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校長ブログ

校長ブログNo169‐1 反射材 光って気づいて 事故防止(秋の交通安全運動)

9月21日(土)から「秋の全国交通安全運動」が始まります!

(令和6年9月21日(土)~9月30日(月))

スローガンは、

反射材 光って気づいて 事故防止

秋口は日没時間が早まり、夕暮れ時から夜にかけて交通事故が増加します。
対向や前方に車がいない時は、ハイビームを活用し、歩行者等を早く見つけましょう

▼小学生に守ってもらいたい道路を歩く時の3つの約束

校長ブログNo168-2 シリーズ「夏休み明けの子供たち」⑧はきものをそろえる

1学期の話になりますが、4年生の校外学習で松尾の「山武郡市環境衛生組合」に校外学習の引率で出かけたとき、心温まる出来事がありました。それがこちらの写真です。

おわかりになられたでしょうか。くつをぬいで上履きに履き替えて見学場所に上がったあとの光景です。自校のことながら感心した出来事です。この日は雨でした。しかも玄関はそれほど広くはない場所です。20名近くの見学者の靴が整然と並んでいます。

先日、9月6日(金)横芝光町教育委員会の方たちが学校訪問に訪れました。

日頃の子供たちの学校生活や本校教員の指導の様子をご覧いただく機会です。そのときに、校舎内をご覧になった方々が、児童の靴箱をご覧になり、「靴のかかとがそろえて靴箱に置かれていることがすばらしいですね。」とおほめのお言葉をいただきました。

今春着任後、昇降口にある児童の靴箱を見たときに、靴の置き方のマナー掲示を見て、子供たちが自主的にそろえることができるよう本校の教職員が指導してきたことはすぐにわかりました。実は、このことは真っ先に校長としても自校で徹底したいことの1つでしたので、白浜小学校のよい伝統をぜひ継続していこうと再認識した出来事でした。それは、過去の勤務校でも私は「はきものをそろえる」ということを心がけ、児童や教職員にも指導してきたことです。そのため、これまで以上に「はきものをそろえると心がそろう」ということを念頭に心がけていきたいと思います。

▼靴箱にあるマナー表示。白浜小学校のよい伝統の1つです。

▼ごらんのとおり子供たちの靴のかかとが整頓されています。

 最後に、「はきものをそろえる」ことについて。「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という言葉をご存知の方もいらっしゃると思います。「脚下照顧」とは禅語です。私がこの言葉に出会ったのは、私の菩提寺での出来事です。過去ブログで取り上げたように、祖父が亡くなり菩提寺にたびたび行く機会が増え、玄関先に「脚下照顧」という木札が掲げられていました。また、過去の勤務校で校長が全校集会で「脚下照顧」の話をしたときのことです。(あっ!あの言葉。と私は菩提寺の「脚下照顧」の木札を思い出しました。)「はきものをそろえるという意味もありますが、もっと大切なこととして足もと(足下とも足元とも書く)をきちんと見るということです。何か1つきちんと整えればさまざまなことに気を配り心も整います。」と子供たちへ話をしました。「脚下照顧」とは、自分の足下を顧みて照らす。足もととははきもののことに限らず、自分自身の身や心を、自分自身で振り返り、よく点検し、物事を行いなさいという意味です。不思議なことに、何気ないこの作法をするだけでも心が落ち着きます。

鉛筆脚下照顧(きゃっかしょうこ)鉛筆

禅宗の僧、藤本幸邦氏(1910年 - 2009年)がわかりやすく解説されています。

「はきものをそろえる」
はきものをそろえると心もそろう
心がそろうとはきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人も心もそろうでしょう

同じことは傘立ての傘についても言えます。こちらはというと...靴箱と比べるとまだまだ指導が必要です。傘をきちんとたたむことができない児童が各学年に見られます。面倒くさいのか、たたみ方がわからないのか、1学期末はできるようになってきたのですが、2学期はじめ9月3日(火)は雨の日で久々に傘立てを使用する児童は忘れてしまっていたようでした。現在、教職員と児童へ指導をしている最中です。このようなこともいつでも自然にできるよう学校で指導していきたいと思います。

校長ブログNo168-1 旅立ち

七十二候「玄鳥去 (つばめさる)」(9月17日~9月21日ごろ)

子育てを終えたツバメは、季節の移り変わりとともに暖かい南の地域へと旅立っていきます。

学校近くで子供たちを毎日楽しませてくれたツバメたちも...きっと立派に成長したことでしょうね。当然ですが、この巣を最近見に行ったら巣だけがそのままでした。ツバメたちの姿は見かけません。まだ学校周辺を飛び交っているツバメがここから巣立った同じツバメでこれからの長旅に備えてトレーニングを積んでいるのか、すでに南方へ向けて飛び立っていったのか...ツバメに聞いてみなければ謎です(笑)

撮影場所は異なりますが、夏休みの時期から飛行訓練を続けてきたツバメのファミリーが仲良く並んで羽を休めている光景をたくさん目にしてきました。旅立つ日をファミリーで相談しているかのようです。


これから猛暑がおさまり、秋を迎え涼しくなる日本から、越冬先である数千キロ先の東南アジアやオーストラリアまで。1日300km以上移動しながら目的地をめざします。来春の再会まで少しさみしくなりますが、道中の無事を祈って...

 燕はや かへりて山河 音もなし 加藤楸邨(1905~1993)

校長ブログNo167-2 名月とともに

まぶしく沈む夕日を見送りながら東の空に目を向けると、うっすらと月が姿を見せました。中秋の名月の始まりです。

波の音と風の音が入り混じる中、月は一層かがやきを増しながら静かに昇っていきます。

▼西の空には太陽が沈んだ後、放射状に伸びる後光がさしていました。(光芒(こうぼう)というそうです。)

▼先週の日没時は海上にも光芒が見られました。光芒と月の組み合わせです。

そして、今日の学校給食は行事献立(お月見メニュー)でした。

▼9月17日(火)の献立

五目ご飯 ちくわ磯辺揚げ みたらし団子 おろし汁 牛乳

 中秋の名月にちなみ、みたらし団子が提供されました。給食センターさんの特製手づくり団子です!!おかげさまで季節を味わうことができ、今宵の名月へのワクワク感が高まりました。子供たちからも「すごくおいしかったぁ~!!」といった感想が聞かれました。つやつやのみたらし。

みたらし団子とは(参考:食育大事典)

https://shokuiku-daijiten.com/mame/mame-1668/ 

みたらし団子は子供から大人まで「THE・和」といった感じで人気ですよね。近年、お月見にちなみ、時代を超えて世代を超えて商品開発も進化しています。例えば「みたらし」は外資系コーヒー店で千葉県の特産物である醤油にちなんだ、みたらし味のコーヒーが登場し話題をよんだり、30年以上も前に登場した月見にちなんだハンバーガーは毎年新商品が出たりなど、伝統にしばられず進化していることを感じます。また、先月(8月)の過去ブログでは満月についての記事を紹介しました。

▼昨日花屋さんで買い求めたお供え用の花に、学校に咲いている花や背丈の高い葉を加えてみました。

 花を生けてくれたのは、本校の用務員さんです。気持ちが高まります。

▼玄関の掲示板(ウェルカムボード)も雰囲気がグッと高まりました。

月は私たちにとって想像をかきたてる神秘なものなんですね。ほかにも満月にまつわる物語は数多くあります。

▼この絵は、昔、模写したものです。孫悟空を題材とした浮世絵「月百姿(つきひゃくし)・月兎・孫悟空」(作・月岡芳年1839-1892幕末~明治期の浮世絵師)

玉兎(たまうさぎ)とは、月で仙薬をついているという中国の伝説上の兎のこと。日本に伝わり、月では兎が杵でもちをついているという逸話に発展しました。大きな満月を背景に如意棒を振り回す『西遊記』の主人公である孫悟空。人間の姿に化けて三蔵法師と結婚しようと悪だくみをしようとする玉兎を孫悟空が天竺(インド)に到着する最終局面で懲らしめようと対決する場面を描いたものです。

残念ながら明日は午後から雨の予報に変わり、満月を拝めそうにありません。今日は、他にも多くの人が名月を愛でに海辺に立ち寄り、散歩に連れてきた犬と共に、月と波にはしゃぐ子供と共に、友達や恋人と共に名月をバックに写真を撮る人などさまざまでした。それぞれの人たちのそれぞれの名月の夜です。

 

校長ブログNo167-1 中秋の名月

 

名月や 池をめぐりて 夜もすがら 松尾芭蕉 

今宵は中秋の名月です。横芝光の月の出は17時21分 月の入は3時51分です。日の入りは17時43分です。月は東に日は西に。日没頃からたっぷりと名月を愛でることができそうですね。

中秋の名月は、旧暦八月十五日の夜の月のことをいいます。旧暦は7・8・9月(現在の8・9・10月)になり、それぞれ初秋・中秋・晩秋と呼ばれることからです。また、別名「いも名月」とも呼ばれます。サトイモやサツマイモの収穫時期にあたるからです。収穫への感謝と豊作祈願の意味も込められており、地域によっては団子の代わりにサトイモなどの収穫物を供える風習を残す地域も多く存在するそうです。昨日は久しぶりに雨が降りましたが、今日の予報は晴れの確率が高まり、今宵は美しい名月を期待できそうです。

月の形はほぼまん丸で一見、満月かのように見えますが、厳密に月齢(15.0)でいうと明日9月18日(水)が満月とのことです。(昨年までの3年間、中秋の名月と満月が同じ日でしたが、必ずしも中秋の名月と満月が同じ日だとは限らないのです。次に同じ日になるのは6年後の2030年とのことです。)まあそんな細かい理屈は抜きにして名月を愛でましょう!!

十五夜で思い起こすのは、童話「ごんぎつね」のお気に入りの情景描写です。第4学年国語科教科書(下巻)(光村図書)掲載の物語「ごんぎつね」(新美南吉・作 あべ弘士・絵)。このブログをお読みになられている方も小学生の頃または絵本などでお読みになられたことがあるのではないのでしょうか。

月のいいばんでした。ごんは、ぶらぶら遊びに出かけました。中山様のお城の下を通って、少し行くと、細い道の向こうから、だれか来るようです。話し声が聞こえます。チンチロリン、チンチロリンと、松虫が鳴いています。ごんは、道のかたがわにかくれてじっとしていました。話し声は、だんだん近くになりました。(第4場面冒頭部分を引用)

この作品「権狐(ごんぎつね)」は、新美南吉が17歳で執筆し、翌年1931(昭和6年)18歳のときに雑誌「赤い鳥」1月号に掲載されました。彼が幼少のころに聞かされた口頭による伝承をもとに創作されたといい、 4歳で母を亡くした南吉にとり、孤独でいたずら好きな狐の話が深く影響を与えたとされています。

校長ブログNo166 祝日 敬老の日に

3連休最終日9月16日(月)は祝日「敬老の日」です。英語ではRespect for the Aged Dayと言うそうです。Respect(尊敬する、敬う)のとおり、敬愛する意味が込められています。

鉛筆祝日・敬老の日鉛筆

「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。」

敬老の日は、1966年(昭和41年)に制定された国民の祝日であり、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」日とされています。この日は、多年にわたり社会に尽くしてこられたお年寄りの方々に感謝するとともに、老後の精神的な安定を願うため、「国民の祝日」とされ、日付は9月15日とされました。2005年(平成15年)から9月の第3月曜日になりました。なお、現在、9月15日は「老人の日」とされ、また、9月15日から9月21日までの一週間が「老人週間」とされています(内閣府HPより一部引用)

▼学校に咲く花で生けてみました。(夏のヒマワリ、秋のコスモス、キバナコスモス)猛暑ならではの組み合わせです。

 

ところで諸外国には日本のような「敬老の日」があるのでしょうか。いくつか調べてみました。(参考:郵便局、花キューピッドHP)

【アメリカ】

敬老の日は9月の第2日曜日。「National Grandparents' Day(祖父母の日)」と呼ばれる。由来は、ウエスト・バージニア州の主婦が、自分の祖父母と孤独な老人たちのために始めた慰問活動から。孫から祖父母へ花やグリーティングカードを贈るそうだが、日本ほど定着していないようだ。

【イギリス】

敬老の日は定められていない。しかし、100歳の誕生日にチャールズ国王とカミラ王妃からお祝いのカードが届く。これは1912年にジョージ5世国王が始めたもので、エリザベス女王に引き継がれ、現在では王室の伝統になっているとか。街中でも100歳を祝うバースデーカードが多く市販されており、公的に定められていないだけで祖父母や高齢の親の誕生日を祝う風習は盛んなようだ。

【イタリア】
10月2日は「祖父母の日」と呼ばれる。行政主催のイベントが開催されるが、日本のように祝日に制定されておらず、ギフトを贈るなどの風習もない。
【中国】
過去ブログでも紹介したように、旧暦の9月9日を「重陽節」と呼び、陽数と呼ばれる9が2つ重なっていることに由来する。歴史は古く各地で様々なイベントが開催される。
【ポーランド】
「祖母の日」は1月21日、「祖父の日」は1月22日と敬老の日が分かれている。日本と同じように食事会やメッセージカードを贈るが、祝日ではない。
【韓国】
「老人の日」と呼ばれる日が存在する。しかし、普段から「高齢者を敬うのは当たり前」という儒教思想が強いため特別な風習はない。

各国の事情がありおもしろいですね。

さて、明日9月17日(火)は十五夜「中秋の名月」です。

横芝光の月の出17時21分 月の入は3時51分です。日の入りは17時43分ですから、「月は東に日は西に」といったところでしょうか。

ただし、天気が微妙で秋雨前線の影響で一部地域では名月が見られない可能性もあるとか(曇りならば「無月」雨ならば「雨月」)ここは、晴れてゆったりとした気持ちで名月を楽しめることを祈りつつ...

▼夕月(9月13日(金)撮影)

▼玄関の掲示板もお月見仕立てにしました。明日の給食では「みたらし団子」が提供されます。

うさぎ うさぎ

なに見て はねる

十五夜 お月さま

見て はねる

文部省唱歌「うさぎ」より 

 

校長ブログNo165 ああおもしろい虫の声

▲文部省唱歌「虫の声」は1912年(明治45年)尋常小学校第3学年用の音楽科の教科書に掲載されました。第3学年国語科教科書(光村図書)下巻P34きせつの言葉「秋のくらし」にも紹介されています。

学校の草むらに一歩足を踏み入れると数匹のバッタが方々へ飛んでいきます。「猛烈な残暑」の日中と比べ、朝晩吹き渡るやわらかい風。夜通し泣き続ける虫の声が早朝まで草むらから響き渡ります。立秋(8月7日)の頃から秋の虫が鳴き声が増え始め、最初は弱い鳴き声でしたが、1か月も経つと本当に羽をこすらせるだけでこんなに音が鳴り響くのかと思うほど力強く、夜の草むらは虫のオーケストラによる大演奏会です。

夜、窓を開けて車を運転すると、さまざまな虫の声が響きわたり、まるでドレミの音が出る鍵盤の上を車が走っているかのように(法定速度で走ると音楽が聞こえるという「メロディロード」のような)美しく聞こえてきます。月夜の晩だとより風情を感じ気持ちも高鳴ります。冒頭で紹介した「虫の声」は、過去の勤務校において子供たちが地域の方の前で童謡や文部省唱歌を発表する機会で必ず選曲した曲の1つです。歌詞には、マツムシ、スズムシ、コオロギ、ウマオイ、クツワムシの五種類の虫が登場し、その鳴き声をわくわくするようなオノマトペで表現しています。ここに登場する虫たちを日常生活ではなかなか目にすることはありません。それだからこそ、いろいろな想像をかきたててよりいっそうこの曲を味わえるのだと思います。

▼先週の夜、白浜小学校の夜空に浮かぶ半月

1年生や2年生では生活科の学習で「秋をさがす」単元があります。先週も草刈りをしていたら、遠くから「校長先生ありがとうございます。」と声をかけてくれた1年生たち。「何の授業だったの?」と聞くと「虫を探していました。」との答え。秋の虫を探しに南側の広場へ行ってきたようです。学校ではこんな虫が見られます。

先週も朝登校するやいなや大きな虫かごに「カミキリムシ」を入れて「校長先生、見て~!」と見せてくれた2年生の女の子。元気のよいカミキリムシにクラスの子供たちも興奮気味。早速、朝から友達が周りに集まり「すご~い」「何を食べるんだろう」「模様がきれい」などなど口々に感想を言いながら、生活科の教科書を出してどこかに載っていないか早速調べていました。

 

校長ブログNo164-3 PTA奉仕作業ご協力ありがとうございました

今年度2回目のPTA奉仕作業ご協力ありがとうございました。

9月14日(土)8時~9時30分PTA奉仕作業を行いました。本校教職員と児童だけでは草の生長には追いつかず限界があるため、PTA会員の皆様のご協力をいただき実施しました。保護者の方だけでなく、お子さまもたくさん手伝ってくれ限られた時間の中であっというまにきれいに大変身!!おかげさまで、オヒシバ(通称:チカラグサ)、エノコログサ(通称:ネコジャラシ)やセイタカアワダチソウ(通称:ブタクサ)など背丈の高い雑草に覆われていた敷地もサッパリとし、広々と景色がよくなりました。皆様のおかげで青々とした芝生で体育の学習や外遊びなど子供たちも気持ちよく活動できます。3連休の初日、しかも猛烈な残暑という過酷な環境の中、ご協力いただきありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです!!たいへんおつかれさまでした。 

校長ブログNo164-2 おいしい給食

▼9月11日(水)の献立

スパゲティ(ペスカトーレソース) こまつなサラダ 冷凍みかん スパイシーチキン 牛乳

▼9月12日(木)の献立

ご飯 野菜炒め 豚肉マスタード焼き ひよこまめのスープ 牛乳

『豆のこともっと知りたい』農林水産省HPより

https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2102/spe1_01.html 

▼9月13日(金)の献立

ご飯 中華和え ミニトマト 焼き餃子 麻婆豆腐  

栄養士さんが教えてくださったように、今日のミニトマトは上堺地区の農家さんが提供してくださいました。甘くておいしいミニトマト。おかわりの行列ができる学年もありました。

 

校長ブログNo164‐1 シリーズ「夏休み明けの子供たち」⑦ 目標

2学期が始まり2週間が過ぎようとしています。青空にはためく3つの旗

登校してすぐ児童会のメンバーが当番で旗をあげます。いつもどうもありがとう。

さあ1日の始まりです!!

