校長室

校長室から発信

「地域貢献」のひとコマ・あいさつ運動

 24日()、布佐駅で4校(布佐中・布佐小・布佐南小・我孫子東高)が連携したあいさつ運動を実施しました。これは4校防犯健全育成会議のメンバーである地域の方にお手伝いいただき、4校の生徒会・児童会の子ども達を中心に、あいさつの和を地域全体に広げて活気ある街づくりに資するために行っているものです。毎月、布佐中・小→布佐南小→布佐駅とローテーションで場所を移動して行っていますが、ここ数年来の布佐の街の風物詩として定着し、地域のみなさんにもすっかりお馴染みとなってきました。

 子ども達の元気な声に、恥ずかしそうに俯いて通り過ぎてしまう方もいますが、ほとんどの方はしっかりとあいさつを返してくれます。中には「ご苦労様」と声をかけてくれる人もおり、子ども達のやりがいにつながっているようです。

 ほんのちょっとした「地域貢献」のひとコマではありますが、布佐中学校では地域のみなさんを笑顔にするための「地域貢献」活動を今年度も可能な限り実践していきたいと考えています。何かありましたら学校の方へお気軽に声をかけていただければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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「チーム布佐」がめざす理想の学校

 下記はPTA広報誌の原稿として投稿したものですが、ぜひ多くのみなさんに目を通していただきたいと思い、ホ-ムページにも掲載します。学校経営のところにも同様の内容を書いていますが、改めて布佐中学校がめざす学校像を知っていただければと思います。また、この内容については、27日(月)の保護者会でも触れたいと思います。

                         チーム布佐がめざす理想の学校
                                                                      校長 石井 美文
 
 平成二十七年度がスタートした。校長として実現したい学校像に向けて邁進することが新年度への抱負そのものとなるので、以下にその概要を述べたいと思う。
  本校の教育目標「自主」と「共生」の力を兼ね備えた生徒を育成するためには、その生活基盤となる学校は「通うことが楽しく、日々を充実した気持ちで過ごせる」場でなくてはならない。それは、学校が誰にとっても「安全」「安心」な居場所である、そして様々な教育活動を通して、生徒一人ひとりの「自己実現」が図れる、「自己有用感」を感じることができる場であるということである。
  そして、そんな学校を創造していくために、私たち教職員が全力で取り組むのはもちろんだが、そこには保護者との「共(協)育」が不可欠であり、加えて地域の方々からの「ナナメの関係」による支援が私たちの微力を補ってくれる。三者による連携と協働、そんな「チーム布佐」によって創造される学校こそが子ども達の健やかな学びを実現するのである。私が校長として理想としている「みんなで創る地域の学校」の意義はここにある。
  多様な価値観が渦巻き、様々な教育課題に押し潰されそうにもなる今日だが、私たちの営みは明日の日本・明日の布佐を切り拓いていく大切な人材を育てているという崇高な使命を自覚し、「チーム布佐の協働による理想の学校」創りに向けて職責を果たせる一年間としていく覚悟である。

笑顔満載の校外学習

 16日()、1年生の校外学習で県立房総の村に行きました。冷たい雨の中で入学式を迎えた1年生でしたが、その後の一週間の頑張りを神様が見ていてくれたのか、雲一つない晴天、しかも20°を超える暖かさで絶好の校外学習日和でした。

 今回の校外学習の一番の目的は、新しい学年の仲間と仲良くなって絆を深めることです。仲良くなる一番の近道はお互いの笑顔です。だから笑顔満載の1日にしよう、そして笑顔になってもらうために友だちの良いところをたくさん見つけようという話をしました。生徒たちは電車・徒歩の移動、午前中のウォークラリー、お弁当、午後からのレクといった活動の中でそれを意識して頑張り、閉校式では各クラスの学級委員から「○○君は~の場面でとても頑張ってくれた」とか「○○さんは~の仕事を一生懸命にやってみんなのために貢献した」という話がありました。こんなふうにいつまでもお互いを温かく認め合える学年集団であってほしいと願っています。

