともあり、総合得点は残念ながら6位という結果でしたが、標準記録を突破して県通信大会へとコマを進める選手が、昨年の1名から5名へと大きく躍進しました。5名の生徒には、県大会でも自らの力を存分に発揮することを期待するとともに、今回の練習と試合で学んだことを自分たちの所属している部活動やこの後の駅伝へと活かし、さらに成長してくれることを願っています。

5月の全校集会

 20日()、全校集会が行われました。テーマは各学年目標と学級目標、およびそこに込められた願いについての発表です。1年生は初めて全校の前で話した生徒も多かったと思いますが、堂々と自信をもって自分たちの学年・学級を語ることができたように思います。2・3年生も同様で、さらにそれを受けてコメントする生徒会の進行ぶりもたいしたものでした。

 生徒会長からは、学年目標と学級目標のつながりが明確でよかったという評価と常に目標を頭に入れて頑張ってほしいという話がありました。

 私からは、①学年目標は学校教育目標「自主」と「共生」を受けて創られていること、学級目標は生徒会長が話したように学年目標を受けて創られていること、だから言葉自体はなくても、それぞれの学級目標の中には、必ず「自主」と「共生」への願いが込められていること。②学級目標を全員が常に意識するためには、毎日の具体的な行動目標の決め方と学級への投げかけ()がポイントになること。③学級目標は1年後に君たちの学級がゴールした姿であることをイメージして仲間とともに歩んでいくことなどについて話しました。

 初夏の日差しが降り注ぎ、かなり気温も高い体育館の中での今年度初めての集会でしたが、全校生徒しっかりと集中して参加できていました。来月はいよいよ生徒総会が行われます。生徒会中心に準備を進めていますが、さらに素晴らしい「生徒の、生徒の手による、生徒のための総会」となるよう期待しています。

市長室を訪問して…

 13日()、吹奏楽部の生徒2人を引率して市役所に市長を訪問しました。教育長と教育委員会職員にも同席をしていただき、30分ほどの時間でしたが、緊張気味で表情が強張っていたとはいえ、生徒には大変有意義で貴重な時間になったと思います。終わりには、市長から「これから先の進路で、どんなに進んだりどんな活動をしていくかまだわからないと思うけど、何をやるにしても一生懸命に行うことがきっと次に役立つから頑張ってほしい」というお話をいただきました。

 さて、順序が逆になってしまいましたが、何故2人の生徒が市長を訪問することになったかについてです。吹奏楽部がこの3月、春のコンサートを開催して大盛況であったということは既にお知らせ済みですが、毎年、その場で東日本大震災の復興支援に利用していただくためのチャリティー募金を行っています。いただいた募金については、東北地方の陸前高田氏と我孫子市に寄贈しており、13日は我孫子市に贈る募金を市長に届けに行ったということです。

 吹奏楽部の生徒が代表して訪問させていただきましたが、言うまでもなく、これは生徒たちの頑張りはもちろん、地域のみなさんのご協力あっての賜だと思っています。改めて感謝申し上げるとともに、引き続き吹奏楽部を始めとした本校へのご支援・ご協力をよろしくお願い致します。

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(クリックしてご覧ください)

大健闘、布佐中部活動・バレー部県大会出場

 5月3日()、ふさ新緑祭りに吹奏楽部が招かれて演奏を行い(「生徒の活動」に写真を掲載しています)、大勢の地域の方々から大きな声援と拍手をいただきました。

 そしてここ2週間、他の部活動も春季市内・葛南・東葛大会に大熱戦を繰り広げています。入部したばかりの1年生が活躍している部、入賞こそ逃したものの、いつものことながら布佐中の何倍もの部員数を有している学校と大接戦を展開し、延長戦の末に勝利をつかんだ部、同じような状況で僅かに1点差に泣いた部、最後の最後に(勝ちをあせってか?)守りに入ってしまい逆転を許してしまった部、結果は様々でしたが、どの部にも共通して言えることは、普段の練習に一生懸命取り組んでいる分、本当にすべての生徒(試合に出ていない応援の生徒も含めて)が勝利をめざして、プレーも応援も一瞬たりとも気を抜くことなく、全力投球していることです。今回はそんな部活動の中から、3月に葛南大会を制したバレー部が見事に東葛大会3位入賞を果たし、6月に館山で行われる県大会への出場権を手にしました。晴れ舞台で伸び伸びと、自分たちの力を思い切り発揮してほしいと願っています。それ以外の部も夏の総合体育大会に向け、さらなる努力と活躍を祈って応援していきたいと思います。

 それぞれの部活動で会場まで足を運んでいただき、たくさんの声援を送っていただいた保護者のみなさまに改めて感謝致します。生徒たちの大きな励みとなっていますので、引き続きの応援をよろしくお願いします。