▼朝の昇降口 全校児童が使用する昇降口。学年を超えて「おはよう」の声が交わされます。

学区が広く、40分~50分かけて歩き、学校に着く頃には汗でびっしょりになってしまう子も。

2学期が始まって以来、時折天気予報で傘マークがつくのですが、予報が変わり結局は雨降らずの「猛烈な残暑」が続く毎日です。夏至(6月21日)の頃の日没の時刻は19時近かったですが、先週は18時を切りました。日中の猛烈な暑さで夕方には巨大な積乱雲が湧き上がり、写真のような「かなとこ雲」(積乱雲が空高く成長し、てっぺんの部分が広がり平らになっている状態の雲)をよく見かけるようになりました。近くに見えるようで実は遠い、群馬県や栃木県あたりで雷雨を降らせている雨です。夜には稲光が連発しています。

▼南西の方角に発生している巨大な「かなとこ雲」

とうとう、先週は熱中症特別警戒指数(WBGT指数)が31以上を示し、昼休みの外遊びが中止になってしまいました。

▼保健室前にある養護教諭が作成した児童向けの「熱中症警戒指数の表示」

▼いつも校内放送で熱中症警戒指数と熱中症予防対策を呼びかける養護教諭

 ▼廊下や教室には2学期の個人目標が掲示されています。

学習面では、マラソン大会、業間縄跳びなどの体育的行事を頑張る。低学年は時計の読み方、かけ算九九、高学年は全校テストで100点をとる。テストの点を上げる。1日2時間勉強する。とめ・はね・はらいに気をつけて丁寧に文字を書く。など具体的な目標が書かれており、子供たちの意欲を感じます。生活面では、早寝早起きをする。困っている人を助けるなど思いやりが見られます。挨拶や返事をしっかりする。地域の人へ挨拶する。そうじを頑張る。家の手伝いをする。メリハリをつける。犬の散歩やペットの世話をする。係や委員会活動を頑張る。など楽しい生活が期待できそうです。

▼児童会では9月・10月の「今月の目標」を次のように話し合って決めました。

子供たちもしっかりと自覚しているようです。実りの秋、数々の行事が続きますが、健康に気をつけて元気に過ごせるようにしたいと思います。特に、基本的生活習慣の確立は大切です。2学期も保護者の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

▼集団下校では、安全主任から安全な登下校の仕方の確認と、不審者に遭遇したときの対応「いかのおすし」について確認しました。

気を付けて下校してね。そして、また明日も元気に登校しましょうね!!

いかのおすしリーフレット(警視庁HP)https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/kodomo/kodomo110.files/leaflet.pdf

 

校長ブログNo163-2 給食センター栄養士さん来校(食に関する指導訪問)

記録的な猛暑や自然災害の影響等で、米や野菜などの農作物に影響が出ています。毎日の私たちの生活に欠かせない食料は生産者さんの目に見えない努力により毎日食卓に提供されています。特に、夏休み中は私も含め、給食のありがたみを感じた方も多かったのではないのでしょうか。食品メーカーのキャッチフレーズにもある「あなたのカラダはあなたの食べたものでできている」のフレーズのとおり、放送で紹介される「ひとくちメモ」や「献立表」や「給食だより」の読み物を読むことで食に関心をもち、感謝の気持ちを忘れずにいただきましょう。

9月13日(金)、横芝光町学校給食センターより栄養士の方が食に関する指導訪問にお越しくださいました。最初に校内放送で栄養士さんがお話をしてくださいました。

【栄養士さんからのメッセージ】

こんにちは。横芝光町学校給食センターの栄養士です。みなさんお元気ですか?2学期から月に1回、給食のことや栄養について、放送をさせていただきます。

実りの秋です。みなさんにとって、秋といえばまず何を思いうかべますか?おいしい果物?スポーツの大会?それとも音楽発表会かしら?秋といえば新米の季節ですね。私たち日本人の主食として、欠かすことのできない米は全国各地で作られ、私たちの町でも多く作られています。私たちが食べている米は、1粒の種もみからなんと300粒もの米ができます。そして、またその中の1粒の種もみから、翌年もたくさんの米が作られているのです。このようにして、昔から米の命はつながってきています。しかし、最近では、パンや麺を食べる人が増え、米を食べる量が減り続けています。むかしから日本人が大切にして育ててきた米です。農家の方に感謝してよく味わい、食べ続けていきたいものです。そしてこの新米の季節は特に米がおいしいのでよく味わっていただきましょう。

24日の給食から新米の白米(ご飯)が提供されるとのことです。お楽しみに!!

▼放送終了後、各学年の給食の様子を参観しに訪れました。

「みんな給食はいかがですか?」「みんなトマトは好きかしら?このミニトマトはすごく近い場所でとれたものなんですよ。上堺の農家さんが育てたものです。」栗山川を渡ってすぐ隣の地区と知って子供たちは驚いていました。 

▼みんなで食べる給食はとってもおいしいよ! 先生、おかわりくださ~い!!

栄養士さんに「みんな姿勢がいいわねぇ。」「きれいに食べていてとてもうれしいです!!」「食器についているご飯粒も1粒も残していないことはとてもステキだよ。」とおほめの言葉をいただきました。「苦手な食べ物はある?」と聞かれて栄養士さんを前に正直には言いにくい子供たちにも「いいんだよ。教えてください。」「一口でもいいから少しずつ慣れていってください。」と優しく話しかけてくださいました。

▼もちろん完食です!!今日もごちそうさまでした!!

子供たちの給食の様子を見て、食事の姿勢や食べ方がきれいだなぁと感心させられます。(きっとみなさんのご家庭で食事を通して大切なことをしつけてくださっているんだろうな。)と思いました。

校長ブログNo163-1  いざというときのために「防災訓練」

9月12日(木)防災訓練を実施しました。

匝瑳市横芝光町消防組合と消防設備会社の方にお越しいただき、校内施設から火災が発生したことを想定して訓練が行われました。

火災報知器がけたたましく鳴り響きます。「訓練!訓練!!ただいま1階配膳室より火災が発生しました!!」本校職員が火災の発生を校内放送で全校児童と職員へ知らせ、実際に119番通報により消防署へ伝えます。職員は避難体制の配置につき、防災頭巾とハンカチで口を押えた児童を率いて教室からグラウンドへ避難してきました。

消防署員の方によるお話です。

「火と煙はどちらが怖いでしょう?」「煙です。」「どうしてでしょう?」6年生はすでに理科の学習で「ものの燃え方と空気」を学習していますので、空気中の酸素が不足し、燃焼により一酸化炭素が発生することを理由として説明していました。消防署員の方も感心し、「完璧です!!」とおほめの言葉をいただきました。特に高学年児童は1・2年後には中学校へ進学することから署員さんも大人として扱い、真剣に訓練する大切さを最初に話しました。

低・中・高学年ごとに分かれ防災教室が開かれました。

▼低学年(1・2年生)は、真っ赤な「はたらく自動車=消防車(ポンプ車)」、放水訓練の体験、消防服の試着(代表)をしました。

▼中学年(3・4年生)は理科室でドライスモーク(安全性の高い擬似煙)をたいて煙道体験を

▼高学年(5・6年生)は消火器を使って火を消すことを想定した水消火器を使用した訓練を

 

訓練はいつも満点でなければいけません。真剣そのものに実施できました。各学年での防災教室も説明をよく聞き体験することを通して火災の恐ろしさや対処方法を学ぶことができました。

お忙しい中、私たちにわかりやすくご指導いただき、また、報知器の操作や復旧等どうもありがとうございました。

校長ブログNo162‐3 シリーズ「夏休み明けの子供たち」⑥(思い出新聞)

校長ブログ シリーズ「夏休み明けの子供たち」⑥ 今回は「夏休み思い出新聞」に描かれた児童の作品の中から何点か、子供たちの心に鮮やかに残った色とりどりの思い出をご覧ください。「夏休みのしおり」と共に、各学年の発達段階に応じて配付した「夏休み思い出新聞」は、上段に絵、下段に感想や説明を書く欄があります。ここでは絵を紹介します。どの児童も丁寧に描かれていることがとてもいいなあと思いました。色の使い方、塗り方はもちろんのこと、顔の表情や、手足をいっぱい広げて楽しんでいる様子が、見る人に伝わるように、臨場感あふれる描かれた絵が目をひきました。また、日常生活の中で特に子供たちの心に残った素直な気持ちを自然な形で文章を書いていました。夏休みならではの普段はなかなかできないイベントもあったと思いますが、共通しているのは、子供たちが家族をはじめいろいろな人とふれあったことが強く心に残ったことが伝わってきました。思い出を2学期の生活のエネルギーのもととして発揮し、実りある2学期を過ごしてほしいと思います。

校長ブログNo162‐2 シリーズ「夏休み明けの子供たち」⑤児童の作品紹介(夏休みの自由研究・自由工作)

児童が取り組んだ自由研究・自由工作の作品です。教室前廊下に並べ、児童が相互鑑賞できるよう展示してあります。作品によっては提出日が早く、始業式後間もなく主催者側に送付してしまった作品もあるのですが、ここでは、学年の廊下に展示され、まだ出品締め切りまで時間がある作品を中心にご紹介します。(ブログ上展覧会)身近な素材を生かし、細かい部分まで丁寧に作られています。どの作品もアイデアがすばらしく、見ていてもとても楽しめる作品です。また、時間をかけてとても丁寧に作られています。中には袋や箱に収まりきらなかったであろう大きい作品もあり、普段の図画工作の授業や理科の授業では十分な時間がとれないですが、家でじっくりと考えながら作った様子が伝わってきました。

校長ブログNo162‐1シリーズ「夏休み明けの子供たち」④作品紹介(小中高校席書大会上位入賞作品)

▼第73回千葉県小中高校席書大会上位入賞(書星会賞2名、特選6名)作品の紹介です。

全校児童が鑑賞できるように会議室前廊下に掲示しました。

詳細は8月23日付校長ブログNo141を参照。本校からは作品展への参加を希望申し込みした23名の児童が出品しました。

https://schit.net/yokoshibahikari/shirahamasho/blogs/blog_entries/view/37/c267a10f9b9fa8f307669b73c2303b4a?frame_id=48

 

明日はPTA奉仕作業です。連休にもかかわらず大変お忙しい中、そして猛烈な残暑の中、この時期に申し訳ございません。ご協力いただける皆様ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

校長ブログ No161シリーズ「夏休み明けの子ども」③それって人見知り?

過去ブログで私の体験談を記載したように、夏休み明けの久しぶりの登校に緊張したり不安を感じたりする子供は結構な割合でいるようです。8月下旬の読売新聞でも同様の悩みについて取り上げた記事がありました。

生後半年から3歳くらいに見られる発達過程におけるある時期に限った「人見知り」とは異なり、「学童期になると発達とは関係なく、性格や個性としての人見知りが見られるようになる。」(白梅学園大(臨床心理学)増田修治氏)「必ずしも人見知りや引っ込み思案が悪いわけではない。慎重で注意深い気質の裏返しでもある。」ので心配しすぎないでという。今、在学する小学3年生~6年生はコロナ禍の影響を大きく受けています。(特に2019年・2020年に入学した5・6年生は、今後コロナ禍の影響がどう出てくるかは未知です。)大人でさえ、人混みの中へ行く必要がなく、対面の必要がないリモートはある意味気楽です。「今の小学生はコロナ禍のリモート授業で友達づくりなどの経験がしづらかった。友達や知らない人と関わる場を意識的に作り、自信を持たせながら社会性を養う手助けをすることも大切だ」といいます。

▼学期はじめは人間関係づくりから

本校は小規模校であるため、入学前から卒業まで学年1学級(単学級)で固定化された人間関係が続きます。担任も学級経営にあたり、多様な人間性との「ふれあい」の機会をどのように取り入れながら学級の人間関係づくりを育んでいくか日々、試行錯誤しながらこどもたちのためにベストを尽くしています。先週1週間、子供たちの学級での様子や担任や教頭、教務主任、養護教諭といつものように情報を共有しました。

▼図書室には子供向けの人間関係の築き方に関する本も置いてあります。

また、『子供を育てる7つの原則』の著者である教育評論家の石田勝巳氏は次のように述べています。「夏休みなど長期休み明けは、要注意の時期。集団が苦手な子にとっては、家庭から外に出ることに心理的な壁を感じ、通学を渋ることがある。」次のような方策が効果的だといいます。一定のリハビリ期間を設けて、親が子供と一緒にやること。(例:始業式が始まる前の1週間でリズムをつくる。1時間目が始まる時間から勉強したり、給食にあたる時間に昼食を食べたりするなどして心身を慣らす。文房具や衣服など学校に必要なものを一緒に準備するなど。そのときに子供が使いたくなるようなものだとなおよい。登下校が同じ友達と会う機会を作るなど。)避けたいことは「みんなと仲良くしなさい」と子供に強く求めるような言動。子供一人一人のペースを大切にしたいものです。様々な人と適切な距離の置き方を学べる機会であり、友達が少なくても悪いことではないことも伝えたいです。」

校長ブログNo160 おいしい給食 秋の味覚②

9月7日(土)暦の上で二十四節気「白露(はくろ)」を迎えました。

秋の田の 

かりほの庵(いほ)の

苫(とま)をあらみ

わが衣手(ころもで)は

露(つゆ)にぬれつつ

天智天皇(626年- 672年)

(『小倉百人一首』,綱島亀吉,明18.10. 国立国会図書館デジタルコレクション)

百人一首にも選ばれた有名な和歌です。古代の日本の農作業において、田んぼの隅に建てた獣から作物を守るための粗末な見張り小屋で、農民が夜通し番をした様子をを詠んだものです。粗末なつくりの小屋なので、夜も更けた静寂の中で夜露が屋根からしたたりおちてくることにより着物の袖が濡れてしまいます。秋の夜長の時間がゆったりと流れることも想像させる和歌です。新米が市場に出回り始めましたが、今年の作況指数は平年並み(101)(コメの市況調査会社の米穀データバンク調査による)とのことです。

「白露(はくろ)」とは、文字どおり草葉の上の露に日光でキラキラと白く光ったように見える光景を表します。朝晩の気温と日中の気温の差が大きくなる季節の変わり目です。それにしても先週末9月6日(金)は久々の猛暑で厳しかった。私の地元では、光化学スモッグ注意報が発令されたほどです。南の海洋上にはまだまだ台風の卵となる熱帯低気圧がいくつも発生しているとのことで、今年の暑さはなかなか収まらなさそうです。今月の給食は秋の味覚を感じさせる食材を生かしたメニューです。まだまだ続く暑さに負けないよう、栄養のある食事を摂ることを心がけましょう。(食事と言えば、まだまだ猛烈な残暑が続く予報なのに、もう来年のお節料理の予約の宣伝が始まっているのは季節感がなく、実感がわきません汗・焦る

▼9月9日(月)の献立

ご飯 ポテトリヨネーズ タンドリーチキン かきたま汁 牛乳

▼9月10日(火)の献立

ご飯 ひじき煮 マスマヨフライ さつま汁 牛乳

給食一口メモより

【サツマイモ】

サツマイモは、メキシコを中心とする熱帯アメリカ生まれです。日本には1609年、今の鹿児島県の薩摩に伝わり「さつま芋」と呼ばれるようになりました。サツマイモには、お腹の中を掃除する食物繊維がたくさん入っています。料理の仕方は、煮物や炊き込みご飯、てんぷら、焼き芋などいろいろな料理が楽しめます。今日は52㎏のサツマイモを給食センターの調理員さんたちが包丁でいちょう切りにしました。よく味わって食べましょう。

教えてちばの恵み「サツマイモ」(千葉県HP)

https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/yasai/satsumaimo.html

農林水産省 次世代に伝えたい大切な味「さつま汁(鹿児島県)」

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/satsumajiru_kagoshima.html 

学校の図書室にも「秋の本をあつめました」コーナーに「いも」の本がありましたよ!