 楽しく充実した1日を過ごした1年生、明日からはいよいよ正式日課で授業も本格的にスタートします。まだまだこれから山あり谷ありの学校生活になると思いますが、この校外学習を含めて素晴らしいスタートが切れています。これをますます前進させ、一人ひとりをしっかりと育てていけるよう、職員一同、さらに気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。

 当日の写真をアップします。クリックしてご覧ください。
  IMGP0336.JPG(移動中の様子)
  IMGP0346.JPG(昼食の様子)
  IMGP0353.JPG(レクの様子)
  IMGP0357.JPG(閉校式の様子)

学び多き講演会!

 11日()、本校多目的室で「ようこそ先輩!布佐バージョン版」と銘打って、布佐中OB2人による講演会を実施し、本校生徒・卒業生・多数の地域の方・市教育委員会の担当者にご来校いただきました。

 これは、本校布佐タイムの講座の一つであるグローバルピースの中で、青年海外協力隊(JIKA)で活動されていた田中昌氏をお招きして話をしてもらったり、田中氏を通じて本校の生徒たちとアフリカ・セネガルの子ども達で手紙による交流活動を行ったところ、生徒たちにとって大変に素晴らしい学びとなったことから、これをもっと広めようと本校学校支援地域本部(地域ルーム)にコーディネートをお願いして実現したものです。

 当日は上記の田中氏による「セネガル国から学べること・日本から学べること」というテーマの講演と藤井慎平氏による「カイロ大学留学の体験・混迷する中東情勢に思う」というテーマでの講演があり、会場全体が二人の話に真剣に聴き入っていました。私自身も今まであやふやであった知識をしっかりと学び直せ、とても有意義な「あっ」という間の時間であったと感じています。講演会終了後に、本校1年生の生徒が真剣な面持ちで講師の方に質問していた姿を見て、「やった意味があった、実現してよかった」と本当に思いました。

 グローバル時代とかグローバル人材の育成という言葉が当たり前のように叫ばれる時代となっており、それと並行して英語教育の早期化もあちこちで実践されていますが、それだけに限ることなく、この講演会のような取り組みを通して世界の現状を知ったり、異文化への理解を深める、日本との共通点や相違点を知って共生への道や方策を考える、討論するといった営みがますます必要であると強く感じた1日でした。

※講演会の様子
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入学式で…

 外に一歩出ただけで凍えるような寒さと雨の中、本校第69回入学式が挙行されました。悪天候にもかかわらず、実に39名もの来賓のみなさまにご臨席いただき、むしろ新入生たちの心に強く残ったのではないかとも思います。

 1時間をやや超える時間の式でしたか、107名の新入生たちは、緊張感の中で終始立派な姿勢と態度で式に参加できました。背筋を伸ばして堂々と歩く入場の姿、担任の呼名に応えるしっかりとした返事に、これからの布佐中のさらなる前進を確信することができました。

 在校生もわずか2時間の入学式練習でしたが、先輩として新入生の見本となる素晴らしい姿と迫力のある歌声で彼らの度肝を抜き、かつ温かい心が伝わる歓迎の言葉で新入生を迎え入れることができました。

 明日から本当の意味で平成27年度、全生徒がそろっての新生布佐中学校がスタートします。新入生には、初心を忘れることなく、新しい環境で、新しい先生・新しい仲間とともに充実した学校生活を送れるよう前向きな気持ちで頑張ってほしいと願っています。

 保護者のみなさまにも、これから布佐中PTAの一人として学校と手を携え、お子様の成長のための「共育」「協育」をよろしくお願い致します。

※新年度の職員学年・学級組織については、下記をクリックしてご覧  
 ください。

 27年度教職員組織.pdf
 (クリックしてご覧ください)


 

平成27年度 スタート!

