学校の様子
春がやって来た!
春休み初日、皆さんはどのように過ごしていますか?
学校はというと・・・
今日は部活動もなく、校庭には誰もいません。教室も、入学や進級の準備で掲示物など何もありません。
寂しい・・・卒業生を送り出し、進級に向けたこの時期、寂しさとワクワクとで、先生たちは複雑な心境です。
そんな感じで、もの思いにふけっていると、お昼のニュースで「大阪で黄砂が確認されました。」と流れてきました。
今夜には関東にまで黄砂が届くそうです。
黄砂とは、”中国大陸内陸部の乾燥した地域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象”(環境省HPより)だそうです。
また、これは春に起こる現象とのこと。そうか、もう春だなぁ。
・・・ということで、天気も良いし、春を探しに外に出てみました。
用務員の石井さんが植えてくださったお花が綺麗に咲いています。
ボランティア委員会も『花いっぱい運動』で植えたお花ですね。
そして、けやき学級で植えたえんどう豆の花が咲いていたり、ジャガイモの芽が出ていたりしています。
そのまま視線を下にしながら歩いていくと、雑草だと思っていた植物にも小さな花が咲き始めていました。
そして、桜の花びらも確認できました!
もう春ですね。
花粉症の方にはつらい季節かもしれませんが、景色は色づき始めています。
しばらく足元を見たり、上の木々を眺めたり忙しそうですが、景色のパレットを楽しんでいきたいと思います。
「第3章、完結」〜自らを律し、自らを育てた1年〜
やわらかな春の光が差し込む中、おおぐろの森中学校では、本日、令和6年度の修了式が行われました。1年間の歩みを締めくくるこの日、子どもたちは清々しい表情で登校し、体育館へと集いました。会場には、緊張感の中にもどこか穏やかさが漂い、この1年間の経験が子どもたちの心と体にしっかりと根づいていることを感じさせてくれました。
修了式の中で、校長先生から全校生徒に向けて、「答えのない教室」と題して、一つの問題が出されました。
問題:「今年度、なぜおおぐろの森中学校は学級・学年閉鎖が0件だったのだろうか」
子どもたちは、少し戸惑いながらも、周囲の仲間と3~4人のグループを作り、話し合いを始めました。「みんなが手洗いやマスクをきちんとしていたからじゃない?」「具合が悪いときに無理をしないで休むようにしていたよね」「友達が風邪をひいたとき、さりげなく気遣っていた」など子どもたちは、積極的に意見を出し合い、具体的な行動に着目した声が多くあがりました。実際に子どもたちから出てきた意見は以下のとおりです。
①人(自分)について考えられる原因
・手洗い、うがい、マスク
・消毒
・生活習慣(食事・睡眠・運動など)
・早寝早起き
・清掃をきちんとした
・体調が悪くても無理をしなかった
・栄養バランスがとれている
②施設(校舎や立地条件等)について考えられる原因
・新しい校舎で衛生的
・掃除をしていた
・加湿器
・二酸化炭素濃度を測る装置
・風通しが良かった
・周囲に植物がたくさんある
③他の人(周りの人、保護者、先生等)について考えられる原因
・周りの人も気をつけて生活していたから
・保健委員会や給食委員会の人が活発に活動していた
・マスクをした方が良いとか自分なりに考えて判断することができていた
子どもたちの意見や考えを確認したあと、校長先生が考えた原因も紹介されました。
①人(自分)について考えられる原因
・手洗い、うがい、マスク
・生活習慣(食事・睡眠・運動など)
・人混みを避けていた
②施設(校舎や立地条件等)について考えられる原因
・木造校舎(ヒノキチオール)→殺菌作用
・自然が多い環境(癒し効果)
・自然換気システム
③他の人(周りの人、保護者、先生等)
・栄養バランスを考えた食事の提供
・食育、保健教育の充実
・保健委員の加湿器設置
これらの問いに「正解」はありません。しかし、“正解がないからこそ考える”、それがこの問いの本質です。校長先生は、全校生徒に向けてこう話しました。