校長ブログNo159シリーズ「夏休み明けの子どもたち」②(自殺予防週間)

パリ2024パラリンピックが12日間にわたる競技を終え閉幕しました。日本選手団175人が参加。メダル総数41個(金14、銀10、銅17)。金メダル数は前回大会(東京2020大会)の13個を上回り、オリンピックと同じくメダルラッシュの競技会となりました。始業式でも子供たちに話した「あきらめない」の言葉を胸に子供たちも残暑厳しい2学期はじめの日々を過ごしています。

▼児童昇降口の特設掲示物「パリ2024オリンピックとパラリンピックの日本選手の大活躍」

昨日の屋上から眺めた四方の景色。積乱雲にぐるりと囲まれています。朝は霧がかかっていましたが、気温の上昇と共に晴れ、恐ろしい勢いで雲が急発達しています。外では子供たちは今日も元気に体を動かして遊んでいます。

過去ブログでお伝えしたとおり、地域により夏休みの長短があります。8月下旬、明日から学校という高校生の私の子供との会話。「あ~いやだ~緊張する。明日から学校だ~。」とドキドキした様子。「あ~緊張するよね。パパも子供の頃同じ気持ち同じだったなぁ。」久しぶりに会うクラスの友達にどう話したらいいのかなどなど。私も子供の頃から学校は楽しみなのに、休み明けは毎年ドキドキしました。人見知りとはまた違った感覚で、休み前はお互いに仲良く話をしていたのに、心の中で話したいのにどう話しかけたらよいのかわからずドギマギするような気持ちがありました。別に長い夏休みでなくても3連休明けでも同じでした。一度話してしまえば「な~んだ。」と思うような「あ~楽しかった。」で終わるようなことも始まるまでは緊張しますよね。そして、帰宅するとドカッと疲れが出る。学校では相当気を張っていたんだなと気づきます。

▼朝学習や授業の様子

保護者の方もお子さまの久々の登校にあたり、「学校で友達と仲良くやっているかな。」「先生が見てくれているかな。」「人に迷惑をかけていないかな。」などいつも以上に気になさっていることと思います。親であれば自然とそのような気持ちになるでしょう。

私たち教職員は現代の教育問題や社会問題についてさまざまな研修を受ける機会があります。ここ数年、取り上げられるのが児童生徒の自殺対策の研修です。いきなりこのような話題を取り上げ、皆さんはびっくりされることと思いますが、今日から自殺予防週間が始まります。(9月10日~9月16日)私の地元の図書館には特設コーナーが設けられていました。

鉛筆世界自殺予防デー(World Suicide Prevention Day)鉛筆
9月10日は世界自殺予防デーです。2003年に世界保健機関 (WHO)と国際自殺予防学会(IASP)が共同で開催した世界自殺防止会議(スウェーデン・ストックホルム)の初日を最初の世界自殺予防デーとして、世界的に自殺対策に取り組む責任があると決意表明(宣言)された日です。

厚生労働省 広報活動~いのち支える自殺対策~

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/koho_index.html

「かけがえのない命を大切に」自殺は深刻な社会問題です。

令和5年の1年間に自殺者数(全国)2万1837人(前年比44人減)

うち、児童生徒の自殺者数513人(過去最多)(前年比1人減)(厚生労働省確定値)

小中高生の自殺者数は、近年増加傾向が続き深刻な問題になっています。

厚生労働省「自殺対策白書」によると、日本の15~24歳の自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数の割合)は、OECD(経済協力開発機構)加盟国38か国中、男性は第9位、女性は第7位。また、G7各国における10~19歳の死因において、自殺が1位になっているのは日本だけです。「自殺」の死亡率でみても、日本は最も高い7%となっています。これらのデータでも、日本の10代の子どもの自殺の深刻さが示されています。(G7:日本、米、仏、独、加、英、伊)

 新聞やテレビの報道でも、例えば読売新聞では「STOP自殺 #しんどい君へ」という連載コーナーがあり、著名人が自身の経験を振り返り迷える小中高生に呼びかける形で自分の考えを伝えています。

https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/stop01/

 前回もご紹介しました。本校もスクリレで国や県の通知を資料として配信しました。相談窓口についても夏休み前と後にそれぞれ紹介しています。今後も折に触れて、みなさんが相談のニーズに合わせてご利用いただけるような相談窓口を紹介していきます。また、本校には千葉県教育委員会からの派遣によるスクールカウンセラーが月2回程度在校します。お子さまの生活や保護者で養育における相談など、ご希望があればぜひ、担任を通じてご連絡ください。 

2学期の今後のスクールカウンセラー来校日はつぎのとおりです。いずれも木曜日です。

9月19日、10月10日、31日、11月14日、28日、12月12日

また、保健室前には相談箱として「心の箱」が設置されています。(過去ブログNo38‐1(5月19日号「子供の心の変化に気を付けて」でも紹介)

校長ブログNo158 重陽(ちょうよう)(菊の節句)

今日9月9日は「令和元年房総半島台風」から5年が経ちます。(2019年9月9日5時前に千葉市付近に上陸し、関東各地で記録的な暴風となった。千葉市では最大瞬間風速57.5m/sを記録。(観測史上1位) 死者12人、停電64万軒超 (総務省調べ))当時教頭だった私は家を出てすぐに、校長より台風による休校決定の連絡を受け、写真のように途中、倒木や電柱が折れて寸断された道を迂回し、普段なら30分の通勤時間が2時間もかかり、やっとの思いで学校に到着したことを思い出します。停電・断水・避難所の開設と学校再開まで2週間を要し、東日本大震災以来の危機感を感じた忘れられない出来事でした。沿岸部に位置する横芝光町もさぞかしたいへんな思いをされたことでしょう。

「天災は忘れたころにやってくる」という言葉は、「起きてしまった災害を忘れず、日々の備えをしよう」という意味で、物理学者である寺田寅彦(てらだとらひこ)(1878年(明治11年)東京市(現・東京都)~1935年(昭和10年))が防災学者として地震・台風・火山などの被災地を調査したことにより生まれた名言とされます。今年は地震や台風などの自然災害(天災)が多く深刻な被害を及ぼしています。私たちも備えを忘れずに過ごしましょう。

さて、9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」。「菊の節句」とも呼ばれます。

「重陽の節句」は「1月人日(じんじつ)七草」「3月上巳(じょうし)桃」「5月端午(たんご)菖蒲(しょうぶ)」「7月七夕(たなばた)(しちせき)竹」などと並ぶ五節句のひとつで長寿を祈る日です。数字の「9」日本では忌み数字として避ける方向がありますが、中国では数字の「9」は縁起の良い数字です。これは中国語で「永遠」を連想させる「久」と発音が同じ「ジュー(jiǔ) 」であることからだそうです。 さらに、お気づきになったかもしれませんが、五節句はみんな奇数(1・3・5・7・9)の月です。(11月に節句がないのは、中国における陰陽五行思想によるものとの説があります。)中国では、偶数を陰数、奇数を陽数として、その奇数が重なる日を祝う習慣があり、9月9日は奇数(陽数)が重なる日であることから「重陽(ちょうよう)」と読むのです。日本では8世紀の奈良時代に中国から日本に伝えられた文化です。その後、貴族社会に広まり、江戸時代には広く知られた行事で、時代劇でもときどき菊見や重陽の節句が取り上げられるシーンを見ます。

▼1800年代半ば(江戸時代)の錦絵『当世菊見之図』歌川国輝による画。茶屋の菊見の席で、菊で作られた帆掛船が飾られている。(出典「国立国会図書館デジタルコレクション)

私は昭和50年代に小学校生活を送りましたが、小学2年生の音楽科の授業で「菊の花」の歌を学習しました。現在は時代も変わり掲載されていませんが、先月の過去ブログでシリーズ化した太平洋戦争開戦の年1941年(昭和16年)に国民学校第2学年の音楽科教科書に初出となり、約30年間掲載されていたことになります。歌詞を見ると時代背景が色濃く感じられます。現在では2番の歌詞は歌われることが少ないそうです。

「菊の花」  作詞:小林 愛雄 作曲:井上 武士
1番 きれいな花よ 菊の花 白や黄色の 菊の花
2番 けだかい花よ 菊の花 あおぐごもんの 菊の花
3番 日本の秋を かざる花 きよいかおりの 菊の花

菊の花というと、子供の頃は地味な花という印象があり、昔、同居していた祖父が鉢植えに色とりどりの菊の手入れをしていましたが、私はよさがわかりませんでした。初めて「重陽」を知ったのは、高校の漢文の授業です。「9月9日に高い山に登り、酒の入った盃に菊を浮かべて飲み、災難を逃れた」という中国の故事にちなんだという話を先生がしたことが記憶に残っています。ちょうどその頃、祖父が亡くなりました。遺された数多くの菊の花を見たとき、菊の花に対する印象が変化しました。それから大人になり、近所の寺社で開かれる菊まつりや菊人形を見る機会も増え、静かながらもまっすぐ凛とした姿で大輪や可憐な花を咲かせている菊の花の美しさを少しはわかるようになった気がします。

千葉でいつも美しいなと思うことは、菊の花の季節、民家の庭先に黄・赤・紫・白と色とりどりの菊の花が咲き誇る姿です。可憐でありながらくっきりとした鮮やかな存在感のある姿でとても美しいものです。

最後にイベントの紹介を。成田山不動明王御上陸之地(学区である尾垂浜にある)とゆかりのある成田山新勝寺では、「菊花大会」が10月20日~11月15日に行われます。1883年(明治16年)から続く伝統行事で約1か月展示されます。菊の見ごろは11月初旬とのことです。

https://www.nrtk.jp/enjoy/shikisaisai/kiku.html

校長ブログNo157 シリーズ「夏休み明けの子供たち」①

2学期1週目が終わりました。私たち教職員は子供たちに会えることをとても楽しみにしていました。各学級では担任が2学期の学級開きに工夫をこらし、教室からは明るい笑い声や友達と話すときにはツッコミをいれたり、また、休み時間の外遊びでは複数の学年児童で一緒にドッジボールをしたりする姿が見られました。休み時間と授業の切り替えも、学期はじめの1週間としてはよく、子供たちが学習する様子に意欲が感じられます。「実りある2学期」にしたいものです。

始業式の校長講話においても、子供たちに私から代表してその気持ちを伝えました。子供たちは、友達や先生に会えることを楽しみにしている人もいれば、夏休みが終わっても、もう少し休みたいなあと思っている人もいると思います。私たちは体内時計という言葉があるように、一定のリズムで生活しています。脳でONとOFFの切り替えができないと体を動かすことが難しいです。この休日、平日と変わらず一度朝の4時30分に目が覚めます。「あー起きなくちゃ...」と薄暗い部屋で目を凝らして時計を見ながら完全に寝ぼけている頭の中で「今日は平日?休日?」とふと考えて、「休日かあ。」とわかると二度寝をしてしまいます。(ちなみに平日は、ベッドわきのスマホで白浜小学校のサイトに接続 ⇒ 前夜帰宅してから作成したブログが毎朝5時の予約送信できちんと更新されているか確認 ⇒ 起床 ⇒ ブログに誤字・脱字等があれば大急ぎで修正更新 ⇒ 朝食・支度 ⇒ いざ出勤となります。)

さて、今日の本題「夏休み明けの子どもたち」

こんがり日焼けした子供、こんがりどころか真っ黒に日焼けした子供「おはようございます!」「こんにちは!」「さようなら!」子供たちの方から明るい声をかけてくれます。元気に夏休みを過ごすことができたんだなと安心しました。でも、これが全ての子供たちにあてはまるか、そして元気に挨拶ができていれば本当にそれだけでいいのかなどなど、日々子供たちの様子を気にする1週間でした。特に長期休業明け(夏休み・冬休み・連休等)は子供たちの見守りが保護者をはじめ、地域、そして私たち教職員などいつも以上に気を配ることが必要です。

▼合言葉「しらはま」着任式で披露した合言葉を児童昇降口に掲示しました。(校長ブログNo1参照)

本校もスクリレで国や県の通知を資料として配信しました。相談窓口についても夏休み前と後にそれぞれ紹介しています。今後も折に触れて、みなさんが相談のニーズに合わせてご利用いただけるような相談窓口を紹介していきます。また、本校には千葉県教育委員会からの派遣によるスクールカウンセラーが月2回程度在校します。お子さまの生活や保護者で養育における相談など、ご希望があればぜひ、担任を通じてご連絡ください。

今日からシリーズ「夏休み明けの子供たち」と題して隔日でお届けします。

校長ブログNo156 おいしい給食 秋の味覚

 ▼9月4日(水)の献立

まるパン ボイルやさい ハンバーグてりやきソース ミネストローネ 牛乳

▼2学期もたのしく会食形式で食べています。

▼9月5日の献立

ご飯 キムチ炒め パリパリ春巻き わかめスープ 牛乳

▼9月6日(金)の献立

ご飯 和風サラダ さんまのかば焼き風 味噌汁 牛乳

今日は秋の味覚を味わう献立でした。道沿いの直売所には「梨」ののぼりを掲げて売られています。

【9月の千葉千消】

梨(ナシ)

水分が多くシャリシャリとした食感が特徴です。やわらかく甘味が強い「幸水(こうすい)」、爽やかな香りで酸味がある「豊水」という品種がよく食べられています。

【参考】

千葉県ホームページ「教えてちばの恵み」

https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/pbmgm/zukan/kajitsu/nashi.html#

上記県ホームページでも紹介されている

梨工房「城山みのり園」(横芝光町坂田425ー1)HP

https://agrithree-store.com/

サンマのかば焼きも提供されました。

かつてはサンマの水揚げ量日本一を誇っていた銚子漁港。一昨年のサンマ水揚げ量は、なんどゼロだったということもご記憶に新しいことと思います。昨年は2年ぶりに水揚げとなりました。

全国的に見て、昨年と比較すると今年のサンマ水揚げ量は大幅に増えているそうです。昨年よりもお手頃の値段で販売されているといいですね。(昨年は高額すぎて1回しか食べられなかった汗・焦る

千葉県ホームページ 教えてちばの恵みから

「さんま」

https://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/sakana/sakana-variety/sanma.html

「さんまのかばやき」

https://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/sakana/sakana-variety/sannma-kabayaki.html 

校長ブログNo155 郷土を詠った俳句から

今日の本題に入る前に、昨日の朝、富士山と虹が見えたので下書きしたブログの前段に追記して投稿します。

昨日(9月5日(木))出勤途中の出来事です。高台の道路から富士山がくっきりと見えました。手前の空は灰色の雲で覆われ、その奥、おそらく200㎞離れた富士山に近い空は真っ青。空が真っ二つに分けられているかのように見え、その下に赤黒い富士山がとても大きく見えたのです。(錯覚現象)この時期に富士山が見られるのは珍しく、過去ブログでもご紹介した台風一過の8月17日(土)白浜小屋上からも見えたとき以来のことでした。

その後、車を走らせていると今度は西の方角に虹が見えてきました。アーチ状の大きな虹がかかっているのも珍しい。途中で車を停め、電線が入らない場所から写真を撮りました。

朝から2つもサプライズが!