 6日()、始業式が行われ、平成27年度がスタートしました。生徒たち一人ひとりの表情は、新年度への期待と意欲に満ち溢れ、生き生きとしているように感じました。新2年生は学級編成があり、新しい先生・仲間と新しい環境で頑張るという気持ち、新3年生はいよいよ進路実現の年となって気を引き締めなくてはいけないという気持ちなどがそれぞれの心の中で渦巻いていたのではないかと思います。

 始業式に当たって、私からは2つの話をしました。1つ目は「失敗は成功の途中」だから「失敗した君こそ胸を張れ」、勇気を出して一歩を踏み出せる1年間にしようという話、2つ目は学校教育目標「自主」と「共生」に込められた願いとその必要性についてですが、それに加え、新入生を迎えるに当たって「先輩ぶるな、先輩らしく」という話を最後にしました。どの生徒も顔をしっかりと上げ、真剣な面持ちで聞いており、新年度のスタートが素晴らしい形で切れたなということを実感しています。

 今年度も、布佐中学校は保護者・地域のみなさまと「みんなで創る地域の学校」をめざして教育活動に取り組んでまいります。昨年度以上のご支援とご協力、そして我々教職員との協働で、手を携えて子どもを育てていただけますようお願い申し上げます。

 下記に26年度末人事異動による転退職、及び転入職員の一覧を掲載しました。クリックしてご覧ください。

(クリックしてご覧ください)


平成27年度転退職・転入職員一覧.pdf

大盛況!!吹奏楽部・第6回春のコンサート

28日()、本校吹奏楽部・第6回春のコンサートが盛大に開催されました。大変にお忙しい中、市長・副市長・教育長にもご来校いただき、約3時間にわたるステージを最後まで熱心にご覧いただきました。

そして会場内の熱気、昨年も保護者・地域の方を始めとしたお客さんの多さに驚いたのですが、今年はそれをはるかに超える、たくさん用意した座席が満席となり、体育館後方いっぱいに立ち見の方が溢れているという状況でした。立ち見となってしまった方々には申し訳なかったのですが、本当に、年々応援していただける方が増え続けていることに感謝申し上げる次第です。

今回のステージは、卒業生を含めた吹奏楽部の生徒たち、卒業生特設合唱団、本校OB、団友、そして布佐小学校と布佐南小学校が加わり、昨年に引き続きソプラノ歌手の吉田真澄氏をお招きして行われました。地域の方もよくご存知の布佐中バンドのスタンダード曲やクラッシックに加え、ミュージカル仕立てのサウンド・オブ・ミュージックなど、時間が経つのを忘れてしまう楽しい3時間を過ごすことができました。たくさんのお客さんの前で、精一杯自分たちの力を出し切った生徒たちの満足そうな爽やかな笑顔と最後の演奏を終えて涙する卒業生たちの姿に心を打たれました。

平成27年度も、きっと地域に出て地域のみなさまに笑顔を届ける活動を本校吹奏楽部はめざしていくと思います。引き続き、多くのみなさまの応援をよろしくお願い致します。

祝 バレーボール部 葛南大会制覇

 21日()、葛南地区中学校バレーボール大会が本校を会場に行われました。たくさんの保護者や関係者が応援に駆けつけてくれた中、1回戦がシードで、次の初戦を危なげなく勝ち抜いた本校の生徒たちは、準決勝でやや苦戦したものの、最後はチームワークよく流れを引き寄せてライバル湖北中を退けました。そして、決勝は小学生からバレーボールを経験している生徒が数名含まれている強豪鎌ヶ谷四中です。今までの対戦では分が悪く、苦しい試合が予想されました。ところが、1セット目にリードしている展開から追いつかれそうになり、それを振り切って先取すると、2セット目は波に乗り、まったく相手を寄せ付けない圧倒的な勝利で優勝を手にしました。

