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校長室から発信

小中連携・地域連携書初大会 大成功!

 23日()、布佐中学校武徳館(武道場)にて小中高連携・地域連携書き初め大会を実施しました。休日にも関わらず、当日は早朝より地域にお願いした講師の先生・地域ボランティア(地域ルーム)のお手伝いの方々・小中三校の先生方、そして我孫子東高校の先生・生徒と多くの方々に応援いただき、大変にスムーズな運営ができ、参加した子ども達も満足感いっぱいに過ごすことができていました。

 子ども達の感想の中には、「地域の先生が丁寧に教えてくれて上手な字が書け、宿題も終わってよかった」とか「小中学生が一緒で最初は緊張したけど、交流もできたし、中学生の上手な字が見られて参考になった」「たくさんの人に教わり、家でやるより集中してはかどった」等々の意見が数多くありました。

 この後、子ども達からとったアンケートを基にして、来年度の方向性を決めていくことになりますが、「ぜひ来年も参加したい」という多くの子どもの声に応え、より意義のある書き初め大会にしていきたいと考えます。また、新年1月7日からは布佐中学校B棟2階に参加者全員の作品を展示し、地域・保護者のみなさんや小学生にも開放します。たくさんの方々のご来校をお待ちしていますので、よろしくお願いします。

 終わりになりますが、ご協力いただいた地域のみなさん、我孫子東高校のみなさん、小中学校の先生方、特に小中三校の中心となって企画・運営に携わってくれた実行委員のみなさんに改めて御礼申し上げます。

地域の教育力に 感謝!!

 12月18日()、1学期に引き続き、地域の方に本校の大掃除をお手伝いしてもらい、生徒ともに汗を流していただきました。今回は地域団体の定例会と日が重なってしまい、人数が少なくなってしまったこともあり、お手伝いしてもらった方には、それぞれ時間内に複数の場所を回っていただくなど、大変なご苦労をおかけしてしまいました。

 そんな中、ご高齢の地域の方が、トイレ掃除で膝をついて一生懸命に床を拭いている姿を見て、生徒たちは自然と無言になり、黙々と清掃に取り組むようになったのが印象的でした。きっと自分たちのために、地域の方が無心で働く姿に心を動かされたのだと思います。

 私たち教職員も、清掃に限らず日頃から率先垂範を意識して活動していますが、なかなか生徒の心を動かして行動化させるところまでには至りません。まさにこれが「地域の教育力」なんだろうなということを実感しました。

 この例に漏れず、これからも学校・家庭・地域が連携した「みんなで創る地域の学校」で、よりパワーアツプした教育力をもって生徒を育てていきたいと考えます。今回、お手伝いいただいた方々へのお礼とともに、今後のさらなるご支援とご協力をお願いする次第です。

「留学生が先生」プログラムに思う

12月4日()、1年生を対象に「留学生が先生」プログラムを実施しました。これは国際交流協会の支援をいただいて、海外から日本に留学して大学・大学院で学んでいる学生が、自国のことについて工夫を凝らしながら中学生に教える授業です。

今年度は、スリランカ・マレーシア・アルゼンチンから3人の留学生が授業を行いましたが、生徒と和気あいあいに和やかな雰囲気の中で進められており、生徒たちも日頃の授業より?集中して熱心に参加していました。当日は学校評議員会と重なったので、短時間ではありますが、評議員のみなさんにも授業の様子をご覧いただけました。

グローバル人材の育成が声高に叫ばれている昨今、英語教育の早期実施が決定したり、それを待たずに実践している小学校も多いと聞いています(小中一貫教育の中で布佐中学区でも取り組んでいきます)。それはそれで大切な側面があることは間違いありません。ただ、本校では「布佐タイム」において「グローバルピース」という講座で異文化について学んでいますが、そういった営みや今回の授業などを通じて異文化と接し、その理解に努めるとともに、日本人としての考え方をしっかりともって交流を深めていくことが大事なんだろうと改めて思いました。