虹は雨上がりに見られることが多いですが、空気中の水分が潤い、太陽の光が反射することによっても見えます。(ホースから水を出すと水の周囲に虹が見える現象と同じですね。)明日は二十四節気の「白露」ということもあり、朝晩の空気がひんやりと感じる時季です。涼しかったので今朝は学校までエアコンなしで出勤できました。(もちろん窓は少し開けていますが。)思いもかけず、初秋の空にかかった虹を見ることができ、朝からなんだか得した気分。けれども日中は暑さが戻り蒸し暑かったですね。今日は久しぶりに猛暑の予報が出ています。週末ですし夏の疲れも出始めると思いますので気をつけて1日をお過ごしください。

さて、今日の本題はここからです。

着任1か月後、屋形海岸にある「マリンピアくりやまがわ」で見つけた1つの句碑を撮影した写真。太平洋をバックに写真に収めた私のお気に入りにの1枚です。(自画自賛で失礼汗・焦る

俳句の知識がないため、早速調べてみたところ、この句は旧横芝町北清水出身の伊藤白潮氏が詠んだ俳句でした。このホームページ「メニュー欄」 ⇒ 「校長ブログ」 ⇒ 「写真&スケッチ」には、すでに掲載した写真ですが、七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」(9月2〜6日)稲が実り始める頃(禾(のぎ)は穀物の穂先の毛の意味)。稲刈りのシーズンの今日までずっと温めておきました。(やっとお披露目できてうれしい!)

▲ 横芝光町(旧横芝町)出身 伊藤白潮氏による句碑

句碑には次のように刻まれています。

「稲架(はざ)の

 つづきに

 母あり 

 ひびく

 海もあり」白潮

母を恋い ふるさとを恋い 句碑の向こうに広がる太平洋の潮騒がうつりゆく季節を感じさせます。 

▼稲架(近所の田園にて撮影)

稲架(はざ)は今でも時々見かけることもありますが、刈り取った稲を干して乾燥させている光景を見ていると、ゆったりとした時間が流れ、懐かしいことが自然と思い出されるのでしょう。

ここでちょっとブレイク...

今年の米の供給不足や米の価格高騰について。(コメの供給不足は、米を入手できない消費者にとって一大事です。書き方によっては、あおってしまうことになるかもしれないので、ブログ記事で取り上げるのもいかがなものかと迷ったのですが...お許しを。)私が異変に気づいたのは、夏休みが始まり間もない7月の終わり頃のことでした。近所のスーバーで買い物のレジ待ちをしていたときのこと。数人の買い物客が立ち止まり指をさして困惑しながら会話をしている光景が目に入りました。売り場に目をやると、米の袋は積まれていますが、「お1人さま1袋でお願いします。」(この時点ではまだ一家族ではなかった。)と販売制限の貼り紙が。「えっ?!米どころの千葉で?いったい何が起きているんだろう?」と、信じられませんでした。平成初期の冷夏による「平成の米騒動」は大変な思いをし、輸入品のタイ米でしのいだ経験がありますが、30年ぶりに今度は「令和の米騒動」か?!8月の下旬から連日のようにニュースでも取り上げられ、消費者がかえってあおられてしまっていますね。

 【参考記事】

この句碑が建てられたときの記事が「広報よこしば(2000年8月号)」にありました。

https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/uploaded/attachment/18410.pdf

【千葉県旧横芝町(横芝光町)】

写真家の仁科勝介氏が横芝光町を訪れたときに写真と共に紹介した記事

氏が横芝光町を訪れたときに感じたことが写真とエッセーで綴られているのですが、私が感じたこととよく似ているなあと思ったのでご紹介します。

「ふれあい坂田池公園から屋形海岸まで」

https://straightpress.jp/20240206/1069476

「横芝光町役場近くとまちなみを散策。見覚えのある風景を懐かしみながら」

https://straightpress.jp/20240207/1069478

旅の視点が興味深いです。こんなすてきな旅をしながら、ごく日常の生活や景色がありのまま伝わってくるすてきな写真を撮影されている方がいるんですね。自分で旅をすることは大変でしょうが、出会った人と交流したり自分の五感で土地を感じたりすることはとても楽しくわくわくすることでしょうね。氏のブログやX(旧Twitter)なども紹介されていますのでぜひご覧ください。

校長ブログNo154 友達と!先生と!学期はじめの子供たち

一昨日(9月3日(火))の雨は千葉県内に大きな被害を与えました。早朝、出勤した後の出来事だったため、私は直接的な被害は受けなかったのですが、大雨警報が発令され、観測史上1番の記録的な大雨に見舞われ、通学通勤に影響があったと知りました。秋雨前線の影響だとか。

昨日(9月4日(水))の朝は爽やかな風がふき涼しく感じました。暦の上では七十二候「天地始粛(てんちはじめてさむし)」(8月28日~9月1日)を迎え、空気が入れ替わりつつあります。しかし、週末にかけて晴れて残暑が続くようです。

台風がピークとなる9月。気象衛星の写真を見ると、はるか南の海上に白い渦巻き状の雲がたくさん見られます。台風の卵です。先月、天気予報で気象予報士の方が「台風はもちろん私たちにとって脅威の存在ですが、暑さがしずまるには、海水の温度が下がる必要があります。台風により海の水がかくはんされて入れ替わることにより、温度が下がる効果があるんですよね。だから、ここをなんとか乗り切る必要があるんですね。」と苦い顔をして説明していました。理屈では理解できても、最近の台風は地球温暖化の影響を受け、過去と比較すると大型化している傾向があるとのことです。つくづく自然の力は人間の及ぶところではない難しいものなんだなあと思います。

▼9月2日(月)18時30分頃。日中の暑さが厳しい日ほど夕暮れ時の雲は美しい。

▼水彩絵の具で描いたような美しい雲です。

 「情熱的なフラメンコを踊る女性」にも見えますし、「火の鳥」のようにも見えます。

 昨日、始業式で体育主任の話や、給食センターからの「ひとくちメモ」にもありましたが、熱中症予防は水分補給をすれば大丈夫ということではありません。毎日の生活習慣(食生活も含む)や規則正しい生活が基本的に大切になります。徐々に学校生活のリズムに体を慣らしていきましょう。 

▼ランチタイム(給食)久しぶりにクラスの友達と楽しく会話をしながら...

▼HIRUASOBI(ロング昼休み)友達や先生とASOBIましょ!

▼50-50も目前?! 大谷グローブでキャッチボール「野球しようぜ!!」

校長ブログNo153-2  はじまりました!2学期!!(その2)

No153- 1に引き続き、始業式後、教室に戻り早速学級開き。学級活動、授業等が学年に応じて行われました。切り替えが上手でいいスタートをきっています。担任からの黒板のメッセージも児童にとってサプライズでした。また、10時にシェイクアウト訓練を実施しました。(本校は始業式実施のため、横芝光町とは異なる時間で実施)

【黒板メッセージにはこんなメッセージが・・・かわいいイラストや子供たちが大好きなキャラクターを添えて興奮・ヤッター!

・みんなに会えるのを楽しみにしていたよ。2学期もよろしくね!

・夏休みは気持ちも体もきちんとリフレッシュできましたか?地震や台風などの自然災害の心配事もありましたね。

・一番長く一番楽しみのある2学期です。少しずつ生活リズムを整えながらいきましょう!!

・あっという間になつやすみおわってしまい、モチベーションが上がらないと思いますが、過去には戻れないのでなんとか気持ちを切り替えて(今日すぐには無理!!先生も同じです。リハビリ期間は今日と明日かな?でも、今日の目標「しせい・あいさつ・返事・話をしっかり聞く」は当たり前にやろう!)今日からがんばりましょう!!

・みんなに早く会いたいなと思っていました。今日からまた一緒に楽しくすごしましょう( ^o^)

・2学期スタート。みんなと久しぶりに会うことができてとてもうれしいです。力を合わせて元気いっぱいピース楽しんでいこうね!

 そして、今日から2学期の学校給食も始まりました。

▼9月3日(火)学校給食献立

わかめご飯 ブロッコリーおかかあえ 鶏肉の唐揚げ ABCスープ ヨーグルト 牛乳

色どりがきれいで、今日からまた楽しみにしていた給食を食べられることが幸せです。 

給食センターからの「ひとくちメモ」を紹介します。

<2学期のスタート>

 今日から2学期の給食が始まります。みなさん、元気に過ごせましたか?夜遅くまで起きていて、次の日、起きるのが遅くなって朝ご飯と昼ご飯が一緒になってしまった人はいませんか?生活リズムが乱れてしまった人は「早寝・早起き・朝ご飯」を心がけて、正しい生活リズムに戻しましょう。

 今年は夏休みに入る前から暑い日が続いたので、野菜の収穫に農家の方はとても苦労されたと思います。 今日の給食はみなさんの大好きな献立です。農家の方に感謝し、残さず食べましょう。

校長ブログNo153‐1 始まりました!2学期!!(その1)

昨夜から雷鳴が轟き、今朝は通学の時間帯、激しい雷雨に見舞われました。新学期の荷物を手に傘を差して登校するこどもたち。早い児童は7時20分頃に到着。いつもは45分に解錠する昇降口を開放しました。アメニモマケズこんがりと日に焼けた笑顔で「おはようございます!!」と元気に入ってくる児童、激しい雨に傘を丁寧にたたむ児童、あまりの荷物の多さに傘をたためずそのまま傘立てに置いてしまった児童など登校風景はさまざまでしたが、再び元気な声が校舎に戻り学校がよみがえりました!朝清掃の時間、特に高学年児童は広い昇降口や靴箱、玄関等を丁寧に掃除してくれました。さあ!始まりましたよ!2学期が!!

▼はじまりは雨(昇降口傘置き場)

【着任式】

9月から新たに2名の教職員が着任し、全校児童にご挨拶していただきました。

【始業式・校長講話】

「昨日は臨時休業でしたが、今日、やっとみなさんと会うことができました。1学期終業式でいのちを大切にと話しました。夏休み中、命に関わる事件や事故の話もなく、今日、みなさんとやっと会うことができてとてもうれしいです。はじめに、ピアノを弾くので聴いてください。」

(♬ピアノ演奏(『トルコ行進曲』(モーツァルト作曲)ほぼ全員がこの曲を聴いたことがある)

「今から約200年前(日本は江戸時代)にモーツァルトにより作曲されました。モーツァルトはオーストリア(オーストラリアではなく、ヨーロッパのオーストリアです。)で生まれ育ちました。オーストリアは人口が約900万人(千葉県と茨城県を合わせた数とほぼ同じ)。面積は北海道とほぼ同じです。モーツアルトはヨーロッパを旅行しながら、王様や貴族の前で作曲や演奏する仕事をしていました。フランスのパリにも行ったことがあるそうです。

さて、フランスというと今、パラリンピックが開かれていますね。たくさんの日本選手が活躍しています。オリンピックでは45個ものメダルをとりました。すごいですよね。でも、私がすごいなあと感じたのは、メダルが取れなくても、スポーツに挑戦し、オリンピックの舞台に立って参加していることです。

▼昇降口に作成した特設掲示物「パリ2024オリンピック&パラリンピック」

オリンピック選手は、なぜ活躍できたのでしょう。それは挑戦してあきらめない気持ちがあるからです。私は夏休みに入り、熱が出て体調を崩してしまいました。テレビでオリンピックの選手が頑張っている姿に感動して、自分もがんばらなくては!と思いました。元気になってから、2学期の始業式でもみなさんにピアノ演奏を聴いてもらえるよう、一生懸命ピアノの練習をしました。でも今日の演奏は自分では60点くらいかな?もっと練習してまたみなさんに聴いてもらえるよう頑張らなければいけないなと思いました。

先ほど、4年生の代表児童が2学期に頑張りたいことを発表しました。進んで自主学習したい。マラソン大会では自分のめあてに向かって頑張りたい。進んで挨拶したいなど、すばらしい発表でしたね。私がみなさんに話したい内容と同じだったので、自分でしっかり考えることができてすばらしいなと思いました。今朝、一生懸命掃除をする姿、体育館の会場を準備してくれた人たちありがとう。みんな自分が何をしたらよいかわかって行動できるところがすばらしいです。

2学期はたくさんの行事があります。そこでこの言葉を大切にしてください。それは「あきらめない」という言葉です。しっかりと自分の胸にとめ、チャレンジして力いっぱい取り組んでください。白浜小学校のみなさんの活躍を楽しみにしています。校長先生や先生方もみんなの頑張る姿を応援しています。」

賞状伝達(席書大会書星会賞の2名)の後、体育主任から熱中症予防と遊具の安全な使い方の話と、昨日開設した「体力向上ブログ」を紹介しました。昨日のカウンターは1日で800人にも上りました。ピース今、ご覧になっている方も今後ともよろしくお願いします。

 

校長ブログNo152 実りある2学期に

▲職員玄関前に掲げたメッセージボード。

昨日は、臨時休業に伴いご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。ご理解とご協力いただきありがとうございました。

今日からやっと2学期が始まります。2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

始業式の前に、着任式を行い、9月から新たに着任した教職員を紹介します。

【始業式の内容】

(1)全校児童による校歌斉唱

(2)2学期を迎えて(4年生代表児童)

(3)校長の話

始業式後

(1)賞状伝達(席書大会)

(2)2学期の学校生活で気をつけたいこと(健康面、安全面について心がけること)

久しぶりに子供たちと会えることを楽しみにしています。

44日間の夏休み、ご家庭や地域のみなさまのご協力ありがとうございました。 

校長ブログNo151-2 誕生!!新コーナー「体力向上ブログ」

本校のHPをすみからすみまでご覧くださっている方ならばもうお気づきのことと思います。このたび、新たに「体力向上ブログ」がスタートします。(配信予定時刻は正午です。)

過去ブログNo119 「私たちの研修①~暑い夏に 熱~いトレーニング~」で紹介した、本校の体育主任が担当します。体育主任自身のスポーツ経験と専門的な知識に基づいた内容をみなさんに親しみやすくわかりやすくそして何よりも少しでも興味をもって細く長く継続していけるような構成となっています。

さっそく、メニューをクリックしてブログをご覧ください。

2学期は、「白浜っ子の活動の様子」「体力向上ブログ」「校長ブログ」の3つをぜひ、お時間があるときにお楽しみください。それぞれの担当者が「THE白浜愛(⋈◍>◡<◍)✧♡」をこめて毎回作成してお届けします!!

今後ともご愛読のほどよろしくお願いいたします!!

校長ブログNo151-1 明日の出会いを楽しみに

先週お伝えしましたとおり、今日は残念ながら臨時休業です。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

本来であれば、今日が第2学期始業式で子供たちと再会できる日でした。

専門家でさえ動きがよみにくい今回の台風10号(サンサン)の進路には振り回されました。台風以外にも夏の終わりに特有の気象条件の影響で、激しい雨が何度も降りました。私が住む地域でも道路の冠水や一時的な停電もあり、落ち着かない休日でした。

8月30日(金)昼、9月2日(月)町内全小中学校臨時休業の決定を受け、全家庭、教職員へのメール配信しました。また、9月2日(月)・3日(火)の教育活動に関係する方々へ、教育課程の変更について教務主任から直接ご連絡させていただきました。改めて日頃から多くの方々にたいへんお世話になっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。交通安全協会の方々をはじめ、登下校の安全指導に携わる交通安全ボランティアの方々、3日(火)の日課変更に伴い、読み聞かせボランティアの方々、放課後利用する学童保育の指導員の方への連絡を行いました。

気持ちを新たにして...

さあ!1日遅れですが、明日からいよいよ2学期が始まりますよ~!!