 終わってからの生徒たちの涙と満面の笑顔、顧問と喜び合う姿を見ていると、ここまでくるのに本当に頑張ったんだという思いが強く感じられました。いつも書いていますが、本校はどの部活動もぎりぎりの部員数で本当によく頑張っています。バレー部も2年生だけではチームは組めない状況ですし、他校と違ってベンチには交代する選手がほとんどいない中での優勝です。「目標を見失わずに努力を続ければきっと花が開く、努力は裏切らない」ということを実現してくれました。きっと他の部活動も「バレー部に負けるな」といて気持ちで、これからの練習にも一層励みが出ると思います。

 バレー部には、これから夏の大会に向けて、今度は追われる立場になりますが、挑戦者の気持ちを忘れることなく、さらに大きな目標に向けて頑張ってほしいと願っています。

 「フレー!フレー!布佐中部活動」

感動の卒業式

 13日()、本校第68回卒業証書授与式が、市長さん・教委委員さんを始めとした40名もの来賓のみなさんにご出席いただき、保護者や多くの地域の方々が見守る中、盛大に挙行することができました。
 2時間を超える長い時間でしたが、生徒たちの式に臨む姿勢や態度は大変にすばらしく、途中・国旗が落ちてしまうというハプニングがあってもまったく動じることなく、その姿に来賓の方々からもお褒めの言葉をいただきました。

 102名の卒業生は、証書授与のときの返事・卒業の言葉・歌(仰げば尊し・さくら)と3年間の精一杯の思いと感謝を込めて表現してくれ、その一生懸命な姿・成長した姿に思わず目頭が熱くなる思いがしました。

 1・2年生も同様に素晴らしい送別の言葉と歌(ジュピター)で、卒業生への感謝の思いと別れの気持ちを表現しました。その見事な姿に、両学年ともにこの1年間の成長と進級に値する力がついたことを確信しました。

 卒業生はこの後、それぞれの進路先へ巣立っていきますが、ここに至るまで本当に多くの地域のみなさんに愛され、支えられたからこそ、今の成長した姿があります。式の中でも御礼の言葉を述べさせていただきましたが、改めて学校を代表して御礼申し上げます。「本当にありがとうございました」

 式が終了した後、2学期に家庭科の調理実習(太巻寿司)を行ったときにも講師として来ていただいた教育委員会の先生が、さくらをきれいに浮かび上がらせたお寿司を作ってくださり、来賓のみなさんに食べていただき、大好評でした。

地域からの贈り物

10日()、以前からお知らせしていた地域の方手作りの素晴らしい椅子・テーブルを正式に学校へ寄贈していただくに当たって、短い時間ではありましたが、贈呈式を行いました。

学校からは私と全校を代表して生徒会役員のメンバー、教育委員会からは学校支援地域本部の担当者始め3名、本校のコーディネーター、製作をしていただいた上町のみなさん、そして何よりも驚いたのは、地域の方に30名前後も参加していただけたことです。

作業工程を映像で観たり、実物を初めて見た方たちの感激の声が聞こえたり、生徒たちの幼い頃を知っている方からは、生徒たちの挨拶やお礼の言葉に感心をしたというお話も伺うことができました。

贈呈式が終わった後、地域ルームで懇談の時間をもちましたが、今後ますますの学校との連携や学校への支援を口々に話していただき、聴いていた私は、布佐中学校に赴任できた幸運を今さらながらに実感した次第です。 

  なお、この贈呈式の様子は今月27日(金)発行のイースト情報紙に掲載予定ですので、ご覧いただければと思います。

感謝を込めて!「3年生を送る会」

 3日()、3年生を送る会が行われました。底冷えのする体育館で、笑顔と感動に溢れる温かい時間が、本当にあっという間に過ぎ去っていきました。

 1年生の発表は、劇と映像に加え、合唱団を組織して3年生の思い出を振り返りつつ、感謝の気持ちとメッセージがふんだんに込められたすばらしいものでした。大道具・小道具・衣装など、裏方も含めて学年生徒全員で取り組んだ様子が感じられ、1年間を通して本当によく成長したと改めて思いました。

