校長室

校長室から発信

大盛況!吹奏楽部・春のコンサート

27日()、本校吹奏楽部・第7回春のコンサートが盛大に開催されました。大変にお忙しい中、市長・副市長・教育長にもご来校いただき、約3時間にわたるステージを最後まで熱心にご覧いただきました。

そして会場内の熱気、昨年も保護者・地域の方を始めとしたお客さんの多さに驚いたのですが、今年はまた、それをはるかに超えるみなさんにご来場いただき、たくさん用意した座席が満席となり、体育館後方いっぱいに立ち見の方が溢れているという状況でした。立ち見となってしまった方々には申し訳なかったのですが、本当に、年々応援していただける方が増え続けていることに感謝申し上げる次第です。

今回のステージは、卒業生を含めた吹奏楽部の生徒たち、卒業生特設合唱団、卒業生アンサンブル・ルミエール、本校OB、団友、そして布佐小学校と布佐南小学校が加わり、毎年ご協力いただいている、ソプラノ歌手の吉田真澄氏をお招きして行われました。地域の方もよくご存知の布佐中バンドのスタンダード曲やクラッシックに加え、オペラ「蝶々夫人」の演奏など、時間が経つのをすっかり忘れてしまう楽しい3時間を過ごすことができました。たくさんのお客さんの前で、精一杯自分たちの力を出し切った生徒たちの満足そうな爽やかな笑顔と最後の演奏を終えて涙する卒業生の姿に心を打たれました。

平成28年度も、きっと地域に出て地域のみなさまに笑顔を届ける活動を本校吹奏楽部はめざしていくと思います。引き続き、多くのみなさまの応援をよろしくお願い致します。

 

※春のコンサートの様子は「生徒の活動」のページにアッ
 プしますので、そちらをご覧ください

図書ボランティアさんの熱い想い

 3学期2度目の図書ボランティア懇談会を、前回参加できなかった方を中心に16日()に行いました。前回より少人数だったこともあり、本当にざっくばらんにお互いの意見を交換し合い、とても有意義な会となりました。

 まず、おひとりずつ図書ボランティアを経験しての感想を話してもらいましたが、どの方も、最初は学校の敷居が高くて何となく気まずかったのだけれど、何回かやるうちに「そんなことはないんだ」ということに気がついて、仕事をするのも楽しくなりました。とおっしゃってくれました。本校の図書整理員さんとの距離も縮まり、親しげに話し合いをされていたのがとてもうれしかったです。

 その後、来年度に向けての意見交換を行い、とても建設的で具体的な意見がたくさん出されました。以下にそのいくつかを紹介します。

 ①図書ボランティアの仕事のあり方を考えるために、図 
 書委員会を通して生徒のニーズを調査
(アンケート)
 たい

 ②講師に来てもらって研修をするだけでなく、こちらか
 らも先進的に活動している図書ボランティアがいる学
 校の実際を学びにいきたい

 ③生徒にもっと魅力ある図書室にするために、入り口の
 ドアを含めて装飾をするなど、ボランティアだけでな
 く美術部にも依頼したい

 ④委員会活動の日に学校に来て、図書委員の生徒の生の
 声やボランティアへの要望を聞いてみたい
 等々です。

   子ども達のために役に立つことで自己実現を図りたいという図書ボランティアのみなさんの熱い想いが感じられた1時間半のすばらしい懇談会でした。


80名の卒業生たちの巣立ち!感動の卒業式

 15日()、本校第69回卒業証書授与式が、教委委員さんを始めとした何と53名もの来賓のみなさん(これまでで最も多い)にご臨席いただき、保護者や多くの地域の方々が見守る中、盛大に挙行することができました。
 2時間に及ぶ長い時間でしたが、生徒たちの式に臨む姿勢や態度は大変にすばらしく、終わって退場後、来賓のみなさまからも口々にお褒めの言葉をいただきました。

 80名の卒業生は、証書授与のときの返事・巣立ちの言葉・歌(仰げば尊し・さくら)と3年間の精一杯の思いと感謝を込めて表現してくれ、その一生懸命な姿・成長した姿に思わず目頭が熱くなる思いがしました。なお、この卒業生たちの誇れるところ、自慢できるところは、80名全員が誰一人欠けることなく参列できたこと(午後からの校長室での個別卒業式はありませんでした)、そして、80名全員が見事に高校進学を内定させて晴れの舞台に臨めたことです。