2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

夏休み後半、猛暑の中でしたが、職員が集中的に草刈りを行いました。グラウンド周囲の芝生や南側の草原はかなりさっぱりしました。(広大な敷地の草刈りはまだまだ続きますが、14日(土)のPTA環境美化作業にご都合がつく方は、どうかご協力よろしくお願いいたします。)また、教室環境整備はもちろんのこと、清掃用具の補修と交換作業や、学校備品の点検など、久しぶりに登校する児童がすこしでも気持ちよく生活できるように準備を整えてきました。さらに、2学期開始にあたり、教室には担任からのメッセージが書かれています。朝、子供たちが教室に入って来たとき、どのような出会いで2学期が始まるのか、お楽しみに!!

▼子供たちを出迎えるように咲いたヒマワリも満開です。

▼閑散とした昇降口。明日からは待ちに待った子供たちのにぎやかな声で1日が始まります。教室準備もOK。提出物の置き場がわかるようにしてあります。

▼学校に咲いたヒマワリと横芝光町のマスコットキャラクター「よこぴー」(きちんと名札をつけています)

最後に...

横芝光町の「広報よこしばひかり9月号」には白浜地区や白浜小学校児童の活躍の様子が多く掲載されています。ぜひご覧ください。

「広報よこしばひかり9月号」はこちらから

https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/uploaded/attachment/27795.pdf

【主な掲載記事】

2面・3面(3面に白浜小)「横芝光町からベリーズへ絵はがきを届けます」 

15面   横芝光スマイル☆ガールズ 山武スプリングカップで第3位

16面   しらはま祭り

18面   横芝光町マスコットキャラクター「よこぴー」ラッピング自動販売機

(横芝光町の次世代を担う小・中学校、高等学校の生徒からの公募により決定されました。)白浜小学校作成のラッピング自動販売機は「光しおさい公園」に置かれています。

校長ブログNo150 夏休み「最終美」

忘れもの

   高田 敏子

入道雲にのって

夏休みはいってしまった

「サヨナラ」のかわりに

素晴らしい夕立をふりまいて

 

けさ 空はまっさお

木々の葉の一枚一枚が

あたらしい光とあいさつをかわしている

 

だが キミ! 夏休みよ

もう一度 もどってこないかな

忘れものをとりにさ

 

迷い子のセミ

さびしそうな麦わらぼうし

それから ぼくの耳に

くっついて離れない波の音

(光村図書 小学4年国語科教科書にも掲載されています。)

高田敏子(たかだ としこ)1914年 - 1989年 詩人 東京市(現・東京都)出身

海が大好きだという高田敏子さんの詩です。白浜小学校の児童にも保護者や地域の方にもピッタリの詩だと思い紹介しました。

今日のブログタイトルは「夏休み最終美」です。「最終日」ではなく「最終美」。終わり良ければ総て良し。夏休みは行ってしまいますが、美しく終わるということは新しいことが美しく始まることにつながります。

残念ながら明日、9月2日(月)は初日からやむを得ず、臨時休業となってしまいました。

44日間にわたる長い長い夏休みでしたが、いかがお過ごしでしたでしょうか。ご家庭でそれぞれ思い思いの夏を過ごされたことと思います。息が苦しくなるような猛暑が続いた毎日に加え、台風や地震などの自然災害のニュースに危機を感じた今年の夏休みでした。一方で、暑さを忘れるような盛り上がるできごともたくさんありました。特に、オリンピックや現在開催中のパラリンピックをはじめ、高校野球などスポーツを通して元気と希望が自然とわいてくるような感動を味わう夏休みでした。個人的にはやはり今年の夏は「特別な夏」に感じました。また、長いコロナ禍が完全に明けた印象をもった夏でもありました。どこに行っても「人・人・人…」圧倒されました。

夏季休業中も「校長ブログ」をご覧いただき、長文にお付き合いくださりありがとうございました。(夏季休業中は少しペースを落として投稿する予定でしたが、3日書かなかったら落ち着かず…結局、どこかで読んでくださる方を勝手に思い浮かべながら、つれづれなるままに書かせていただきました。おかげさまで今日は何日?何曜日?などということがなく、ほどよい緊張感を保てたかな?(笑))

そして...

児童の登校、皆様のご来校を9月からお待ちしております。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

おしまいに...

台風10号接近と線状降水帯の影響で昨日もものすごい雷雨でした。どうかお気をつけてお過ごしください。

最新の台風情報はこちらから

https://tenki.jp/bousai/typhoon/2410/

横芝光町公式ホームページはこちらから

https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/

本日の町総合防災訓練中止に伴う町からのお知らせはこちらから(町HP)

https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/soshiki/5/24821.html

https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/soshiki/5/24824.html

校長ブログNo149 夏の思い出アルバム(その2)

昨日午後、「9月2日(月)臨時休業」のお知らせをスクリレにでメール配信しました。安全第一を考慮し、町内全校共通の対応となります。ご理解をお願いします。9月3日(火)の予定についてはスクリレでご確認ください。

最新の台風情報はこちらから

https://tenki.jp/bousai/typhoon/2410/

横芝光町公式ホームページはこちらから

https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/

今日で、8月も終わりです。校長ブログNo147に引き続き、今回も7月・8月のブログに掲載した写真を中心に今年の夏をふりかってみたいと思います。

▼毎日...まいにち...

▼夏よさらば! また来年(飯岡)

▼各地で開かれた打ち上げ花火(コロナ禍からの完全復活)(写真は印旛沼花火大会)

▼ブログ特集「戦争と平和」で紹介した護国神社(木戸郵便局となり)

▼津波用避難階段の確認と点検をしました。(緊迫した南海トラフ地震注意情報を受けて)

▼外付けの津波避難用階段を上りきると屋上に到着します。南海トラフ地震の予想では、本校周辺の津波の高さは5mと言われています。校舎屋上は約12mです。夜間に避難した場合、自家発電により投光器を照らし救助を待つことになっています。(7月に町防災課立ち会いのもと、訓練実施済) 

▼最後まで猛暑続きだった今年の夏 もう少しの辛抱?!です。

▼夏の思い出(潮騒を聞きながらヒマワリ畑で)

▼線香花火(模写) 今年の夏、花火をしましたか?

▼7月のナツゾラ

▼ゲリラ雷雨がやってくる

▼雲乱舞 ミックスナツゾラ

▼空を見上げたら「ガッツポーズ」の形をした雲が!!急いで撮りました。

 ねっ!ガッツポーズに見えません?2学期のスタートを応援してくれているかのようです!!

▼いやしのグリーン 今年ほど癒されることはありませんでした。▼立秋の里山風景 美しい自然を大切に

▼鮮やかに咲くみごとな芙蓉の花(横芝光町図書館)

▼開花直後にやってきた台風7号に耐えたヒマワリ(8月17日)

▼2学期に合わせて咲いてくれました。台風10号の影響を受けませんように!!(8月29日)

▼白浜小に咲く夏の花 猛暑でも、鮮やかな色を見ていると元気が出てきます。

▼蝉しぐれ にぎやかな夏

▼ちょっとひと休み 羽を休めるオオシオカラトンボ

▼Discovery  JAPAN Youは何しに日本へ? 

▼I LOVE CHIBA(⋈◍>◡<◍) 房総列車

▼今年も鈴なり(色づき始めたギンナン)

▼鮮やかな色どりのサルスベリ(百日紅)

▼いろんなトンボが産卵にやってきました「わくわくの池」(白浜小)

▼お~い 雲よ!! わきたつ入道雲(積乱雲)

▼日本の夏(たらい氷と打ち水)

▼カモメが翔んだ

▼飯岡海岸護岸工事竣工記念モニュメント『波止』

▼旅立ちの日に向けて(ツバメのファミリー)

校長ブログNo148災害に備えて(9月1日「防災の日」を前に)

九州に上陸した台風10号。気象情報によると、今後、東に向きを変え、ゆっくりとしたスピードで日本列島を縦断する予想です。

懸念されるのは9月2日(月)第2学期始業式当日の登校についてです。昨日8月29日(木)の段階では、台風の進路予想が不確定でまだ様子を見ているところです。決定次第、メール配信でお伝えします。今しばらくお待ちください。ご理解をお願いたします。

最新の台風情報はこちらから

https://tenki.jp/bousai/typhoon/2410/

さて、折しも9月1日は防災の日です。101年前の、1923年(大正12年)9月1日午前11時58分に関東大震災が発災しました。

1995年(平成7年)1月17日の阪神淡路大震災に始まり、

2011年(平成23年)3月11日「東日本大震災」

2016年(平成28年)4月14日・16日「熊本地震」

2024年(令和6年)1月1日「能登半島地震」 

そして2024年(令和6年)8月8日宮崎県日向灘を震源とする南海トラフ地震臨時注意情報(横芝光町は対象地域に該当)と大きな地震が各地で起きています。風水害、浸水害等、地理上の特性から海岸や河川沿いに位置する本校学区エリアは、日頃から災害と向き合って生活していかなければなりません。

本校でも、毎年、「危機管理マニュアル」の作成と定期的な見直しを行っています。特に、地震、火災、風水害等想定される災害への対応や、定期的な避難訓練の実施を行っています。また、大雨警報や暴風警報など気象警報発令時の登下校については、校長会と町教育委員会と検討を重ね、7月に保護者様あてに通知しました。「引き渡し訓練」については、5月の運動会終了後に皆様のご協力のもと行われましたが、今後も、災害を教訓に危機管理意識を高くもちながら進めてまいります。

以下、防災に向けた行政の取組や広報のホームページを紹介しますので参考にしてみてください。

マイ・タイムラインとは(国土交通省HPより)

「マイ・タイムライン」とは、住民一人ひとりのタイムライン(防災行動計画)であり、台風等の接近による大雨によって河川の水位が上昇する時に、自分自身がとる標準的な防災行動を時系列的に整理し、自ら考え命を守る避難行動のための一助とするものです。 その検討過程では、市区町村が作成・公表した洪水ハザードマップを用いて、自らの様々な洪水リスクを知り、どの様な避難行動が必要か、また、どういうタイミングで避難することが良いのかを自ら考え、さらには、家族と一緒に日常的に考えるものです。

★ 洪水・土砂災害には 横芝光町防災マップ

https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/uploaded/attachment/27749.pdf

★ 津波には 横芝光町防災マップ

https://www.town.yokoshibahikari.chiba.jp/uploaded/attachment/27750.pdf

ハザードマップポータルサイト(白浜小学校を中心に)

https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/maps/index.html?ll=35.62821,140.531874&z=14&base=pale&vs=c1j0l0u0t0h0z0#disasterRiskPopup

千葉県民だより8月号「作ってみよう!」マイ・タイムラインより

▼千葉県民だより8月号2面に上記の図を含んだ資料が掲載されています。

https://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/kenmindayori/r6/r6-8/tayori-2.html

校長ブログNo147 夏の思い出アルバム(その1)

まずは非常に強い台風10号情報から。予報がしにく迷走台風。徒歩並みのゆっくりとしたスピードで、九州上陸後、進路を大きく東に変えて日本列島を縦断しそうです。気象庁も警戒を呼びかけています。関東地方にも影響大と予想される台風10号(サンサン)の最新情報はこちらから

https://tenki.jp/bousai/typhoon/2410/

「二百十日」という言葉をご存知かと思います。立春(今年は2月4日)から数えて210日が経つ頃(今年は8月31日)、台風(野分(のわき)ともいう)が発生しやすく重大な被害を及ぼしやすいという古からの言い伝えで、農業に携わる人たちにとっては警戒する時期にあたります。

台風襲来に向けて備えましょう(政府広報より)

さて、今日は7月・8月のブログに掲載した写真(主に、横芝光町周辺の美しい自然を素材としたもの)を中心に今年の夏をふりかえります。

▼屋上から太平洋方向を望む(白浜小)景色だけでなく、潮騒も聞こえてきます。

▼地曵船(模型)(白浜小)

▼巻網船(模型)(サンライズ九十九里)

▼5年ぶり開催の「しらはま祭り」船神輿

https://www.chibanippo.co.jp/sites/default/files/IP240813shTAN000016000_00.jpg

▼地曳網絵馬 江戸時代(天保14年(1843年))大漁祝に現在のいすみ市玉前(たまさき)神社に奉納された絵馬。令和6年度特別展「万祝博覧会~海をまとう~」は9月29日(日)まで千葉県立中央博物館で開催中。自由研究にもおすすめです。

▼明治時代のイワシ漁の様子(錦絵)

▼匠の技術に感動しました。「万祝(まいわい)」背と裾に吉祥の絵柄や大漁の様子が描かれた漁師の祝い着「万祝(まいわい)」。江戸後期の房総半島で発祥したといわれ、その後大漁などの祝儀として船主から船子や親類縁者へ衣装を贈る文化が東日本の太平洋沿岸に広まった。(千葉県立中央博物館での特別展覧会にて)

▼九十九里 夏の海に夏の青空が映る(木戸浜)

▼九十九里 夏の海と紺碧の空(木戸浜)

▼暑さをしのいで百葉箱の日陰で過ごすカエル。夏休みの猛暑日(35℃以上)は、7月が5日、8月が3日(8月25日現在)(参考:アメダス横芝光の統計による)

▼「カメさ~ん、ゆっくりでいいから安全な場所へ移動してくださいね。」尾垂浜で撮影後、車を出そうとしたところ前方に黒い物体「ニホンイシガメ」を発見。車から降りて撮影し、再び車に乗ろうと振り返ったら、すでに姿はなかった。「逃げ足が速い!!(驚)」そのあと、カニも道路に出てきたが、ものすごい速さで茂みへと入っていった。

▼職員研修で作ったフラワーアレンジメント。みんなちがってみんないい。ゴージャスです。

▼白浜小学校の夏の花。花にとっても厳しい暑さです。

▼いつもステキで美しい横芝光町図書館の花壇の花

▼道の駅「オライ蓮沼」のヒマワリ畑

▼道の駅「オライ蓮沼」から太平洋方向を望む

▼道の駅「オライ蓮沼」かかしコンテスト2024 ▼蓮沼上空を成田空港へ向かって飛行するジェット機

▼台風一過の朝、屋上から見えた夏の富士山(8月17日(土))

▼台風襲来前日の九十九里の海と空(木戸浜)

▼セグロカモメの足あと。浜に打ち上げられた貝類の中身をつついて食べていました。

▼セグロカモメ九十九里(飯岡)翼の色と脚が薄いピンク色であることが特徴。

▼みんな同じ方向を向いています。浜辺にたたずむセグロカモメ九十九里(飯岡)

 ▼成田山不動明王御上陸之地 台風一過の日の朝に(尾垂浜)

▼台風一過の夏空(尾垂浜)

▼台風一過の九十九里(尾垂浜)

▼飛行機雲 紺碧の空に白い一本線 

▼台風が来る前に流木と海(木戸浜8月15日)

▼台風が過ぎ去って流木と海。流木は荒波で15日とは正反対の方向へ打ち上げられていた。(木戸浜8月17日)

▼ハマヒルガオの淡いピンク色が美しい(木戸浜)

校長ブログNo146 わたしを束ねないで

校長ブログNo143 で金子みすゞさん(山口県出身:1903年(明治36年)‐1930年(昭和5年))の詩は、詩人であり作詞家の西條八十(さいじょうやそ)氏に発掘されたことを書きましたが、関連して、先日、戦後を代表する詩人 新川和江(しんかわかずえ)さん(茨城県出身:1929年(昭和4年)‐2024年(令和6年))が亡くなられていたことが8月20日(火)のニュースで大きく取り上げられていました。新川和江さんの詩の師は西條八十氏だったとのことです。『わたしを束ねないで』(1966年(昭和41年)発表)は、中学校(1984年(昭和59年)初掲載)や高等学校の国語科の教科書に掲載されており、みなさんも心に残っている詩だと思います。

1連目を中心に紹介します。(詩の本編は5つの連から構成される。)

わたしを束ねないで

     新川和江

わたしを束ねないで
あらせいとうの花のように
白い葱のように
束ねないでください わたしは稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂

以下、各連のはじまりの言葉と作者の言葉

2連目 わたしを止(と)めないで わたしは羽撃(はばたき)