大盛況・布佐中学校文化活動発表会

 11月29日()平成26年度文化活動発表会が保護者・地域の方々にご参観いただき盛大に開催されました。この発表会は、本校の特色ある教育活動の一つである「布佐タイム」の講座で学んだ成果を発表するものです。

 午前中は琴を皮切りに、ハーモニカ、三味線と見事にそろったきめ細やかできれいな音色の演奏、そして郷土芸能、なぎなたと見る者を釘付けにするような踊りや演武、最後に吹奏楽部の会場を魅了する演奏。午後は書道、華道、絵画、また、美術部、家庭科、大空学級の作品展示。名人顔負けの作品も並び、一生懸命制作した様子が強く伝わってきました。さらに、柔道の演武、気象学の実験、茶道のお茶体験、グローバルピースのプレゼンなど、見る者・参加した者を惹きつける工夫や努力の跡が感じられて本当に楽しく充実した1日でした。

 閉会式では、生徒たちの頑張りを讃えるとともに、改めて「布佐タイム」の素晴らしさについて次のように話しました。「こんな発表会は日本中どこの学校に行ってもやってない。専門の先生や地域の方に30名以上も、しかも年間に10回以上、長年にわたってご協力いただいているという状況は奇跡。」「3年間継続して学習することで、初めて布佐タイムで目標としている力が身につく。1年間の学習ではとてもこんな発表会はできない。」ということ、そして「今後、中学校を卒業してからも継続して学んでいける生涯学習のきっかけみたいなものをつかめる人が少しでも増えてくれればと願っている。」という内容です。

 ある講師の先生には「校長先生は布佐中に赴任できて幸せです。こんな意義のある取り組みを続けていける学校は他にないです。」という言葉もいただきました。来年度以降、この「布佐タイム」をさらに継続・発展させ、子ども達にとって今年度以上に有意義なものにしていきたいと強く思いました。

 今年度、お忙しい中、講師を引き受けていただいた諸先生方に、再度御礼申し上げます。ありがとうございました。

ホールいっぱいに響いた感動の歌声・合唱祭を終えて

   11月21日()、印西市文化ホールにて平成26年度合唱祭
が地域・保護者のみなさ
んや小学校の先生にも足を運んでいただ
き開催されました。

私自身、3年ぶりに聴く学級合唱の発表でしたが、本当に1日があっという間に過ぎていったという思いです。生徒たちの素晴らしい歌声がホールいっぱいに響き渡り、それに聴き入っていたら時間がとても短く感じました。

閉会式では、学年ごとに次のような話をしました。まず3年生、「歌声は全員で取り組むもの」というのは当たり前だけど、実はとても難しい。でもそれを乗り越えて見事に各学級の思いが伝えられていました。どの学級にも歌で表現することが苦手な人が何人かはいるはずですが、そんな人たちを取り込んで心を一つにして一生懸命表現していたと思います。そのメッセージが伝わったからこそ、聴く側の人たちも真剣な眼差しでステージの3年生の発表に魅せられていたと思います。

続いて2年生、これも素晴らしい発表でした。1学期の交歓会よりもはるかに向上しました。しかし、ここまで到達するために多くの困難を乗り越えてきたとも聞いています。「一つのことに取り組もう」ということがうまくいかない現実の中で、自分たちの課題が何なのかもはっきりと見えた行事であったかもしれません。逆に言えば、今、これだけできる2年生が、これからどこまで伸びていけるかがとても楽しみです。2年生のもつ可能性にさらに期待しています。

そして1年生、やはり1学期の交歓会よりもかなりレベルアップしたことに加え、名実ともに中学生らしい歌声になったことを感じました。また、先輩たちの発表を真剣な表情で見つめていたのが印象的でした。上級生の完成度の高さを肌で感じることができた勉強の1日となったと思います。これからきっと布佐中の一員として、先輩たちの伝統を引き継いでさらなる「感動の歌声」を表現してくれることと期待しています。