「とにかく、考えることをやめないでほしい。『答えのない教室』にこそ、人としての成長の種が隠れている。たくさん考えれば、脳が育つ。そして、それは心の成長、人間性の成熟にもつながっていく。校則やきまりがなくても、自分自身で“どうすべきか”を判断できる人になってほしい。」 校長先生は、令和6年度の子どもたちを「自律を意識し、その力を確かに伸ばしてきた1年だった」と振り返りました。そして、新たな年度を迎える1・2年生には、「主体性をもって、さらに自律を深めていってほしい」と、期待を込めて言葉を贈りました。
学校教育において、私たちはどうしても「答えのある問題」ばかりに目が行きがちで、「正解にたどり着くこと」を評価しがちです。しかし、現実の社会や人生においては、明確な正解が存在しない問いや課題のほうが多くあります。人との関わり、進路選択、社会の中での役割……それらは一人ひとり異なる背景や価値観の中で選び、悩み、決断していかなければならない“答えのない問い”です。
だからこそ、今回の修了式での校長先生の問いかけは、子どもたちにとってとても大きな意味を持つものだったと思います。自分たちの行動を振り返り、仲間と意見を交わし、様々な視点に触れながら思考を深めていく。それは、知識を得ることとはまた違った、心の成長や価値観の広がりを生む時間でした。
このように「常に考えること」「思考を止めないこと」は、まさに本校が教育目標として掲げている「自律」に直結する力です。他者からの指示を待つのではなく、自ら問い、自ら選び、自らの意思で行動できること。それが「自律」の本質であり、これからの社会を生きていく子どもたちにこそ求められる姿勢です。
「答えのない教室」――それは、これからの時代においてますます必要とされる学びの場であり、私たちがこれからも大切にしていきたい教育の在り方です。
また、新年度、新学期に向けて生徒指導主任の田根先生からは、「悩みがあるときは、一人で抱え込まず、周囲の大人や相談機関を頼っていい」「自分自身や、周囲の大切な人を守る時間であってほしい」という言葉が伝えられました。
修了式後には、各教室で通知表の配付が行われました。担任の先生から一人ひとりの生徒へ、1年間の歩みについて丁寧に言葉がかけられ、子どもたちは静かに、そして真剣な面持ちでそれに耳を傾けていました。通知表に書かれた文字だけでなく、先生方が伝える言葉に込められた想いや、これまでの姿を見守ってきたまなざしが、子どもたちの心にしっかりと届いていたように思います。
ある教室では、「この1年、周囲に気を配って行動できていたね」と伝えられた生徒が、照れくさそうにしながらも誇らしげに頷く姿が見られました。また別の教室では、少し苦戦していた教科について「途中から取り組み方を工夫しようとしていたこと、ちゃんと見ていたよ。その姿勢がとてもよかった」と語りかけられた生徒が、嬉しそうに微笑んでいました。
各教室の空気は、1年前とは明らかに異なっていました。不安げだった表情、戸惑いがちな姿、緊張していた声・・・そうしたものが、今ではすっかり落ち着きと自信に変わり、子どもたちの顔ににじみ出ていました。中にはすでに「来年はこんなことにチャレンジしたい」と、次の目標を自分なりに見つけている生徒もいました。まるで、自らの手で次の一歩を切り拓こうとしているかのように、期待と決意に満ちていました。
こうして、令和6年度おおぐろの森中学校の「第3章」は、静かに、そして確かに幕を下ろしました。この1年間、子どもたちは実に様々な経験を積み重ねてきました。日々の授業はもちろん、体育祭や合唱コンクール、学年ごとの校外学習や宿泊学習、部活動や委員会活動に至るまで、学びと挑戦の連続でした。時にはうまくいかないこともあり、悔し涙を流したこともあったでしょう。しかし、そのすべてが「自分と向き合い」「仲間と支え合い」「乗り越える力」となって、子どもたちの中に息づいています。
4月からは、新たな1年が始まります。1年生は2年生となり、後輩を導く立場になります。2年生は3年生として、学校の中心となって行動することが求められます。それぞれが、それぞれの立場で「自律した姿」をどう表現していくか。そして、どんな新しい物語を紡いでいくのか・・・おおぐろの森中学校の「第4章」に、今から大きな期待が膨らみます。