 1・2年生も同様に素晴らしい送別の言葉と歌(ジュピター)で、卒業生への感謝の思いと別れの気持ちを表現しました。その見事な姿に、両学年ともにこの1年間の成長と進級に値する力がついたことを確信しました。

 卒業生はこの後、それぞれの進路先へ巣立っていきますが、ここに至るまで本当に多くの地域のみなさんに愛され、支えられたからこそ、今の成長した姿があります。式の中でも御礼の言葉を述べさせていただきましたが、改めて学校を代表して御礼申し上げます。「本当にありがとうございました」

地域を学ぶ!語り部さん訪問

 本校総合学習の要である「布佐カリキュラム」のまとめとして、語り部さんへの訪問を9日()に実施しました。ふるさと布佐の歴史と文化を学び、布佐に対する愛着と誇りを身につけ、将来にわたって布佐の地に貢献できる人材を育てるための大切な取り組みです。

 また「布佐カリキュラム」は、まさに今、小中学校で進めている小中一貫教育の柱として開発された布佐中学校区自慢のカリキュラムでもあります。

 当日は、それまでの事前学習で調べたそれぞれのテーマごとに、各自が自分自身の課題をもって、語り部さんの話をただ聴くだけの受け身な学習ではなく、課題解決に向けた能動的な学習となるようにしっかりと準備して出かけていきました。

 私も何か所かにお邪魔させていただきましたが、語り部さんたちの大変に熱の入ったお話に、生徒たちも真剣な表情で耳を傾けていました。こんなに素晴らしい学習の時間が卒業前にとれる3年生の生徒たちは本当に幸せだと思います。ご協力いただいた語り部のみなさんには改めて御礼申し上げます。

 この学習をもとに、3年生たちは地域の未来への提言を一人ひとりが考えて「布佐カリキュラム」を閉じますが、どんな前向きな意見や考えが出てくるのか今から楽しみにしています。

 

※語り部さんから学んでいる一コマです。クリックしてご
 覧ください。
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3年生の地域貢献活動

 8日()、午後から短い時間でしたが、3年生が奉仕作業で利根川の土手沿いにゴミ拾いを行いました。実は、先日も地元・上町の人形祭りの会場作りの一環として、竹の運搬作業を行ったのですが、それに続く地域貢献活動です。

 とはいっても、指導する学年職員だけでは広い範囲に目が行き届かず、危険な個所もあることから、結局、地域のみなさんにも20人ぐらいのお手伝をいいただき実施にこぎつけたものです。

 4月並みの暖かさの中、生徒たちは額に汗して一生懸命に活動しました。聞くところによると、この場所の清掃は3年ぶりだということで、きれいになっていく様子が生徒たちにもうれしかったようです。

 いつもいつも地域のみなさんからたくさんの支援をしてもらっている布佐中学校です。そのお礼ということも兼ねてこんな機会をもっともてたら…と思いはすれど、なかなか時間がとれずに実現していない現状があって残念に思っています。次年度からは生徒会執行部にも投げかけ、積極的に時間を生み出す工夫をしながら、様々な形の地域貢献活動に取り組んでいきたいと強く思った1日でした。

 

※ボランティア清掃の様子です。クリックしてご覧くださ
 い。
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感謝を込めて!「3年生を送る会」大成功

 7日()、3年生を送る会が行われました。外は雨模様ですが、例年よりも若干の暖かさが感じられる(でも寒かった…)体育館で、笑顔と感動に溢れる温かい時間が、本当にあっという間に過ぎ去っていきました。

 1年生の発表は、劇と映像に加え、合唱団を組織して3年間の思い出を振り返りつつ、感謝の気持ちとメッセージがふんだんに込められたすばらしいものでした。大道具・小道具・衣装など、裏方も含めて学年生徒全員で取り組んだ様子が感じられ、1年間を通して本当によく成長したものだと改めて思いました。

 2年生の発表は、戦前・戦後の世の中で生活している2人の中学生が入れ替わることによって、それぞれの世界を体験し、不満ばかり漏らしている今の自分の境遇、平和な世の中がいかに幸せなことかに気づいていく、また、戦争を肯定し、周囲の言うがままに流されて生きている自分の愚かさに気づき、自分は何を為すべきかを考えていくという大変に難しい、かつ大切なメッセージが込められた劇でした。さすが上級生、生徒たちの迫真の演技と見事な演出、学年全生徒のチームワークに、観ていた3年生がみるみる惹き込まれていくのが手に取るようにわかりました。