  2人の審査員の先生からも、それぞれの学級のよさや布佐中全体が年々レベルアップしていること、合唱曲では、その詩のもつ意味をしっかりと理解し、聴く側にどう伝えていくかが大切であり、多くの学級でそういったことを意識した取り組みがされていたというようなお話をいただきました。

次は、学級を越えて3年生を送る会や卒業式での歌声、つまり学年や全校でのまとまりが問われることとなります。合唱祭の経験を活かして、さらに聴く人の心に感動を与える歌声を自分たちの手でつくりあげていってほしいと願っています。

 会場を訪れて、生徒たちに温かい応援と拍手を送っていただいたすべてのみなさんに感謝いたします。ありがとうございました。

我孫子特別支援学校・あよう祭にて

 8日()、我孫子特別支援学校であよう祭が開催され、本校からも吹奏楽部が招かれて演奏を行いました。我孫子特別支援学校は、今年から高等部が新設の湖北特別支援学校に移動したため、小学部と中学部生徒だけでの初めての開催ということでしたが、大変に盛大に、多くの方々に見守られて発表に、展示にと子ども達の頑張った様子が伝わってくる文化祭でした。

 本校の吹奏楽部は午後からの演奏でしたが、プログラムが進むにつれて次第にお客さんが増え、いつのまにか体育館に溢れるほどの人が演奏を聴きにきてくれました。特別支援学校の先生方も演奏に合わせて華麗な()ダンスを披露してくれましたが、何よりも子ども達が本当に純粋に、心から音楽を楽しみ、音楽に乗せて身体を動かしている姿が印象的でした。本校の生徒からも、「私たちの演奏を純粋に楽しんでくれている姿を見て涙が出た」という感想があったようです。

 インクルーシブ教育の推進という言葉をよく耳にします。本校でも居住地校交流等で特別支援学校との交流を行っていますが、まさにインクルーシブを実践し、両方の学校の子ども達にとって、とても意義深い1日になったということを強く感じました。

子ども議会を傍聴して

 6日()の新聞数紙にも紹介されていましたが、5日()に市議会本会議場において平成26年度の子ども議会が行われました。本校からは3年生の旧生徒会メンバーである山田君と大塚さんが学校代表として参加、それぞれ「地域との交流活動の活性化」「市内公共施設等のバリアフリー化」について質問し、市長・教育長から答弁をしていただきました。二人とも朝から緊張した面持ちで自分たちの順番(午後1時55分)に備えていましたが、大変に堂々とした態度で立派に役割を果たすことができたと思います。

 他校の小中学生たちからも、「あびバスの運行」「成田線の複線化」「Q-U検査の活用」「学区と学校規模の適正化」「スポーツ・文化施設の建設」といった質の高い質問が相次ぎ、傍聴席から見ていた私たちも感心させられました。最後に代表生徒から市民の生活向上のために行っている市政への感謝と子ども議会開催へのお礼、市長からは子ども議員への評価と市政・県政・国政の役割分担について、教育長からは講評と将来、市民として議員席に座ることや答弁席に座る可能性も含めた市政への参加という話がありました。小中学生の年代でなかかな経験することができない貴重な1日を過ごした子ども達のこの後の活躍に期待したいと思います。

地域との結びつき

 9月にも記載しましたが、布佐の竹内神社の例大祭には度肝をぬかれました。そしてあれから2ヵ月、先月半ばから今月にかけて、行われている地域の祭りや催し物の多さに改めて驚いています。まさに地域の方がお元気で活発に活動されている証であり、布佐の地域色が感じられます。

 本校からも吹奏楽部や特設合唱団・郷土芸能クラブ・美術部と参加をさせていただき、演奏を披露したり作品を展示していますが、そういった場所を訪れると、口々に「中学校の御協力をいただきありがとうございます」という言葉をいただきます。そんなことからも、「生徒たちの地域貢献が為されているんだな」と思うわけですが、逆に、学校としても、生徒たちが日頃頑張っている活動の成果を発表する場を与えていただけることは大変にありがたく、生徒の成長にとっても大きなプラスになると感謝しています。