3連目 わたしを注(つ)がないで わたしは海

4連目 わたしを名付けないで わたしは風

5連目 わたしを区切らないで わたしは終わりのない文章

そして最後はつぎのようにしめくくられます。

川と同じに
はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩

と 読み手に訴えるかのような言葉からは、誰からも束縛されず、信念をもち自分らしく自由に生きたいというエネルギーが伝わってきます。

茨城県出身の新川和江さんは、詩を、戦争中に茨城県に疎開してきた西條八十(さいじょうやそ)氏(東京府(現在の東京都)出身:1892年(明治25年)ー1970年(昭和45年))(代表作:『蘇州夜曲』『青い山脈』童謡『かなりあ』『かたたたき』など)に出会い、師事していたとのことです。西條氏は、薄幸の詩人、幻の童謡詩人とも呼ばれる金子みすゞさんの詩を発掘し、その後さらに矢崎節夫(やざきせつお)氏により再度発掘され、広く知られるようになり小学5年国語科の教科書の掲載に至りました。

 中学校や高等学校の教科書に掲載されていることを考えると、多感な青年期だからこそ感じるものがあります。新川和江氏は、36年間「朝の詩」の選者を続けた産経新聞の取材に次のように答えています「私たちが成人したとき、戦争も終わって男女同権という言葉が叫ばれ、これからは女も男の人と同じように社会に出て、勉強したり働いたりできる時代が来たんだ、という意識はかなり強烈でしたね。」(2015年(平成27年))

参考資料:新川氏が名誉館長を務めている「ゆうき図書館」HPより

新川和江コレクション.pdf

 

校長ブログNo145 ラストウィーク「夏休みスイッチ」

来週月曜日9月2日は第2学期始業式です。この夏休みいかがお過ごしでしょうか。保護者の皆様、地域の皆様ありがとうございます。それぞれのご家庭で子供たちも思い思いの夏休みを過ごされていることと思います。「夏チャレンジ」学校から離れ、また一段と成長した姿で始業式の日に会えることをとても楽しみにしております。いよいよラストウィークです。よろしくお願いいたします。

 さて、ここでもう一度、本校生徒指導担当から児童向けに指導のあった「夏休みスイッチ」を思い出しながら、今年の夏を振り返ってみましょう。

まずは「夏休みスイッチ」から

某TV局人気番組の「〇〇〇〇スイッチ」のようにはじまりはじまり~♪

それではスタート!!「なつやすみスイッチ『な』」からです。

「な」・・・なつやすみを利用して健康診断の結果で治療が必要なところを治しましょう。

「つ」・・・不審な人についていかないようにしましょう。声掛けや誘われても車などに乗らない。

「や」・・・やり残しのないようにしましょう。2学期から気持ちよくスタートできるように準備をしましょう。

「す」・・・すすんで手伝いをしましょう。おうちの人も助かりますよ。

「み」・・・みず(水)の事故に気をつけましょう。また、花火など火の取り扱いにも気を付けて。

 いかがでしょうか。終業式の日、児童と大切な約束をしました。9月2日(月)にお互い、また元気に学校で会うことです。まだ1週間ありますのであせらず、気づいたことは2学期開始に向けて準備をしていきましょう。特に8月31日(土)と9月1日(日)のすごし方は私も十分気をつけて体も心も休めて9月2日(月)にみんなと元気にまた会えるようコンディションを整えていきたいです。

重要事故が起きないことを願って重要

夏休みもラストウィーク。観光地としてにぎわうここ九十九里エリアのほとんどの海水浴場で、今年度の営業が終了しました。今年も全国的にみると、水難事故による行方不明や死亡事故や、山の事故など痛ましいニュースが多く起きています。

また、残念ながら、8月25日(日)現在、交通事故死者数において、千葉県は全国ワースト1位です。死者数の多い順に、千葉県88名、東京都・愛知県86名、大阪府71名となっています。(千葉県警察交通事故日報8月26日付より)。尊い命が失われていることは極めて憂慮するべき事態となっています。特に車を運転する大人にとって、「事故を起こさない」だけでなく、「事故に遭わない」ためにも交通安全をいっそう意識したいものです。交通事故は、道路を利用する一人一人の心がけ次第でなくすことができます。

校長ブログNo144‐2 特別な夏 心熱い夏

特別な夏 熱い夏の第2弾。毎年、感動を与えてくれる全国高校野球選手権大会(今年は第106回)が23日(金)阪神甲子園球場で決勝戦が行われ終了しました。

▼ 8月23日(金)決勝戦(写真は現地観戦した知人による提供)

京都国際高等学校(京都代表)が関東第一高等学校(東東京代表)を延長十回タイブレークの末に2―1で破り、初優勝。両軍無得点のまま延長戦に入った試合は実に35年ぶりとのことで大接戦でした。夜、決勝戦の模様をスポーツニュースで見ましたが、今年も歴史に残る最高のゲームとなりました。2022年度優勝校仙台育英の須江監督の言葉「青春って密なので」のとおり、全ての高校球児から今年も夏の終わりにパワーをもらった感じがします。また、京都国際高校・小牧憲継監督の言葉も、関東第一高等学校・米沢貴光監督の言葉もどちらも心に響くすてきな言葉でした。

野球に関連して...同日(日本時間24日)「40本塁打40盗塁」の偉業を達成したドジャース大谷翔平選手の活躍もすばらしかったです。

▼全国に寄贈された大谷翔平選手からの贈り物(前任校にて開封時に撮影2024年1月)

 本校では児童が休み時間や授業等で使用しています。

 さて、「特別な夏」の最後(第3弾)は...「パリ2024パラリンピック競技大会」です。

8月28日(水)~9月8日(日)の12日間 第17回パリ2024パラリンピック競技大会が行われます。

競技数22競技549種目 185か国が参加 出場選手数:4,400人。日本選手は160人。千葉県にゆかりのある選手は、10競技(陸上競技、車いすラグビー、バドミントンなど)に21人が出場予定です。

千葉県でのパラスポーツの推進について熊谷俊人知事は「障害がある人が身近な地域で障害の特性に合った障害者スポーツに出会える環境、これをパラリンピックを開催した県として、これからも大事に他県に負けず充実していきたい」と述べています。

昨年度(令和5年度)本校で行われた県教委による「パラアスリート等学校訪問事業」の様子はこちらから

https://www.pref.chiba.lg.jp/shousupo/para-sports/para-gakkouhoumon/r5/231020shirahamashou.html

 

校長ブログNo144 ‐1 【お知らせ】第3回講師登録説明会(東上総教育事務所より)

千葉県教育庁東上総教育事務所からのお知らせです。

千葉県の東上総地区で勤務可能な方を募集しています。
◇小・中学校教諭の免許がない方でも、可能な仕事があります。
 幼稚園教諭の免許状、高等学校教諭の免許状だけをお持ちの方も、 小中学校で働けます。ぜひお越しください。
◇教員免許状を取得したが、今まで教壇に立ったことの無い方についても、講師に興味がある方はお越しください。
◇栄養職員の募集も行っています。栄養士の免許状をお持ちの方も、ぜひお越しください。
◇事務職員、スクールサポートスタッフには、教員免許状は不要です。

以下の日程で、講師等についての説明会・登録会を開催します。

詳細はこちらから

https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/kj-hkazusa/kanrika/koushitouroku727.html

校長ブログNo143 カモメは白いと思っていた

海とかもめ

    金子 みすゞ

海は青いとおもってた、
かもめは白いと思ってた。
                      
だのに、今見る、この海も
かもめのはねも、ねずみ色。  
                  
みな知ってるとおもってた、                        
だけどもそれはうそでした。
         
空は青いと知ってます、
雲は白いと知ってます。
                       
みんな見てます、知ってます、
けれどもそれもうそかしら。

海は青色、空は青色、雲は白色...人は生後、視覚が発達するにつれ「〇〇は何色」と物の名前とと色を結びつけながら認識していきます。教科書にも掲載される、金子みすゞさん(本名・金子テル:1903年(明治36年)‐1930年(昭和5年))の詩は、「私と小鳥とすず」に代表されるように、思いやりのあるあたたかい言葉で綴られています。また、「いのち」を見つめる詩も多くあります。

冒頭の詩のように、見る人の心の状況や、環境により本来の色とは違って目に映ることもたくさんあります。海は青という先入観がありますが、このブログでも折々掲載する私が撮った海にもそれぞれ違いがありますし、青とは限りません。私が着任して初めて見た木戸浜の海の色は「黒」。新鮮な驚きでしたから、波の音と共に心に残っています。その後も何度か見た海は、当たり前ですが、いつも違った景色を見せてくれました。金子みすゞさんは、当たり前だと思っていることが実は当たり前ではなかったということに気づき、この詩で「真実」は自分の目で確かめることの大切さについて教えてくれています。そういえば、この夏に訪れた美術展で、鎌倉時代に描かれたという絵に添えられた和歌を思い出しました。

「世の常に見ることは みな違い(たがい)けり 

烏(カラス)の黒く 鷺(サギ)も白くて」

解説パネルには「歌意は難しいですが、目に見えているものだけが真実ではないという何か仏教的な意味かもしれません。」と書かれていました。鎌倉時代は民衆にさまざまな仏教の教えが広まった時代であることは理解していても、妙に謎めていることがその後もひっかかっていたのです。でも、金子みすゞさんの詩を読んだとき、この和歌の意味することと似ているなと感じました。しかも先の和歌が詠まれた鎌倉時代と、みすゞさんがたくさん詩を作った大正~昭和初期の時代と、時代が異なっても感覚は同じであることに驚きます。この夏、九十九里の海で撮影したカモメの写真を改めて見返してみると、写真を撮ったときには気づかなかったことが見えてきます。目に見えているものは実は真実の姿ではない。ものごとの真実を見ることは難しいことをこの詩が改めて教えてくれました。

▼波打ち際のセグロカモメ(飯岡にて)

 

幻の童謡詩人とも呼ばれる金子みすゞさんの詩は、最初、詩人であり作詞家の西條八十(さいじょうやそ)により発掘された。その後、さらに、児童文学作家であり童謡詩人である矢崎節夫(やざきせつお)氏(東京都出身:1947年(昭和22年)~)により再度発掘され、広く知られるようになり小学国語科の教科書の掲載に至った。(教科書掲載初出は1996年(平成8年)です。教師になりたての頃、銚子市で開かれた研修会で矢崎さんご自身から金子みすゞさんの詩との出会いについてのエピソードを伺ったことがあります。)

矢崎節夫氏が館長を務める『金子みすゞ記念館』のサイトはこちらから

https://www.city.nagato.yamaguchi.jp/site/misuzu/

書籍:『海とかもめ』(矢崎節夫・選)

https://m.media-amazon.com/images/I/71S8RRolx+L._SY466_.jpg

過去には、ドラマ特別企画として『明るい方へ 明るい方へ』童謡詩人金子みすゞ(2002年(平成14年)主演・松たか子)や『金子みすゞ物語─みんなちがって、みんないい─』(2018年(平成30年)主演・上戸 彩)などが放映されています。 

校長ブログNo142 花も野菜にも厳しい暑さでした

21日(水)朝、職員全員による草刈りから1日が始まりました。夏の間、伸びに伸びた草を、2週間前に数名の職員が草刈りをし、再び今週から芝刈り機を中心とした草刈りを行い、2学期に子供たちを出迎える準備をしています。

玄関前に教頭先生が種から育てて植えたヒマワリも、8月13日の朝に初めて花が咲きました。閉庁期間中に交代で水やり当番をした職員が教えてくれました。(16日の台風7号で傾いてしまい、とても残念ですが...)2学期が始まる9月2日には満開になりそうです。楽しみにしていてください。今年は昨年以上の厳しい暑さで、作物を育てるにはとても厳しい環境です。テレビでも取り上げられていましたが、7月は高温多雨のため野菜が例年と比較し巨大化し、出荷できない悩みがありました。猛暑の8月はこれから野菜によっては価格が変動する可能性が大とのことです。4年生が育てている暑さに強いと言われるツルレイシも猛暑の影響で実は小ぶりでした。学年の花壇は南側に位置し、1日中強い日差しを浴びる場所にありますが、校舎北側(玄関側)にある花壇は、半日かげになり、マリーゴールドや秋の訪れを知らせるコスモスがきれいに花を咲かせています。ポーチュラカは8月後半に入り少し暑さが和らいだため以前よりも色鮮やかになりました。このように、日直の職員や閉庁期間中は学校近くに在住する職員が交代で水やり当番をしたおかげで何とか花たちも暑さを乗り切りました。私たち人間だけでなく、花壇の草花や野菜の苗にとってもとても苦しい夏だったと思います。

校長ブログNo141 がんばった席書大会

7月22日「第73回千葉県小・中・高校席書大会」の地区審査会がありました。本校からは作品展への参加を希望申し込みした23名の児童が出品しました。

今年の課題は、

小学1年 「たい」

小学2年「つばめ」

小学3年「花たば」

小学4年「竹とんぼ」

小学5年「大きな波」

小学6年「広い海原」

です。各学年の参加児童は課題の字の特徴をしっかりとらえ、家で何枚も何枚もたくさん練習したことでしょう。濃い墨でていねいに書かれた一文字一文字からその様子が伝わってきます。見ごたえある作品がんばりましたね。残念ながら8月2日に行われた中央席書大会への参加推薦はありませんでしたが、「書星会賞」をはじめとするすばらしい賞をはじめ、全員に賞がつきました。おめでとうございます。これからもますますがんばってください!!

出品者全員に賞状が渡されます。近年、賞状もパソコンによる印字が増えてきましたが、今年度から書写に限らず、賞状については、賞・学校名・学年・氏名等、校長が、がんばった児童一人一人に気持ちをこめて揮毫させていただいております。

9月2日(月)第2学期始業式の後の賞状伝達の場で上位入賞者を代表として表彰する予定です。

書写の作品展は年間を通して数々の作品展に出品する機会があります。近年では、パソコンなどの情報機器の発達により、鉛筆やペン、筆などで直接文字を書く機会が昔と比べたら減ってきています。しかし、学校教育においては書写の授業がありますし、鉛筆を使って文字を書くことは日常的に行われていることです。ぜひ、今後もより多くの児童が参加し、上達する機会の一つとしてとらえられればと思います。

 なお、令和6年度席書大会は、​9月1日(日)の千葉日報紙上にて、千葉日報社賞以上の成績が発表される予定です。

校長ブログNo140  処暑(しょしょ)

先週の休日、街を汗ダクダクになりながら「もう限界だ~」と歩いていたら、なにやらかわいいものを見かけました。アヒルが宙に浮いている?!いやいやよく見ると、たらいの中にある大きな氷(たらのかたまり(たらい氷)の上にのっていて涼しそうですよ。たらいには手拭いがかけてあり、前には水の入った桶とひしゃくが...風情がありますねぇ。これは「打ち水(うちみず)」といって暑い夏を少しでも涼しく過ごす日本に古くからある生活の知恵です。これを見たとたん一気に汗がひき、少し元気を取り戻しました。

今日8月22日は二十四節気「処暑」(8月23日~9月7日)

処暑(しょしょ)とは厳しい暑さの峠を越した頃です。朝夕には涼しい風が吹き、心地よい虫の声が聞こえてきます。暑さが和らぎ、穀物が実り始めますが、同時に台風の季節の到来でもあります。先日の台風7号以降、次々と台風が発生し、台風10号(サンサン)の今後の進路が気になるところです。

最新の台風情報はこちらから

https://tenki.jp/bousai/typhoon/japan-near/

これまでにもブログで折々触れてきた7月6日の「小暑(しょうしょ)」、7月22日の「大暑(たいしょ)」8月7日の「立秋(りっしゅう)」を経て、ようやく今日を境に厳しい暑さも峠を越すとの考え方です。昨日、8月21日(水)の朝、出勤するとき初めてエアコンなしで学校まで行くことができました。(窓は開けています。)やはり、確実に秋が近づいていますね。

一昨日、満月(スタージョーンムーン)の夜...