 両学年とも、この3年生を送る会の成功をステップとして新しい学年に進級する、その証を全校の前で堂々と宣言したように思えた発表でした。

 最後に、3年生からの素晴らしい発表もありました。入試の真っ最中、ほとんど練習する時間が取れなかった中での発表でしたが、趣向を凝らして撮影したビデオ、先生方への感謝の手紙、学年合唱での真剣な表情からは、この送る会へのお礼だけでなく、今までお世話になった多くの人たちへ心を込めた感謝の発表であったと感じ取れました。

 楽しく手間暇かけて作った幕間の発表に加え、ここまでの企画・運営、入念な準備をしてきた生徒会のメンバーに敬意を払うとともに、私からも改めてお礼を言いたいと思っています。

 

※「3年生を送る会」の様子は「生徒の活動」のページに
 アップしてありますので、そちらの方もご覧ください。

全力疾走!県新人駅伝大会

 20日()、柏の葉公園周回コースで千葉県新人駅伝大会が行われました。身が縮むほどの寒さと冷たい雨の中で、県内各支部を勝ち抜いてきた50チームの選手たちが全力で襷をつないで走りぬきました。

 本校は既にお知らせしているとおり、男子チームが2年連続でのこの晴れの舞台への出場です。9:00からの開会式の後、女子に続いて11:20に男子の部がスタートしました。

 選手たちは一人ひとりがもっている力を十分に出し切って27位という成績を収めました。昨年の13位には及びませんでしたが、何よりもこの大きな大会のスタートラインに今年も立つことができ、県での27位ですから堂々と胸を張ってよい結果であると思っています。     

そしてこの大会、走ったメンバーが銚子駅伝のとき、そして葛南新人駅伝のときとも何人か違っている、すなわち、選手層が厚くなったということが何よりの成果であったと考えています。この大会は6人のエントリーでしたが、秋のビッグイベント東葛駅伝大会は10人で襷をつなぎます。東葛駅伝大会に向けての本校選手たちの頑張りが今から楽しみです。

 最後に、顧問からは「もう布佐中は決して弱小チームではない。このような小規模な学校でも、県大会を経験してこれだけできることが証明された。この後、駅伝部以外の生徒も、それぞれの所属部活動に戻って目標を高くもって取り組み、また夏の合宿から東葛駅伝入賞をめざして一緒に頑張ろう」という話がありました。駅伝部もそうですが、冬季トレーニングで膨らませたそれぞれの部活動の蕾が、平成28年度に大きな花を咲かせることを期待したいと思います。

 

※県大会の様子です。クリックしてご覧ください。
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地域が先生!充実した放課後の補習

 18日()・19日()に行われる3学期定期テストに向け、地域の方にお願いして15日()~17日()の3日間、1・2年生対象に放課後の補習を実施しています。

 昨年の秋から3年生の受験対策として、地域の方の力を借りて補習を実施してきましたが、今回はそれ以上の人数が集まり、地域のみなさんも生徒への指導経験を積んだこともあり、とても和やかに充実した学習の時間を過ごしています。

 下校時間もあるので、1時間半に満たない時間ですが、学習したことが少しでも成績に繋がったという実感がもてれば…と思っています。

 中学校は部活動もあり時間的に厳しい面はありますが、このような補習体制がテスト前だけに終わらず、日常的にも展開できるような方法はないだろうかと思案しています。それによって、昨今、マスコミ等で報道されているような教育格差の解消に一石を投じ布佐中生の学力を向上させたいと願っているところです。

 

※地域の方に指導していただいている充実した補習の様子
です。クリックしてご覧ください。

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100名を超える参加者で大盛況!小中一貫の日と教育ミニ集会

 13日()、小中一貫の日として市内小中学校すべてで小学校6年生と中学生の交流活動等が実施されました。午前中、どこの学校も小学生の授業見学や部活動見学、中学校生活の説明などを行ったようですが、それに加え、布佐中学校区は市の推進モデル地区ということもあり、午後からも保護者・地域の方たちの参加をいただき、教育ミニ集会を開催しました。

 「みんなで創る地域の学校」を掲げ、学校・地域総ぐるみで子どもを育てていく布佐中学校区の小中一貫教育です。その理念や目標、理想の育てたい子ども像、学校と地域の共有するテーマなど(詳細については、「布佐中学校区小中一貫教育」のページをご覧ください)について確認し合い、連携を取りながらそれぞれの立場で何ができるかを話し合いました。