 学校と地域がWinWinの関係である今の状況が、今の布佐中の落ち着いた教育環境に結びついていることは間違いなく、これからもずっとこうありたいと思った11月のスタートでした。

地域との触れ合い(家庭科の授業を通して)

 21日()・22日()・24日()と3日間にわたり、クラスごとに家庭科の授業で祭り寿司を作りました。これは家庭科の単元の一つとして郷土料理について学ぶ時間があり、それを実現するために教育委員会の先生からも支援をいただいて実現しているものです。

 何年か前から実施している調理実習ですが、今年度は地域の方を一回に10人ずつ招待させていただき、全部で30人ものみなさんに御協力いただきました。

 生徒たちが作っている段階からアドバイスをいただいたり、出来上がったお寿司を褒めていただいたり、とても和やかな雰囲気で授業が進みました。生徒たちも和気あいあいと作業を進め、とても楽しそうな満足した表情が印象的でした。

 授業の終わりに自分たちで作ったお寿司を地域の方と会食するのですが、(子どもにはちょっと酸っぱいかな、という心配をよそに)口々に「美味しい」という言葉が飛び出していました。最後に、地域の代表の方から「地域貢献と地域からの学校支援」のお話などもしていただき、生徒のお礼の挨拶と相まって、とても有意義な触れ合いの時間になったと思っています。

 御協力いただきました地域の皆様・支援していただいた教育委員会の先生には、貴重な時間を割いていただき、このような素晴らしい取り組みを実現できたことに対し深く御礼申し上げるとともに、今後とも布佐中学校への御支援・御協力をよろしくお願いしたいと思っています。

平成26年度教育功労者(学校教育の部・団体)受賞

 10月20日()標記の受賞が決定しました。表彰式は11月4日()に行われ、その後、報道発表等があるかもしれません。なお、受賞理由については下記(千葉県教育委員会ホームページより抜粋)の通りであり、この数年にわたって布佐中を支え、前進させていった学校関係者、そして地域のみなさまに対して贈られたものだと考えています。

 改めて関係各位のみなさんに御礼申し上げます。「本当にありがとうございました」

☆受賞理由について 

平成22年開校。以来、地域からの厚い支援を得ながら先進的な教育活動に取り組み、生徒の健やかな成長を育んできた。平成22年度から、生徒が「地域」と接点を持つことができるキャリア学習の場を設定した就職体験を実施し、平成23年度に「キャリア教育優良校」として文部科学大臣表彰を受賞した。また、平成2324年度には、我孫子市教育委員会の研究指定を受け、子ども達が地域に出て郷土について学習する「ふさカリキュラム」を開発した。その後も継続して小中連携と地域との関わりを深めるよう、研究実践に取り組んでいる。これらの教育実践は高く評価されており、本県教育の進展に寄与した功績は大である。

新生徒会スタート!

 21日()、生徒会役員・委員会委員長の引継式が行われました。長時間となりましたが、「式」という形にふさわしく大変に厳かな雰囲気の中で実施されました。立会演説会のことを記載したときにも触れましたが、新生徒会役員・委員長ともに、ほどよい緊張感の中に意欲に満ちた表情も感じられ、一人ひとりが述べた決意もやる気をアピールするだけではなく、例えば「2分前着席を2分前学習に切り替えます」とか「家庭学習のサイクルを学校全体で統一します」といった具体的な公約まで堂々と述べることができていました。彼らには、これからの生徒会行事の企画・運営にとどまらず、ぜひ政策提言した「地域貢献」や「学力向上」に向け、思い切って具体的な活動を展開していってほしいと思います。全教職員で応援していきます。

 また、この1年間頑張ってきた旧生徒会役員・委員長も後輩に後を託し、立派に最後の挨拶を終えました。彼らのここまでの苦労、そして一つ一つのことをやり遂げた後の成就感や感動は、間違いなく彼らの成長のエネルギーとなっているはずです。1年間の活動の成果を誇りとして、今後の学校生活でますます自分を向上させていってほしいと願っています。

 なお、新生徒会役員・委員会委員長の名前は、ホームページの「生徒会から」にて紹介いたします。

東葛駅伝大会・堂々の26位!

