2021年10月の記事一覧
4年生、総合の時間の福祉体験で、アイマスクを体験!
20日(水)、4年生の「総合の時間」の学習にて福祉体験が行われました。
5回目となる今回は、視聴覚障害と生活について有識者であるボランティアの方2名の皆様を講師として御招きし、春日部市社会福祉協議会の御仲介のもと、アイマスクを使った視聴覚障害の体験を行いました。
今回も、換気や消毒等、感染症拡大防止の対策を行うなど、配慮しながらの開催です。
「目が見えない」とはどんなイメージ?とプリントに自分のイメージを書いてみたり、アイマスクを着けて実際に立ち上がってみたりして、目が見えないことについて映像を見ながら考えを深めていきました。
(アイマスク装着の際には、新型感染症対策の一環や不快に感じないように、肌との間にキッチンペーパーを入れています。)
アイマスクを装着した状態で折り紙にも挑戦。手先の間隔だけでは、上手く折れません。
折り紙名人の子供たちからは「いつもだったら上手く折れるのにー!」と声が挙がっていました。
視覚障害者の方々が使用している「白い杖」(白杖)や「盲導犬」についてのお話もありました。
みんな、「見たことある!」という意見もあり、存在を知ってはいるけれども、使い方や種類、対応などについては初めて知ることが多かったようです。
アイマスクを装着した状態で絵も描いてみました。
▲運動会で使用する大漁旗の色塗りをする様子。
目が見えない状態だと難しいなあ…。
その後、目が見えなくても世界的に評価されるような凄い画家がいることを知り、色鮮やかなその絵に驚いていました。
▶今回、御紹介いただいた全盲の天才画家「ジョン・ブランブリット」
更に、ブラインドサッカーなど視聴覚障害者も活躍できる障害者スポーツについての紹介もありました。
東京パラリンピックでの日本代表の活躍が懐かしいところですね。
その後、実際にペアになり、白い杖を使って、オープンスペースを移動してみました。
実際に見えない状況で、白い杖の先の感覚と誘導してくれる友達の声だけが頼りです。
恐る恐るドキドキしながら、目が不自由な方々がどれだけ大変だろうというのを実感する時間となりました。
アイマスク体験のボランティアの皆様、春日部市福祉協議会の皆様におかれましては、子供たちの福祉への理解を深めるために、日頃の御業務で御多用の中、感染症拡大防止に御配慮いただきながらの御指導、ありがとうございました。
今回で体験は終了しますが、5回に渡る体験で知ったこと、春日部市福祉協議会からお借りした福祉図書を参考にしながら、グループごとにテーマを決めて、調べたものを発表していきます。
▶視覚障害者がヒロインの10月スタートの話題のドラマ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール」(日本テレビ)
▶盲導犬が出てくる映画「クイール」(原作:盲導犬クイールの一生)(松竹:2004年公開)