 我孫子市でこれから進めていく大切な教育の柱ということもあり、市長、市議会議員、教育長を始めとした教育委員、教育委員会事務局、さらに県教育委員会からも参加をいただき、予想をはるかに超える100名以上というたくさんの地域の方々と保護者、教職員で熱のこもった熟議が展開されました。会のまとめとしてNPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長・生重幸恵先生より講演をいただき、バイタリティー溢れる話に参加者全員が耳を傾けて魅せられていました。

 このように地域の方々の貴重なご意見を学校教育に反映させながら、布佐型のコミュニティー・スクールを実現し、「学校()創りは地域(まち)創り」という考え方のもとで、地域の中核としての学校の役割をますます果たしていきたいと考えています。

 ご参加いただいたみなさんに改めて御礼申し上げますとともに、今後とも子ども達の健やかな成長のために、学校にお力添えいただくことをお願い致します。

 

※当日の午前中・交流活動と部活動見学、午後・教育ミニ集会の様子の一部です。クリックしてご覧ください。なお、教育ミニ集会の様子を含めて撮った写真のすべては「生徒の活動」のページにアップします。また、ミニ集会の資料については「布佐中学校区小中一貫教育のページ」にアップします。

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布佐中玄関にお雛さま…

 3月の雛祭りを前に、布佐中学校の玄関に立派なお雛様が飾られました。これは数年前に寄贈していただいたものですが、今いる職員では飾りつけができずに時間もとれないことから、昨年度は倉庫にしまったままで宝の持ち腐れとなっていたのを、地域の方のご協力によって復活させることができたものです。

 まだまだ寒い日が続き、春遠からじという感じがする日々ですが、朝、出勤してお雛様が迎えてくれると、何だか心温まる思いで1日のスタートが順調に切れそうにも感じます。生徒たちもこれを見て春の訪れを感じると同時に、日本の伝統文化にも心を馳せてくれればと願っています。

 

※組み立てている様子と完成したお雛様の写真です。ク 
 リックしてご覧ください。
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一生懸命な力作がいっぱい!特別支援学級合同作品展

 5日()から柏高島屋ステーションモールの8F市民ギャラリーで柏・我孫子地区特別支援学級合同作品展「花と太陽と希望の作品展」が開催されています。8日()午後3時(他の日は午後8時)までの開催ですが、これを見て関心をもった方は、ぜひ会場まで足を運んでいただき、子ども達への理解をより一層深めていただければと思います。

 私も初日に会場を訪れました。実は今年で4年続けて見る機会に恵まれたのですが、会場中を埋め尽くす絵画、工芸工作、習字の展示、すべての作品が本当に素晴らしいと思います。完成度の良し悪しは様々ですが、それぞれの作品の裏側には、子ども達が心を込めて一生懸命に制作に取り組んだ様子が垣間見えます。私も教育委員会にいた関係で、他校の子ども達も何人かは知っているのですが、その子たちが自分なりに頑張って作品を仕上げたことを想像すると感慨深いものがあります。

 本校の生徒たちも、受験を控えた3年生を含めて大変に忙しい中で、頑張って作品を作って展示しました。きっと土日を利用して会場まで見に行く生徒もいるのではないかと思います。今日、学校に戻ってからは子ども達に会えませんでしたので、週明けの月曜日にはたくさん褒めてあげたいと思います。

 来年からは諸般の事情で高島屋の会場は使用できなくなるということを聞き、大変残念に思っていますが、作品展自体はずっと続いていきます。また来年、1年間年齢を重ねた子ども達が、1年分成長して作った作品を見に行くのがとても楽しみです。

 

※会場全体の様子と本校生徒の作品です。クリックしてご
 覧ください。

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本物に触れる!琵琶のプロ奏者との共演

 昨年は「風の五重奏団」という木管五重奏のグループで活動し、各自の所属するオーケストラでも演奏しているプロの演奏家をお招きして音楽の特別授業を実施しました。今年は、趣を変えて邦楽の分野で、薩摩琵琶のプロ奏者であり、地元の出身(布佐中出身でもあり、ご自分が卒業時の卒業記念制作を感慨深げに見ておられました)でもある久保田晶子様をお招きし、3日()、生徒の前で生の演奏を披露していただく機会を得ることができました。