 18日()、第68回東葛飾地方中学校駅伝競走大会が松戸スタート、野田ゴールの31.9㎞を10区間の選手が襷をつないで行われました。東葛地方の70校以上がすべて参加し、交通規制をして実施する、全国でも例を見ない大規模で伝統のある大会です。68回目の大会ということで、実は布佐中も68周年を迎えた学校ですから、まさに東葛駅伝の歴史は布佐中の開校以来の歩みと同じ伝統があるということに改めて驚きました。

 本校の選手は夏の合宿を始めとした辛く厳しい練習を乗り越えて、サポートの選手を含めた一人ひとりが自分の力を出し切り、見事に26位という好成績を収めました。これは本校規模(生徒数)の学校としては、本当にすばらしい順位です。昨年度が54位という成績だったと聞いていますので、その躍進ぶりにも目を見張ります。葛南駅伝では、今一歩不完全燃焼であった面もありますので、努力が報われた今回の結果には校長としてもとてもうれしく思っています。駅伝チームの生徒たちの表情も、とても晴れ晴れとしていました。

 今回の結果を誇りとして、生徒たちにはさらに次の目標に向かって前進してほしいと願っていますが、結果云々に関わらず、また、選手として走った生徒も残念ながら走れなかった生徒も、ここまで途中で挫折することなく厳しい練習をやり抜いたことが、それぞれの大きな成長に結びついているはずです。今後、いろいろな場面で失敗することやうまくいかないことがあっても、駅伝チームで頑張った生徒たちは、それを乗り越える財産や心の支えを手に入れたとも思っています。彼らのこれからの学校生活、特に3年生はそれぞれの進路に向け、今回の結果を自信にして精一杯頑張ってくれることを期待しています。

 選手の引率、並びに応援、激励に足を運んでいただいた保護者のみなさん、本当にありがとうございました。すばらしい1日でした。

部活動・葛南新人戦

  ここ数週間、各部活動の葛南新人戦の応援に行っています。日程が重なったり、他の行事があってすべての部活動には行くことができず、生徒たちには大変に申しわけないのですが、本当に本校の生徒は一生懸命頑張っています。

 生徒数から考えると、対戦校によっては小国が大国に挑むという構図にもなります。応援に行って校長特権?でベンチに座らせてもらったりすると、選手が試合をしている間、本校のベンチには交代する選手がほとんどいません。全員がレギュラーという部活動もあります。当然、他校とは違って1年生もたくさん試合に出ています。怪我をしたり、反則で退場となる選手がいたりすると大変なことになりますから、顧問の先生方も一層気を遣って指導したり、指示を出したりしています。試合の最初から最後まで走り回っているサッカーやバスケットボールなど、体力がもつだろうかと心配にもなってきます。そんな不利な条件の中、まだすべての競技が終わってはいませんが、バレーボール部(女子)が第3位(準決勝もセットカウント1対1、最終セット23対25という僅差)、バスケットボール部(女子)も第3位という立派な成績を残しました。

 この結果を励みにして、どの部活動も少人数というハンデに負けず、少数精鋭の意気込みで、目標を明確にもって、達成する度に一段一段上向きの軌道修正をしながら、日々の練習にさらに励んでほしいと思います。そのためにも、この冬は冬季トレーニング等で体力と気力をじっくりと養うことが大切です。保護者のみなさまも子ども達への応援、よろしくお願いします。

 フレー!フレー!布佐中部活動

大空学級合同運動会参加

 11()、市内の特別支援学級合同運動会が我孫子市民体育館で開かれました。以前は柏市と合同で実施していたのですが、諸般の事情で我孫子市の単独開催となって今年で3回目です。当日は、早朝より市内全域から保護者・生徒・応援の方々が続々と体育館に集まり、駐車場は第2も含めてすぐに満車になるほどの盛況ぶりでした。

