校長室

2014年12月の記事一覧

小中連携・地域連携書初大会 大成功!

 23日()、布佐中学校武徳館(武道場)にて小中高連携・地域連携書き初め大会を実施しました。休日にも関わらず、当日は早朝より地域にお願いした講師の先生・地域ボランティア(地域ルーム)のお手伝いの方々・小中三校の先生方、そして我孫子東高校の先生・生徒と多くの方々に応援いただき、大変にスムーズな運営ができ、参加した子ども達も満足感いっぱいに過ごすことができていました。

 子ども達の感想の中には、「地域の先生が丁寧に教えてくれて上手な字が書け、宿題も終わってよかった」とか「小中学生が一緒で最初は緊張したけど、交流もできたし、中学生の上手な字が見られて参考になった」「たくさんの人に教わり、家でやるより集中してはかどった」等々の意見が数多くありました。

 この後、子ども達からとったアンケートを基にして、来年度の方向性を決めていくことになりますが、「ぜひ来年も参加したい」という多くの子どもの声に応え、より意義のある書き初め大会にしていきたいと考えます。また、新年1月7日からは布佐中学校B棟2階に参加者全員の作品を展示し、地域・保護者のみなさんや小学生にも開放します。たくさんの方々のご来校をお待ちしていますので、よろしくお願いします。

 終わりになりますが、ご協力いただいた地域のみなさん、我孫子東高校のみなさん、小中学校の先生方、特に小中三校の中心となって企画・運営に携わってくれた実行委員のみなさんに改めて御礼申し上げます。

地域の教育力に 感謝!!

 12月18日()、1学期に引き続き、地域の方に本校の大掃除をお手伝いしてもらい、生徒ともに汗を流していただきました。今回は地域団体の定例会と日が重なってしまい、人数が少なくなってしまったこともあり、お手伝いしてもらった方には、それぞれ時間内に複数の場所を回っていただくなど、大変なご苦労をおかけしてしまいました。

 そんな中、ご高齢の地域の方が、トイレ掃除で膝をついて一生懸命に床を拭いている姿を見て、生徒たちは自然と無言になり、黙々と清掃に取り組むようになったのが印象的でした。きっと自分たちのために、地域の方が無心で働く姿に心を動かされたのだと思います。

 私たち教職員も、清掃に限らず日頃から率先垂範を意識して活動していますが、なかなか生徒の心を動かして行動化させるところまでには至りません。まさにこれが「地域の教育力」なんだろうなということを実感しました。

 この例に漏れず、これからも学校・家庭・地域が連携した「みんなで創る地域の学校」で、よりパワーアツプした教育力をもって生徒を育てていきたいと考えます。今回、お手伝いいただいた方々へのお礼とともに、今後のさらなるご支援とご協力をお願いする次第です。

「留学生が先生」プログラムに思う

12月4日()、1年生を対象に「留学生が先生」プログラムを実施しました。これは国際交流協会の支援をいただいて、海外から日本に留学して大学・大学院で学んでいる学生が、自国のことについて工夫を凝らしながら中学生に教える授業です。

今年度は、スリランカ・マレーシア・アルゼンチンから3人の留学生が授業を行いましたが、生徒と和気あいあいに和やかな雰囲気の中で進められており、生徒たちも日頃の授業より?集中して熱心に参加していました。当日は学校評議員会と重なったので、短時間ではありますが、評議員のみなさんにも授業の様子をご覧いただけました。

グローバル人材の育成が声高に叫ばれている昨今、英語教育の早期実施が決定したり、それを待たずに実践している小学校も多いと聞いています(小中一貫教育の中で布佐中学区でも取り組んでいきます)。それはそれで大切な側面があることは間違いありません。ただ、本校では「布佐タイム」において「グローバルピース」という講座で異文化について学んでいますが、そういった営みや今回の授業などを通じて異文化と接し、その理解に努めるとともに、日本人としての考え方をしっかりともって交流を深めていくことが大事なんだろうと改めて思いました。