 私も拝見させていただいたのですが、3年生の授業で1クラスずつ3時間、音楽室で、生徒たちの目の前で開かれたミニコンサートは本当に圧巻でした。時間の経過を忘れる素晴らしさで、私もつい全部のクラスにお邪魔して聴かせていただきました。生徒たちも音の美しさや朗読の迫力を肌で感じとることができたのか、集中して1時間、真剣な表情で聴き入っていました。また、演奏の途中で琵琶の紹介であるとか、個々の感性で表現の仕方は変わってくるけれど、それを大切にしなければいけないという話をしてくれました。生徒の記憶にも強く残ったのではないかと思います。また、杜子春の朗読では、各クラス2名ずつの代表が琵琶の演奏とコラボするという貴重な場面も用意していただき、本当にあっという間に時が過ぎた3時間でした。

 まさに本物に触れ、本物を感じて、生徒たちの心も澄み渡ったのではないかと思います。音楽に限らず、このような有意義な取り組みをもっともっと学校教育に取り入れていけたら…と思った1日でした。

 

※授業中の様子です。クリックしてご覧ください。
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林間学校に向けて-自然学習特別授業

 平成28年度6月、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習(総合学習)がいよいよ始まりました。

 この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、布佐中学校は市内で唯一、東日本大震災の後もその安全性に最新の注意を払い、福島県裏磐梯方面への林間学校を実施しています。これは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されているからに他ならず、生徒の興味関心に応じた数のテーマがすべて設定できるからです。

 そして、29日()は生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業でした。この大切な授業に、布佐中は何と現地福島から専門家の先生をお呼びしてお話をしていただいています。磐梯山噴火記念館の佐藤先生という方で、布佐中には子ども達のために、今年で何と6年連続で足を運んでくださっている先生です。

 私も2時間の授業を受けさせていただきましたが、火山の噴火実験などを生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていくお話でした。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じました。

 今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現するということを再認識した次第です。

 

※授業の様子です。クリックしてご覧ください。

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冬季トレーニング・頑張った布佐中生!

 1月の登校日も今日(29日)で終わりますが、雨模様の天気予報ということもあり、冬季トレーニングは昨日が最終日となりました。最後の最後まで生徒たちは大きな声でお互いを応援し合い、終わった瞬間は歓喜のハイタッチ、とてもいい雰囲気の中で今年度のラスト・ランを飾ることができたと思います。

 市内を始め、多くの中学校でこのような冬季トレーニングを実施していますが、学校によっては最初に大勢いた生徒たちが日が経つにつれ、一人減り、二人減り、最終日には半分以下に減っていたということも耳にします。本校の生徒たちは、小規模校学校なりの人数でのスタートでしたが、けがをした数名を除いて全員が最終日まで走り切りました。生徒たちの頑張りとそれを励ましながら一緒になって支援してくれた各部活動顧問の先生方、また、連日の元気な大声に迷惑を被ったであろうにも関わらず、一切の苦情等もなく生徒たちを温かく見守ってくださった地域のみなさんに感謝です。

 最後に生徒たちには「夏に向けて大きく高くジャンプするためには、その分だけ膝を曲げ、しっかり深く沈み込んで準備をしなくてはいけない。それを見事にやりきった。これから夏に向けて各部活で頑張ってほしいが、夢は見るものではなく叶えるもの、そして夢や目標は逃げないから、練習の厳しさに負けて自分から逃げないように強い心をもって挑戦しよう」という話をしました。2月以降、県大会出場を果たした駅伝やテニス部に続く布佐中生徒たちの大活躍を楽しみにしたいと思います。

地域の手をお借りして…家庭科調理実習

 26日()から、2学期に続いて家庭科の授業(調理実習)に地域のみなさんのサポートをいただいています。2学期は2年生が祭り寿司をつくりましたが、今回は1年生が1クラス3回ずつ、ハンバーグ・シチュー・魚料理に取り組みます。そうなると、学年4クラス×3回ということになり全部で12回、これが3月の初めまで続きますが、1回の授業に3~6人ずつ、延べで50人もの方々にご協力いただくことになります。

 1年生は初めての調理実習ということで、道具のある場所、扱い方等がわからずに先生一人では対応しきれないというのが現状です。包丁を持つ手の不慣れさなどを見るにつけ、目が行き届いて危険を回避できるという点でも本当に助かっています。地域のみなさんも、既に何度か経験されている方々ですので、中学生との接し方にも大変スムーズで会話を楽しみながら指導されているように感じます。

 26日()は時間に追われて大忙しでしたが、自分たちでつくったハンバーグをおいしそうに食べている生徒たち(私もおすそ分けしてもらい、給食と併せて満腹になりました)の満足気な顔と各グループに寄り添っていただいている地域の方の笑顔がとても印象的でした。

 

※調理実習の様子は、この後「生徒の活動」のページに随 
 時アップしていきます。

葛南新人駅伝・県大会出場決定!