 2年生の発表は、観ている者を感動の渦に巻き込むような、素晴らしいミユージカル仕立ての劇でした。第二次大戦中にナチスによって行われたユダヤ人迫害をテーマにしたシリアスな劇ですが、生徒たちの迫真の演技と見事な演出、学年全生徒のチームワークに、観ていた3年生がみるみる惹き込まれていくのが手に取るようにわかりました。

 両学年とも、この3年生を送る会の成功をステップとして新しい学年に進級する、その証を全校の前で堂々と宣言したように思えた発表でした。

 最後に、3年生から感謝を込めた合唱の発表もありました。入試の真っ只中、ほとんど練習する時間が取れなかった中での発表ですが、その真剣な表情からは、今日の送る会へのお礼だけでなく、今までお世話になった多くの人たちへの感謝を込めた歌声であったように感じ取れました。

 楽しかった幕間の発表に加え、ここまでの企画・運営、入念な準備をしてきた生徒会のメンバーに敬意を払うとともに、改めて感謝したいと思っています。

 

快走!県新人駅伝大会

 14日()、柏の葉公園周回コースで千葉県新人駅伝大会が行われました。身が縮むほどの寒さと強風の中で、県内各支部を勝ち抜いてきた男女それぞれ60チームの選手たちが全力で襷をつないで走りぬきました。

 本校は既にお知らせしているとおり、布佐中では初めてとなる男女アベックでのこの晴れの舞台への出場です。9:00からの開会式に続いて10:15に女子の部がスタートしました。女子チームも控えの選手や補助の生徒を含めて、全員一丸となって大会に臨みましたが、けがや故障の影響で本来の力までは出し切ることができませんでした。でも、この経験を活かし、この悔しさをバネにして、次は大きく飛躍してくれる可能性を強く感じさせてくれた大会後の一人ひとりの表情でした。

 11:20スタートの男子チームは、正直20番前後ならOKという気持ちでいましたが、予想を大きく上回る快走、一人ひとりがもっている力を十分に出し切って13位という成績を収めました。県で13位というのも見事ですが、我孫子市内では白山中に次いで2番目というのが何よりも大したものだと思います。生徒たちにも大きな自信となった1日でした。逆に、ここまで力をつけた生徒たちですので、入賞を逃した悔しさをバネに、次回はさらに大きく飛躍してほしいと願っています。

 最後に、顧問からは「布佐中のような小規模な学校でも、県大会を経験してこれだけできることが証明された。この後、駅伝部以外の生徒は、それぞれの所属部活動に戻ってこの経験をしっかりと伝え、目標を高くもって取り組んでほしい」という話がありました。冬季トレーニングで膨らませたそれぞれの部活動の蕾が、平成27年度に大きな花を咲かせることを期待したいと思います。

地域色満載の一週間!「みんなで創る地域の学校」

 今週は(も?)地域の方々に様々な場面でお世話になりました。いつも技術科の授業でコンピュータの指導に入っていただいている方々には、月曜日から大空学級の生徒たちにワードやエクセルの使い方について基礎から指導してもらっています。一人ひとりに指導が行き届き、生徒の理解も早くなって担任としても大助かりです。                 

木曜日には、1月に続いて家庭科の調理実習で生徒たちの手伝いと指導をお願いし、教科担任一人では目が届かない細かい味付け指導や安全面でのサポートをしていただきました。ちなみに、今回はブリの照り焼きとけんちん汁を作り、笑顔いっぱいで一緒に食事の時間を過ごすことができました。                         