 本校からは大空学級の生徒たちが参加して元気に競技・演技を行いました。1日、子どもたちの様子を見ていて、本校に限らず、すべての児童・生徒が自分のもっている力を最大限に発揮し、目を輝かして走ったり、踊ったりしている姿に改めて感動しました。徒競走でもリレーでも、を走っている人に追いつくのが不可能なほど差がついても(ゴールし終わっていても)全力で走るのを止めません。ダンスの振りが多少おぼつかなくても、本気で楽しみながら笑顔で頑張っています。そんなすばらしい姿からたくさんの元気をもらえた1日でした。

 閉会式で話をさせていただく機会がありましたので、子ども達に100点満点をたくさんあげると同時に、すべての頑張った仲間たちに感謝の拍手を贈り合って講評とさせていただきました。子ども達に精一杯の声援を送り、おいしいお弁当を準備してくださった保護者のみなさん、関係者のみなさん、すばらしい1日を本当にありがとうございました。

立会演説会&音楽発表会

 7日()、生徒会役員立会演説会・投票が行われました。いよいよ布佐中学校のリーダー学年が2年生へと引き継がれ、1年生がそれをサポートしていく新体制がスタートです。

 生徒会の新執行部には、意欲に満ちた7名の生徒が立候補しましたが、どの生徒も(特に2年生は)大変にすばらしい演説内容でした。中学校の立会演説会だと、ややもすれば立候補の意欲とやる気を前面に出した話の内容であったり、取りあえずは「こんな学校にしたい」という目標を話して終わることがほとんどです。しかし、昨日の立候補者の演説は、一人ひとりがそれぞれの視点で学校を向上させていくためのビジョンをもち、そのために「こんなことに取り組んでいく」といった具体的な(立候補者の言葉を借りると)政策提言が為されていました。校長としても大いに感心しました。

 生徒の演説を聞き、布佐中学校のこれからを託す新生徒会役員中心に、全校一丸となって「学校力」向上と生徒個々の成長をめざし、今以上に「地域に愛され、地域に貢献できる学校」にしていきたいと改めて考えさせられた次第です。

 また、本日・8日()は10日()に行われる市内音楽発表会の壮行会が行われます。本校からは吹奏楽部と特設合唱団が参加します。御存知のように、吹奏楽部は地域に積極的に出て地域のみなさんに愛されながら演奏活動を展開しています。特設合唱団については、発表会の後、布佐小学校の音楽フェスタに招かれて未来の布佐中生の前で演奏を披露します。小学生たちが先輩の歌声に圧倒され、中学校生活への憧れや期待をもってくれたら…と願っているところです。実は、私がこの後2泊3日の出張に出てしまうため、本番の発表を聴くことができないのですが、生徒たちには布佐中学校の代表として、堂々と自分たちの力を出し切って演奏を楽しんでほしいとエールを送りたいと思っています。

 「フレーフレー!!吹奏楽部&特設合唱団」

葛南駅伝大会を終えて

 10月2日()・柏の葉公園で葛南駅伝大会が行われました。結果は男子Aチーム10位、Bチーム19位、女子15位、駅伝以外の生徒もロードレースの部で精一杯の走りを見せてくれました。私はコースの途中で生徒たちの応援をしていましたが、どの生徒も全力を尽くして必死の形相で目の前を駆け抜けていきました。

 夏の駅伝合宿、一番頑張った生徒は4日間で実に170㎞の走り込みをしたと聞いています。前日のミーティングで部長(男子)から「チームとしての目標は5位、個人では区間4位」という話がありました。個人の目標は見事な走りでほぼ達成できましたが、昨年度より2分近く全体のタイムが上がり、レベルの高い大会であった分、チームとしての目標には届きませんでした。布佐中の学校規模を考えると、10位というのは立派な成績であるのですが、ここまで辛い練習に耐えて頑張った生徒たちには「まだまだできる」という感があったようです。