最後になりましたが、保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、今年度も本校の教育活動に多大なるご理解とご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。日々の見守りや行事でのご支援、地域との連携活動へのご協力など、子どもたちの成長の礎は、まさに皆様の温かいお力添えによって支えられております。
令和7年度も、どうぞ変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。おおぐろの森中学校の新たな1年が、子どもたち一人ひとりの輝きと可能性に満ちた素晴らしい歩みとなることを願っております。今後とも、よろしくお願いいたします。
~議会にとどけ、私たちのこえ~
本日、流山市議会教育福祉委員会が主催『「子どもの想いを伝える会」~議会にとどけ、私たちのこえ~』が流山市議場で行われました。この会は、流山市議会、初めての取り組みで、『「こうなったらいいのにな・・」学校のこと、公園や図書館などの居場所のこと、市に関係するいろんなこと・・・あなたの意見を市議会議員へ届けてみまませんか。』を目的に主に小学校5年生から中学2年生を想定して、開催されました。おおぐろの森中学校からは生徒会役員の3名の生徒が参加させていただきました。
1年 柳瀬さんは「歩道や自転車の通る道を整備してほしい。例えば、道路側溝とコンクリートの間にできる段差のような溝をなくすなど。」
1年 岡さんは「市主催の部活動大会を令和8年度以降に廃止しないで欲しいです。私たちにとって大会は、頑張れる原動力になります。」
2年 岡村さんは「学生が気軽に使える、夜間まで空いているフリースペースが欲しい。」
3人とも熱のこもった素晴らしい提案で、市議会議員の皆様も絶賛していました。そして、皆さんの提案が市議会議員皆様の心に響いたことでしょう。子どもたちの貴重な提案が市政に生かされることを心から願っています。
Thank you as always!!
おおぐろの森中学校では、本日、1年間の締めくくりとなる大掃除を行いました。4月に入学した1年生も、この1年間で大きく成長し、学校生活のリズムをしっかりとつかんできました。今回は清掃リーダーを中心に計画的に掃除に取り組み、学校へ感謝の気持ちを込めて隅々まできれいにしました。
大掃除を成功させるためには、ただ掃除をするだけでなく、どのように取り組むかを考えることが大切です。生徒たちは事前に清掃リーダーを中心に話し合い、「どの場所に汚れがたまりやすいのか」「どの掃除道具を使えば効率よくきれいにできるのか」を考えながら、計画を立てました。1年前の入学当初は、掃除のやり方も手探りだった生徒たちが、今ではスムーズに話し合いを進め、自分たちで計画を立てられるようになっています。この姿に、彼らの1年間の成長を強く感じました。
また、「大掃除は、いつもの掃除とは違う。1年間の感謝の気持ちを込めて取り組もう!」という意識を全員が共有し、掃除の準備からすでに気持ちが入っていました。
大掃除が始まると、生徒たちは自分の担当箇所へ向かい、真剣な表情で掃除を始めました。普段の掃除では見落としがちな棚の奥や窓のさん、目の届きにくい裏側や隅々にまで気を配る生徒が多くいました。
特に感心したのは、掃除を進める中で自然と助け合う姿が多く見られたことです。「先生、ここ手伝います!」「そっちはどう? 何かできることある?」と、仲間や先生に自分から声をかけ、すぐに行動できる姿がありました。単に指示を待つのではなく、自分で考えて動く。その主体性こそが、この1年間で培われた大きな力です。
まさに、「掃除をする」ことだけでなく、「より良い掃除をしよう」と考えながら行動する力が身についてきていると思います。
4月には、「ただこなすだけ」になっていた清掃が、今では「掃除を通じて感謝の気持ちを表す」「より良い環境をつくるために何ができるかを考える」といった深い意識を少しずつ持てるようになりました。その変化は、間違いなく成長の証です。
校舎はピカピカになり、生徒の表情も達成感に満ちあふれていました。自分たちの力で学校をきれいにし、次の学年への準備を整えたこの経験は、きっとこれからの学校生活にも生きてくるはずです。
新しい年度を迎える準備は万全です! この大掃除を通じて学んだことを胸に、次のステップへと力強く進んでいきましょう!