処暑とはいえ、このブログを書き始めた20日(火)の仕事帰りに見た夕方の空の景色からはまだまだ現実味がありません。というのは日中の猛暑の影響で、空にはさまざまな雲が乱舞しており、天気予報では毎日のように「大気不安定」「ゲリラ雷雨」が繰り返し流れ、「暑さにはもう参りました!」という気持ちで帰宅しました。その晩、当初の天気予報が変わり、雷雨もなかったため、私が住んでいる地域では夜はスーパームーンでもある満月をきれいに見ることができました。今日21日(水)も東京都心が数年に1度のゲリラ豪雨であるにもかかわらず、十六夜がきれいに見えています。カメラ撮影の知識がないので、今回は撮影はあきらめ、肉眼で楽しむことにしました。虫の音がずいぶん響き渡るようになりましたが、これからは日に日に大きくなることと思います。そして夜風もやわらかく涼しかったです。確実に秋は近づいているなあと感じながら見る満月はとてもきれいでした。きっとこのブログを読んでくださっている方も、どこかで空を見上げて月をご覧になったことでしょう。昨日紹介した先生からの夏だよりにもあった「たからもの」の1つになりました。

校長ブログNo139シリーズ先生からの夏だより⑦(残暑お見舞い)

今日は、J先生からのなつだよりをお届けします。

残暑お見舞い申し上げます!

2学期を目前にして、宿題が終わっていないと、すごく焦っているそこのあなた!!安心してください。9月1日は日曜日ですよ。

 みなさんは、どんな夏休みをすごしましたか?わたしは、「たからさがし」をしました。みなさんも夏休みに見つけた「たからもの」を教えてくださいね。まだ見つけていない人は、いまからでも間に合います。見つけてみてくださいね。

(ひらがな文)

ざんしょおみまい もうしあげます!

2がっきを もくぜんにして、「しゅくだいが おわっていない」と、すごく あせっている そこのあなた! あんしんしてください。9がつ1にちは にちようびですよ。

 みなさんは、どんな なつやすみを すごしましたか? わたしは、「たからさがし」を しました。みなさんも なつやすみにみつけた「たからもの」を おしえてくださいね。まだ みつけていない ひとは、いまからでも まにあいます。みつけてみて くださいね。

J先生の「たからさがし」という言葉がとてもステキですね。たくさん見つけたのかな?みなさんの中にも、「もう見つけたよ!」という人もいれば、「いやいや、まだまだこれからです。」という人もいるかもしれません。「たからさがし」いい言葉ですね。みなさんにとっての「たから」ってなんだろう。振り返ってみると、今となってはあれも「たからもの」だったかもということがけっこうあります。それは自分にしかない、けっしてお金では買うことのできないものです。まだ時間がありますからぜひ1つでも多くのたからものを見つけてくださいね。

 

校長ブログNo138 人はなぜ月を見上げるのでしょう

校長ブログNo81(6月24日(月))に掲載した6月21日(金)撮影の月。(翌日が満月「ストロベリームーン」だったが雨で見られなかった。)

今日、8月20日は満月。(月の出18時58分 月の入5時6分)
アメリカ先住民たちの間では「Sturgeon Moon(スタージョーンムーン)」と呼ばれるそうです。Sturgeonはチョウザメという意味。アメリカ先住民が五大湖でチョウザメの漁獲が盛んになる頃だからと言われています。また、今回は、最大の大きさで見えるためスーパームーンにもなります。

スーパームーンとは(るるぶKidsより)

https://kids.rurubu.jp/article/157023/

ここまで紹介して...残念なことに天気予報では曇り時々雨(8月18日時点)とのことで、せっかくの満月は見られそうもありません。ということで、8月18日(日)の夜に一足先に月見をしました。時おり雲隠れしましたが、夏の終わりの湿った夜風の中で見る月もよかったですよ。しかし、今回は写真が撮れなかった汗・焦る偶然撮れた前回の写真の設定はどうしたっけ?!悔いを残しつつ帰宅し、大河ドラマ「光る君へ」を見ていたら、主人公の紫式部(劇中では「まひろ」吉高由里子)が藤原道長(柄本佑)と共に満月を見上げるシーン(なんてタイムリー!)

紫式部:「きれいな月... 人はなぜ月を見上げるのでしょうね。」

道長:「なぜであろうな...。」

紫式部:「かぐや姫は、月に帰っていきましたけれど、もしかしたら、月にも人がいてこちらを見ているやもしれませぬ。それゆえ、こちらも見上げたくなるのかも。」

道長:「相変わらず お前はおかしなことを申すものだ。」

紫式部:「おかしきことこそ めでたけれにございます。」

ドラマと共に2回目の月見をしました(笑)

昔と比べたら断然年を重ねた今の方が月を見上げることが多くなりました。「なぜ月を見上げるのでしょうね。」と聞かれたら私だったらなんて答えるかな?自分が生まれる大昔からずっとそして自分の子どもが大人になってもそのさきの未来でも悠大な時の流れの中で変わらず、毎日月は昇り、沈んでいく。同じ空の下で星の数ほどいる人たちが同じようにどこかで月を見上げていることをふと思ったり...その神秘さゆえ月を眺めているのかもしれません。

▼8月18日(日)十三夜を撮影(今回はカメラ設定がうまくできずこれが限界汗・焦る

8月は天文ショーが続きます。私は見なかったのですが、ご覧になられたかたもいらっしゃることでしょう。8月12日深夜から8月13日未明にかけて3大流星群の1つである「ペルセウス座流星群」がよく見られ話題になっていました。YouTubeのLIVE配信やSNS等で今年の様子を見ることができます。このほかにも8月15日は火星と木星が最接近。8月20日~21日にかけて月と土星が最接近するなど話題になっています。晴れた日はたくさんの星が見られるチャンスですね。1学期に4年生は理科の授業で「夏の大三角形」について学習しました。夜風にあたりながら探してみるのもいいですね。

参考 るるぶKids HPより

「夏の大三角・天の川・さそり座の見つけ方!方角や星座の神話も紹介!夏休みに星空観察を」

https://kids.rurubu.jp/article/63562/

 

校長ブログNo137 セミの声にぞおどろかれぬる?!

♪ ジョワーン ジョワーン ジョワーン

♪ ミーン ミーン ミーン

♪ シャワ シャワ シャワ

♪ ジジジジジ ジリ ジリ ジリ ジリ

♪ カナカナカナ

里山や森林に囲まれた公園では、いろいろなセミの鳴き声が聞こえます。「セミの大合唱」と言いますが、みんながみんな元気に鳴いていて、互いのハーモニーを考えているようには思えません。はじめは、うるさいほどにぎやかですが、だんだんと森林の世界に溶け込み、なじんでくるとセミの鳴き声も溶け込んできて心地よく聞こえてきます。 

先々週、昔、セミの羽化を見たことのある近所の公園に行ったら、すごいことになっていました!

(虫が苦手な人は、スクロールしてくださいね。)

土の中から出てきた順番に並んでいるのかな?それとも誰かがいたずらして並べたのかな? 

きれいに整列している「抜け殻」を見てびっくりしてしまいました!

別の場所でも、ほら...

長いことかけて土の中で育ってきた幼虫がいよいよ地上に出てきて...思う存分、短い夏の時間をめいっぱい楽しみ、元気いっぱいに鳴いていることを考えると「歓喜の歌(よろこびの歌)」のように聞こえてきます。森の中を長い時間散歩することが好きだった作曲家のベートーヴェンもときにはセミの鳴き声など聞いたこともあったのでしょうか(笑)なんて冗談はここまでにして...

七十二候 寒蝉鳴 (ひぐらしなく)( 8月12日~8月16日)

「カナカナカナ…」と鳴くヒグラシの声を聞く頃は、夏も終わりに近づいてきたことを感じます。

しかし、実際には夏の始めから鳴いているとか。気温が下がると日中でも鳴き声がよく聞こえるとのことです。森林は太陽がガンガン照り付ける場所と比べたら3~4℃くらい気温が低く、涼しくかんじることもあるからでしょう。どことなく哀愁ただよう感じと秋の訪れを耳で感じます。

今から約1000年も前に詠まれた和歌から(「古今和歌集」より)

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどれかぬる (藤原敏行)

「立秋が過ぎ、秋が来たとはっきりと目にはみえないけれど、風の音で秋が来たんだなぁと、ハッと気づいたことだよ。」という意味です。

過去ブログでも書いたように、立秋(8月7日)の朝、玄関の扉を開けると、風が少し涼しく感じた日もありましたが、7月と比べ、セミの鳴き声もいろいろな種類を聞き分けられることが多くなったことを思うと夏も終わりが近づき、秋の気配を少しずつ感じるようになってきています。しかし、先ほどの和歌が「蝉(セミ)の声にぞおどろかれぬる」だとちょっと興ざめしてしまいますね。「風の音にぞおどろかれぬる」まではもう少し時間がかかりそうですが、ぜひ、五感で季節の移り変わりを感じる感覚を大切にしたいものです。

閑さや 岩にしみ入る 蝉の声    芭蕉 

校長ブログNo136シリーズ先生からの夏だより⑥(残暑お見舞い)

夏休みもいよいよ残り2週間あまりとなりました。

この赤いものは なんでしょう?

そうです。郵便(ゆうびん)ポストです。

でも、ふだん見る郵便ポストとはちょっと変わったデザインをしていますね。

では、ここで問題です。「これは、どこにあるポストでしょう?」

(ヒント:ポストの上の建物をよく見てみよう。正解は最後に)

 

♪この赤い赤いポストは 君んちへとつながっている

 もっといえば きみの心の中につながっている 『虹色ラブレター』より

 

ということで...今日も、先生からみなさんにお手紙が届きましたよ。

I先生からの夏だよりをお届けします。

残暑お見舞い申し上げます

暑い日が続きますが、お元気ですか?

暑くてなかなか外に出ることも大変なので、私は家の中で夏らしいことをしました。

縁日ごっこです。「りんごあめ」「チョコバナナ」「かき氷」「フライドポテト」をおうちで作ってみました。残念ながら、りんごあめはお店みたいにパリパリになりませんでした。またチャレンジです!

みんなも「やってみたいな。」と思ったことはお休み中にやってみてください。

また白浜小のみんなに会えるのを楽しみにしています。

(ひらがな文)

ざんしょおみまいもうしあげます

あついひが つづきますが おげんきですか?

あつくて なかなか そとに でることも たいへんなので、わたしは いえの なかで なつらしいことを しました。 えんにちごっこです。

「りんごあめ」「チョコバナナ」「かきごおり」「フライドポテト」をおうちで つくってみました。 ざんねんながら、りんごあめは おみせみたいに パリパリになりませんでした。 またチャレンジです!

みんなも「やってみたいな。」とおもったことは おやすみちゅうに やってみてください。

また しらはましょうの みんなに あえるのを たのしみにしています。

「縁日(えんにち)ごっこ」ですって!!家の中でできるんですね。アイデアがとてもおもしろいです。きっとご家族や友達も喜んだのでは? 自分で工夫して「猛暑」を乗り切っているI先生、すごいですね!!「りんごあめ」はパリパリにはならなかったようですが、今度作るときは成功するといいですね。フルーツ飴(あめ)はみんなも大好きなんじゃないかな?今度I先生に作り方を教わってみよう!

I先生は料理だけでなく、いろいろなものを作ることが得意な先生です。

みんなも、おうちの人の手伝いや、自分から進んで何か料理をしたり作ったりして食べたり飲んだりしているのかな?料理に限らず、I先生がおっしゃっているように「やってみたいな」と思うことたくさんあるのでは?校長先生もやりたいことはたくさんありすぎて、まだ少ししかできていません。 

ところで、「暑いから」とそれが理由になってあきらめてしまっていることってけっこうありませんか?暑いとそれだけでやる気が起きなくなり、なんだかめんどくさくなってしまいますよね。私はときどき「こんなに暑くなければもっとできるのに~」なんて言い訳をしている自分がいます。そんなふうに過ごしていると、せっかくの夏が終わってしまい、今度は寒い冬休みになったら、「寒いから」が理由になって結局なんにもしないということになってしまいそうです。だから「やってみたいな。」と思ったことは、今のうちにどんどんやってみること。おススメですよ。

最後に、今日のブログで紹介した郵便ポストの問題の答えです。

正解は、JR東京駅にあります。もっとくわしく言うと、「丸の内中央口」の近く(総武快速線の地下ホームから中央線ホームへ乗り換える途中)にあります。しかも、このポストは模型ではなく、本物のポストです。あなたが書いた葉書(はがき)や手紙を投函口(とうかんぐち:手紙を入れる窓)に入れれば、郵便局の人が相手のところへ届けてくれます。これを読んでいるあなたも「残暑見舞い」を書いて出してみませんか?

校長ブログNo135‐2 台風一過 初めて見た富士山

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台風一過 本校屋上から太平洋方向を望む

非常に強い台風7号(アンピル)接近に伴い、昨日は、大雨(浸水害)・暴風警報・波浪警報が発令されました。何よりも安全を優先し、被害を最小限におさえるため、公共交通の計画運休、店舗の臨時休業や営業時間の繰り上げなどが行われました。横芝光町も、突然風雨が強まるなどたいへんだったことと思います。大丈夫でしたでしょうか。

当初の進路予想よりも東方向へと進路が変更になったため、暴風圏内に巻き込まれずに済んだようです。しかし、学校のある沿岸部へ向かうにつれ、雲の量は増え、倒木や樹木が散乱しているところもあり、風雨が強かったことを物語っています。台風が過ぎ去った後は特に危険だと言われています。河川の増水、道路や交通状況などいつもと違いますので、どうか安全に気をつけてお過ごしください。

今朝の時点では横芝駅を通るJR総武本線も佐倉~銚子間は運休でしたが午前10時過ぎに運転再開になったとのことです。

台風襲来の前日(8月15日)、教務主任と風に飛ばされそうなものを格納しました。台風一過の8月17日朝8時頃、教頭と共に学校施設安全確認しましたが、被害もなくホッとしました。

▼特別教室棟の屋上に雨水がたまってしまったため、教頭先生が排水しました。

▼屋上からの眺め。はるか遠くに富士山が!(白浜小からは直線距離で約200㎞離れている)

普通の写真(上段)ではわかりにくいので加工(下段)してあります。

 

 ▼まだいたの~?!台風前日にいた百葉箱の中のカエルも無事でした。

上段:8月15日(台風襲来前日)酷暑で少し弱っているように見えてかわいそうでした困る..