同じ木曜日から金曜日にかけては、本校周辺の上町の方々が、1月上旬から製作を続けていた手作りの椅子やテーブルの仕上げに、3年生の奉仕作業の生徒たちと一緒に活動し、最後のニス塗り指導もしてくださいました。腐りかけた木の根から美しい椅子やテーブルが完成し、その説明を聞いた生徒たちは驚きの声を上げていました。今、本校2階・A棟とB棟の間の通路にセッティングしてありますので、多くのみなさんに一目、ご覧いただきたいと思います。この後、これに合わせてマガジンラックの製作もしていただける予定ですので、生徒たちの憩いや談話の場、ちょっとした読書のできる場としていきたいと考えています。

金曜日には、英語の授業では今年度初めて、地域の方に教科担任の補助に入って生徒たちの学習支援をしていただきました。自己紹介では、これからの英語の大切さについての話があり、生徒たちは真剣な表情で聴き入っていました。その後、英語での生徒とのコミュニケーション活動では、何人かの生徒が恥ずかしそうに質問し、丁寧に教えていただいていました。

今週も「みんなで創る地域の学校」に向けて、地域色満載の布佐中学校の様子を報告させていただきました。

本物に触れる!プロの演奏家が音楽の授業に

 国(文化庁)の補助金事業として、全国の小中学校に音楽・美術等のプロフェツショナルを派遣し、講演や演奏会を行っていただく「芸術家派遣事業」というのがあるのですが、9日()、本校にプロの演奏家5名をお招きし、音楽の授業で生徒の前で生の演奏を披露していただく機会を得ることができました。

 演奏家のみなさんは「風の五重奏団」という木管五重奏のグループで活動し、各自のオーケストラでの演奏を含め、全国各地を飛び回っている方々です。3年生の授業で1クラスずつ3時間、音楽室で、生徒たちの目の前で開かれたミニコンサートは本当に圧巻でした。時間の経過を忘れる素晴らしさで、私もついつい3時間すべてのクラスにお邪魔して聴かせていただきました。生徒たちも音の美しさを感じとることができたのか、集中して1時間、真剣な表情で聴き入っていました。また、演奏の途中で楽器の紹介であるとか、音の出る仕組みについて説明をしてくれましたが、生徒の記憶にも強く残ったのではないかと思います。授業の最後には、東日本大震災の復興支援歌である「花は咲く」を演奏していただき、生徒たちが歌うという貴重な体験もすることができました。

 まさに本物に触れ、本物を感じて、生徒たちの心も澄み渡ったのではないかと思います。音楽に限らず、このような有意義な取り組みをもっともっと学校教育に取り入れていけたら…と考えた1日でした。

冬季トレーニング終了 今後の布佐中生に期待!

 1月の登校日も今日(30日)で終わりますが、今月いっぱいまで予定していた冬季トレーニングを降雨()予報のために昨日で切り上げました。最後のタイムトライアルでは生徒たちが大きな声でお互いを応援し合い、とてもいい雰囲気の中で今年度の最後を飾ることができたと思います。

 市内を始め、多くの中学校でこのような冬季トレーニングを実施していますが、学校によっては最初に大勢いた生徒たちが日が経つにつれ、一人減り、二人減り、最終日には半分以下に減っていたということも耳にします。本校の生徒たちは、小規模校なりの人数でのスタートでしたが、全員が最終日まで走り切りました。生徒たちの頑張りとそれを励ましながら一緒になって支援してくれた各部活動顧問の先生方に感謝です。

 最後に生徒たちには「春に大き花を咲かせるためには、厳しい冬の寒さに耐えて蕾をしっかりと膨らませておかなければいけない。冬季トレーニングで膨らませた蕾が夏の大会やコンクールで花開くことを信じて、これからもチーム各部活で頑張っていこう。」という話をしました。2月以降、駅伝に続く布佐中生徒たちの大活躍を楽しみにしたいと思います。

笑顔満載 地域の家庭科授業支援(PART2) 