感謝!感謝!の雪かき
昨朝は突然の雹(ひょう)や雪、皆さんは安全に気をつけて登校できたでしょうか?歩道にもうっすらと雪が積もりましたね。そんな中、早朝から校門付近や自転車通用門付近、近隣の道路の雪かきをする教職員の姿が・・・ 生徒の皆さんが安全に登校できるよう自ら行動していただきました。感謝、感謝です。それから、皆さんも「自分の身は自分で守る」、急な天候の変化や非常変災に備えておくこと、そして自分の身を守るために考えて行動することは大切なことですね。
答えのない教室 ~全員が考える授業~
3月19日(水)に研究授業が行われました。
今回は、バンクーバー市公立高校の教員であり、『答えのない教室』の著者である梅木卓也先生を講師にお招きしました。著書によると、「授業中に思考しているのは生徒の2割にすぎず、その思考時間も全体の2割にとどまる」授業展開がとても多いと書かれいます。
この研修では、池田教諭の「答えのない教室」の授業を参観し、その後、教員も梅木先生の講義及び実際に生徒が受けるような模擬授業を体験しました。
生徒が主体的に考える時間を増やし、教師はどのように「答えのない教室」の授業を実践すべきか。
また、「生徒にとっても、教員にとっても、考えること・教えることが楽しくなる授業とは何か」を探り、授業改善につなげることも目的とし研修を行いました.。
梅木先生のノート リンク① https://note.com/takumeki/n/nd1f5c426ea0c
梅木先生のノート リンク https://note.com/takumeki/n/nbdafd2890f39
授業の様子
普段の授業とは異なり、トランプを使ってランダムに3人のグループを作り、課題に取り組みました。生徒たちはホワイトボードの前で頭を突き合わせながら問題を解き、解けたら「先生、先生!」と嬉しそうに手を挙げて報告していました。正解すると次の問題へと進み、活発に学習が進められました。
授業中、先生は常に教室を歩き回りながら、生徒たちの学びをサポートしていました。誰一人ぼんやりしている生徒はおらず、考える時間が終了した際には「もう終わり?」と残念そうな様子も見られ、時間を忘れるほど集中して取り組んでいました。友達の解説を聞いた生徒からは、「お~!」「なるほど!」という声があがり、お互いに学び合う姿が印象的でした。
教職員研修の様子
授業後の教職員研修では、実際に『答えのない教室』を体験しました。例えば、ドライアイスを水の中に入れると煙が発生します。動画を見た後、3人グループで以下の課題を考えました。
① この煙の正体は何か?
② なぜ白く見えるのか?
③ なぜ下に流れるのか?
皆さんも最後に答えを載せるので考えてみましょう!