 2週間後、18日()にはいよいよ伝統の東葛駅伝大会があります。昨日の反省をもとに生徒たちが悔いのない走りができるよう、あえて「失敗は成功の途中」という話もしました。勝負ですから、勝つこともあれば負けることもありますが、本気で努力した者にしか味わえない「目標を達成したときの喜び、達成できなかったときの涙」によって、さらなる生徒たちの成長を信じて応援していきたいと思います。女子チームについては、全員が2年生以下のチームですので、また来年の葛南新人駅伝大会が楽しみです。

 加えて、同日行われたPTAバレー東葛大会で本校チームはベスト8という成績をあげたことをお知らせ致します(敗れた試合もセットオールの13対15という紙一重の差でした)

今日の「布佐タイム」から

 本校は総合学習で「布佐タイム」を実施し、生徒が3年間にわたって同一の講座を学んで思考力や判断力、課題解決力等の「生きる力」を育んでいます。今日(9月26日)は、その講座の一つであるグローバルピースにJICA(国際協力機構)職員の方を講師としてお招きしました。

 お話しいただいた内容は、自身が母の病気や自分の発病(足に障がいを負って歩行が不自由になる)で絶望しかけた夢である「国際協力」を、孤児院で出会った少女とのかかわりやあるセミナーでの学びを機に「国際協力という夢と障がい者としての経験や思いを生かす」という前向きな考えに転化し、障がい者支援を日本ではなく国際協力という形で実践し、世界のあちこちで活躍されている体験談、そして「障がいをもっている人に開かれた社会を全世界で実現していきたい」という目標についてでした。パワーポイントや映像を交えたわかりやすいお話でもあり、生徒たちは食い入るような表情で聞き入っていました。私も含めて大変に有意義で勉強になった時間であったと思います。この時間を通して、生徒たちが「目標の実現に向けての努力」や「障がい者支援」についてじっくりと考えることを期待しています。

 すべては紹介できませんが、これ以外でも三味線を学んでいる生徒がプロの演奏家と一緒にステージに立つという話や、郷土芸能が先日の祭りに続いて11月の地域の催しに参加するという話、とても素晴らしい作品を完成させている絵画の生徒たちの表情を見るにつけ、本当に講座を担当していただいている先生方や地域のみなさんには感謝しかありません。11月29日()には、すべての活動の成果を発表する「文化活動発表会」もあります。詳細については後日お知らせしますので、保護者・地域の皆様、どうぞ学校に足を運んで生徒への声かけをお願い致します。

「祭りの世界大会」を見て

 今まで話には聞いていましたが、今年、初めて布佐の祭りに参加し、その盛大さに度肝を抜かれました。このすごい祭り(本校職員は「祭りの世界大会」と呼んでいます)を3日連続で、しかも毎年実施しているという布佐の伝統と各地区のみなさんの熱い心意気には改めて頭が下がる思いです。

 そんな祭りの中で、小学生が一生懸命に子ども神輿を担いでいる姿がとても微笑ましく、見ていて思わず応援したくなりました。また、中学生にも活躍の場がところどころにあり、式典では巫女さんとして女子生徒が4名、彼女たちは履きなれない下駄で、ずっと神輿の後をついて歩いていました。他にも大人の神輿を担いだ男子生徒、地区の山車を懸命に引っ張っていた生徒、子ども神輿の世話役をしていた生徒、そして郷土芸能の生徒たちは、3日間にわたって祭りを盛り上げる大切な役割を果たしていました。式典の際の演奏は実に見事であったと思います。

 というように、この3日間にわたって、学校では目にすることのできない生徒たちの姿・表情・活躍ぶりを見ることができたのは、私にとっても大きな収穫であったと思っています。生徒たちの地域貢献を改めて讃えてあげたいと思います。