 27日()から、2学期に続いて家庭科の授業(調理実習)に地域のみなさんのサポートをいただいています。2学期は2年生が祭り寿司をつくりましたが、今回は1年生が1クラス3回ずつ、シチュー・ハンバーグ・魚料理に取り組みます。そうなると、学年3クラス×3回ということで全部で9回、これが2月の半ばまで続きますが、1回の授業に3人ずつ、延べで27人もの方々にご協力いただくことになります。

 1年生は初めての調理実習ということで、道具のある場所、扱い方等がわからずに先生一人では対応しきれないというのが現状です。包丁を持つ手の不慣れさなどを見るにつけ、目が行き届いて危険を回避できるという点でも本当に助かっています。

 昨日は時間に追われて大忙しでしたが、自分たちでつくったシチューをおいしそうに食べている生徒たちの満足気な顔と各グループに寄り添っていただいている地域の方の笑顔がとても印象的でした。

林間学校に向けて 福島からの出前授業

 平成27年度6月、現1年生は進級して最大の学年行事である林間学校を実施します。それに向けての第一歩、事前に行う自然学習(総合学習)がいよいよ始まりました。

 この自然学習を通して、自分が興味関心をもって学んだことを実際の林間学校で検証していくという取り組みですが、布佐中学校は市内で唯一、東日本大震災の後もその安全性に細心の注意を払い、福島県裏磐梯方面への林間学校を実施しています。これは、裏磐梯周辺に生徒に学ばせたい自然環境のすべてが素晴らしい状態で残されているからに他ならず、生徒の興味関心に応じた数のテーマがすべて設定できるからです。

 そして、27日()は生徒に興味関心を強くもたせるための大切な導入の授業でした。この大切な授業に、布佐中は何と現地福島から専門家の先生をお呼びしてお話をいただいています。磐梯山噴火記念館の佐藤先生という方で、布佐中には今年で5年連続で来ていただいているということでした。

 私も2時間の授業を受けさせていただきましたが、火山の噴火実験などを生徒と一緒に行いながら、映像を入れて大変にわかりやすく、かつ当たり前のように興味をもって惹きつけられていくお話でした。導入がこんなに楽しい授業ならば、生徒もスムーズに次の時間の学習に入っていけるだろうと感じました。

 今日のために、わざわざ福島からお出でいただいた佐藤先生に改めて感謝するとともに、このような取り組みの一つひとつが、生徒にとってより有意義な校外学習を実現するということを再認識した次第です。

葛南新人駅伝 感動の男女アベック県大会出場!!

 21日()、冷たい雨の降りしきる中、葛南新人駅伝大会が柏の葉周回コースで実施されました。前回書いたように、銚子駅伝大会を1・2年生だけの新チームで走り切って好成績を収めた本校の生徒たちは、万全を期して県大会出場を目標にこの日を迎えました。

 駅伝大会は陸上・駅伝部だけではなく、学校をあげて学校の代表として選手たちは走りますので、サッカー部やバレー部の生徒たちも加わっているのですが、駅伝の前にあるロードレースの部で男子70名中布佐中は0・女子53名中布佐中は2と小規模校の現実は如何ともしがたく、本当に駅伝の部を走るぎりぎりのメンバーで戦っています。

 ロードレースが終わり、いよいよ女子駅伝からのスタート、県大会出場がかかり、男女ともその可能性も十分にあり、自然と応援にも熱が入って寒さもいつの間にか吹き飛んでいました。結果男子Aチームが19チーム中5位・女子チームが16チーム中9位で、見事にアベックで県大会へのキップを手にしました(葛南の中学校は県や関東の駅伝大会で常に優勝を始めとした上位に入賞しており、そのレベルの高さから他の地区より県大会に出場できる枠が多くなっています)。また、男子Bチームや1年生チームも最後まであきらめることなく全力で襷を繋ぎ通すことができました。