生徒や先生が楽しく授業に取り組むためのヒントを知り、今回の研究授業を通して、生徒が主体的に思考する授業の在り方について多くの学びが得られました。今後も「考えることが楽しくなる授業」を全教科で実践し、生徒の思考力を育む授業改善に取り組んでいきます。
<解答>
① 空気中の水蒸気が一気に冷やされて小さな水滴になるため。
② 水の中でドライアイスが冷たい二酸化炭素の泡をつくり、まわりの空気を冷やし、霧が発生するため。
③ 冷たい空気は暖かい空気よりも重いため,二酸化炭素が空気よりも密度が高く,重たい気体だから。
インクルーシブ出張授業~障がいから考えるインクルーシブな社会とは~
本日、2年生全員を対象に第一生命チャレンジド様によるインクルーシブ教育についての出張授業が実施されました。
本日の授業のテーマは「 障がいとは何だろう?」です。
皆さんは障がいと聞くとどのようなことを思い浮かべるのでしょうか?
授業の中では車いすマークや盲人のための国際シンボルマーク、ヘルプマークについて説明がありました。
ヘルプマークとは、外見からはわからない援助や配慮を必要としている方々が、周囲の人に配慮を必要としていることを知らせるマークです。
障がいとは何だろうについて、街中をイメージして、お話いただきました。
普段、街中で困っている人をみたことがありますか?
障がいとは
地域で普通の生活が送れなかったり、ほかの人と同じように生活を行う機会が失われてしまうこと。
➡つまり生活のしづらさと考えられるそうです。
また実は生活のしづらさは障がいがある・なしにかかわらないことも教えていただきました。
(例)1妊婦の方 2高齢の方 3ベビーカーを使われている方
生活のしづらさを感じる機会は身近にあること。また、「生活のしづらさ」は周囲からはわからないこともあり、大切なことは障がいがある・なしにかかわらず
相手の立場や気持ちを想像することなのだと教えていただきました。
いくつかお互いを理解していくために大切な言葉を教えていただいたので、ご紹介いたします。
ダイバーシティー(多様性)とは
人種や性別、宗教、価値観、障がいといった様々な属性をもった人達が、組織の中で共存している状態のこと
インクルーシブの意味
全てを包み込む
インクルーシブな社会とは
皆が楽しく過ごせるようにする社会のことで、例えば、自分の好きや相手の好きを否定しない(尊重する)
様々な違いを尊重していくことで、皆が共存、共生していけることにつながることを学びました。
次に中村さんから、今までの体験談をお話いただきました。
・中学校の時には教科が苦手だったことやコミュニケーションをとるのが嫌で悩んでいたこと。
親しい友人がいたことで自分の素を出すことができたこと。
・特別支援学級に入級する時にはどうして入級するんだろう?と思ったが、学級では学習を実態に合わせて行ってくれ、つらいときには友達が励ましてくれたこと。
・自分の本当に楽しいことを見つけるのが大事だと考えていて、学校以外にも楽しい場所もあると思うので探してみてほしいこと。
・自分を尊重できるとまわりも尊重することができる。
また仕事では、社員さんにより困っている点が異なるので、相手を尊重して、仕事内容を実際に行ったり、言葉で説明するなど伝え方を考えることで関わりやすくなることにつながっていると話していただきました。
次に井上さんにお話をいただきました。井上さんは東京パラリンピック 開会式ダンサーとしてご活躍された方です。本日はブレイクダンスを目の前で披露していただきました。素晴らしいダンスを見せていただき、ありがとうございました。
最後に生徒から授業を受けての質問タイムになりました。
Q1:障がいを持つ人を駅で見かけたときにどうすれば良いですか?
A1:人によって困っていることが違うと思うので、困っている内容を聞いて、一度声をかけてみるのが良いのではないでしょうか。
Q2:自分がもし体が不自由になってしまったとき、どうやって助けを求めたら良いですか?
A2:声を出せるなら、助けてほしいと声をかけると良いと思います。何かしらの形で自分から発信することが大切だと思います。
Q3:街で困っている人を見かけたとき、勇気がいり声をかけられないことがありますが、どうすれば良いと思いますか?
A3:自分一人で動くのが難しければ、例えば輪に入って自分のできることをやれる場面があれば、勇気が出せるのではないでしょうか。
Q4:社内や個人で会社がやっている取り組みはありますか?