下段:8月17日(台風一過)日かげを好んでいるのでしょうか。今日も残暑が厳しいよ汗・焦る

 

 

校長ブログNo135‐1 海に生きる

校長室に一隻の船の模型があります。

ガラスケースに入った船の模型は「地曵舟」(岩井・作)と書いてあります。初めて見たとき、精巧で緻密な模型に驚きました。また、海に生きるこの白浜にふさわしくすてきだなと思いました。7月28日に行われたしらはま祭りの船神輿にも形が似ています。木札の裏には原寸の20分の1と書いてあります。どのような方なのか気になっていたのですが、本校の職員で知る者はいませんでした。ところが、7月末に研修会場で訪れた国民宿舎「オーシャンビュー サンライズ九十九里」にある会議室に向かうとき、本校にあったものと似たような船の模型があり、よく見たら同じ「岩井・作」とありました。それが次の写真です。

解説には次のように書かれています。

巻網船(あぐり船)

大正中頃から昭和30年ごろまでの間、外房地方から遠く仙台方面に至る太平洋岸で使用された。焼玉機関の普及により樅木の和船も次第に大型となりその姿も変わってきた。巨大な船首、船楼は独特な風格さえあった。昭和の初め、鰯(イワシ)漁獲高日本一を誇った木船も30年に入り資源の枯渇と水夫の不足、港湾施設の不備等によりその数も減り今は全くその影もない。当時建造に従事した一人としてその姿を保存すべく実船を10分の1に再現した。巻網船は二隻の網船で操業されるが、本船は真網(まあみ)と呼ばれるそのうちの1隻である。ちなみにこの船は九十九里地方における最後のものである。 岩井 平成8年7月

サンライズ九十九里は1996年(平成8年)に九十九里町にオープンしました。この模型は開業当初からここにあるのでしょう。まさかここで本校にある船の模型の作者と同じ方が制作された模型と出会うとは思ってもいなかったのでたいへん驚きました。今回、岩井さんが木船の船大工であることがわかり、それだけでもうれしかったです。

また、「サンライズ九十九里」の宿泊棟には、地曵網漁の写真や浜から海で船を出し入れする「おっぺし」(千葉県の方言で「おす」という意)とよばれる様子が写真で飾られています。

九十九里周辺の市町に残されている写真は以下のリンクでも紹介されていますのでご覧ください。

「大網白里市デジタル博物館HP」より

https://adeac.jp/oamishirasato-city/top/topg/iwashi.html

本校の運動会では高学年児童が「ソーラン節」を踊ることが伝統となっています。

また、現在、千葉県立中央博物館において企画展が開かれているのでご紹介します。

詳細は、千葉県立中央博物館「令和6年度特別展 万祝博覧会-海をまとう-」のリンクへ

https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/exhibition/events/maiwai_2024/

 

校長ブログNo134 シリーズ白浜小学校はあのとき⑧(最終回)「九十九里浜」幻の本土決戦

 

昨日までシリーズでお届けした「白浜小学校はあのとき」今回は最終回です。長きにわたりお付き合いくださりありがとうございました。

▼九十九里浜(木戸浜にて)今では穏やかな白砂青松と謳われる九十九里浜。九十九里浜は本校からも歩いて15分ばかりの距離です。この九十九里浜、今から30年以上も昔、テレビドラマ「ナースステーション」(1991年(平成2年))の主題歌として歌われたMi-Ke(ミケ)の『想い出の九十九里浜』で一躍注目されました。また、2022年(令和4年)には、「ご当地ソングの女王」ともよばれる演歌歌手の水森かおりさんが『九十九里浜』をリリースし、ヒットしました。九十九里浜といえば、千葉県を代表する観光地。この夏も、各地からの観光客でおおいににぎわっています。

平和な時代に想像できないことですが、約80年前、この九十九里浜が戦時中、日本にとって国の存亡をかけた最重要な防衛地帯であったといいます。1944年(昭和19年)南方の絶対防衛圏であった南太平洋上にあるマリアナ諸島のサイパン島が陥落したことを契機に、アメリカ軍がマリアナ諸島を日本本土の攻撃基地とし、爆撃機B29による空襲が激化しました。翌年1945年には、唯一の地上戦となった沖縄で、組織的な日本軍の抵抗が終わり(1945年6月23日)、沖縄本島とその周辺は連合軍により占領されました。しかし、依然として日本軍の抵抗は続き、ポツダム宣言受諾を黙殺した日本政府は、陸軍による「本土決戦」に向けて徹底抗戦をする構えでした。そのため、アメリカ軍は、1946年(昭和21年)春「九十九里浜」と「相模湾」の2方面から首都東京に攻め込む計画だったそうです。日本軍も同様に本土決戦のシナリオをもとに、1944年(昭和19年)から本格的に九十九里浜周辺の防衛を進めていました。最終的に、1945年(昭和20年)8月10日の御前会議で千葉県ゆかりの当時の総理大臣鈴木貫太郎が奏上し、「ポツダム宣言受諾」が決定し、8月15日正午、終戦を迎えることになりました。両軍とも最悪の状況が回避されました。これまでご紹介した回顧録からも、米軍の艦隊が房総半島沖合に出没し、艦載機による機銃掃射や上空で日本軍が交戦していました。当時の白浜村民をはじめ、白浜国民学校の学童たちは恐怖だったことでしょう。仮に本土決戦が起きていたら、新たにおびただしい数の犠牲者を出し、学校そのものもどうなったか想像を絶します。

参照:8月13日付 読売オンラインに関連記事が掲載されていました。https://www.yomiuri.co.jp/national/20240813-OYT1T50056/

こちらも参照

「NHKアーカイブスより」

https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0001100588_00000

<クレジット>
番組名 [証言記録 兵士たちの戦争]昭和二十年八月十五日 玉音放送を阻止せよ ~陸軍・近衞師団~
収録年月日 2010年1月30日

千葉県民だより8月号5面「日本を終戦に導いた千葉県ゆかりの内閣総理大臣 鈴木貫太郎」

https://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/kenmindayori/r6/r6-8/tayori-5.html#a5

いつまでも続いてほしいわたしたちのふるさと九十九里

本校学区周辺は、千葉県立九十九里公園に位置します。夏季休業に入り、近隣の大型レジャー施設、道の駅、海の駅、空の駅をはじめ、クラブチームの合宿等、学校の周辺でも他の地域からの観光客や合宿客を目にすることが多くなりました。連日の暑さでどこに行っても多く混んでいます。

<九十九里浜とは> 

九十九里浜は、「旭市(旧飯岡町)刑部岬(あさひし(きゅういいおかまち)ぎょうぶみさき)」から「いすみ市(旧岬町)太東岬(たいとうみさき)」のあいだ66キロメートルの海岸(かいがん)をいいます。

▼刑部岬を望む(飯岡海岸にて)

 <地名の由来>(山武市HPより引用) 

源頼朝(みなもとのよりとも)が太東岬(たいとうみさき)から刑部岬(ぎょうぶみさき)の間(あいだ)を6町(ちょう)を1里(り)とし、1里ごとに矢を立てたところ99本にたっしたことから九十九里(くじゅうくり)とよぶようになりました。

九十九は「きゅうじゅうきゅう」「くじゅうく」のほかに「つくも」とも読みます。

その語源は...

百は「もも」とも読みます。つまり百に次ぐ(つぐ)「ツグモ」が訛り(なまり)「ツクモ」と呼ぶようになりました。

他にも

九十九折り(つづらおり)・九十九湾(つくもわん)・九十九島(くじゅうくしま)のように「多く」「たくさん」をさす言葉です。

詳細は「山武市HP」から子供向けのホームページ「さんむしキッズHP」がわかりやすいのでこちらを参考に

https://www.city.sammu.lg.jp/page/page002161.html 

【千葉県立九十九里公園の概要】(参考 千葉県HP 千葉県の自然公園)
開園 1935年(昭和10年8月9日)の県立自然公園
県立九十九里自然公園
(1)区域:北の旭市刑部岬から南のいすみ市太東岬までの弓状に湾曲した九十九里浜、雄蛇ヶ池、洞庭湖

(旭市・匝瑳市・山武市・東金市・大網白里市・千葉市緑区・山武郡横芝光町・九十九里町・長生郡白子町・一宮町・長生村 にわたる面積 32.53平方キロメートル)
(2)特色:弓状に湾曲した約60キロの砂浜がおりなす海岸景観。海水浴場や、サーフィンとしての利用。
(3)主な見どころ:九十九里海岸、海鳥(シロチドリ、コアジサシなど)、海浜植生(ハマヒルガオなど)、雄蛇ヶ池(東金市)、軍荼利山(ぐんだりやま:一宮町)など

校長ブログNo133‐2 無事過ごせますように!台風7号接近中!!

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台風7号(アンピル)が、あすにも関東に最接近。最大限の警戒が必要です。8月に台風が連続して4つも発生。(5号マリア、6号ソンティン、7号アンピル、8号ウーコン)

どれも同じようなコースをたどっており、一昨日までは予報を見てもどれを見たらいいんだ?と混乱してしまいました。海上で次々に生まれてすぐに来襲。勢力が強く、非常に危険なパターンです。今回は少し東側のコースをたどるとはいえ、2019年(令和元年)9月の房総半島台風と似た進路だそうです。当時の大被害(建物や道路の損壊、浸水、高波、高潮、長期にわたる臨時休校、避難所、断水、停電、食糧や水などの物資の不足など)でたいへんな思いをしたことは記憶に新しいことと思います。例年ですと西から来る台風が東の海上に発生。「ラニーニャ現象」により、高気圧の勢力が強いため関東や東北寄りに台風が上陸する傾向が高くなるとのことです。

鉛筆ラニーニャ現象鉛筆(参照:気象庁ホームーページ)

西太平洋熱帯域の海面水温が上昇し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が活発となる。 このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向がある。

鉛筆台風の名前のつけ方鉛筆(参照:気象庁ホームーページ)

一番下の欄「台風のアジア名と意味」の表中、No13~16が台風5号~台風8号に該当します。

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html

台風だけじゃない。地震、水難事故...落ち着かない夏

台風に限らず、8月8日夕刻、日向灘を震源とする地震は、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表され、緊迫しました。この情報を聞いたとき、 今年の元日を思い出しました。1月1日の能登半島地震。翌2日は羽田空港で起きた航空機地上衝突事故。緊迫し不安を抱いた年明けとなったことです。

夏休み中も毎日のように朝からテレビのアナウンサーが「災害級の暑さです!!」「水分補給をしっかりと!」「記録的猛暑」「熱中症警戒アラート厳重警戒!危険!!」などと伝えていますが、最近では聞き慣れてしまった感もあります。しかし、改めて言葉を見てみるとやっぱり異常ですよね。

21世紀以降目立つ 気象に関する流行語・新語

この他にも流行語や新語にノミネートされた気象用語がありました。21世紀(2000年~)以降特に増えているとのことです。

「気象観測史上(はじめての...)(1990年)」

「猛暑日(2007年)」

「ゲリラ豪雨(2008年)」

「爆弾低気圧(2012年)」

「PM2.5(2013年)」

「線状降水帯(2017年)」

「災害級の暑さ(2018年)」

「命を守る行動を(2019年)」

「記録的猛暑(2023年)」

さてさて...2024年 今年はどんな言葉がトレンド入りするか。いずれにしても8月から10月までは災害が多くなる月です。まずは、今回の台風7号接近。緊迫した週末になります(祈るような気持ちです!)が無事過ごせますように。十分気をつけていきましょう。

 

校長ブログNo133‐1 シリーズ白浜小学校はあのとき⑦ 終戦の日に

おはようございます。今日はまずこちらの写真から。木戸の「護国神社」です。同じ敷地内に「忠魂碑」もあります。(「護国神社」はフードショップいちはら様、木戸郵便局の隣に位置します。)

前回の、校章を発案した伊藤貫校長についての回顧録の続きに次のような文章があります。「奉安殿を寄贈されたのは椎名弘氏(消防団長、PTA会長、保育園長として多方面に活躍された)である。奉安殿は戦後学校に置くことができず移転させられた。現在は護国神社として辻(注:実際の「つじ」は、しんにょうは点が1つ)部落に安置されてある。

鉛筆奉安殿(ほうあんでん)鉛筆

戦前の日本において、天皇皇后の写真(御真影ごしんえい)と教育勅語を納めていた建物である。御真影の下賜が始まった時期は、教育勅語が制定された後の1910年代であり、奉安殿の成立もその時期と推測される。また学校への宿直も、この御真影の保護を目的として始められた面もある。日本が第二次世界大戦で敗れた年の1945年(昭和20年)12月15日、GHQの神道指令により奉安殿は廃止が決定。全国の奉安殿を小学校から全面撤去する具体的な指示が出た。

▼戦時中の「奉安殿」と思われる建物(椎名弘氏による寄贈)

No130に掲載した「日曜日の日直も宿直も、二人ずつの勤務に強化され、警戒警報が発令されると、夜中でも職員は出勤し、御真影奉安所の警護と、重要書類の持ち出し、校舎の警備にあたったものです。」といった記述にあるように、当時の教職員にとっては命がけだったことが分かります。

私がこれまで勤務した学校で、学校の隣の敷地に「忠魂碑」が建立されていた学校がいくつかありました。実際に石碑に「忠魂碑」と大きく刻まれていることからもそのことがわかります。ただし、石碑に記載されている内容についてはあまりに細かく、また歳月が経っていることもあり不鮮明なこともあり、読んだことがありません。今回も、この「護国神社」について、ネットで取り急ぎ調べてみましたが、残念ながらわかりませんでした。写真を撮影しに行ったときは、入口に柵があり、立入禁止の状態でした。いつどのような形でここに建立されのか、かつて学校敷地内にあった「奉安殿」が移転されたことなどは「創立100年誌」の手記がてがかりとなっています。戦後79年が過ぎてもなお、このように戦争遺産を目にし、当時の時代を想像するにつけ、今の平和な時代のありがたさを改めて感じます。

これまでシリーズで、白浜小学校に関わる教員や児童の戦時中の回想を取り上げてきました。私の世代であれば、激動の昭和を生きた祖父母の実体験を生で聴くことができました。初めて聞いたのは小学4年生のときです。きっかけは、担任の先生から与えられた夏休みの課題研究のテーマが「戦争について調べる」だったからです。卒業まで同じ担任だったため、その後も同じテーマで続けて取り組みました。最初は「戦争って何?」と何も分からなかったですが、千葉県出身で戦前から東京で生活していた祖母の話は、戦争中の暮らしに始まり、空襲や疎開についていつでも話を聞くことができたのは貴重なことで大変ありがたいことでした。さらに、担任の先生が授業中、実体験に基づいた歴史の話をしてくれたことなどに加え、新聞、テレビ、漫画や本、映画など調べていくうちに知らなかったことを知る楽しさとなり、興味をもつようになりました。今回、「創立100年誌」を読むことにより、これまで知らなかった地域の戦争時代のことを知る貴重な機会になり、たいへんありがたく思っています。 

校長ブログNo132‐2 オリンピックと平和への祈り

17日間にわたる「パリ2024夏季オリンピック大会」(世界206か国と地域から約1万5千人の選手が32競技329種目に参加)が閉幕。終わってしまいましたね。みなさんはどのように楽しまれましたか?推しの選手はいましたか?私はなかなか見る時間がなく、スポーツニュースでダイジェストで観たり、選手の生い立ちを特集している番組を観たりすることの方が多かったです。

日本のメダル獲得数45個(前大会の58個に次ぎ、海外の大会では最も多いメダル数。)開会後すぐメダルラッシュ。そして最後の数日間でまたもやメダルラッシュ。メダルだけでなく、日々練習し努力し続けることは、とてもたいへんだったんだろうな。オリンピックの舞台で日本代表選手一人一人が「あきらめない」で挑戦・活躍する姿はとてもすばらしかったです。特に、「体操競技」は、課外活動の「体操部」児童にとって、あこがれであり大きな刺激になったのではと思いました。

「Games Wide Open(広く開かれた大会)」をコンセプトとし、「SDGs」「多様性」「大逆転」「あきらめない」などの言葉が心に残りました。また、中学生の若い選手から「初老ジャパン」のベテラン選手までの活躍、けがや病気を克服して挑んだ選手の活躍、新種目から伝統的な種目まで、多様な見方で観戦でき、感動を与えてくれた大会でした。一方で、SNS上の誹謗中傷は大きな社会問題であり、たいへん残念でした。

今大会の最大の特徴である、男女の選手数が同数(5250人)になったことも新しい時代を感じました。近代オリンピックが始まり、128年かかってようやく実現したことは、容易ではなかったことがうかがえます。混合種目がさまざまな競技で見られたことも新鮮で感動でした。

ロシアのウクライナ侵略や、パレスチナ自治区ガザへのイスラエルの攻撃が続く状況下で開催された今大会。オリンピックは本当に「平和の祭典」となり得るのか、理想と現実は難しいなと改めて感じました。 

日が経ってしまいましたが、8月9日「長崎平和祈念式典」での長崎市長による「平和宣言」の最後の部分を紹介します。(8月6日「平和への誓い」は過去ブログで全文紹介)

冒頭では、23歳で被爆し52歳で亡くなった長崎出身の詩人・福田須磨子さんの詩「原爆を作る人々に」を引用していました。

「世界中の皆さん、私たちは、地球という大きな一つのまちに住む「地球市民」です。想像してください。今、世界で起こっているような紛争が激化し、核戦争が勃発するとどうなるのでしょうか。人命はもちろんのこと、地球環境にも壊滅的な打撃を与え、人類は存亡の危機にさらされてしまいます。だからこそ、核兵器廃絶は、国際社会が目指す持続可能な開発目標(SDGs)の前提ともいえる「人類が生き残るための絶対条件」なのです。(中略)平和をつくる人々よ!一人ひとりは微力であっても、無力ではありません。私たち地球市民が声を上げ、力を合わせれば、今の難局を乗り越えることができる。国境や宗教、人種、性別、世代などの違いを超えて知恵を出し合い、つながり合えば、私たちは思い描く未来を実現することができる。長崎は、そう強く信じています。」(令和6年8月9日 長崎市長による「平和宣言」より一部引用して転載)

「多様性」を理解し受け入れることが「平和」への実現のはじまりです。SNS上における誹謗中傷は「いじめ」であり、「戦争」となんら変わりません。一人一人ものの見方、感じ方、受け入れ方を尊重し、人とつながることが大事であることを感じたオリンピックでした。

パリ2024パラリンピック大会は8月28日開幕~9月8日閉幕予定。185か国地域の参加。22競技549種目。