 閉会式後のミーティングでは、この結果は県大会出場を勝ち取ったチームだけのものではなく、一緒に競い合い、励まし合ってお互いを伸ばし続けた「チーム布佐中」としての全員の成果であることを確認し、県大会での健闘を約束しました。部長からは、先生方や学校の仲間たちへの感謝の言葉と素直に県大会出場を喜ぶ言葉がありました。

 生徒たちは、爽やかな笑顔と自分たちの成し遂げた結果に実感が湧いてないような複雑な表情をしていましたが、きっと徐々にその喜びも爆発してくると思います。本当に、こんな規模の小さい生徒数の少ない学校が、いわば「小国が大国に挑む」ようなものですが、よくここまで成長できたと思います。厳しい練習に耐えて頑張った生徒たちを讃えるとともに、ここまで生徒たちを伸ばしてくれた先生方に改めて感謝しています。

 そして、県の新人駅伝大会は2月14日()に同じ柏の葉周回コースで行われる予定です。

晴れの舞台に立つ生徒たちの活躍に期待して、応援をよろしくお願いします。

激走! 銚子駅伝大会

 11日()、銚子半島一周駅伝大会が行われました。神奈川県から参加した中学校を始めとして、千葉県内を中心に全82校の参加があり、県内というよりも全国屈指の大きな駅伝大会です。本校生徒は前日より現地に入り、コースの下見・練習・打ち合せと万全の準備をして本番に臨みました。

 午前11時30分、銚子漁港のシンボルロードをスタートし、1区は4.9㎞という長丁場、4・5区は箱根駅伝さながらの山登りと山下り、他にも海沿いの風の強いコースなど、東葛駅伝とはまた一味違った8区間のコースを選手は走りぬき、付き添いの部員たちは生徒をよくサポートして助けました。

 結果、本校は82チーム中・23位と、昨年を大きく上回る順位で襷をつなぎ、生徒たちの当初の目標であった30番台も大きくクリアする激走でした(東葛駅伝と同じく10数年ぶり?の快挙)。そして、他の多くの学校が順位を一つでも上にあげるために、3年生を何人かずつ起用していたのに対し、本校は1・2年生だけで正真正銘の新チームで挑んでの結果であったことが何よりもすばらしいと思っています。

 私は7区で選手の引率をしていましたが、選手は補助の生徒としっかりタッグを組み、自分たちの力でストレッチやアップ走など、完璧にこなし準備していた姿に感心しました。また、6区の選手がゴールした後、力を出し切って走り終えた満足感いっぱいの爽やかな笑顔を見せてくれたことがとてもうれしかったです。

 上にも書いたように、このチームは1・2年生だけでこの大きな大会を、チームワークよく見事に結果にも結びつけました。この後、今月22日()には葛南新人駅伝大会という大切な大会が控えています。「チーム布佐」の健闘とさらなる躍進を信じて、できる限りの支援をしていきたいと思います。保護者・地域のみなさまにも、引き続きの応援をよろしくお願い致します。

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

昨年は多方面にわたって大変にお世話になり、本当にありがとうございました。

本年も布佐中学校を、どうぞよろしくお願い致します。

 

 昨年末、書初大会が大成功に終わった後、改めて1年間を振り返ってみると、本当にあっという間の9ヵ月であったという思いとともに、布佐中の職員・保護者のみなさん・そして地域の方々に支えられてここまでたどり着けたということをしみじみと感じました。

新年を迎え、生徒たちには具体的な行動目標を頭に描き、初詣で神様に宣言してくるように話してありますが、私自身も気持ちを引き締め、「みんなで創る地域の学校」と「小中一貫教育の推進」に向けて、自分が為すべき具体的な設計図を描きながら取り組んでいくことを宣言してきました。

明日の始業式では「志のある生き方」という話をしようと思っていますが、、今年も生徒たちの「志」や「夢」の実現に向かって、布佐中学校職員一同、力を合わせて全力で頑張っていきますので、これまで同様のご支援ご協力をよろしくお願いします。