A4:障がいがある方は会社にたくさんいるので、接する時や仕事を行うときに、実際に伝える方法を考えてコミュニケーションを行っています。
(実際に仕事をやっている姿をみてもらう、言葉で説明する)何が伝わりやすいかは人によって異なります。
Q5:障がいを持っている人と共生していくために、中学生である私たちが何かできることはありますか?
A5:生活のしづらさがその人ごとにあるので、その人のしづらさを想像することを習慣にしていくと、相手を思いやることができるようになるのではないかと思います。
多様性を認め、誰もが支え合いながら暮らせる社会に向けて学び、皆で考えることができました。勇気がいることですが、まずは街や自身の周りに目を向け、何かできることがないか考えていきたいと思います。
本日の出張授業の様子をYoutube配信しています。
配信アドレスについては、SchITメールを御確認ください。
学校保健委員会を開催しました
令和6年度学校保健委員会を開催しました。
学校保健委員会は、学校・地域・家庭が連携して、児童生徒の健康と安全に関する諸問題を研究協議する目的で設置されます。
学校医の熊谷先生(内分泌・糖尿病 から桃内科)、学校歯科医の武田先生(ファミリー歯科医院)にも、診察の合間にご参加いただきました。
お忙しい中、いつもありがとうございます。
学校保健委員会では、令和6年度の学校保健、学校給食、体力向上についての報告と新年度の学校保健計画について協議を行いました。
昨年度の学校保健委員会で、【歯科検診断後の受診率の低さ】が挙げられていました。
よって今年度は、スキットメールでの保護者の方への連絡、検診結果のお知らせの再配付を実施し、受診率の向上に努めました。
その結果、昨年の歯科受診率41.6%から今年度 60.2% に向上しました!
ご協力ありがとうございました。来年度は、さらなる向上を目指したいと思います。
最後に学校医の先生方よりご助言をいただきました。
学校医 熊谷先生より
よりよい生活習慣を子どものうちから身に付けることが大切。バランスの良い食事を3食楽しく食べてください。
学校歯科医 武田先生より
歯科受診率向上への取り組みありがとうございます。歯は早めの治療がとても大切です。引き続き、受診率向上への取り組みをお願いします。
他にも先生方からは、生活習慣や歯の健康に関する専門的なアドバイスもいただきました。
学校保健委員会に参加していた教員も、参考になることばかりでした。
保健だよりなどでご紹介できたらと思います。
学校保健委員会を通して、おおぐろの森中学校の保健課題を共通理解することができました。
来年度も、学校・地域・家庭と一丸となって、おおぐろの森中生の健康を守っていきたいと思います。
今年度最後のオープンスクール!
本日、今年度最後のオープンスクールと保護者会が行われました。多くの保護者の皆様にご来校いただき、生徒たちの普段の授業の様子を見ていただく貴重な機会となりました。
各教室では、国語や数学など各教科で、さまざまな授業が行われました。生徒たちは、楽しみながらも真剣な表情で発表やグループ活動に積極的に取り組んでいました。
1年生国語の授業では、恋の相聞歌を作ろうというテーマのもと、一人ひとりが短歌づくりに挑戦しました。
「相聞」とは、男女、または親子、兄弟、友人などの間の恋慕あるいは親愛の情をのべた歌のことです。
―生徒たちが作った短歌―
おはようが いえる日までは 想わせて 減りゆく数字 募る恋心
夕暮れの 下校帰りに 君と会い 笑顔隠せず 恥ずかしくなる
水無月の 雨が降る日に 傘を出し 君に向かって 歩みを寄せる
2年生国語の授業では、書道を行いました。お手本を見ながら、丁寧に取り組んでいる姿を見ることができます。生徒たちからは、「1枚目が1番うまくできた!」といった声や、「バランスがうまくとれなくて難しい・・・」といった声を聞くことができました。一人ひとりが最後まで真剣に取り組む姿を見ることができました。
1年生女子の体育では、長距離走のまとめとして、駅伝を行いました。チームで協力しながらタスキをつないでいく姿を見ることができました。終わった後には、疲労感も見えましたが、チームで応援しながら最後まで走り切ったことへの達成感が感じられる表情をしていました。
1年4,6組、2年5組の数学では、「答えのない教室」という、生徒たちの「なぜそうなるのか?」を大切にする授業を行いました。タックスコレクターという生徒の思考力を高める授業を展開したので、ぜひお子様とお話してみてください!!