 翌日、やや疲れ気味かな?ちょっと登校が遅れたかな?という生徒も若干いましたが、昼過ぎにはいつもの布佐中生に戻って頑張っていたことを報告させていただきます。

2年生・就職体験学習を終えて

 体育祭代休明けの9日()~11日()、2年生の就職体験学習を実施しました。布佐地域を始めとして、全部で30前後の公的機関や事業所様に生徒を受け入れていただきました。お忙しい中、生徒のためにご指導・ご協力をいただいたことに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

 期間中、私も各職場を訪問して生徒の様子を見させていただきましたが、どこに行っても、業務に支障が出ていることはさておき、「逆に助かっています」「挨拶がしっかりできて意欲もありますね」といったお褒めの言葉をいただきました。なかには、「布佐中でやっているハローワークの成果ですね」という声もいくつかありました。事業所様にご協力いただき、指導にも時間と手間はかかりますが、「布佐中が継続して取り組んでいるキャリア教育の方向性が間違っていない」ということを裏付けるありがたい言葉だと思っています。

 この3日間の体験を通して生徒たちが学んだり考えたりしたことは、学校の中だけでは決して得ることのできない教育効果をもたらし、生徒たちの成長の糧となって今後に返ってくると信じています。

 今後とも布佐中の生徒たちを地域から見守っていただくと同時に、来年度の就職体験も含め、学校への変わらぬご支援をお願い致します。

感動の体育祭、大成功!

 6日()、布佐中学校第68回体育祭が大成功のうちに幕を閉じました。生徒たちは競技に、応援に、係活動に全力で取り組み、早朝からフィナーレまで声援を送っていただいた来賓のみなさんや地域の方々、家族、そして我々教職員を笑顔にし、感動を与えるとともに元気をプレゼントしてくれました。本当に充実した1日であったと思います。

 すべての競技についてのコメントは書ききれませんが、とにかく生徒たちの一生懸命さが伝わった体育祭でした。男子組体操では、「9段ピラミッドは今年が最後になるぞ!」という指導者の声に対し、「何が何でも成功させる」という生徒たちの気持ちが前面に溢れ、もの凄い気合いと大きな掛け声の中、見事に完成、周囲の人たちを感動の渦に巻き込みました。女子のダンスは、予行練習のときよりもはるかに素晴らしい出来でした。ダンス自体のレベルも上がっていましたが、何よりも演技をしながら一人ひとりの生徒が輝くような笑顔で、全力で楽しみながら踊っている様子が伝わってきました。演技終了後、朝礼台の前にカメラを持って集まった人の多さが、ダンスの大成功を象徴していたように思います。そして各色の応援、応援団中心に、わずか一週間でよくここまで全校生徒の心を掴んでまとめあげることができたと感心しています。閉会式の結果発表では競技優勝・応援賞ともに赤組ということで、勝った赤組は歓喜の声と感動の涙、敗れた白組には悔しさの涙もありましたが、一生懸命に全力を尽くしたという清々しい表情と、うつむきながらも私の話をうなずきながら聞いている応援団生徒の姿が印象に残っています。

 また、地域の方々やPTAを始めとした保護者のみなさんのご協力があってこそ、この体育祭の大成功があるということを改めて実感しています。本当にありがとうございました。グラウンドには自治会等からお借りしたテントが何と17もあり、それだけの数を設置したのに、積極的にお手伝いただいた多くのみなさんのおかげで、準備も片付けも「あっ」という間に終えることができました。こんな経験は、私の長い教員生活でも初めてのことです。そして、この一週間、マイクを通しての大きな声や大音量の音楽でご迷惑をおかけした学校近隣のみなさんにお詫びするとともに、温かいご理解とご協力に対して改めて御礼申し上げます。

 この体育祭で学んだことを糧に、生徒のさらなる成長を期して、我々教職員も今後の教育活動に精一杯取り組んでいきたいと決意を新たにしています。今後とも学校へのご協力・ご支援をお願いして体育祭の報告とさせていただきます。