 21日()、冷たい風が吹きすさぶ中、葛南新人駅伝大会が柏の葉周回コースで実施されました。10日()の銚子駅伝大会で好成績を収めた本校の生徒たちは、新チームとして万全を期して県大会出場を目標にこの日を迎えました。

 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走りますので、バスケ部やバレー部の生徒たちも加わっているのですが、駅伝の前にあるロードレースの部の参加者が男子58名中布佐中は0・女子56名中布佐中は1と小規模校の現実は如何ともしがたく、本当に駅伝の部を走るぎりぎりのメンバーで戦っています。

 ロードレースが終わり、いよいよ女子駅伝からのスタート、県大会出場がかかり、男女ともその可能性も十分にあり、自然と応援にも熱が入って寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果男子Aチームが17チーム中5位で、見事に2月20日()に行われる県大会へのキップを手にしました(葛南の中学校は県や関東の駅伝大会で常に優勝を始めとした上位に入賞しており、そのレベルの高さから他の地区より県大会に出場できる枠が多くなっています)。女子Aチームも県大会出場まであと一歩の7位(昨年は県大会へ出場できましたが、成績は8位でした)。また、男子Bチームや1年生チームも最後まであきらめることなく全力で襷を繋ぎ通すことができました。

 閉会式後のミーティングでは、この結果は県大会出場を勝ち取ったAチームだけのものではなく、一緒に競い合い、励まし合ってお互いを伸ばし続けた「チーム布佐中駅伝」としての全員の成果であることを確認し、県大会での健闘を約束しました。部長からは、今後の決意と仲間たちへの感謝の言葉、そして素直に県大会出場を喜ぶ言葉がありました。

 生徒たちは、爽やかな笑顔と自分たちの成し遂げた結果に実感が湧いてないような複雑な表情をしていましたが、きっと徐々にその喜びも湧いてくると思います。本当に、こんな規模の小さい生徒数の少ない学校が、いわば「小国が大国に挑む」ようなものですが、よくここまで成長できていると思います。厳しい練習に耐えて頑張った生徒たちを讃えるとともに、ここまで生徒たちを伸ばしてくれた先生方に改めて感謝です。

 そして、県の新人駅伝大会は同じ柏の葉周回コースで行われる予定です。晴れの舞台に立つ生徒たちの活躍に期待して、応援をよろしくお願いします。

 

※大会の様子は「生徒の活動」のページにアップしますの 
 で、どうぞご覧ください。

28年度新入生・中学校の授業を見学

 19日()、布佐小学校と布佐南小学校の6年生が本校を訪れて授業の見学をしました。

これに先立って、両校の児童は小小交流ということでレクを行って来校をしたわけですが、これらの取り組みは4月の中学校入学を前に、子ども達の不安感を少しでも軽減するための連携活動です。

 世間でよく言われる「中1ギャップ」については、現在、布佐中学校ではほとんど心配ない状況が続いています。しかしながら、やはり小中の指導体制や文化の違いにとまどう子ども達は少なからずいます。そんな子ども達に、4月から一緒に学校生活を送る他校の仲間の顔を知ってもらったり、中学校の授業の様子を見てらうことで少しでも安心感をもって入学に備えさせたいと思っています。

 この後、子ども達が一番楽しみしているであろう部活動の見学・交流も実施しますが、中学校に入学してからの仮入部は大変に短い期間しかできないのが現状です。この見学・交流の機会を大事にし、ぜひ自分に合った、3年間しっかりと継続できる部活動を選択できることを願って指導していきたいと思います。

 

※授業見学の様子です。クリックしてご覧ください。
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激走!銚子駅伝

 10日()、銚子半島一周駅伝大会が行われました。神奈川県から参加した中学校を始めとして、千葉県内を中心に全82校の参加があり、県内というよりも全国屈指の大きな駅伝大会です。本校生徒は前日より現地に入り、コースの下見・練習・打ち合せと万全の準備をして本番に臨みました。