このほかにもいつもとはまた違う生徒たちの姿を見ることができました。
本日もお忙しい中、オープンスクール・保護者会にお越しいただきありがとうございました。
本校では、今後も生徒たちの学びを大切にし、保護者の皆様とも連携しながら、より良い教育活動を推進してまいります。ぜひ、来年度のオープンスクールにもお越しください。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
ギアス氏と相棒の旅へ
昨日に引き続き、本日は総合文化部美術コースが森の美術館にお世話になります。
原 太一 展
A Scrapbook of Journeys
~ギアス氏と相棒の旅~
原先生が会場にお越しくださるということで、部員はワクワクしながらまずは外にある顔出しパネルへ・・・
原先生、本日はよろしくお願いします!!
まずはじっくり作品と向き合います。昨日お世話になったアートコミュニケーターの清水さんも駆けつけてくださいました。
次に、原先生が作品についてコンセプトから丁寧に説明してくださいました。
ギアス氏が誕生した頃、僕も描き方を模索しているところでね。
ギアス氏は元々、肖像画の中にいたんだけど、外の世界に飛び出していったらどうなるんだろう?
色々な世界を旅して知らないことが沢山あって・・・自分を重ねて一緒に旅をする、そんなコンセプトで描き始めました。
実は、この絵を描いている時にウクライナで戦争が起こったんだ。
だからこの部分を付け加えた。
このミサイルに見える物は攻撃するものかもしれないし、脱出計画のためのものかもしれない。
見る人の想像に任せますので自由に観てくださいね。
皆さん!作家さんご本人が目の前で作品の解説をしてくださるなんて機会はめったにないことなのです!!
とっても貴重な経験です。
生徒一人ひとりの質問にも丁寧に耳を傾けてくださり、分かり易く解説してくださました。
「一番時間がかかった作品はどれですか?」
「思い入れのある作品はどれですか?」
思わず、私も質問。「作品のタイトルはいつ、どのタイミングでつけることが多いですか?」
「それは色々で・・・ダジャレを思いついてそれを絵にすることもありますし、ストレートに思いをぶつけることもあります。時にはひねったものを、ということもあれば、すごく考えてしまって、時間がかかることもありますね。」
なるほど。生徒は解説の一言一言に大きくうなずきながら聞き入りました。
そして、記念撮影!!
最後に卒業生と部長から、感想を伝えます。
「解説を聴くことができて楽しかったです。貴重なお時間ありがとうございました。」
「ストーリーがあって、世界に入り込めて面白かったです。進学先でも絵を学んでいきたいです。」
1・2年生からも、「家族とまた来ます!」
「違う展覧会にも行ってみたいです。」
「原先生のように油絵にも挑戦してみます!」様々な感想があがりました。
おおぐろ中の生徒のために来てくださった原太一先生、実現してくださった森の美術館の館長始めスタッフの皆様、本当に本当にありがとうございました。
忘れられない思い出になりました。
最後に、画集にサインをいただきました!
美術室に飾りたいと思います。
これでいつでもギアス氏とジョンのワクワクした旅に入り込めますね。
原先生の最新作が観られる『第101回白日会展』が、3/31(月)まで国立新美術館で開催中です。
また、11月には銀座の日動画廊で個展を開催予定とのことです。
是非、足を運んでみてください!!
プチ情報-----顔出しパネル、ギアス氏とジョンの等身大パネルだそうですよ。