 午前11時30分、銚子漁港のシンボルロードをスタートし、1区は4.9㎞という長丁場、4・5区は箱根駅伝さながらの山登りと山下り、他にも海沿いの風の強いコースなど、東葛駅伝とはまた一味違った8区間のコースを選手は走りぬき、付き添いの部員たちは選手をよくサポートして助けました。

 結果、本校は82チーム中・34位と、昨年の結果にこそ届きませんでしたが、全選手が全力疾走で襷をつなぎ、当初の目標であった30番台は立派にクリアする激走でした。

私は6区で選手の引率をしていましたが、選手は補助の生徒としっかりタッグを組み、自分たちの力でストレッチやアップ走など、完璧にこなし準備する姿に感心しました。また、5区の選手がゴールした後、力を出し切って走り終えた満足感いっぱいの爽やかな笑顔を見せてくれたことがとてもうれしかったです。

 「チーム布佐中駅伝」は、この新年最初の大きな大会を、チームワークよく見事に結果にも結びつけました。しかし、彼らがこの結果に満足しきっていないことは一人ひとりの表情や会話からも強く感じられます。この後、今月21日()には葛南新人駅伝大会という大切な大会が控えています。「チーム布佐」の健闘とさらなる躍進を信じて、できる限りの支援をしていきたいと思います。保護者・地域のみなさまにも、引き続きの応援をよろしくお願い致します。

 

※選手たちの様子です。クリックしてご覧ください。

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今年もよろしくお願い致します

明けましておめでとうございます。

昨年は多方面にわたって大変にお世話になり、ありがとうございました。

本年も布佐中学校を、どうぞよろしくお願い致します。

 

 昨年末、書初大会が大成功に終わった後、改めて1年間を振り返ってみると、本当にあっという間の充実した9ヵ月、特に2学期であったという思いです。布佐中の職員・保護者のみなさん・そして地域の方々に支えられてここまでたどり着けたということをしみじみと感じました。

2学期の終業式で、生徒たちには具体的な行動目標を頭に描き、初詣で神様に宣言してくるように話しましたが、新年を迎え、私自身も気持ちを引き締め、「みんなで創る地域の学校」実現と「小中一貫教育の推進と公開研究会」に向けて、自分が為すべき具体的な設計図を描きながら着実に取り組んでいくことを宣言してきました。

先日の始業式では「志のある生き方」ということについて話をしましたが、今年も生徒たちの「志」や「夢」の実現に向かって、布佐中学校職員一同、力を合わせて全力で取り組んでいきますので、これまで同様、これまで以上のご支援ご協力をよろしくお願い致します。

※3学期の決意を発表する各学年代表生徒
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小中高連携・地域連携書き初め大会

 23日()、布佐中学校武徳館(武道場)にて小中高連携・地域連携書き初め大会を実施しました。祝日にも関わらず、当日は早朝より地域にお願いした講師の先生・地域ボランティア(地域ルーム)のお手伝いの方々・小中三校の先生方、そして我孫子東高校の先生・生徒と多くの方々に応援いただき、大変にスムーズな運営ができ、参加した子ども達も満足感いっぱいに過ごすことができていました。

 子ども達の感想の中には、「地域の先生が丁寧に教えてくれた」「上手な字が書けたし、宿題も終わってよかった」「小中学生が一緒で最初は緊張したけど、中学生の上手な字が見られて参考になった」「家でやるより集中してはかどった」「来年もまた参加したい」等々の前向きな意見が数多くありました。

 この後、子ども達からとったアンケートを基に、多くの子どもの声に応え、来年度もより意義のある書き初め大会にしていきたいと考えます。また、新年1月7日()からは布佐中学校B棟2階に参加者全員の作品を展示し、地域・保護者のみなさんや小学生にも開放します。たくさんの方々のご来校をお待ちしていますので、よろしくお願いします。

 終わりになりますが、ご協力いただいた地域のみなさん、我孫子東高校のみなさん、小中学校の先生方、特に小中三校の中心となって企画・運営に携わってくれた実行委員のみなさんに改めて御礼申し上げます。

 

※この書き初め大会の様子はケーブルテレビ(JCOM)の取材を受け、当日夕方に放映されたニュースでも紹介されました。

 

※書き初め大会の様子は「生徒の活動」のページに写真を
アップしますので、ご覧いただければと思います。